家賃14万円のマンションは年収700万円必要!最適家賃と間取りを詳しく解説!

今の年収で、どのくらいの家賃のマンションに住めるのか、あまり知らない人もいるかもしれません。

あるいはよく考えずに、住みたい部屋に住んでいる人もいるのではないでしょうか?

確かに、住みたい物件に住む、というのはとても大事なことですが、しっかり考えて決めないと、家賃ばかり払って、他のことにお金が使えなくなる、という事態にもなりかねません。

自分の年収で、どのくらいの家賃のマンションに住めるのかを知っておくと、ある程度ゆとりのある生活ができるようになります。

今回はその中でも特に、「家賃14万円」のマンションに住むには、どのくらいの年収が必要なのか、間取りはどのくらいのものがあるのか、ということから、年収が少なくても家賃14万円の家に住むためにはどうすればいいのか、ということまで解説していきたいと思います。

1. 家賃14万円なら年収700万円必要!

家賃と収入の割合でよく言われている目安は、「家賃が収入の3分の1まで」です。

これは、不動産会社が審査をするときの基準とも言われています。

ですが現在では、保険などの様々な支出が増えているため、家賃が年収の25%を超えると、経済的に厳しくなりはじめます。

ですから、30%が家賃の上限としてできるだけ低く、できれば20%程度に抑える方が、貯金も十分できてゆとりのある生活を送れます。

2. 家賃14万円のマンションに住むために必要な年収の計算方法

家賃14万円から逆算すると、25%の場合は年収672万円必要ですので、672万円を下回るにつれて厳しくなってくると言えます。

ある程度ゆとりを持って暮らしたいのなら、家賃は年収の20%に抑えた方がいいですね。

20%以内で家賃14万円の家に住もうとした場合、年収は840万円必要ということになります。

もちろん、食費や光熱費といったものをしっかり節約できるなら、そこまで問題にはならないでしょう。

仮に30%で計算をしてみると、年収500万円程度あれば大丈夫、ということになります。

500万円なら、多くの人にとってかなり現実的な年収になってきます。

ただしこの場合は、他の支出をしっかり見直して、バランスを取っていく必要があります。

場合によっては、他の支出を削る必要が出てくるかもしれません。

3. 目安年収より低い場合、家賃14万円のマンションに住むことは不可能?

目安となる年収に届かない場合でも、14万円くらいでいい物件があったときは、諦めたくないですよね。

低い年収でも、どうにかして住む方法はないのでしょうか?

3-1. 入居審査

年収が低いと、入居時の審査で落とされる可能性が高くなります。

ですから、まずは年収が家賃の3倍以上あるかを確認しましょう。

それが不動産会社のある程度の目安になり、それ以下になると厳しくなってきます。

多少下がる程度なら問題ないかもしれませんが、差が大きい場合は、何らかの手を打たなくてはなりません。

年収が家賃の3倍を満たしている場合、またはそれに近い場合は、審査に通る可能性は高くなりますが、必ず通るというわけではありません。

審査される項目としては年収の他に、職種、勤続年数、家賃を滞納しないこと、トラブルを起こさないこと、連帯保証人の信用などが挙げられます。

そのあたりもチェックして、審査に通る可能性を上げていきましょう。

3-2. 生活費はどうなる?

年収が家賃の3倍あったとしても、実際の手取りで計算してみると、家賃はかなりの割合を占めることがわかります。

年収500万円で、家賃14万円の賃貸物件を借りるとして見てみましょう。

年収500万円の手取りは約380万円で、月の手取りは31万円ほどということになります。

この場合、家賃の占める割合は約45%です。

家賃を含む生活費の目安は、60%程度が適正ですが、残りの15%つまり、5万円足らずで食費や雑費、光熱水道費、通信費、保険料などの生活費を捻出するのは困難でしょう。

この場合、他の支出を削っていく必要があります。

残りの40%は貯金と、娯楽や趣味、交際費になりますが、貯金はできれば25%か少なくとも20%は欲しいところです。

そうなると、娯楽等の支出を削っていくことになります。

娯楽等にまったくお金を使わない人もいますから、場合によっては年収500万円でも、そこまで苦労しなくても生活することも可能でしょう。

3-3. 貯金はできる?

貯金は先ほどもご紹介したとおり、手取りの20%程度が適正です。

目安の年収よりも低い場合は、貯金用のお金を減らして家賃に当てなくてはならない可能性も出てきます。

そこまでしてその物件に住みたいのであれば、そういった選択も悪くはないでしょう。

ですが、先ほどのように年収500万円であれば、貯金は10%程度になってしまうかもしれません。

10%だと月3万円ほどになってしまいますから、もう少し貯金したいところですね。

そのためには、うまく娯楽や趣味などの支出を抑えるようにしたいですね。

娯楽等にお金が使えないと、ストレスも溜まりやすくなりますから、バランスを取って調整していきましょう。

こういう費目をやりくりするときは、まず固定支出から考えなければなりません。

というのも、固定支出は簡単に節約することはできないからです。

家賃もそうですが、例えば保険関係がこれにあたります。

いざ生命保険に入ってはみたものの、ちょっと経済的に苦しいから解約したいと思っても、簡単には解約しにくいものです。

こういった固定支出になるものは、長期にわたって払うことになるので、よく考えて契約をするようにしましょう。

それから、どのくらいの貯金ができるかは、当然ですが、家族構成でかなり違いが出てきます。

単身であれば、よほど無駄遣いをしなければ大丈夫でしょう。

家族が増えれば増えるほど、食費、光熱費、医療費など多くの費用が比例して増えていきます。

そういう場合は、住宅手当や家族手当などをうまく活用していきましょう。

4. 家賃14万円、年収700万円で暮らせるマンションの間取りとは?

家賃14万円だと、どのくらいの間取りのマンションに暮らせるのでしょうか?

東京都内を例として挙げてみましょう。

基本的に、間取りが広くなると家賃は高くなりますが、築年数が古いと、それだけ家賃も下がります。

例えば6LDKという広さのものが、築年数は40年ほどのもの、といった具合です。

一番多いのは、3LDKまたは4LDKです。

同じ価格帯なので、4LDKのほうが築年数は古いだろうと思いきや、3LDKより築浅の物件も多くあります。

大体20~27年くらいの築年数のものが多くなっていますね。

また、古くてもリフォームをしているかどうかで、家賃の額が変わってきます。

どの程度の古さを許容できるかで決めるといいでしょう。

まずは、物件をチェックしてみましょう。

思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれませんよ。

そして、最終的には目で見て決める方がいいので、気になる物件があったら、すぐに見学の予約を入れましょう。

見学はタダですから。

5. まとめ:家賃14万円のマンションには年収700万円必要!

年収の20~30%を家賃として考えると、それなりの家賃のマンションに住めば、やはりそれなりの年収が必要になります。

住みたい家に住むことは、確かにとても大事なことです。

ですが、それを優先させたばっかりに食費を切り詰めたり、他の支払いができなくなってしまっては本末転倒です。

また、将来的にそのままそのマンションに住むのか、ということも考えておくべきことです。

変な言い方かもしれませんが、賃貸の家賃は、購入に比べると掛け捨てのようなものです。

購入したのであれば自分のものになるので、損はありません。

14万円の家賃だと、年間168万円にならいます。

状況によっては、家を購入するという選択肢も考えてみてもいいかもしれませんね。