世田谷区の2LDK相場は18万円!住みやすさは?

東京都世田谷区は、一般的にエリア全体に高級感があり、少し手を出しにくいところ、と考えている方も多いかもしれません。

一口に世田谷区といっても、区内のエリア毎にイメージも異なります。

そんな世田谷区の住みやすさについて、ご紹介していきます。

1. 世田谷区の基本データ

世田谷区は、杉並区、目黒区、川崎市、調布市といった4つの市区に面しています。

都内の中でも、比較的住みやすい街として挙げられており、高級住宅街も多い街です。

そんな世田谷区の特徴としては、まずJRの駅がないことが挙げられます。

世田谷区を通る路線としては、小田急線、京王井の頭線、京王線、田園都市線、世田谷線があります。

都内への移動には、渋谷駅や新宿駅などの主要なターミナル駅での乗り換えが必要となりますが、これだけの線が通っているのであれば特に問題はないでしょう。

そして世田谷区は、道が比較的狭い傾向もあります。

東京都23区内の中でも、人気のエリアとして住んでいる人が多いにもかかわらず、路地が狭いのです。

車を運転される方は、配慮が必要となるので注意してくださいね。

1-2. 世田谷区の住みやすさ

世田谷区といえば、一般的なイメージはやはり、富裕層が多く住んでいるだろう、というものです。

そのイメージ通り、世田谷区内の二子玉川エリアにはタワーマンションが建ち並んでいます。

現在二子玉川エリアは開発中であるため、高額所得者層が好んで住むようにもなっています。

高級マンションも、今後どんどん増えていきそうです。

そんな世田谷区の二子玉川は、現在住みたい町ランキングでは7位にランクインしており、住みやすい街としてもよく知られています。

それには2つの理由がありました。

① 犯罪発生率が低い

世田谷区は、東京都23区内の犯罪率が少ないランキングでも6位に入っています。

人口も面積も、世田谷区は都内の中でもかなり大きいにもかかわらず、犯罪発生率が低いのは、かなり珍しいことですね。

② 緑豊かな街で、子どもが遊べるスポットが多い

東京都内でありながらも、世田谷区は「世田谷みどり33」と称して、区政100周年にあたる平成44年までに世田谷区の面積の3分の1を緑にしようという計画を立てています。

そのため、東京都内でありながら緑がとても豊かなのです。

実際に、平成28年時点でも世田谷区内の25%は緑で、公約通り今後も緑が増えていくことが予想されます。

緑が多いということは、それだけ子どものいる家族で住んでいる方にとっては、住みやすい街であるということになります。

区内には子どもが遊べるスポットも多くあり、中でも緑の豊富な大きな公園がたくさんあります。

バーベキューやサイクリングなどのレクリエーションを楽しむことのできる砧公園や、体育館や陸上競技場、広大なテニスコートの広がる駒沢オリンピック公園が例として挙げられます。

このように子どもの遊ぶ場所も多いため、安心して家族で住むことができるのです。

2. 世田谷区の家賃相場はいくら?

世田谷区内の賃貸で、2LDKの物件の家賃相場の平均は、18.48万円です。

東京都23区内で2LDKの家賃相場を比較してみたところ、渋谷区が最も高く30.90万円となっています。

これに対して足立区が最も安く9.8万円なので、世田谷区は東京都23区内でもちょうど平均的な家賃相場であると考えて問題ないでしょう。

そんな世田谷区内にも様々なエリアがあり、人気の高い二子玉川や三軒茶屋はもちろんのこと、その他の主要なエリア毎に詳しくみていきます。

2-1. 三軒茶屋

  • 2LDK家賃相場 :12.8万円
  • ワンルーム家賃相場: 7.8万円

三軒茶屋は、最近若者を中心に人気の高いエリアです。

大衆居酒屋やバー、おしゃれなカフェなどの飲食店が多く、外食をするにしてもお店に関しては特に充実しています。

さらに東急田園都市線三軒茶屋の駅前には、24時間営業の「西友」もあるので、毎日のお買い物に困ることはないでしょう。

渋谷へのアクセスは東急田園都市線で5分ほどで、新宿や池袋などの主要エリアも行きやすいのが嬉しいポイントです。

また、治安に関しても大きな事件などもない街で、住みたいという希望者が近年増えてきているエリアでもあります。

家賃は世田谷区内として考えると平均的ではあるものの、狭い1人暮らし用の物件が多い傾向にあります。

また駅前には、居酒屋やスーパーも24時間営業と夜遅くまで営業しているところが多く、家族で住むにはあまり向いていないでしょう。

2-2. 二子玉川

  • 2LDK家賃相場: 13万円
  • ワンルーム家賃相場: 8.3万円

ここは世田谷区のエリアの中でも、最も家賃相場が高い傾向にあります。

冒頭でも述べたように、近年タワーマンションが多く建設されており、高級住宅街もどんどん増えてきており、二子玉川エリアは特に開発が進んでいます。

そのために、富裕層がセレブな生活をしようと引越してくる傾向があるようです。

芸能人や有名人も多く住んでいるようですね。

そんな高級感あるイメージの強い二子玉川には多摩川が流れており、緑も多く住みやすい街としても有名です。

多摩川の土手はきれいに整備されており、二子玉川公園は緑が多く、子どもを遊ばせる環境としても優れています。

また駅前には玉川ライズという大型複合施設があり、様々な専門店が軒を並べています。

その一方で、二子玉川駅から1km圏内にはスーパーは2軒しかなく、お買い物ができる場所は少なめです。

また賃貸物件が多いため、1人暮らしをする方には向いているエリアといえます。

2-3. 駒沢

  • 2LDK家賃相場 :12.7万円
  • ワンルーム家賃相場 :7.2万円

ここは、駒沢大学や駒沢オリンピック公園など、東京都内の観光スポットとしても有名な施設の多いエリアです。

世田谷区の中でも、芸能人や政治家が多く住む街としてもよく知られています。

渋谷までは7分で行くことができ、交通の利便性も問題ありません。

2LDK、ワンルームともに家賃は少し高い印象があるものの、子どもを遊ばせる公園が多いエリアでもあるため、家族で住むには最適でしょう。

また治安に関しては大きな犯罪は少ないものの、芸能人や政治家が多く住む高級住宅街を狙って、空き巣やひったくりの可能性があります。

とは言っても、年間を通してみると空き巣が4件、ひったくりが0件なので、治安が悪いというわけではありませんが注意が必要です。

施設面ではカフェが多いものの、居酒屋は少なめです。

駒沢大学駅から1km圏内にスーパーは6軒ほどあり、ドラッグストアも多くあるので、日常生活で特に困ることはないでしょう。

そして駒沢オリンピック公園は、連日スポーツやアクティビティをする人々でにぎわっています。

2-4. 桜新町

  • 2LDK家賃相場: 12.3万円
  • ワンルーム家賃相場: 7.1万円

桜新町は、世田谷区の中では平均的な家賃相場でありながらも、かなり治安の良い街として人気を集めています。

サザエさん発祥の地としても有名で、「サザエさん通り」と名付けられた商店街では、サザエさんを至る所で見ることができる、遊び心のあふれる街です。

三軒茶屋には4分、渋谷には9分というアクセスの良さも人気の秘密です。

駅近には様々なおしゃれなカフェが並び、スーパーも桜新町駅から1km以内に7軒ほどあります。

昼はもちろんのこと、夜でも人通りの多い街であり、犯罪発生率も低く、稀に自転車の盗難がある程度です。

そんな治安の良さからも、女性や初めての1人暮らしという方でも、住みやすい環境が整っています。

3. まとめ

世田谷区は、東京都内の中でも大変住みやすいエリアだ、ということがおわかりいただけたと思います。

家賃相場を見ても、東京都23区内では平均的です。

1人暮らしや家族で住むにも、世田谷区には緑が多く環境も良いため最適でしょう。