引越しの手続きって面倒くさい...そう思います。
ですが、それは「知らない」からそう思ってしまう、ということはありませんか?
実は、そんなに面倒くさくない手続きもいっぱいありました。
その中で今回は、「電話の引越し手続き方法」を何パターンかご紹介いたします。
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このページでわかること
1. NTT固定電話の引越し手続きの方法
引き続き現在の固定電話を使用するには、引越し前に電話回線移転手続きをする必要があります。
固定電話を移転や新設する時は、立ち合い工事が必要な場合もあります。
電話回線の工事は、引越しシーズンでは予約が取りづらいこともあります。
引越し先と引越し日が決まったら、すぐにNTTなどのサービス会社に連絡し、予約を取ることが重要です。
今回は、このような固定電話の引越し手続きにおける流れや注意点をご紹介します。
1-1. 現居住地での電話回線移転手続きについて
現在の居住地での電話回線移転手続きは、引越し先でも引き続き固定電話を使用する場合に必要な手続きです。
この手続きは「引越し先のエリアのNTT」に申し出ます。
申し込みは、NTTの総合窓口に電話をするか、インターネットで行います。
① 電話から手続きする場合
まずNTT回線の場合は、固定電話から「116」へ電話をします。
携帯電話からは東日本エリアは「0120-116-000」、西日本エリアは「0800-200-116」に電話をします。
受付時間は、年末年始を除く9:00〜17:00までで、土・日・祝日も受付しています。
次にKDDI回線の場合は、通話料無料の「0077-777」もしくは「0120-22-0077」へかけてください。
こちらの受付時間は9:00〜20:00までで、土・日・祝日も受付しています。
電話で申込みの際には、現在使用している電話番号、契約者名義、現住所と新住所(郵便番号がわかるとなお良し)、移転を希望する日をメモし、手元において手続きをするとスムーズです。
② インターネットから手続きする場合
まずNTT回線についてです。
インターネットから手続きする場合は、東日本と西日本よって管轄する都道府県が異なります。
NTT東日本は、北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野の17道都県です。
NTT東日本→http://web116.jp/shop/iten/guide/index.html
NTT西日本は富山、石川、福井、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の30都府県です。
NTT西日本→https://www.ntt-west.co.jp/denwa/mousikomi/move/
次にKDDI回線は、auサイトのお客様サポート(auお客様サポート)で手続きが可能です。
早めに手続きしておくとスムーズですよ。
引越しの2週間前には手続きをするといいでしょう。
フレッツ光等のインターネット回線を使用している場合は、もっと前でも大丈夫です。
手数料は無料ですが、新居住地で工事が必要な場合は、手数料がかかります。
手元に電話料金の請求書を用意すると、電話で手続きがスムーズに行えます。
注意点としては、電話工事が予約制という点です。
予約しなければ、工事を行ってもらうことができません。
1-2. 固定電話新設工事について
引越し前に固定電話の移転手続きを終わらせ、引越しを終了すると、今度は新居での電話回線の新設工事を行います。
新設工事とは、どのような内容なのでしょうか。
工事の内容によっては、作業員の訪問が必要となり、立ち会いが必要です。
立ち会いが必要かどうか、しっかり確認をしましょう。
費用は、約2,000~10,000円になります。
この料金は、工事内容によって異なるので、費用についても確認をしてください。
工事の所要時間は、引越し先の電話線などの環境によって変わりますが、大体30分~1時間半くらいです。
工事に必要なものは以下の2つです。
- 電話機など
- 本人確認書類(運転免許書、健康保険証、パスポートなど)
電話機などは、自分で準備する必要があります。
引越し前に使っていた機器をそのまま使うこともできます。
新設工事の内容としては、2通りの工事方法があります。
1つ目は、電話回線の状況によっては、NTT局内での工事のため、作業員の訪問はありません。
この場合は、工事終了の連絡が来たら、電話機などの機器を接続します。
2つ目は、電話線が通っていない場合など、作業員の方が訪問し、屋内配線を新設するなどの工事です。
当日までに、使用予定の電話機等を準備しておきましょう。
2. 電話手続き開始前に確認しておきたいこと
ここからは、電話の手続き前に確認しておきたいことを詳しく解説します。
2-1. NTTに伝えておく内容について
まず、準備するものについてです。
契約者のお名前・住所などの本人確認ができるものを、ファックスで提出する必要があります。
個人の場合は、運転免許証、健康保険証、パスポート、外国人登録証明書等が必要で、法人の場合は、登記簿謄本(登記簿抄本)、資格証明書、現在事項全部証明書、地縁団体台帳等が必要です。
以上のものを用意して、インターネットか、電話で申し込みをしましょう。
2-2. 費用はどのくらいかかるのか
固定電話を移転・新設するには、以下の費用が掛かります。
まず、契約料800円(税抜)がかかります。
施設設置負担金36,000円(税抜)がかかることがあります。
この料金については、加入電話/INSネット64の場合のみ必要です
さらに、工事費2,000円(税抜)がかかります。
この工事費は、加入電話/INSネット64の場合は不要です。
他に、約2,000~10,000円がかかります。
必要な費用、不要な費用があったりしますので、この点もよく確認しましょう。
2-3. 電話番号は変わる?変わらない?
引越しをすると固定電話の場合、ほぼ電話番号が変わります。
しかし、通信会社の収容局が同じであれば電話番号が変わらないので、ごく近距離での引越しの場合、同じ番号が使えることもあります。
しかし同一市区町村内であっても、収容局が異なる場合もあり、その場合は電話番号が変わります。
新回線が引かれる前に、番号変更されるかどうか知りたい場合は、NTT東日本・西日本ともに、116番に電話をしてオペレーターに確認をすると良いでしょう。
間違い電話を防ぐためにも、電話番号が変わる場合は、早めに知人へ知らせるようにしましょう。
3. その他の注意していきたいこと
固定電話の引越しに関して、そのほかに注意したいことを詳しく解説します。
3-1. 3ヵ月間新しい番号のアナウンス
引越しをすると、ほとんどの場合電話番号が変わりますが、NTTには、無料で新しい電話番号を伝えてくれるサービスがあります。
前の電話番号に電話がかかってきたら、希望日の期日から3ヶ月間、自動音声で新しい電話番号をアナウンスしてくれるので、相手方に伝えることができます。
電話番号が変わった旨を伝えきれていないと思った時は、利用すると親切です。
申し込み方法は、局番なしの「116」へ電話するか、またはNTT東日本・西日本の各社ホームページからできます。
3-2. 工事希望日について
工事の希望日は、NTT側と打ち合わせを行います。
決定した工事希望日に工事担当者が自宅に訪問し、建物内工事を実施します。
電話機などを自分で準備し、工事担当者が来るのを自宅で待ちましょう。
3-3. 工事費などの料金の支払いについて
工事費は、該当月の電話料金に上乗せして請求されます。
電話料金が高いと思ったら、落ち着いて明細を確認しましょう。
工事費、などと記載されています。
4. まとめ
固定電話の移転工事手続きはまずは、契約会社の窓口に電話して、引越しをすることを申し出るところからスタートとなります。
手続きに時間がかかる固定電話については、携帯電話が普及している現在、引越しを機に解約してしまう家庭も増えているようです。
固定電話の手続きは、移転工事を行った後に新しい居住地で申込みの手続き、新電話番号になった場合のアナウンスなど手間がかかるため、早めの手続きを心掛けましょう。




