銀行通帳

引越しの際は住所変更に伴い、多くの住所変更手続きが発生します。

そのうちの1つが、銀行口座やクレジットカードの住所変更です。

引越しの準備、片付けや役所での手続きに気を取られ、銀行口座とクレジットカードの住所変更手続きは、うっかり忘れがちです。

今回は、そんな銀行口座とクレジットカードの手続きについてご紹介します。

 

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1. 銀行口座とクレジットカードの住所変更はなぜ必要?

そもそもなぜ、銀行口座やクレジットカードの住所変更が必要なのでしょうか。

別に、すぐに口座が使えなくなるわけでもなく、キャッシュカードで問題なくATMでの引き出しも可能ですね。

一見、住所変更しなくても問題がないようにも思えます。

ここでは、住所変更が必要な2つの主なポイントについてお話しします。

1-1. 銀行口座は限度額以上の引き出し時の本人確認に時間がかかる

銀行口座等は、ATMの限度額以上の引き出しの場合、窓口で本人確認が必要です。

そのため銀行側で、顧客情報とあなたの現住所等を身分証等で確認することになります。

このとき、銀行側の登録情報が古い住所のままだと、住所情報が一致せず、変更手続きで時間がかかってしまいます。

このような限度額以上の金額を下ろすのは、多くの場合、重要かつ早急なケースが想定されますから、引越しの際は、事前に住所変更手続きをしておくようにしましょう。

1-2.クレジットカードは更新時カードが届かないことも

クレジットカードも、住所が変われば速やかに変更手続きが必要です。

これはカードの更新後、住所が違うとカードが届かないなどのトラブルにつながるためです。

2. 銀行口座の住所変更の流れは?

それでは、銀行口座の住所変更について説明していきます。

2-1.手続き方法

銀行口座の住所変更は、銀行窓口、郵送、電話、インターネットで行うことができます。

銀行の窓口手続きであれば、変更の用紙をその場で記入して終了です。

各金融機関のホームページでも、住所変更の書式をダウンロードできますから、その書類を郵送することでも手続きはできます。

なお住所変更したからといって、口座を作成した支店まで変更する必要はありません。

支店まで変更してしまうと口座番号が変わるため、煩雑な手続きがさらに増えてしまいます。

この場合、必要書類を指示されることがあるので、必ず窓口に電話して、事前確認してから出向くようにしましょう。

2-2.必要書類

それでは、銀行口座の住所変更での必要書類について説明していきます。

転居先の住所記載の身分証明書

書き換え後の免許証、住民票、保険証などが必要です。

銀行印

実印ではなく、あくまで銀行に届けでている届出印を持って行きましょう。

2-3.変更期限

特に明確な期限はありませんが、引越し後、速やかに手続きするようにしましょう。

3. クレジットカードの住所変更の仕方

クレジットカードは、必ず住所変更手続きを行いましょう。

更新時期を迎えても新しいカードが届かない、利用明細書が届かなくなる、といった事態が起きるため、早めの手続きが必要です。

郵便局に郵便物の転送依頼をすれば、1年間は新住所に転送してもらえますが、あくまで期限付きですから、正式に住所変更手続きをしましょう。

なお更新後の新しいカードは、転送不要のケースがほとんどですから、注意が必要です。

3-1. 店舗での手続き

店舗の窓口で手続きをする場合は、変更手続きの書式に新住所を記載して、署名捺印をし、身分証明書のコピーと共に窓口の担当者に提出します。

3-2. 電話による手続き

電話では、各カード会社のコールセンターに連絡して必要書類を送付してもらい、それに署名捺印、身分証のコピー等を添付して郵送することになります。

3-3. メールオーダーサービス

最寄りATMに設置されている住所変更の届出書や、インターネットからダウンロードした届出書で、郵送による住所変更の手続きができるサービスもありますよ。

3-4.変更期限

特に明確な期限はありませんが、引越し後、速やかに手続きするようにしましょう。

4. 便利! クレジットカードはネット変更も可能

クレジットカードの住所変更は、インターネットでも行うことができます。

ここでは、ダイレクトバンキング、インターネットバンキング、テレフォンショッキング、モバイルバンキング等の概要と住所変更手続きについてご紹介します。

4-1. ダイレクトバンキングとは

ダイレクトバンキングとは、パソコンやスマートフォンで銀行口座の残高照会、振り込みなどの手続きができるサービスです。

パソコンやスマートフォンの画面から、WEB通帳の閲覧、振り込み、定期預金、ローンサービス、海外送金、各種手続きが行えるという、非常に便利なサービスです。

ダイレクトバンキングであれば、住所変更手続きもインターネットを介して行うことができます。

多くは24時間体制でパソコンやスマートフォンで手続きでき、数分で終わってしまうので、非常に楽に住所変更ができますよ。

4-2. インターネットバンキング

インターネットバンキングとは、インターネットを介した銀行取引サービスのことを指します。

銀行の窓口業務は営業時間が限られているため、現在はインターネットバンキングの利用者も多くなっているようです。

土日休日も自宅で手続きできるため、平日忙しいサラリーマンなどにおすすめのサービスです。

インターネットバンキングの場合も住所変更は、インターネット上で完結可能です。

ただし、金融機関によっては他のサービスの利用上の関係から、窓口でなければ手続きができない場合もあります。

例を挙げると、財形貯蓄、融資、ローン、金融商品仲介などを合わせて利用している場合は、窓口で手続きが必要となることがあります。

また、投資信託、海外送金サービスを利用している場合は、郵送の手続きが必要となることがあります。

4-3. テレホンバンキング

テレホンバンキングは電話を利用して、普通預金、カードローンの残高、取引履歴を確認、他銀行への振り込みができるサービスです。

窓口に行かなくても電話で手続きができるため、こちらも便利なサービスです。

また、テレフォンバンキングを利用すると、金利優遇を受けられたり、振り込み手数料がお得になったりすることもあります。

テレホンバンキングの住所変更は、平日のみの場合が多く、窓口電話番号に連絡してオペレーターの指示に従います。

その際は、本人確認の手続きも行われます。

4-4. モバイルバンキング

モバイルバンキングとは、携帯電話の端末からインターネットで銀行振込、取引履歴の照会など銀行のサービスを受けることができるものです。

携帯電話が普及した現代では、テレホンバンキングとほぼ同じサービスと考えて差し支えないでしょう。

こちらもインターネット上や郵送、電話で同様の手続きが可能です。

5. まとめ

引越しするときは、銀行口座とクレジットカードなどの住所変更を忘れずに行うようにしましょう。

窓口、郵送、インターネット、電話で手続きをすることができます。

また、ダイレクトバンキング、インターネットバンキング、テレホンバンキング、モバイルバンキングを利用している場合、インターネット上で手続きできる金融機関が多いため、手続きとしての負担は少ないと言えます。

金融機関やクレジットカード会社の住所変更手続きを怠ると、急な出費での限度額の引き落としができなかったり、更新後の新しいカードが届かなかったりと、色々な不都合が生じてしまいますよ。

なお、ここで紹介しているものは、一般的な手続きの概要ですから、実際の手続きは現在利用している金融機関に問いあわせて行うようにしましょう。