東京都内で3LDK新築マンションを探すのならば、まずは気になる購入相場のチェックから始めるのがポイントです。購入相場を知ることは予算を考える上でのヒントにもなります。
ただし購入相場は地域や広さによっても違ってきます。また新築マンションだからこそ知っておきたい探し方や注意点などもあります。
そこで今回は東京都内で3LDK新築マンションを購入する前にチェックしておきたい購入相場や探し方、購入時の注意点などをわかりやすく紹介していきます。
<h2>1. 3LDKの新築マンションの相場情報【東京編】
<h4>東京都内の3LDK新築マンションの購入相場とは?
東京都内の3LDK新築マンションの購入相場は4000~6000万円台です。もっとも物件数が多いのは5000万円台となっているので、平均的な東京都内の3LDK新築マンションの購入価格は5000万円台ともいえます。
ただし東京都内は地域によっても購入相場は違っているため、比較的相場の安い地域では同じ3LDK新築マンションでも相場は4000万円台になります。これに対して人気のエリアは地域の購入相場が全体的に高いため、6000万円台から7000万円台後半が主流のエリアもあります。
<h4>広さ別にみた東京都内の3LDK新築マンション購入相場とは?
東京都内の3LDK新築マンションの平均的な広さ(専有面積)は【60㎡後半~70㎡】となっています。ただし3LDKでは「広さを実感できるマンションが欲しい」という人も多いため、80㎡のマンションも多いです。
東京都内で60㎡未満だと、平均購入価格は5700万円台です。エリアによっては4000万円台後半も多いので、予算を重視したいのであれば専有面積が60㎡の新築マンションにターゲットを絞ってみると希望通りのマンションが見つかりやすいです。
ただし60㎡の場合は3LDKよりも2LDKの方が物件数は多いので、住みたいエリアが決まっている場合は物件探しに苦戦するかもしれません。
東京都内で平均的な3LDKの広さといわれている70㎡の場合は、購入相場は5600万円台です。東京の3LDK新築マンションが平均5000万円台ですから、いわゆる「一般的な3LDK新築マンションを探す」というのであれば購入価格の相場は5000万円台後半と見るのが妥当でしょう。
ちなみに広さを実感したいという人の場合は80㎡のマンションを探すのがおすすめです。東京都内で80㎡の新築マンションの平均相場は6300万円台となっています。
ただし同じ東京都内でも「都心から離れている」「都心へのアクセスが不便」「治安が悪い」などデメリットな要素がある地域では、80㎡でも4000万円台でみつけることができます。「予算が限られているけれど広さは確保したい」というのであれば、エリアを限定せずに4000~5000万円台でマンションを探すのがおすすめです。
<h4>東京都内で人気のエリアベスト3の購入相場は?
東京都内で人気があるエリアは【1位 港区】【2位 文京区】【3位 中央区】です。マンションの場合、同じ間取りでも広さによって購入相場が変わってきます。そこで各エリアの1坪当たりの平均価格を紹介します。
※実際に予算を考える場合には「1坪当たりの平均価格×希望の広さ(専有面積)」で算出してみてください。
| エリア | 1坪当たりの平均価格 |
| 港区 | 492万円 |
| 文京区 | 372万円 |
| 中央区 | 350万円 |
<h4>東京都内で人気駅ベスト3の購入相場は?
東京都内で人気駅ベスト3は【1位 東京駅】【2位 三鷹駅】【3位 吉祥寺駅】です。マンションの場合、同じ間取りでも広さによって購入相場が変わってきます。そこで各エリアの1坪当たりの平均価格を紹介します。
※実際に予算を考える場合には「1坪当たりの平均価格×希望の広さ(専有面積)」で算出してみてください。
| 駅名(区市町村名) | 1坪当たりの平均価格 |
| 東京駅(千代田区) | 487万円 |
| 三鷹駅(三鷹市) | 308万円 |
| 吉祥寺駅(武蔵野市) | 252万円 |
<h4>東京23区内で坪単価が安いエリアベスト3
東京23区内で坪単価が安いエリアは【1位 足立区】【2位 葛飾区】【3位 江戸川区】です。坪単価が安ければ、希望の広さ(専有面積)をかければ購入価格の目安を出すことが出来ます。
ちなみに各エリアの1坪当たりの平均相場は次のようになっています。
| エリア | 1坪当たりの平均価格 |
| 足立区 | 191万円 |
| 葛飾区 | 193万円 |
| 江戸川区 | 223万円 |
<h4>東京都下で新築マンションの販売戸数が多いエリアは?
東京都下で新築マンションを探すのであれば、販売戸数が多いエリアを知っておくことがポイントになります。販売戸数が多ければ、数あるマンションの中から希望通りのマンションを選ぶことが出来ます。
東京都下で販売戸数の多いエリアは、【1位 八王子市】【2位 調布市】【3位 府中市】となっています。この3エリアの平均的な専有面積は70㎡となっているので、ファミリー向けタイプのマンションが多いことが分かります。
ちなみに各エリアのマンションの平均価格は次のようになっています。
| エリア | 平均価格 |
| 八王子市 | 3700万円台 |
| 調布市 | 5000万円台 |
| 府中市 | 4700万円台 |
<h2>2. 東京で希望通りの3LDK新築マンションを探す方法
東京で希望通りの3LDK新築マンションを探すには「ターゲットをどのようにして絞っていくか」がポイントになります。
東京都内では常に新築マンションが販売されているので、条件を付けても比較的あなたの希望に合ったマンションが見つかりやすいのが特徴にあります。でもそのことは言い換えれば「ターゲットを絞らないと希望にあったマンションを探すことが出来ない」とも言えます。
<h4>地域を限定して探す方法
最優先したい条件を「地域」に設定するのであれば新聞の折り込むチラシで情報収集をするのがおすすめです。
新聞の折り込みチラシは、広告主が配布するエリアをあらかじめ限定することが出来ます。そのためピンポイントに地域を限定して告知することが出来るのが最大の特徴です。つまり「このエリアに住んでいる人に是非お勧めしたいマンションです!」と販売サイドが強くアピールしているわけです。
ですから地域を限定して新築マンションを探すのであれば、新聞の折り込みチラシをチェックすることは効率よく希望通りのマンションを探す方法といえます。
<h4>予算を重視して探す方法
予算を重視して新築マンションを探すのであれば、まずは東京都内の新築マンション相場を細かくチェックすることがポイントです。相場が分かれば相場よりも安いマンション情報は「あなたにとっておすすめのマンション情報」といえます。
ただし相場を調べるということは簡単ではありません。短時間で効率よく調べるためには、インターネットなどの地価情報などをこまめにチェックするのがおすすめです。
<h4>失敗しないマンション選びをしたい人におすすめの方法
一生に一度の大きな買い物であるマンションですから、絶対に失敗しないマンション選びをしたいと考える人も多いはずです。このような場合は新築マンションの販売実績が多い不動産仲介業者に直接商談してみるのがおすすめです。
不動産仲介業者に相談するにしても、あなたがどのようなマンションを購入したいのかが決まっていなければ話は先に進みません。でも「こんなマンションが欲しい」という大まかな希望が決まっているのであれば、その希望を直接担当者に相談すればあとは希望に合ったマンション情報が出て来るのを待てばよいだけです。
これなら余計な手間をかけることもなく、しかもマンション購入に関するお金の話から実際に入居するまでの流れなどについても細かく相談にのってもらうことが出来ます。「お金よりも安心が第一」という人にはこの方法が最もおすすめです。
<h2>3. 東京で新築マンションを購入する場合の3つの注意点
<h3>①資産価値が下がりにくいマンションを選ぶ
将来的に資産として運用することも考えるのであれば、購入金額が多少高かったとしても「資産価値が下がりにくい条件を満たしているマンション」を選ぶことがポイントになります。
資産価値が下がりにくい条件を大きく分けると3つあります。
まず「利便性が優れていること」です。特に東京都内では都心へのアクセスに便利な場所は資産価値が下がりにくいです。さらに駅から近いなどの付加価値が付くとさらに良いでしょう。
次が「生活するのに便利なエリアであること」です。いくら良い物件でも「買い物に不便」「病院が遠い」「学校が少ない」などの場合、ファミリー向けに人気の3LDKとしてはあまり高く評価されません。
最後が「治安が良いこと」です。子育て世帯に人気がある3LDKですので、やはり子育て環境が良い場所であるということは優先条件として挙げられます。ですから治安が良いエリアということは将来においてもメリットとして高く評価されます。
<h3>②防音対策はしっかりチェック
新築マンションの場合、現地見学をするということはなかなか難しいものです。実際に現地を見学したうえで購入を検討できるのであれば内覧の際にチェックすることもできますが、新築マンションの場合は内覧会でなければ実際に現地で確認することはできません。
そのためにも契約をする前に「どのような防音対策が施されているのか」「周辺の環境は?」など細かな点もしっかりとチェックしておく必要があります。
<h3>③購入以後にかかるお金についてもきちんとチェック
新築マンションを購入する場合、購入費用についてのチェックだけでなく購入後のランニングコストについてもきちんと理解しておく必要があります。
特に20階以上の高層マンションの場合、ランニングコストは20回未満の新築マンションよりも高めに設定されています。中でも注意が必要なのが「修繕積立金」です。
修繕積立金はマンションを購入した場合には必ず発生するものなのですが、年数がたつにつれて金額が引き上げられることが多いです。
つまりマンション購入のローン返済だけで月々の支払いが厳しい場合は、将来的に修繕積立金などのランニングコストが家計に大きな負担をかける可能性があるということです。こうした購入後のお金の相談についても契約前にきちんと担当者と相談しておくことが、新築マンションを購入する上での大切なポイントです。
<h2>4. 東京の3LDKの新築マンションの相場情報と選び方まとめ
東京で3LDK新築マンションは次々と建てられるので、条件を限定しなくてもあなたの希望に合ったマンションを探すことはそれほど難しくありません。でも膨大な情報の中から本当にあなたの希望通りのマンション情報を探し出すということは正直言ってかなり難しいです。
ですから理想のマンションを効率よく探すのであれば、まずはあなた自身が「どんなマンションが欲しいのか、きちんと整理しておく」ということが最大のポイントになるのです。




