2LDKに最適なテレビサイズの選び方と価格相場

引越しをすると、前の家から持ってきた家具のサイズが急に合わなくなってしまった、そんな経験はありませんか?

特にテレビなどは、一人暮らし用の小さなものを広い部屋に持ってくると、小さすぎて見えない、などとこともありますね。

逆に大きいテレビを持って来たら、部屋の間取りが変わって見えにくい、ということもあるでしょう。

今回は、2LDKのお部屋にぴったりのテレビサイズや、テレビの価格相場をご紹介していきます!

1. 2LDKの間取りに最適なテレビサイズの選び方

2LDKの間取りは、リビング+独立した部屋が2つ、という部屋の構成になります。

リビングが独立しているので、ワンルームや1Kの部屋よりも、ベッドや収納を他の部屋に移動できる分、より広く部屋を使うことができる間取りです。

テレビをリビングに置く場合、リビングの広さや家具の配置に合わせてテレビのサイズを考えるといいでしょう。

6畳やそれ以下の場合、40型以上のテレビを置くと大きすぎます。

しかし2LDKであれば、ワンルームなどよりリビングが増える上に、広めの間取りになっていることが多いようです。

8畳以上の場合は、それほど距離が遠くならないので、40V型、46V型や49V型が適切な大きさになります。

これだけのサイズならば、ストレスなくテレビを視聴できるのではないでしょうか。

CG映像やライブ映像なども、美しい画質で視聴できるでしょう。

ですから、映画やドラマをよく見る方には、おすすめのサイズです。

リビングが10畳以上の広さがある場合は、視聴距離もしっかり確保できるので、60V型以上の大きめのテレビを置いてもいいでしょう。

ここまで大きなテレビだと、大迫力の映像で映画やドラマを視聴することが可能です。

広いリビングだと、ソファやダイニングテーブルからある程度距離を置いてテレビを見ることが多いですよね。

あまり離れすぎると、画面の文字などがぼやけて見えてしまうため、目の負担になってしまいます。

娯楽のためにテレビを見て疲れてしまうのは、あまり好ましくないですね。

ですから余程のことがない限り、ある程度距離をとっても力まずに見られる、大きなテレビがいいでしょう。

大きなテレビだと、例えばキッチンからお料理中に、お掃除の途中に、離れた場所からでも気になる番組の続きも見ることができます。

逆にリビング以外の部屋に置くのであれば、それほど大きなものは必要ないと思います。

リビングに大きな家具があるので、残りの部屋は寝室や個室として使う場合が多いでしょう。

勉強部屋や子供部屋、などという用途もあるかもしれませんね。

その場合、ベッドからや椅子からテレビを見る、という方も多いのではないでしょうか。

あまり大きなテレビを置いてしまうと、近すぎたり圧迫感が出てしまったりで、テレビが見づらくなることもあります。

もちろん部屋の大きさや好みにもよりますが、40V型などの比較的コンパクトなサイズの方がいいでしょう。

テレビボードなども、リビングほど大きなものは置けないかと思います。

最近は、コンパクトなものでも多機能なテレビが増えてきています。

テレビボードなども同様です。

レコーダーやDVDなども一緒にまとめてしまえるので、お部屋の雰囲気にあったものを選べるでしょう。

おしゃれなデザインのものもたくさんあるので、インテリアとしても優れています。

お部屋も広く使えるのでおすすめです。

2. 2LDKにおすすめのテレビサイズと価格相場

 

2LDKの広いリビングに置くテレビの場合、しっかり視聴距離を確保できるのであれば、大きな40V型以上のテレビがおすすめです。

人気のサイズは、43~55V型あたりになります。

このくらいの大きさがあると、広いリビングでもストレスを感じることなくテレビを見ることができますよ。

「大画面・高画質なテレビで映画やドラマを見たい!」という方には、おすすめのサイズです。

ライブ映像なども、迫力をしっかりと感じることができるでしょう。

4Kであれば、さらに美しい映像が見られます。

では、テレビの価格の相場はいくらになるのでしょうか。

メーカーにもよりますが、人気の50V型以上の大きさだと、20~30万円くらいが相場になります。

映画やドラマなどを大迫力で見たいなら、このくらいの大きさからが妥当でしょう。

コンパクトなサイズより少し値は張るかもしれませんが、よくテレビを見る方、迫力のある映像で視聴したい方には、これくらいの大きさをおすすめします。

メーカーを選ばなければもっと安いものもありますが、やはり他のものに比べて、画質が落ちたり、音が悪かったりする場合があります。

せっかく大きくて見やすいサイズのテレビを買ったのに、すぐに壊れてしまったり、画質や音がイマイチだと、とてももったいないですね。

購入の際には、品質をしっかり確認しましょう。

60V型以上になると、25万円からのものが多くなります。

これくらい大きくなると、かなりの広さの部屋を確保しなければなりません。

その分迫力も増すと思うので、映画館のような感覚でテレビを視聴することもできるでしょう。

最近のテレビは大きなサイズでも、映像がとても美しくなっています。

とにかく「大画面で高画質な映像を見たい!」という方は、思い切って奮発してみてもいいかもしれませんよ。

40V型を下回ると、価格はぐっと下がります。

40V型は6~8万円ほどの価格帯で購入できるので、予算が少ない場合は検討してもいいでしょう。

しかしやはり2LDKのリビングとなると、あまり小さなテレビを買うことはストレスになるので、気を付けましょう。

リビング以外の比較的小さめの部屋に置く用途ならば、まったく問題ないかと思います。

または、テレビを2台並べてテレビゲームを行うという方もいるでしょう。

手を出しやすい価格相場なので、寝室にもテレビが欲しい場合や、もう1台欲しい場合には、ぴったりのサイズと価格と言えるでしょう。

3. 2LDKの間取りに最適なテレビまでの視聴距離

ブラウン管が主流だったころ、「テレビから離れて見ましょう」という言葉をよく聞いたかと思います。

あの頃のテレビは、画質が荒く、近付くとぼやけてしまって見えなくなるためです。

現在のフルハイビジョンテレビや4Kテレビなど、液晶のテレビであれば、昔のブラウン管テレビのように距離を取って視聴しなければならない、ということはありません。

なぜなら画素数が増えたため、映像が繊細で、近付いても文字や映像がぼやけたり荒くなることがないからです。

ただし液晶テレビにも、一番映像が美しく見える視聴距離というものは存在します。

一般に視聴距離は、テレビの画面の高さから計算します。

フルハイビジョンテレビの場合は、画面の高さの約3倍が適切な視聴距離と言えます。

大きなテレビに近づきすぎると、いくら液晶テレビがキレイで繊細な映像だとしても、やはり画像が荒くぼやけて見えてしまいます。

テレビをテレビ台に置いた高さから、3倍の距離は確保しておきましょう。

離し過ぎてしまうと、逆に目を凝らして見なくてはならないので、あまりおすすめはできません。

テレビ台の高さも含めて、家具の配置をしっかり見直していきましょう。

4Kテレビの場合は、画面の高さの約1.5倍の距離が適切だと言われています。

4Kテレビの特徴といえば、何といっても画素数の多さです。

画素数が多ければ多い程、画素の粗さが目立たなくなります。

4Kテレビは、フルハイビジョンの4倍も画素が細かくなっているのです。

そのため、従来の液晶テレビより近い距離でも、繊細で美しい映像を見ることができるのです。

つまり4Kテレビであれば、部屋が狭かったり、テレビまでの距離が確保できなくても、フルハイビジョンテレビより大きなサイズのもの置けるということになります。

4Kテレビは、近づいてしまうと画像が荒くて見えない、などということはないと思いますが、だからと言ってあまり近づきすぎても疲れてしまいます。

テレビを選ぶ際には、この視聴距離を頭に入れておくといいでしょう。

部屋の広さと、テレビを見る位置を考えておきましょう。

4. テレビ設置に最適な高さとは?テレビボードのサイズも要確認!

さてテレビを見るときに、あなたはどのようなスタイルで見ているでしょうか。

フロアに座って見る方、ソファでくつろいで見る方、離れたダイニングから見る方、様々だと思います。

視聴距離に加えて、テレビを設置する高さというのも、とても重要になってきます。

一般的に、テレビの中央を見たとき、自分の目線が少し下がるくらいの高さが適切な高さです。

まず床に座って見る場合には、どうしても目線が低くなります。

約40センチまでの低いテレビボードが理想でしょう。

寝転がってみる場合には、床置きにしてしまってもいいかもしれませんね。

ソファに座って視聴する場合なら、床から少し高くなります。

その場合、先程のものより少し高い40~60センチほどのテレビボードが適切と言えます。

ソファの高さにもよるので、少し見下ろす位置を確認しておきましょう。

またダイニングから見る、という場合は60センチ以上の高めのものを選ぶといいでしょう。

テレビからあまりにも離れてしまう場合は、テレビのサイズも合わせて見直した方が良いかもしれませんね。

高さのあるテレビ台に置いてしまうと、あなたのスタイルによっては、テレビを見上げて視聴することになってしまいます。

実は上向き目線での視聴は、とても目に負担がかかるのです。

映画館で一番前に座ってスクリーンを見上げていると、見終わった後、とても目が疲れてしまいませんか?

家庭のテレビでも、同じことが起こってしまいます。

目線を上げ下げしてみてください。

下向きより上向きの方が、目の開きが大きく、目が乾きやすくなりませんか?

目が悪くなる原因にもなりかねません。

しかも、姿勢も悪くなってしまいますね。

またテレビを見上げる形になると、天井や電気などが映り込んでしまうのです。

テレビを見るときは、中央を少し見下ろすくらいの高さになるテレビ台やボードを選びましょう!

またテレビを台に設置する場合、テレビ台のサイズにも要注意です。

テレビがテレビ台よりはみ出しているのは、とても不格好になってしまいます。

何より不安定で、とても危険ですよね。

何かの拍子でぶつかってしまったり、地震が来て揺れた時など、大きなテレビが倒れてしまうのはとても危ないことです。

小さなお子様などがいるご家庭ではなおさらですね。

テレビ台は、テレビよりひとまわり大きなサイズのものを選びましょう。

お好みやインテリアにもよりますが、目安としてはテレビの横幅よりも、10~30センチ以上長くなるといいでしょう。

横におしゃれなインテリアやリモコンなども置けますし、何より安定します。

そして設置の際には、テレビが倒れないようにしっかり対策を取ることも大事です。

ネジで固定したり、耐震マットを敷いたりするなど、安全面にも考慮しておきましょう。

5. 2LDKの間取りに合わないテレビサイズを選んだ場合のデメリット

間取りに合わない大きすぎるテレビを置いてしまった場合、まず挙げられるデメリットは、目の疲れや圧迫感でしょう。

たとえば大きなテレビで見た映画より、スマートフォンで見た映画の方が画質がきれいに感じることがありませんか?

大きなテレビの方が、距離が近付くと、より画像の粗さが目立つ傾向にあります。

テレビに近寄ると、映像がぼやけて見えることがありませんか?

また、いくら映像の美しい4Kテレビであっても、近すぎる視聴はとても疲れます。

テレビを見上げることになり、適切な視聴距離も取れなくなってしまいます。

それに部屋のサイズに明らかに合わない大きさのテレビは、圧迫感がありますし、部屋も狭く見えてしまいます。

逆に、広いリビングに小さなテレビを持ち込んでしまうと、どうしても視聴距離が遠くなります。

つぶれた小さな文字を読もうとして、テレビを見た後には目がどっと疲れる……。

そんなことにもなりかねません。

6. 部屋を広く使うためにできるテレビ設置時の一工夫

テレビ台は、意外と場所を取ってしまう家具といえます。

せっかくのお部屋を広く使うためには、どうしたらいいでしょうか。

部屋を広く使いたいのであれば、一番良いのは壁に掛けてしまうことでしょう。

テレビ台という家具が省けると、部屋をとても広く使うことができます。

また、テレビが倒れてしまうという事故も防ぐことができるので、耐震面でもかなり安心できるようになるでしょう。

距離もしっかりとれるので、大きなテレビを選ぶこともできますね。

インテリアとして見ても、スタイリッシュな仕上がりになること間違いなしです!

ただ壁に穴を開けなくてはいけないので、賃貸や借家など、持ち家でない場合は注意してください。

さらに、工事も必要になってきます。

もう一つの方法は、他の家具と併用してしまうことです。

たとえば本棚や収納ボックス、CDラックなどが挙げられます。

こちらも、どうしてもスペースをとってしまう家具ですが、テレビ台と併用してしまえば、その分広く部屋のインテリアを考えられます。

最近はおしゃれな棚や収納ボックスも多くなっていますね。

ちょっとした場所にリモコン類を置くこともできますし、他のものの収納もできて一石二鳥です。

また、家具の高さを低くすることによって、部屋を広く見せることもできます。

どうしてもテレビ台を省けないという場合には、ローボードなど低いものを設置しましょう。

家具の高さを下げるというレイアウトは、一般的に知られている、部屋を広く見せる視覚効果です。

その際には、ソファや他の家具も低いものを選ぶなどすれば、もっと広く見せることができます。

こちらの視覚効果も、あわせて使っていきましょう!

7. 2LDKの間取りに最適なテレビサイズの選び方まとめ

2LDKに最適なテレビの選び方は、いかがでしたでしょうか。

2LDKという間取りはワンルームなどに比べて、広々とした余裕のある空間づくりがしやすくなっています。

そのため、あなたのライフスタイルに合ったテレビの大きさを選ぶことができます。

だからこそ、テレビの大きさというのは非常に重要になってくるでしょう。

せっかく広いお部屋に住むなら、日々の疲れをいやせるリビングにしたいですね。

選んだテレビが逆にストレスになってしまわないように、事前に調べておくことも大切です。

部屋の広さや価格の相場・家具のレイアウトなどを考慮して、適切なテレビを選べるといいですね。

2LDKという間取りは、リビングも広く、部屋も2つ独立しているため、レイアウトが難しくなるように感じるかもしれません。

しかし、大きさの目安や価格の相場がわかっていれば大丈夫です!

テレビボードなどの家具も視野に入れていれば、あなたの部屋にぴったりのテレビを選ぶことができるでしょう。

テレビの用途というのは、人それぞれです。

快適にテレビを見るためにも、サイズや距離のことをしっかり頭に入れて、あなたに合ったテレビを選びましょう!