賃貸の初期費用を分割で支払う方法|クレジットカード決済は慎重に
by@rupixen

賃貸の初期費用といえば、敷金数ヶ月分に礼金数ヶ月分。

どすん!と大きな金額になります。

しかも、それだけかと思いきや、さらに不動産の仲介手数料、前家賃、火災保険料、鍵の交換費用、場合によっては家賃保証会社への支払いまで。

その結果、関東などでは家を借りるのに家賃の5~7ヶ月分ほど+引っ越し代がかかります

慣習の違う関西などでは、場合によっては一年分の家賃相当の支払いになることも。

何かと物入りなお引越し、せめて一番大きな額が掛かる賃貸の初期費用だけでも、分割払いなど融通が利けば…と思いますよね。

そこで今回は、賃貸の初期費用に関して、その分割払いの方法と、クレジットカード決済などで分割払いにする時の注意点について調べてみました!

(掲載情報は2019年11月時点での情報です)

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賃貸の初期費用を分割で支払う方法

賃貸の初期費用は、多くの場合、一括で振り込む形になっています。

借りる部屋が10万ほどだとして、最低でも50万、下手をすると100万近くのお金を一括で払うのは、なかなかお財布に厳しいです。

特に急な転勤などの場合、貯金などに余裕がなくて払えない…なんてこともあり得ます。

では、一括ではなく分割で払う方法はあるのでしょうか?

方法は2つあります。

  • クレジットカードでの分割払いにすること
  • 不動産屋や、大家さんまたは管理会社に相談

以下、一つずつ解説していきます。

(1) クレジットカードでの分割払い

まずは家賃敷金などの初期費用を「クレジットカードでの分割払い」で支払う方法です。

ただし、以下の2つの条件が必要です。

  1. 契約する不動産会社が、クレジットカードでの支払いがOKである
  2. かつ、クレジットカードでの分割払いがOKである

この2点を、早めに不動産屋に確認をしましょう。

まだまだ、クレジットカード払いに対応していない不動産屋も多いので、注意してください。

(2) 不動産屋や貸主(大家さんまたは管理会社)に相談

不動産屋などがそもそもクレジットカード払いを受け付けていない場合もあります。

また、自分のもっているクレジットカードが、その不動産屋では使用できないこともあるでしょう。

クレジットカードでの分割払いができない場合であっても、不動産屋に事情を話して分割払いにできないか交渉してみましょう。

貸主(大家さんや管理会社)がOKを出す場合もありますし、家賃などの減額に繋がることもあります。

賃貸借契約では、借主と貸主は同等の立場にあります。

事情を話して、交渉すべきところはきちんと交渉しましょう。

(参照:SUUMO「急な引越しの強い味方!初期費用の分割払いについて」

賃貸の初期費用を分割で支払うメリット

それでは、賃貸の初期費用を分割で支払うメリットは何でしょうか。

(1) 大きな現金を用意する必要がない

急な転勤などで、そのときたまたま手元に大きな額の現金がない場合もあります。

その場合、賃貸の初期費用を分割することができれば、今手持ちの現金がなくても、先の収入があれば少しずつ払っていくことが可能になります。

(2) クレジット払いであればポイントもたまる

現金での振込みとなると、振込手数料がかかります。

しかし、クレジットカードでの支払いということは、クレジットカード支払いでのポイントが付くということです。

通常、ポイント自体は数%ですが、支払いの額が大きいだけに、それなりの額のポイントがたまります。

ちょっとした家具や食器くらいは買えるかもしれません。

クレジットカードで賃貸の初期費用を支払う場合の注意点

賃貸の初期費用をクレジットカードでの分割払いすることには、注意点(デメリット)もあります。

(1) 全てのクレジットカードが使えるとは限らない

まだまだクレジットカード払い自体を受け付けていない不動産屋も多い状況です。

もしクレジットカードが使用可能であったとしても、使えるカードの種類が限られていることもあります。

(2) 初期費用の全てを分割払いできるとは限らない

初期費用(敷金、礼金、不動産の仲介手数料、前家賃、火災保険料など)のうち、分割払いできる費用が限られている場合があります。

たとえば、敷金や礼金は分割できても、仲介手数料などは分割払いの対象にはなっていないこともあります。

不動産屋によって異なりますので、必ず不動産屋に問い合わせをする必要があります。

クレジットカードでの分割払いを希望する場合には、物件を見せてもらう前の早い段階で、不動産屋に以下の3つを確認しましょう。

  1.  クレジットカードの分割払いが可能か
  2.  どのカードなら使えるか
  3.  初期費用のうち、分割できる費用はどれか

(3) 「手数料」と「回数」に注意

クレジットカードでの分割払いするということは、毎月の支払いに手数料(金利負担)が掛かるということを忘れてはいけません。

元の支払額が大きいほど、手数料も大きくなります。

多くのクレジットカード会社が「利用料金100円当たりの分割手数料の額」を書いていますから、それを参考にして総額をシミュレーションしておきましょう。

たとえば「利用料金100円当たりの分割手数料の額が4円」であった場合で、10万円を分割払いにする時:

10万円は100円の1,000倍ですから、一回につき4,000円の手数料がかかります。

もし、6回払いにしているのであれば、手数料は総額で4,000円×6回=24,000円になるということです。

したがって、自分が払う総額は、支払金額(10万円)+手数料(2万4千円)=12万4千円になります。

また、回数も、自分が好きな回数を指定できるわけではありません。

クレジットカード会社によって決まっています(多くは3,6,10,12、24回払い)。

(4) 引き落とし日に注意

引き落とし日に口座が残高不足になると、当然その情報は信用情報としてクレジットカード会社に記録されます。

新しいクレジットカードを作る時などに不利になりかねません。

タイミングによっては、引っ越し費用で大金を払った直後に引き落とし日が来てしまう、なんてこともあります。

引き落とし日をしっかり確認しておきましょう。

(参照:クレジットカードの読み物「この機会に覚えたい、クレジットカード分割払いの基礎知識まとめ!お店での支払い方法から、分割払いにかかる金利手数料までを徹底解説。」

(参照:三井住友カード「分割払い」

まとめ:賃貸の初期費用は基本的に一括払い。分割可能な場合も慎重に!

確かにけして安くはない賃貸の初期費用を一括で払うのはお財布に厳しいです。

クレジットカードでの分割払いはその点、魅力的です。

しかし、結局は支払金額が、それも万単位で大きくなってしまうことや、家賃に上乗せして毎月の支払いがあるのはやはり大変です。

また、まだまだクレジットカードは勿論、分割払いに対応してくれる不動産屋や大家さんは少ないことから、借りることができる物件の選択肢も少なくなってしまいます。

基本的には賃貸の初期費用は一括払いで払ったほうが、余分な手数料等も摂られず、物件の選択肢も広がります。

どうにもならない場合は、まずは率直に事情を話して不動産屋に相談しましょう。

その上でクレジットカードでの分割払いをする場合には、デメリットをよく頭に入れて、利用しましょう。

交渉する所は交渉し、使えるものは使って、スムーズに賃貸借契約をしましょう!