引越しをスムーズに行うためには引越しの段取りを理解しておくのが大切です。
今回の記事では、引越しのための手続きや準備の一覧をまとめて紹介しています。
- 引越しが決まったときや引越しの10日前に必要なこと
- 引越し当日や引越し後に必要なこと
おすすめのチェックリストも紹介していますので、引越しの際にお役立てください。
おすすめ賃貸情報
このページでわかること
1. 引越しに必要な手続き一覧
引越しで1番大切なことは計画的に行うことです。
引越しをする機会はそれほど頻繁にはないため、いざ引越しを始めると何から始めれば良いのか分からなくなります。
そこで、引越しが決まってから引越しのすべての手続きまでのチェックリストを作ることによって、どのような順番で始めれば良いのかがすぐに分かります。
引越しのチェックリストを作るときに大切なこととして、項目を引越しの期間ごとに作成することです。
やることをただ羅列しただけでは、どの項目が最優先なのかが分かりませんが、引越しの10日前、引越しの当日などの項目を作れば、最優先事項が一目で分かります。
1-1.引越しが決まったら
・賃貸の解約手続き
現在住んでいる部屋が賃貸の場合には、解約の手続きが必要です。
新居が決まったら、現在住んでいるお部屋のオーナーさんや管理会社さんの解約窓口に連絡をしましょう。
ここで注意をするなら、解約は解約1ヶ月前(オーナーによっては2ヶ月前)に申し出なければならないのが一般の賃貸借契約です。
お部屋が決まりそうな段階で申し出る方が、新居と重複して家賃を払わなくて良くなりますので良いでしょう。
駐車場についても同じで、できれば決まりそうな段階でなるべく早めに連絡をするようにしてください。
・転校手続き
子供のいる家庭の場合には、転校の手続きが必要です。
転校の手続きは、地域によって異なりますが、いづれも早めに学校へ連絡するようにしましょう。
・家具や電化製品の処分
引越し先で使用しない家具や電化製品などがあれば、早めのうちに処分するようにします。
またオークションサイトなどを利用して不用品を売却すれば、処分費用を浮かすこともできます。
粗大ゴミについては、地域によっては事前の連絡が必要です。
3月や4月の引越しシーズンには大変混み合い、回収が引っ越し後であることもありますので、その場合は新居に一旦運び入れ、管轄の清掃センターへ連絡しましょう。
オーナー様にその旨を話した時「回収日に出してあげるから置いていって良いよ」と言ってくれる神様のような方もいるようです。
稀なケースですので、自分の荷物はしっかり自分で処理をお願いします。
置いていくと後で区の回収より高めの撤去費用を請求されます。
・引越し業者の選定
引越し業者を早めに決めておけば安心ですし、複数の引越し業者の見積もりも比較できるので、安い値段で引越しができます。
引越し業者はそれぞれのサイトから連絡もできますが、一斉見積りができるサイトを利用するとスムーズに業者選びができます。
・荷造り
自分で荷造りをする場合には、この時期から梱包資材を集めるようにします。
引越し業者が決まっていれば、梱包資材を無料でもらえないか相談できます。
1-2.引越し10日前までに
・電話やインターネットの住所変更
固定電話については、引越し先での工事が必要です。
局番なしの116かインターネットサイトから申し込みができます。
インターネットプロバイダの住所変更手続きは会社によって異なります。
手続きには、IDやお客様番号が必要です。
・郵便物の転送手続き
郵便物の転送サービスの手続きは、郵便局やインターネットでできます。
転送サービスは転居届の提出後3〜7営業日後から利用できるため、引越しの10日前には忘れずに手続きをしましょう。
・配達サービスの住所変更
新聞や牛乳、食材宅配などのサービスを利用している場合には、引越しの住所変更の連絡が必要です。
電話で手続きを行いましょう。
・役所での手続き
国民健康保険や転出届は、引越しの14日前から手続きができます。
国民年金は、第1号被保険者については役所での手続きが必要です。
サラリーマンなどの第2号被保険者については、所属する会社への引越しの連絡が必要です。
・各種保険の手続き
地震保険や火災保険についても住所変更の手続きが必要です。
コールセンターやサイトで手続きができますが、代理店を通して利用する場合には、代理店への連絡も必要です。
・携帯電話の手続き
携帯電話の住所変更手続きは、それぞれの携帯電話会社のコールセンターやサイトで手続きが可能です。
もし利用明細書などを利用している場合には、早めに連絡をしましょう。
・ライフラインの手続き
水道やガスや電気についても住所変更の手続きは必要です。
特に、ガスについては立会いが必要な場合もありますので、早めに連絡をしましょう。
手続きは、それぞれの水道会社、ガス会社、電力会社に連絡して手続きをします。
1-3.引越し前日までに
・家電製品の清掃
冷蔵庫や洗濯機は、引越しの2日前には電源をオフにします。
そして前日には水抜きや庫内の清掃をしておきましょう。
また冷蔵庫に保存して食材については、処分するようにしましょう。
・電化製品の荷造り
テレビやオーディオなどについても電源はオフにして、ケーブルなどの配線もまとめておくようにしましょう。
どのケーブルをどの機械に使うのかを分かりやすいようにまとめておけば、引越し後の機材の配置が簡単にできます。
・引越し業者との確認
引越し業者との最終確認は前日にします。
その際に、荷物の変更や時間の変更がある場合には相談するようにしましょう。
特に引越しの荷物が増える場合には、トラックのサイズの変更が必要な場合もあります。
1-4.引越し当日
・鍵の返却
賃貸のマンションやアパートに住んでいた場合では、管理人や大家さんへの鍵の返却や部屋の確認が行われます。
立会いが行われるまでには、部屋の掃除やゴミ出しをしておくようにしましょう。
・退去のための準備
部屋を退去するときには、電気のブレーカーを落とし、水道の元栓を閉めるようにしましょう。
忘れてしまうと、場合によっては電気代や水道代の請求が来ることがあります。
・ライフラインの開栓や開始
引越し先の部屋の電気の使用開始や水道の開栓をしましょう。
ガスについては立会いが必要な場合が多いですので注意しましょう。
・部屋の清掃と確認
賃貸のマンションやアパートに引越しをする場合には、引越し当日に新居の掃除と部屋の確認をします。
もし大きな傷や汚れがある場合には、スマートフォンなどで撮影をして、管理会社に連絡をしましょう。
そうすることによって、退去時のトラブルを避けることができます。
1-5.引越し後14日以内に
・役所での手続き
転入届の手続きや国民健康保険加入手続き、マイナンバーの手続きや国民年金の手続きはすべて役所で行います。
転入届については手続きを忘れると罰則の対象になります。
また国民健康保険については手続きを忘れると医療機関で保険適用の診療を受けることができませんので注意が必要です。
・転入の手続き
子供がいる家庭については、新しい学校への転入手続きが必要です。
手続き方法は学校ごとに異なるため、まずは登校予定の学校へ連絡するようにしましょう。
・自動車や軽自動車の住所変更
自動車の住所変更は運輸支局で、軽自動車の住所変更については軽自動車検査協会での手続きが必要です。
・免許証の住所変更
運転免許証の住所変更は最寄りの警察署、または免許センターで手続きが行えます。
仕事で自動車を使用している人は、トラブルを避けるために早めに変更をしておきましょう。
1-6.引越し後できるだけ早く
・クレジットカードや各種保険
住所変更のみの手続きについては、インターネット上で行うことができます。
それ以外の手続きが必要なときには、会社へ連絡しましょう。
・ペット
ペットにも住所変更の手続きが必要です。
犬については、必要な書類を持参して保健所や役所で手続きをします。
猫などの他の動物についても、地域によっては手続きが必要なことがありますので、保健所へ連絡して確認するようにしましょう。
犬の住所変更の手続きは、引越しから30日以内にするようにしましょう。
・パスポート
海外旅行や出張へ出かける予定の人で、他の都道府県から引越しをする場合には、管轄地域が変わるためパスポートの変更も必要になります。
最寄りのパスポートセンターで手続きを行いましょう。
2.引越しに必要な手続き一覧のチェックリストがダウンロードできるおススメのサイト
引越しに必要な手続きのチェックリストは自分で作成可能ですが、項目が多いため記入漏れが生じることもあります。
そこで、引越し業者のサイトや不動産会社のサイト、引越しの一括見積もりサイトなどでは、無料でチェックリストをダウンロードできるところがあります。
使いやすいチェックリストがあれば印刷して利用することをおすすめします。
引越しの一括見積もりサイトのズバットには無料で使えるチェックリストがあります。
引越しに必要な準備と手続きが簡潔に分かりやすく書かれているのが特徴です。
・ズバットのチェックリスト
https://www.zba.jp/hikkoshi/cont/checklist-for-moving/
引越し業者大手のサカイ引越センターのサイトでもチェックリストをダウンロードできます。手続きの種類や必要な書類が書かれているため、引越しに慣れていない人でも分かりやすいのが特徴です。
・サカイ引越センターのチェックリスト
3. まとめ
引越しをするときには、どんな準備や何の手続きが必要なのかが分かるようにチェックリストを用意しておくのは大切です。
どの時期に何をすれば良いのかが分かれば、引越し当日になって慌てることもありません。
引越し業者や不動産会社のサイト、引越しの一括見積もりサイトには便利なチェックリストもありますので、使いやすいチェックリストがあればダウンロードして使いましょう。




