冷蔵庫

1Kのお部屋はそれほど広くないため、ものがコンパクトにまとめて置けることから、荷物の少ない一人暮らしの方にとっては生活しやすい間取りです。

しかし、冷蔵庫などの大きめの家電を置いてしまうと、すぐに空間が許容範囲を超えてしまうようなお部屋の場合もあります。

今回の記事では、1Kのお部屋で使える冷蔵庫のサイズ、そしてその置き場所について詳しく解説していきます。

工夫して冷蔵庫を設置して、より快適に1Kで過ごせるお部屋を作りましょう。

1. 1Kに設置できる冷蔵庫のサイズ

冷蔵庫のサイズは「L(リットル)」で決まります。

冷蔵庫の中に何リットル分の体積があるかということです。

小さいものだとワンドアタイプの40Lからありますが、一人暮らしで使う場合にはおおよそ80~200L程度のサイズのものが主流になるでしょう。

そのくらいのサイズであれば、冷蔵庫、冷凍庫がついているツードアが主流です。

昔は上が冷凍庫、下が冷蔵庫のものが多かったのですが、最近は上が冷蔵庫、下が引き出し式の冷凍庫になっているものが多くなっています。

普段、飲み物などを入れていて頻繁に開け締めする冷蔵庫が上の方が断然使いやすくておすすめです。

1Kは1つの部屋が独立し、キッチンやお風呂・トイレ・玄関などがあるタイプなので、ほとんどの場合キッチンに冷蔵庫置き場が想定される場所があります。

サイズは大体同じですが、上部に棚があったり、凹んでいて冷蔵庫のドアが開けにくそうだったり、部屋によってずいぶん違いがあるので、注意しましょう。

1-1. 冷蔵庫の幅

前述のように、冷蔵庫のサイズは80~200Lくらいが主流です。

そうなると冷蔵庫の幅は480mm〜600mmがほとんどで、冷蔵庫を設置するスペースは、その幅を想定されて作られています。

ただし、冷蔵庫をきっちり詰めて置いてしまうと、空気の対流が出来ず余計な電気代がかかったり、冷蔵庫内の冷えが悪くなったりするので注意しましょう。

両側を20mmほど空けるなど、冷蔵庫によっても必要な余白スペースは違います。

冷蔵庫設置スペースの幅が610mmあれば、たいていの一人暮らし用の冷蔵庫は置けるので安心です。

ただし、あまりぎりぎりのサイズの冷蔵庫を購入すると、ドアの開き方によっては壁やシンクに当たってしまい、ドアの開く限界を狭めてしまうことがあります。

そして使ってみたことがある方ならわかると思いますが、扉を開けようとした際に目測を誤って、爪で壁をひっかき、壁紙がはがれてしまうということもあります。

それが逆なら冷蔵庫の扉が壁にぶつかり、何度も何度も繰り返すと必ず汚れます。

指や扉が当たるとそこから壁紙がはがれたり汚れたり…見た目も悪く、退去費用でクロス張替えを行い高くなってしまった…

ということにならないように大きさを測り、扉の方向や開閉の範囲を想定して冷蔵庫の購入や設置をしてください。

多少の余裕を持ち、やや小さいサイズのものを購入した方が良いでしょう。

1-2. 冷蔵庫の奥行き

一人暮らし用の冷蔵庫の場合、奥行きは600~700mmくらいがほとんどです。

左右と上部には放熱用のスペースが必要ですが、実は冷蔵庫の裏側は壁にぴったりくっつけても問題のないものがほとんどだそうです。

設置する際の場所の奥行きは、700mmあれば十分だと言えるでしょう。

後は扉が満足に開くことを確認してください。

1-3. 冷蔵庫の高さ

通常の天井高のところに冷蔵庫を置くのであれば、どのサイズでもまったく問題ないですよね。

しかし、冷蔵庫置き場の上に収納棚があるなど、天井が低くなっている場合は注意が必要です。

冷蔵庫は本体の上から熱を逃がすので、冷蔵庫本体の上には空間が必要です。

一人暮らしサイズの冷蔵庫の高さはだいたい1200~1700mmくらいなので、プラス放熱スペースとして100mm余分にスペースがあればいいでしょう。

冷蔵庫の上に電子レンジを置く事が多いと思いますが、足がついていれば放熱スペースとして問題ありません。

熱が気になるようであれば、タイルや木の板を挟むと良いそうですが、電子レンジの排熱スペースにも注意をしてください。

2. 1Kで冷蔵庫の配置場所や向きはどうする?

1Kで冷蔵庫を置くときに気をつけたいのが、コンセントの位置です。

たいていの物件は、部屋を造るときに冷蔵庫を置く場所を想定していて、そこにコンセントも設置してあるので、決められた場所に置くと良いでしょう。

冷蔵庫置き場がない部屋でも、やはりキッチンのすぐ横に置いた方が料理をする時に便利です。

ただしドアが開く向きによっては、キッチンから回り込んでドアを開けて食材を出さなくてはいけないこともあるので注意しましょう。

一部のメーカーでは、左右どちらにもドアが開くような冷蔵庫も販売されていますが、一人暮らし用で使うようなコンパクトなサイズのもので両開きの冷蔵庫はラインナップされていません。

もし、キッチンの向かい側に冷蔵庫を置くスペースがあれば、向かい側も意外と便利です。

料理をしていて、振り向いてすぐに食材を出すことが出来るので、動線的におすすめです。

今冷蔵庫の置いてある向きがもし90度変わったら…実は便利かもしれない、ということはありませんか?

3. 1K賃貸で冷蔵庫置き場がない場合のレイアウトはどうする?

1K賃貸で冷蔵庫置き場がない部屋もたくさんあります。

その場合、冷蔵庫はどのような場所に置けばよいのでしょうか。

3-1. 寝る場所から遠くに設置

冷蔵庫置き場がない場合、なるべくキッチンの近く、寝る場所から遠い場所に設置しましょう。

日中はあまり気になりませんが、静かな夜は冷蔵庫の「ブーン」という音は気になるものです。

ベッドや寝る場所からはできるだけ離して置いた方が良いでしょう。

・冷蔵庫がうるさくてどうにかしたい!

冷蔵庫になにか接触していたり、傾いたりしている事が異音の原因の一つに挙げられます。

冷蔵庫がキッチンに置けず部屋の中に置いており、更にうるさい場合は、まず冷蔵庫の周りを観察してみてください。

防振のパッドやシートを置くのも音を軽減させる一つですので、気になって寝れない日がある時は試してみてくださいね。

さらに、冷蔵庫の中がうるさい時はファンに問題があるかもしれません。

開けたら音が止まるタイプのうるさい種類です。

その場合はファンを交換すれば音が静かになる可能性があります。

冷蔵庫の型番で検索をするとファンだけ売っている事があり、ドライバーさえあれば自分で交換することも可能です。

しかし、冷蔵庫というものは正常でも音が鳴るものです…。

同室で過ごして音が気になる場合はキッチンに無理やり置くか、音を軽減させるために防振・防音を冷蔵庫に施すか、引越しをするかになります。

もちろん小さくて静かな冷蔵庫として売られているものもありますので、それに乗り換えることも選択肢ですが、小さいですよ。

冷蔵庫を置かないという選択肢は特殊な方にしか向いていませんので、音に敏感な方はキッチンに冷蔵庫を置けるお部屋を選んでくださいね。

3-2. アース線があるコンセントを基準に設置

最近の冷蔵庫は絶縁対策がしっかりとられているので、漏電の危険性はかなり低くなっています。

ですが、古い冷蔵庫を使おうと思っている方は「アース線」のあるコンセントに設置した方が安全です。

・部屋の暗いところ

冷蔵庫は中に入っているものを冷やすという役割があるので、直射日光が当たるような場所は避けた方が電気代の節約につながります。

できるだけ日光が当たらない部屋の暗い場所に設置したほうが良いでしょう。

やはり、冷蔵庫に外部からの熱は大敵です。

・部屋の中で一番長くいる場所

そもそも料理をしないので、冷蔵庫の中身は飲み物だけという人は、あえてキッチンの近くに置く必要はありません。

最近は、寝室用の小型で音の静かなタイプのものもあるので、そういった冷蔵庫を部屋の中で自分が一番長くすごす場所の近くに置くのも良いですね。

4. 冷蔵庫が置けないと悩まないように1K選びは慎重に!

部屋を決めてから冷蔵庫を買う場合は、その部屋に適した冷蔵庫を選べば良いのですが、今持っている冷蔵庫を新居に持って行くという場合は、部屋選びは慎重にした方が良いでしょう。

適した部屋を選ぶためには、いくつか調べておくべきことがあります。

4-1. 冷蔵庫のサイズ

欲しい冷蔵庫や、今使っている冷蔵庫があるなら、まずはサイズを測りましょう。

サイズを測る場所は、「奥行き」「高さ」「幅」です。

また、ドアが開くときの「向き」「動き」「開閉の幅」を把握しておきましょう。

ぴったりきっちり冷蔵庫は収まったけど、ドアと壁が干渉して満足に開かないと掃除が出来ません。

4-2. エントランスから玄関までの幅

引越し先のエントランスから玄関まで狭くなっている部分の幅をチェックしましょう。

冷蔵庫本体の幅にプラス10cmあると安心です。

ごくまれにとても狭い入口のアパートが存在していることをお忘れなく。

腕の良い引越し屋さんにかかれば「え、ここも通るの!?」という魔法のような作業が行われることもあります。

手持ちの冷蔵庫搬入の際に、狭めで心配な箇所がある場合は引越し屋さんに相談してみてくださいね。

1K用の冷蔵庫が部屋に入らないということはほとんどありませんが、海外製のものや一般的ではないものを使用する場合は注意が必要になることもあります。

4-3. ドアが開く向き

一人暮らし用の冷蔵庫の場合、片開きのドアがほとんどです。

ドアは決まった方向にしか開きません。

うまく部屋に置くことが出来たと思っても、実際には壁側にしかドアが開かなくて、中のものがものすごく取り出しにくいなどということもあります。

冷蔵庫を置く場所を考えるなら、ドアが開く向きとその幅のことも想定しておきましょう。

4-4. コンセントの位置

冷蔵庫は常に一つのコンセントを占領します。

延長ケーブルでコンセントを移動したり、増やしたりしても良いのですが、常に使うものなのでやはり壁から直接電源を取りたいものです。

部屋を決めて冷蔵庫を置く場所を決めたら、コンセントの場所も確認しておきましょう。

冷蔵庫とコンセントの位置がかみ合わないとどうしても延長ケーブルが必要になる事があります。

どうしてそんな高い位置にコンセントあるの!?というお部屋もあるので、搬入したものの長さが足りず、急いで延長コードを用意するとなると冷凍庫の食材が心配です。

5. まとめ

1Kでも配置できる冷蔵庫のサイズと置き場所についてまとめると、以下のようなスペックになります。

主流のサイズ

  • 40~150L
  • 幅 480~600mm
  • 奥行き 600~700mm
  • 高さ 1200~1700mm

冷蔵庫置き場がない場合のレイアウト

  • 寝る場所から遠く
  • アース線の近く
  • 部屋の暗いところ
  • 自分がよくいる場所

また、1Kのお部屋で冷蔵庫を選ぶときの注意点は、以下のようになります。

  • 冷蔵庫のサイズを測る
  • エントランスから玄関までのサイズを測る
  • ドアが開く向き
  • コンセントの位置

冷蔵庫は家電製品の中でも大きな買い物です。

購入して1Kに引っ越してから「冷蔵庫が置けない!」などということにならないように、事前にしっかり確認しておきましょう。