マンションの駐車サイズとよくある4つのトラブル事例

マンションの駐車場を使う人にとって、気がかりなのがマンション駐車場でのトラブルです。

マンションでのトラブルの中でも、上位に上がってくる駐車場の問題。

駐車場でのトラブルが原因で、近隣住民との関係性も悪くなってしまうなんてこともありえることなのです。

今回はあらかじめ知っておきたい、マンション駐車場のトラブルに関してお伝えします。

よくある駐車場のトラブルの中でも、車体の駐車サイズに関してのトラブル事例をあげています。

マンションの駐車場の契約をする際に参考にしてみてくださいね。

1. マンションの駐車場のサイズには要注意!?

マンションの駐車場は限られたスペースで作られていることがほとんどで、利用者が安全に駐車場を使えるようにそれぞれ、駐車スペースにあらかじめサイズが定められています。

この駐車場内でのサイズを守らなかった場合において、万が一、マンションの駐車場内で事故が起こってしまい、相手側から裁判を起こされた場合は間違いなく負けてしまうことでしょう。

車の買い替えや事故の保証などにも対応する事態となり、多額の費用と対応期間がかかってしまうことが予想されます。

そんなことにならないように、マンション駐車場のサイズはきちんと守るようにしましょう。

マンション内でのトラブルにおいても、この駐車場のトラブルが多発していますので、注意する必要があります。

2. マンション駐車場には車のサイズ(高さ・幅)の規定がある

マンション駐車場の多くが、野外の平置き駐車場になります。

車幅の制限くらいであれば大丈夫と思っていませんか。

確かに、マンションの管理組合によっては、この車幅制限を黙認してしまっていることも多いようです。

しかしながら、万が一の際には、規約にも車体サイズの記載がありますので、あなたの身を守ってもらうことができません。

車体のサイズがオーバーしていて、事故になった際には間違いなく過失となっていまします。

規約に記載してある車体サイズよりも、大きいのであれば、近隣の月額駐車場をすみやかに契約することをおすすめします。

3. 特に機械式駐車場の場合は車のサイズに注意が必要

前項ではマンション駐車場の平置きタイプに、サイズ制限があることについて触れました。

それ以上に、シビアなのが都心部のマンションで数多く採用されている機械式駐車場です。

平置きタイプと同様で、車幅の寸法サイズに制限があることはもちろんですが、そのほかにも高さの制限も加わってきます。

このため、所有している車が機械式駐車場のサイズに合わないなんてこともよく出てきます。

万が一、このサイズを守らなかった場合には、機械の故障や大きな事故に発展し兼ねません。

そうなってしまいますと多くの人たちに迷惑がかかり、怪我や死亡事故につながってしまう恐れもあります。

4. マンション駐車場にサイズオーバーの車を停めた場合のトラブル例

ここでは、サイズオーバーの車を駐車してしまい、実際に起こってしまったマンション駐車場でのトラブルをご紹介します。

どのトラブルも実際に起こりうることでありますので、しっかりと認識しておくことが重要です。

4-1. 車体幅のオーバーが原因で、隣の車のドアがぶつかってしまった

マンションの駐車場スペースには多くの場合において余裕がなく、ギリギリで作られているところがほとんどです。

少しだけと思い、車の幅が駐車場のスペースよりも大きくても、少しだけであればと思い駐車したくなりますよね。

隣の人が車のドアを開ける際に、横幅の余裕がなく車のドアをすってしまいました。

通常でも、サイドミラーをたたむ配慮が必要になることも多い車体幅。守らないと、この様にドアで車体に傷つけてしまうことも多いにありうることでしょう。

知らないうちに、他の住民にこの様な迷惑をかけているんです。

4-2. サイズオーバーが原因で、機械式駐車場が緊急停止してしまった

マンションの駐車場は限られているスペースであることが多く、機械式駐車場を採用しているマンション物件も多くあります。

機械式の中でもパレットに載せるタイプは対応できる車のサイズが限られてしまう可能性もあります。

いざ、自分の車を駐車してみると、なんとか稼働しました。

しかし、その次の瞬間に車を機械式駐車場から出そうと思い、稼働させようとすると、機械式駐車場の稼働がしない。

実は、機械式駐車場は機械での作動を大きくするため、リスクが生じた際には緊急停止する仕組みになっています。

この機能は危険を察知し、安全性を高めてくれる重要な機能です。

一度緊急停止してしまった場合の機械駐車場は、当然ながら復旧までの時間を要してしまいます。

その様な事態が起こり、管理会社の手を煩わせ、同じ機械駐車場に駐車している住民にも大迷惑をかけてしまいます。

反対の立場であったならば、本当に迷惑だと思ってしまいますよね。

やはりきちんと、最初から車体のサイズを守るべきです。

4-3. 重量オーバーが原因で、機械駐車場のカーリフトが故障した

駐車可能なサイズや重量は駐車場によって、それぞれ異なります。

そのため、マンション物件を賃貸で契約している場合には、引越しをするたびに駐車場の重量やサイズ確認は必要です。

車体のサイズの確認をしていたものの、重量制限のことをすっかり忘れてしまっていますと、そのことでもトラブルが起こりうる可能性があります。

機械式駐車場の一つであるカーリフトは、中央部分に方向を変えるためのターンテーブルがあります。

車体が重量オーバーしてしまい、このカーリフトが動かなくなりました。

カーリフトは一台のみで作動し、それぞれの車を動かしていたので、機械式駐車場を利用する多くの住民に迷惑がかかってしまいました。

もし、通常通りに稼働していたとしても、多くの住民がこの重量制限を守らない場合には、機械式駐車場の劣化につながってしまい大変な事件に発展してしまうケースもあります。

マンションでのトラブルにおいて、この機械駐車場でのサイズオーバーなどの駐車場トラブルが上位に入ります。

未然に予想できるトラブルです。ほかの住民に迷惑をかけない様に行動をする様にしましょう。

4-4. ギリギリで高さのサイズオーバーしてしまい、車体に傷が残ってしまう

新たに購入した車が1590のサイズで、駐車場の高さ制限が1550サイズでした。

ギリギリオーバーだけどいいよと、管理人さんに了承してもらったので、そのまま機械式の駐車場に駐車しました。

その時、最初にセンサーにも反応したものの、再度トライしてみると無事車を収納することができました。

その日はそのまま終わりましたが、後日車を見ると異変があることに気がつきました。

自分の車を見ると、明らかに車体の上部の部分に傷が入っている様子です。

この様子を管理人に伝えた所、証明書で高さがオーバーしているのでダメの一点張りでした。

その時に以前、了承したことは決して認めず、こちらに全面的な非があることを言われました。

言った言わないの水掛け論となり、管理人の了承そのものもまずかったものの、やはり高さ制限を守らなかった自分に落ち度があることとなり、自分で車の修繕に出しました。

納得できない部分もありますが、契約書には高さ制限の明記ははっきりとされていましたし、証拠がない以上、自分に非があるとして認めざる追えませんでした。

いくら管理人さんが言ったとしても、やはり水掛け論にすぎませんし、最後は証拠などになってきてしまいます。

当然ながら、契約の当初に車体の高さに了承し、契約をおこなっていますので、自分自身の過ちになってしまうことは間違いありません。

 

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5. まとめ

マンションの中でも、多くの問題やトラブルを抱える駐車場問題。

ほんの少しの配慮や決まりを守ることで防げることも多いのが実情です。

駐車場内でのトラブルや事故は駐車場を使用する住民同士での問題となり、管理している会社も原則的に介入はしません。

マンション駐車場も立派な共有部分でありますので、決まりを守ることや他の人への配慮は当選ながら大切です。

車のサイズを守らなかったために、悲劇が起こってしまった。なんてことがない様にしましょう。