電気代

引っ越しをしたら、まずなによりも初めにやらなければいけないのが「電気の手続き」です。

もちろん新居に引っ越してから行う手続きもありますが、引っ越し前にもやっておかなければいけない手続きもあります。

今回は、新生活をスムーズにスタートさせるために知っておきたい「引っ越しにまつわる電気手続き」についてわかりやすく説明していきましょう。

 

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1. 引越しの際、電気の手続きについて

引っ越しに伴う電気の手続きには、「旧住所に関する電気手続き」と「新住所に関する電気手続き」の2つがあります。

この2つの違いは、「電気の使用を廃止するための手続き」と「電気の使用を開始するための手続き」にあります。

そのため「引っ越し前にやるべきこと」と「引っ越した後にやるべきこと」に分かれます。

1-1. 引越し前にやっておくこと(旧住所に関する電気手続き)

引っ越し前にやるべきことは、「電気の使用を廃止するための手続き」となります。

手続きをするだけでなく、電気料金の精算も行います。

使用停止の連絡(退去前の住居での手続き)

電気の使用を止めるための連絡方法は、「①インターネットで申し込む」「②電話で申し込む」「③FAXで申し込む」「④各支店の窓口で申し込む」のいずれかから選ぶことが出来ます。

いずれの方法でも、この連絡で出来るのは「事前申し込み」です。

事前申し込みは、引っ越し当日に残りの電気料金を計算してもらうための予約です。

引っ越しシーズンになるとかなり混み合いますので、遅くても1週間前までには申し込みを済ませておくようにしましょう。

①インターネットで申し込む場合

インターネットでの手続きのメリットは、24時間対応している点です。

ただし前もって申し込むことが出来る期間が決まっています。

直前の申し込みには対応していませんので、時間に余裕がある場合のみ利用が出来ると考えておいた方が良いでしょう。

②電話で申し込む場合

引っ越しまで1週間を切った時点で申し込みをする場合は、電話での申し込みがおすすめです。

③FAXで申し込む場合

24時間受け付けていますが、確認のために電話連絡が入ることもあります。

1週間前までであれば有効な方法です。

④各支店の窓口で申し込む場合

事前の申し込みの中では、電話の次にスピーディーな対応をしてもらうことが出来ます。

ただし慌ただしい引っ越し前ですので、手間がかかるのがデメリットです。

電気代の清算(清算方法)

電気代の精算は、引っ越し当日に残りの電気料金を計算してからでなければできません。

まずは事前の申し込みを済ませておけば、問題はありません。

1-2. 電気使用開始手続き(新住所に関する電気手続き)

引っ越し先で行う手続きは「電気の使用を開始するための手続き」です。

いつまでに連絡したらいいの?

電気の使用開始手続きについては、使用予定日の1カ月前から受け付けています。

電気の使用申請がないと、玄関のチャイムも鳴らないし、室内真っ暗です。

少なくとも引っ越し予定日の1週間前までに申し込み手続きを済ませておきましょう。

申請しなくても最初から電気が付くお部屋もありますが、申請しないと使用前の電気代も支払うことになりますので、きちんと申請しましょうね。

連絡方法は?

電気の使用を開始するための手続きは、「①インターネットで申し込む」「②電話で申し込む」「③FAXで申し込む」「④各支店の窓口で申し込む」のいずれかから選ぶことが出来ます。

①インターネットで申し込む場合

各管轄営業所によって申し込み窓口が異なりますが、メリットとしては24時間対応で簡単という点です。

ただし前もって申し込むことが出来る期間が決まっています。

引っ越し直後に申し込んだとしても、受付期間はあらかじめ決められているため、すぐに対応してもらうことは出来ません。

手続きを急ぎたい、既に入居しているなどの場合は、カスタマーセンターまたは管轄営業所へ電話連絡をすればスピーディーに対応してもらえます。

東日本エリアの場合(東京電力)
https://www.move.tepco.co.jp/rcpt/apply/date

西日本エリアの場合(関西電力)
https://denryoku-gas.jp/utility/kepco/subscribing/electricity

東北エリアの場合(東北電力)
http://www.tohoku-epco.co.jp/f47docs/f47htop.html

中国エリアの場合(中国電力)
https://www5.energia.co.jp/EIGYO/SSL/LW1W6010

四国エリアの場合(四国電力)
http://www.yonden.co.jp/kouri/moving/

九州エリアの場合(九州電力)
http://www.kyuden.co.jp/rate_reception_index.html

北海道エリア(北海道電力)
http://www.hepco.co.jp/home/move/internet.html

沖縄エリア(沖縄電力)
https://www.okiden.co.jp/common/procedure/moving/

②電話で申し込む場合

引っ越しの直前に電気の手続きをするのであれば、電話での申し込みが最もスピーディーです。

ただし引っ越しシーズンになると電話が集中し、とてもじゃないけど待てないくらいの時間を待たされますので、注意が必要です。

③FAXで申し込む場合

申し込みに際する書類などを手元に保管することが出来るのがFAXでの申し込みのメリットといえます。

ただしFAXを送信してから実際に対応してくれるまでの時間は、シーズンや対応する営業所によっても異なります。

時間に余裕がある場合は良いのですが、引っ越し直前の場合には向いていません。

④各支店営業所の窓口で申し込む場合

待ち時間などがかかりますが、電話の次に対応がスピーディーな方法といえます。

ただし、わざわざ窓口に出向く手間がかかります。

2. 【引越し当日】電気の手続き方法

引っ越し当日に行うのは、「旧住所で使用した電気料金の計算」と「新住所での電気の開通作業」です。

2-1. 退去する前にすること

旧住所で使用した電気の計算を、電力会社の検針担当者さんが行います。

月の途中で引っ越しをする場合は、残りの電気料金は日割りで計算してくれます。

特に立ち合いもありませんし、連絡を取る必要もなく、当日その場で支払いをする必要もありません。

計算が終了し荷物の運び出しが終わったら、きちんとブレーカーを落すことを忘れないでくださいね。

残りの電気料金の支払い方法は?

旧住所での電気料金の支払いは、「①新住所に集金に来てもらう」「②新住所宛に請求書や振込用紙等を送ってもらう」「③クレジットカード払い」「④口座振替」からいずれかの方法を選ぶことが出来ます。

ただし「クレジット払い」「口座振替」は、電力会社が異なる場合には利用が出来ないと思っておいた方が良いでしょう。

2-2. 引っ越し先ですること

引っ越し先でまず初めにすることは、「ブレーカーを上げる」です。

事前に使用開始の申し込みがされており、ブレーカーを上げれば、新居先の電気はすぐに使えるようになっています。

2-3. 立ち合いは必要?

電気の使用開始についての立会いは不要です。

2-4. 何時から電気は使用できるの?

引っ越しした当日から電気は使用できるようになっています。

3. 引っ越し前に電気使用開始の申し込みを忘れてしまった場合

賃貸物件などの場合は、引っ越し前までに申し込みをしていなくても、だいたいのお部屋は電気を使えるようになっています。

しかし、運悪く電気がつかない場合もありますので、引っ越し業者さんが来たのに電気が通ってなくてピンポンを気付ない!なんてこともあるかもしれません。

オール電化のお部屋の場合はさらに大変です。

当日お風呂に入れないことになってしまうかもしれません!

何事も事前準備はとっても重要なのですが、忘れてしまうことだってありますよね。

手続き等せず電気が付いても、そのままでは「手続きが出来ていない」ということに変わりはありません。

遅くとも引っ越し後1か月以内には手続きを済ませるようにしましょう。

○○日にお引越しをしました、という旨を伝えてください。

4. 契約アンペアを変更したい場合

電気料金の節約には「契約アンペアの変更」も可能です。

「契約アンペア」とは、あらかじめ電力会社との間で使用できる電気量を決めることです。

契約している電気量が増えれば、家の中で使うことが出来る家電製品の量も増えます。

4-1. 契約アンペアは変更が出来る

契約アンペアは10~60アンペアの範囲で選ぶことが出来ます。

ただしアンペア数が増えれば、その分電気料金も高くなります。

マンションによってアンペアの上限が決まっているところもありますので、事前に確認もお願いします。

4-2. どうすれば変更できる?

現在アンペア数の変更が出来るのは、「北海道電力」「東北電力」「東京電力」「北陸電力」「中部電力」「九州電力」となっています。

電力会社に「契約アンペアの変更手続き」をすれば変更できます。

5. 電力の自由化について

電力会社を自由に選択することが出来るようになったことで、自由に電力会社を選べるだけでなく電気の使用量にあったプランを選ぶことも出来るようになりました。

また引っ越し前までに事前手続きを済ませておけば、引っ越し当日に契約・使用開始手続が同時にできるため時間の短縮にもなります。

ただしメリットばかりではありません。

自由に電力会社を選択できるようになったことによって、プランの種類も増えました。

つまり「どのプランを選べば良いのかわからない」といった問題もあるのです。

とはいえ賢く電気料金を節約するためには、ライフスタイルに合った電力会社を選ぶという方がお得になることは間違いありません。

6. まとめ

引っ越しに伴う手続きには様々なものがありますが、やはり電気の手続きだけはきちんと済ませておくことが大切です。

特に引っ越し前に行う事前手続きは、時間に余裕をもって行うのがポイントです!

慌ただしい引っ越し当日を少しでもスムーズに過ごすためにも、電気の手続きだけはきちんと済ませておきましょうね。