2LDKの新築分譲マンションを購入!相場はいくら?【東京編】

東京都内でマンション購入を考えているのであれば、中古マンションよりもやはり新築マンションの方が魅力的です。

新築ですから間取りに関してもある程度希望通りになりますし、資産運用として賃貸に出すことも考えれば「借り手のターゲットゾーンが広い」という意味で2LDKという間取りはメリットになります。

ただし問題はその価格です。

どんなに条件が良い物件でも価格が予算オーバーだと「どこまでを許容範囲にするのか」が問題になります。

そこで今回は東京都内で2LDK新築分譲マンションの購入相場を詳しくご紹介します!

さらに新築分譲マンションを探す時のポイントや方法なども併せて解説します。

 

1. 2LDKの新築分譲マンションを購入!相場はいくら?【東京編】

1-1. 最も人気がある「品川区」の2LDK新築分譲マンション相場とは?

品川区は東京23区内で最も人気があるエリアです。

2LDKの広さ(専有面積)は50~60㎡が多く、価格は5,000~6,000万円が相場です。

品川区内の分譲マンションの間取りを見てみると、圧倒的に多いのは3DK・3LDKとなっています。

ただ特徴的なのは、第2位に人気なのが1ルーム・1Kという点です。

実は品川区はファミリーだけでなく1人暮らしにも人気があるエリアなので、コンパクトに暮らせる1ルームや1Kのような1人暮らし用の間取りも人気があるのです。

そのかわり品川区では、子育てファミリーに人気がある4DK以上の間取りはほとんどありません。

つまり「良い条件の物件であれば品川区の2LDKは1人暮らし・ファミリー向けとしての需要がある」とも言えます。

ですので将来賃貸としての出すことを考えてマンション購入を検討しているのであれば、品川区はおすすめのエリアといえます。

1-2. 2LDKで人気、三鷹駅周辺の新築分譲マンション相場とは?

東京都内の2LDKで人気がある駅は「三鷹駅」です。

三鷹駅には中央本線が乗り入れており、東京23区内ではありませんが都心へのアクセスが便利です。

しかも自然が豊かな街なので、子育て中のファミリー世帯に人気があります。

三鷹駅周辺の2LDKの専有面積は60~70㎡が多く、価格は5,000万円台が相場です。

しかも三鷹駅周辺の2LDKは面積が広いので、ファミリー向けの賃貸物件としても人気があります。

そのため将来賃貸に出すことを考えているのであれば、チェックして損のないおすすめエリアです。

1-3. 東京23区内で最も新築分譲マンションの販売戸数が多いエリアは?

東京23区内で最も新築分譲マンションの販売戸数が多いのは「江東区」です。

江東区の場合、2LDKの平均面積が50㎡で平均坪単価は274.5万円で、購入価格の相場は約4,100万円となります。

ちなみに45㎡だと約3,300万円、60㎡だと約5,000万円が相場です。

1-4. 東京23区内で最も新築分譲マンションの平均価格が安いエリアは?

東京23区内で最も新築分譲マンションの平均価格が安いエリアは「足立区」です。

足立区の場合、2LDKの平均面積が60㎡で均坪単価は190.4万円で、購入価格の相場は約3,500万円となります。

ちなみに50㎡だと約2,900万円、70㎡だと約4,000万円が相場になります。

1-5. 東京都内で新築2LDKの販売価格の相場とは?

東京都内で2LDK新築分譲マンションの平均価格は、6,773万円です。

最も販売戸数が多い価格帯は4,000万円台、5,000万円台となっています。

ただし都内でも坪単価の高いエリアの場合は、販売価格の相場も変わります。

そのため7,000万以上の物件もかなりあります。

エリア別の販売価格の相場は「坪単価×面積」で計算が出来ますので、物件選びの参考にしてください。

 

2. 東京で希望通りの2LDK分譲マンションを探す方法

新築分譲マンションを探す方法は大きく分けて3つあります。

2-1. 住宅情報サイトで物件を探す方法

住宅情報サイトは、インターネットが使える環境にあればいつでもどこでも情報を検索することが出来るのが最大のメリットです。

検索するときも条件を絞り込んで検索することが出来るので、「価格」「マンションの特徴」「間取り」「エリア」など気になるキーワードを入力すると欲しい情報がすぐに出て来ます。

また住宅情報サイトでは1度に複数の物件情報が閲覧できるようになっているので、情報を見ているうちにより具体的にあなたが希望するマンションのイメージが見えてくるという効果もあります。

さらに気になる物件が見つかった場合はインターネットから直接資料請求をすることもできます。もちろんインターネットからモデルルームや現地見学の予約をすることもできます。

2-2. 住宅情報誌で物件を探す方法

2LDK物件は、子育て中のファミリー世帯だけでなく子育てが終わった夫婦の2人暮らしにも人気がある間取りです。

そのため2LDKの場合は、世代によってはインターネットよりも紙媒体の情報の方が探しやすいという特徴もあります。

特にインターネットが苦手な世代は、住み慣れた環境を変えることに抵抗があるという人も多いです。

このようなケースの場合は、駅やコンビニなどで無料配布されている住宅情報誌で物件を探すという方法がおすすめです。

無料配布されている住宅情報誌の場合、配布エリア内の物件をターゲットに情報を紹介しています。

ですので「初めからエリアが限定されている」というメリットがあります。

既にエリアが限定されているのですから、物件を探す場合も情報誌に掲載されている条件や間取り、広さ、価格などから希望にあったマンションを探すことが出来ます。

また販売窓口となっている不動産会社や不動産仲介業者も配布エリアをメインに営業しているので、「気になる物件が見つかったら直接相談に行くことが出来る」という点もメリットに挙げられます。

2-3. 不動産会社で物件を探す方法

住宅情報サイトや情報誌を見ても気になるマンションがなかなか見つからないという場合は、直接不動産会社で物件を探すという方法がおすすめです。

不動産会社または不動産仲介業者で物件を探す場合、まずは担当者と依頼者との相談から始まります。

ここで依頼者であるあなたがどのようなマンションを希望しているのか、細かく担当者が聞き取りをします。

そして聞き取った内容にあったマンションをいくつかピックアップして紹介してくれます。

もちろんその場で現地見学の予約をすることもできますし、モデルルームの内覧をすることもできます。

また既に購入する上での条件を担当者に提示していますから、大幅に希望と異なる物件を紹介される心配がありません。

そのため「安心して任せられる」というだけでなく、「無駄な時間をかけずに希望通りのマンションを探すことが出来る」というメリットもついてきます。

 

3. 東京で新築分譲マンションを選ぶ場合の4つの注意点

3-1. マンション価格の相場よりも安いというだけで選ぶのは危険!

「分譲マンションは資産価値が下がりにくい」といわれています。

ですから基本的にエリアや間取りにおける価格の相場と販売価格にそれほど大きな違いはありません。

ところが時々「格安物件」が登場します。この格安物件こそ、新築分譲マンション選びでは注意が必要なのです。

そもそも「なぜ相場よりも安く販売することが出来るのか」ということに注目する必要があります。

販売価格の相場よりも安くなる理由には、「内装や見えない部分に安い素材を使っている」「駐車場が狭い」「マンション周辺の環境が悪い」「騒音がひどい」などがあります。

こうした問題は、モデルルームではわかりません。実際に現地に行ってみなければわからないようなものばかりですし、トラブルになると解決が難しいことが多いです。

こうしたトラブルに巻き込まれないためにも、「格安物件」を紹介された場合には必ず現地で状況の確認をすることが大切です。

3-2. 住宅ローンのプランは納得できるまで相談すること

新築分譲マンションとなれば、購入額もかなり高額です。

しかも中古マンションとは違い消費税もかかりますので、消費税だけでもかなりの金額になります。

そのためほとんどの場合、長期の住宅ローンを利用します。

住宅ローンには様々なプランがあります。

しかも同じ銀行の住宅ローンでも、プランによって返済方法が変わるものもあります。

もちろん新築分譲マンションを扱う不動産会社では、銀行とも提携しています。

そのためローンの相談を受けた場合には、提携している銀行の住宅ローンを勧めます。

ただ勧められた住宅ローンの返済プランがあなたの思い描いている返済計画と違っている場合もあります。

特に問題なのが、「提携期間中のみ金利を低額に設定するプラン」です。

確かに購入直後はマンション購入費だけでなく引っ越しや家具の購入など様々な費用が掛かります。

ですので購入から数年間の金利が定額になるプランに魅力を感じるはずです。

ところがこのプランには落とし穴があります。

しかも「提携期間が終了すると金利が大幅アップする」というケースがよくあるのです。

住宅ローンの返済期間は10年単位で計算するものですから、月々の金利が上がれば支払う金額も高くなります。ですから全体的にみると損をしてしまいます。

このようなケースを避けるためにも、不動産会社から紹介される銀行以外の住宅ローンプランも併せて検討してみることが大切です。

もちろん住宅ローンには審査がありますので、審査に通るか事前に確認することも必要です。

3-3. 防音性の高いマンションを選ぶ

騒音トラブルには外的要因の物ばかりが頭に浮かんでくると思いますが、新築分譲マンションの場合は「生活音による騒音トラブル」の方が問題は深刻です。

中古マンションの場合は、すでに入居者がいるわけですから上下階または左右の住人がどのような家族構成なのか事前に確認することが出来ます。

ところが新築分譲マンションの場合は、引っ越しをしてみなければどのような人が隣人になるのかはわかりません。

特に小さな子供がいる家族が上の階に住んでいる場合、部屋を歩く音や子供の泣き声など生活音が気になることもよくあります。

このような生活音でトラブルに巻き込まれないためにも、防音性の高いマンションであるか事前に確認する必要があります。

3-4. 不動産投資として購入するならセキュリティが優れている物件を選ぶこと

不動産投資目的でマンションを購入するのであれば、セキュリティが優れているマンションを選ぶことが最大のポイントです。

賃貸物件にはマンションだけでなくアパートもあります。

アパートはマンションと比べると家賃価格が安いのですが、セキュリティとしては不安があります。

これに対してマンションの家賃価格は高いのですが「セキュリティが優れている」と評価されるため、同じ条件のアパートよりも高く家賃を設定することが出来ます。

ただしマンションのセキュリティのレベルには様々なものがあります。

しかもセキュリティを重視する人がチェックするポイントは、施設のセキュリティレベルだけではありません。

マンション周辺の治安も必ずチェックします。

つまりわかりやすくそのレベルを説明すると、「若い女性が一人で暮らしていても安心できるレベルのセキュリティが整っているマンション」を「セキュリティがしっかりとしているマンション」と評価するのです。

そのことを踏まえてマンション選びをしなければ、安定した資産運用が出来るとは言い切れません。

現地で直接状況を確認することも大切ですが、時には専門家の意見を聞いてみることも不動産投資として購入する場合には重要になります。

 

4. 東京の2LDK新築分譲マンションを購入!相場と注意点まとめ

東京で2LDK新築分譲マンションを購入する際に参考にしたい価格の相場や注意点などをまとめて紹介してみましたが、参考になりましたでしょうか?

マンション購入は決して安い買い物ではありません。

購入するからには絶対に後悔しないマンションをぜひとも選びたいものです。

最後まで納得できるマンションを手に入れるためにも、いろいろな角度から情報を集めて検討するようにしてくださいね。