引越しは、物件探しや荷造りなどで忙しいのはもちろん、さまざまな手続きを短期間でこなさなくてはいけません。
ライフラインに関する手続きは数多くありますが、忘れずに行っておきたいものとして、ガスに関する手続きがあります。
今回こちらの記事では、プロパンガスをはじめとするガスの引越し手続きについてご紹介します。
注意点などについても説明していますので、参考にしてみてくださいね。
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1. プロパンガスの引越し手続きって!?
さまざまある引越し手続きですが、生活必需品である「ガス」の手続きも行わなくてはいけません。
もし忘れてしまった場合には、引越し先でガスが使えない、なんてことになりかねません。
特に2月~4月にかけての引越しシーズンの場合、業者との日程の折り合いがつかずに新居でなかなかガスを使うことができなくなってしまうというようなことも発生しかねません。
ガスは引越し直前まで旧居で使い、そして引越し後、新居ですぐに使うものになります。
毎日使うものだからこそ、手続きは確実に行い、困ることがないようにしておきたいですよね。
プロパンガスの引越し手続きは、以下のようなスケジュールで進んでいきます。
手続きの主な流れと、注意点などについても書いていますので、参考にしてみてくださいね。
2. 利用中止手続きの流れと注意点
まずは、引越しの前に旧居(現在住んでいる家)での利用停止手続きを行う必要があります。
ガス会社に連絡し、引越しの旨を伝えましょう。
電話もしくはガス会社の公式ホームページから手続きすることができます。
もしも電話での手続きをする場合は、検針票や請求書、もしくはお客様番号がわかるものを手元に置いておくと、スムーズに進めることができます。
ここから、利用中止の手続きに入ります。
引越し当日になると、業者が旧居へ来て、最終的な検針を行うことになります。
この検診の結果から、引越しまでのガス料金を日割りで計算されます。
この請求に関して、直接この場で支払いをするか、振込をするかで料金を精算します。
最後ガス栓を閉栓し、完了になります。
基本的に、この場合立ち会いが不要になることが多いのですが、例えば
- 「ガスメーターが室内にある場合」
- 「作業員がガスメーターがある場所に入れない(オートロックの場合)」
- 「警報機、ガス器具などを撤去してほしい」
- 「料金精算を直接この場で行いたい」
等の場合は、立ち会いが必要になります。
また、引越し当日に最終的な検針を行なうことになりますが、その前の最終検針から、この引越し当日までに使用した分のガス代については、日割りで料金が計算されるようになっています。
支払い方法としては、
- 「振込をする(新居へ請求書を送ってもらう)」
- 「クレジットカードや口座振替をする(現在と同じ方法をとる)」
- 「集金依頼をする」
などになりますね。
ここで集金依頼をする場合、立会が必要ということになりますので、電話かインターネットにて閉栓の予約をとるときに、事前に都合の良い時間を伝えておく必要がありますね。
ちなみに、ガス会社が引越し後に変わる場合、口座振替やクレジットカードでの支払いができないときがあります。
支払い直前になって困ることがないように、事前に確認しておきましょう。
引越し当日ということでかなり忙しいときに手続きを進めることにはなりますが、大事な手続きになりますので必ず行いましょう。
もしもこの旧居でのガス閉栓を忘れていたまま、新居でのガス開栓契約を行ってしまった場合、旧居と新居ガス料金が二重にかかってしまい、余分なお金を支払わなくてはなりません。
手順を守らずに行った結果、新居分と旧居分のガス代を払わざるを得なくなってしまうということは、実はよくあることなので、充分に注意しましょう。
3. 利用開始手続きの流れと注意点
開始手続きについても、ガス会社に引越し先の情報を伝える必要があります。
伝えるべき情報としては、以下のようなものが挙げられます。
- 名前
- 引越し先の新しい住所
- 電話番号
- 引越し予定日
- 引越し先の建物形態(一戸建て、マンション、アパートなど)
- 料金の支払い方法(振込か、引き落としか)
- ガス器具の規格
これらをガス会社に事前に伝えておくと、切り替えの手続きをスムーズに進めることができます。
これらを伝えてガス会社の担当者が家に来てからが、いよいよ開栓作業になります。
作業内容は、ガスの元栓をあけ、安全点検を行うという流れです。
そのほか書類の記入や説明などがあると思いますので、必ず立会いが必要になります。
忙しい引越しの時期ですが、このときは時間を空けておきましょう。
また料金の支払い方法などについても、ここで説明を受けます。
4. 今までと転居先のガスが異なる場合
ガスには大きく分けて2種類あり、プロパンガスと都市ガスがあります。
引越し前の家がプロパンであり、新しい家もプロパンという場合はよいのですが、現在プロパンであり、新しい引越し先が都市ガスである場合、これまでのガス器具を使うことができないので、注意が必要です。
ガスコンロなどを新居に持ち込むことを考えている場合は、必ず新居のガスのタイプがどのようになっているか確認しておく必要があります。
さらに、現在都市ガスで、引越し先も都市ガスである場合も油断はできません。
都市ガスにもさまざまな種類があるため、もし種類が違った場合には、これまでの器具を使うことはできません。
このあたりはガス会社からも説明があるかと思いますが、よく確認しておきましょう。
また、繁忙期に引越しを行う場合も要注意です。
2〜4月など、春にかけて引越しシーズンにはいります。
そのほか季節の変わり目、年度が変わるタイミングなどは要注意ですね。
このあたりになると、当然ガス会社も忙しくなります。
このときに引越しをするとなると、ガス会社の予約状況などによっては希望の日にちに予約が取れないときがあるのです。
そのためなかなか日中に時間を空けられないという方の場合には、余裕を見て予約を入れておくと良いですね。
引越し当日になって予約がとれず、「ガス開栓ができない!」ということが起こらないように、早め早めの手続きが肝心になるところです。
少なくとも、1ヶ月前までには予約をいれておくと確実ですね。
繁忙期の時期の場合はもう少し余裕を持って、さらに2週間前ほどから予約を入れておくと良いかもしれません。
5. まとめ
以上が、引越しの際のガスの手続きまとめでした。
手続きの流れとしては、
- 旧居での解約手続き
- 新居での契約手続き
という形になり、それぞれに立ち会いが必要になるということがわかりました。
安全点検や説明などを聞かなくてはならないため、ガス開栓は他のインフラ手続きと違い立ち会いが必要になるのです。
引越し前はなにかとばたばたして忙しいですが、この予約だけは必ずおさえておきましょう!
引越し日が具体的に決まったら、すぐにガス会社に連絡をし、早めに予約だけおさえておくことをおすすめします。
引越しシーズンにかぶっている場合は、より予約がとりにくくなっていますので、要注意です!
この手続の流れがひとつでも欠けてしまうとスムーズに引越しが行えなくなってしまうため、確実に行いましょう。
スムーズにガスの手続きを行って、新居でも問題なくガスが使えるようにしておきたいところですね。




