25万円という額は、収入がそんなに多くない人や、地方に住んでいる人にとっては、全手取額という場合も少なくないでしょう。
確かに家賃25万円のマンションに住める人は、普通よりも収入が多いケースが多いですね。
ですが、意外にも普通の年収で、高級マンションに住んでいる人もいるのです。
一体どんな人が、普通の収入でそんなマンションに住めるのでしょうか?
また、年収が多い人はどんな職業に就いているのか、家賃25万円のマンションの間取りはどんなものがあるのか、などをご紹介していきたいと思います。
このページでわかること
1. 家賃25万円のマンションは年収1200万円の人たちに人気!
さすがに家賃が20万円を超えてくると、高額所得者のレベルになってきますね。
25万円の家賃を払っている人は、一体いくらぐらいの年収なのでしょうか?
一般的な基準でよく言われる「家賃が年収の3分の1」という目安で計算してみましょう。
25万円を12ヶ月払うと300万円になります。
わかりやすく3分の1=30%ということにして計算すると、年収は1000万円ということになります。
実際には、家賃が年収の30%だと経済的に厳しい場合もありますから、25%かできれば20%にしたいところです。
仮に少し余裕を持たせて25%で計算すると、年収は1200万円ということになります。
手取りで言うと820万円ほどでしょうか。
月にすると70万円弱といったところです。
手取りにすると、家賃の25万円が大きく見えてきますね。
これだけの年収があっても、家賃の割合が増えてくれば、それだけ家計を圧迫してきそうです。
2. 家賃25万円のマンションに住んでいる人たちの年収や職業は?
これほどの家賃を払える人は、一体どんな職に就いているのでしょうか?
気になるところですが、大体は私たちが予想できる職業であることが多いようです。
まずは、医者が挙げられるでしょう。
開業医か、大学病院勤務かでも変わってきますが、この職業はおおむね高い収入を得ています。
それから大手商社勤務の30代は、年収1000万円を超える場合が多いようです。
さらに、子どもたちのあこがれであるパイロットも、このあたりの年収になります。
日本では、命を預かる仕事は年収が高くなる傾向にあります。
ちなみにロシアでは、医者よりも教師の給料のほうが多いのだそうです。
日本でも大学教授くらいのクラスになると、同じくらいの年収になってきます。
そして言わずもがな、外資系企業は年収が多いことで有名です。
その他にはテレビ関係者、弁護士、外交官などが挙げられます。
特殊なケースを挙げると、一部の有名ブロガーやアフィリエイター、You Tuberなどの人たちもこの中に入っているでしょう。
実を言うと、それ以外のごく普通の人でも、高級マンションに住んでいる人がいます。
そういう人たちは自分で家賃を払わず、会社に負担してもらっているのです。
要するに住宅手当です。
世の中には、こんなに高額の手当を支給してくれる会社もあるようですね。
東京などの都市部で勤務する場合、住宅手当は必須とも言えます。
住宅手当がない会社、少ない会社に就職するのはやめたほうがいいでしょう。
ただでさえ東京の家賃は高いのです。
住宅手当がないと、場合によっては地方の会社で就職するよりも、手元に残るお金が少なくなってしまった、などということもあり得ますよ。
ただ住宅手当については、入社前には手当があると分かっていても、実際いくらまで出るかというところまではわからないことが多いので、難しい問題ではあります。
ですが、会社の負担で高級な物件に住める可能性もあるということは、知っておいても損ではありませんね。
3. 家賃25万円、年収1200万円なら、こんな間取りのマンションがおすすめ!
さて、家賃25万円に住んでいる人の年収や職業はわかりましたが、家賃25万円のマンションの間取りはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは東京都内の物件の家賃を参考に、ご紹介していきたいと思います。
家賃25万円あたりの物件では2LDK~3LDK、ときどき4LDKといった広さのものがありますが、築年数は大体20~30年といったものが多いようです。
6LDKや8LDKといった間取りになると、どれも築年数が30~40年ほどのものが多く、内装はリフォームしてあるからきれいなものの、耐久性が少し心配になります。
もっと新しい築年数を探すならば、間取りは当然狭くなります。
当然、1Rから広いもので2LDKといったものが多くなっています。
同じ家賃を払うなら、築浅で広いほうがいいに決まっているので、うまくいい物件を探しましょう。
有名な賃貸のサイトでは、この手の高級マンションはあまりヒットしないため、高級マンションを専門に取り扱っているサイトで探すといいでしょう。
例えば、「25万円 マンション」という家賃を含めたものや、「高級マンション 〇〇(地区名)」という地区名を入れたものだと見つけやすくなります。
「タワーマンション」「デザイナーズマンション」といったキーワードを入れるのもいいでしょう。
ポイントは単体で検索せず、具体的な家賃や地区名も一緒に組み合わせることです。
3-1. 敷金・礼金もかなりの高額になる点に注意!
賃貸を契約する上で気にしなければならないのは、家賃だけではありません。
敷金・礼金というものの存在を忘れてはいけません。
敷金は返ってくる可能性があるからいいのですが、礼金はなるべくないところ、少ないところを選びたいですね。
何しろ25万円ともなると、2ヶ月、3ヶ月分で50万円、75万円という高額になります。
敷金と合わせると、100万超えは当たり前です。
場合によっては仲介手数料もかかるので、その点にも注意して物件探しをしなければなりません。
ただし礼金が少ない所を選ぶと言っても、この手のマンションはほぼ敷金・礼金ありの物件が多いので、なかなか難しいところもあります。
こういうふうに考えてみると、家賃25万円でマンションを借りるというのは、なかなか大変だということがわかりますね。
数百万円の手数料を払ってでも住みたい物件があれば、問題はないのですが...
3-2. 新築マンションも選択肢に入れるべきかも
礼金などの手数料のことも含めて、新築マンションの購入を検討してみるのも悪くはないと思います。
手数料の分はまるまる頭金に回せますし、築年数を気にする必要もないので、不満点は一気に解消されます。
唯一の問題点は、自分の希望にあった間取りや設備のものが、タイミングよく新築で売り出されているかどうかということです。
賃貸に比べると選択肢は大幅に下がってきますから、そのあたりのことも考えて、賃貸にするか購入にするかを決めたほうがいいでしょう。
もしくは、中古でも気にならないのであれば、築浅の中古マンションを購入するという手もあります。
年間300万円分の家賃をどこへ支払うのがベストなのか、よく考えてみてください。
4. 家賃25万円のマンションと年収の関係まとめ
家賃25万円で年収1200万円は、一般的に高収入と言われている人たちです。
普通やそれ以下の年収の人から見れば、遥かに裕福に見えますが、レベルが違うだけで、意外とそうでもない場合もあるのかもしれません。
高級な家に住むのが、必ずしも幸せとは限りません。
その家に住むために苦しい思いをして働いたり、経済的に苦しくなってしまっては意味がありません。
収入と家賃のバランスをよく考えるだけでなく、幸せとのバランスも見ながら、住む場所を決めていきたいですね。




