あなたの住まいは何DK、何LDKでしょうか?
今の生活、これからの暮しにどんな間取りが合うと思いますか?
多くの時間を過ごす住まいは生活を豊かにするための重要なポイントになります。
間取りは入居者によって“一人暮らし”、“新婚”、“ファミリー”に分けることもできます。
入居する人によって生活のリズムや、部屋に求める要求が変わってきます。
それは、“ゆとり”だったり、“プライベート”だったり。狭くても思うような暮らしは送れないですし、広すぎても家賃返済に追われることになったり、余計なストレスの原因になるかもしれません。
では、どんな間取りがあなたに合うのでしょうか?
今回は最近人気の高い2LDKの間取りについて説明します。
2LDKはなぜ人気なのでしょうか?また、どんな世帯に人気なのか?
また、実際に2LDKを選ぶときの注意点も含めて解説します!
このページでわかること
1. 2LDKの間取りに人気が集まる世帯とは?
2LDKとはどんな部屋かおさらいをしておきましょう。
通常2LDKは2部屋+10畳以上のリビング+ダイニング+キッチンがある部屋のことです。
キッチンのあるスペースが6~10畳以下の場合はリビングがないとみなし、2DKの部屋ということになります。
2LDKはもちろん2DKよりも家賃は高くなりますが、多くの時間を過ごす居住スペースを仕切って使うこともできますし、逆に広い空間を自分流にアレンジすることもできます。
最近では、家族構成も多様化してきました。
しかし、多いのは1人暮らしや新婚などの夫婦二人暮し、ファミリーでしょう。
もちろん人数によっての部屋数は変わってきますが、そのような人達の暮しには2LDKは人気です。
では、実際にどんな世帯に人気なのでしょう。
1-1. 新婚世帯
結婚をして生活の基盤となる住居を選ぶことはとても大きなポイントです。
せっかくの新婚生活だし、できるだけ一緒にいたいと1LDKを選択する場合もあるでしょう。
しかし、片方の1人暮らしが長かったり、生活リズムが合わなければ逆にストレスは溜まってしまいます。
知人が来た時も寝室が丸見えにならないのは利点ですし、親戚を宿泊させることもできる2LDKはとてもいいでしょう。
また、収納が少ない物件の場合、1LDKでは荷物で部屋が狭く感じても、2LDKならば居住スペースも広く使えます。
2人の時間を大切にしつつ、1人ずつのプライベートも確保、友人を多く招いてホームパーティーをするなど自由な時間を自由な間取りが実現してくれるのです。
そして、新婚世帯にもっともこの間取りがおすすめの理由は、将来的に子供を授かった場合にすぐに引っ越しをしなくても住めるという利点もあります。
子供が2人、3人と増えれば住み替えも必要ですが、子供が1人産まれるくらいなら2LDKでも十分な暮らしはできます。
未来を見据えた間取りとしても2LDKは人気です。
1-2. 夫婦2人暮らし世帯
子供が巣立ち夫婦2人でのんびり暮らす場合もありますが、最近ではDINKSと呼ばれている世帯があるのをご存知でしょうか?
DINKSとは共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦のことを言います。
この世帯は共働きが多く、平日は帰宅の時間がまちまちで遅かったりする場合も多いので、夫婦が一緒にいられる時間を大切にしながらも、休日を有意義に過ごすことに重点を置いている場合が多いです。
休日に友人を招いたり、それぞれの趣味をしたりと1LDKではなしえない生活のゆとりをこの間取りで得ています。
収入的に余裕のある世帯なのでもっと広くてもいいかもしれませんが、平日は忙しい2人なので、部屋数が多くあっても掃除や管理が行き届かないのが現状です。
狭からず、広からず、ちょうどいい大きさが2LDKと言えるかもしれません。
1-3. 夫婦2人と子供1人の3人家族
家族がいる場合、その生活は子供が中心となり、家族で一緒にいる時間を充実させたいと思うことが多いと思います。
そのため、生活の時間が長い共有スペースのゆとりを重視することが多いです。
子供が小さい場合、料理を作りながらも子供に目が届きやすい広いLDKを選択したり、急な来客があった場合、子供のおもちゃで散らかったリビングの一部を仕切ることも可能なので、広いリビングを持つ2LDKは便利です。
リビングのアレンジ力がこの世帯からの人気の理由でしょう。
しかし、子供が増えたり、子供が大きくなるにつれ1人部屋を作ってあげたかったり、収納スペースに困りだしたら引っ越しのタイミングかもしれません。
間取りは一度決めればずっとその間取りがいいわけではなく、家族構成やライフスタイルが変われば、見直す必要があります。
2. 2LDKの間取りが人気の理由
2LDKは上記のように多くの世帯が求める間取りです。
1LDKではできない生活に幅を持たせることも可能です。
もちろん3LDK以上あったほうがアレンジの方法は増えるかもしれませんが、逆に掃除に手が回らなかったり、1部屋多いという考えが余計な物を増やしてしまうことも考えられます。
何より家賃が高くなるので生活の負担が多くなります。
1人暮しにも人気の間取りといえます。
女性ならば来客時にリビングと寝室を分けたいという方も多いですし、1部屋をウオークインクローゼットのような収納として利用する人もいます。
すでに子供たちが独立し、夫婦2人になった世帯でも広くなりすぎない使いやすい間取りといえるでしょう。
他の間取りに比べて色々な世帯が暮らしやすい、アレンジの幅が広い、広すぎず狭すぎない、価格もちょうど良い暮らしといった理由が2LDKの人気の理由です。
3. 人気のある2LDK物件を選ぶ時の注意点
では、実際に2LDKの物件を選ぶときにどんなことに注意すればいいのでしょう。
まず、余裕のある部屋の広さです。
リビングの他に部屋があっても6畳と8畳では印象がかなり違います。
間取りと共に1部屋の大きさのことも考えましょう。
1つでも大きな部屋やリビングがあれば将来的に区切って使うなどアレンジも可能です。
リビングだったら、来客に応じて区切ったりすることもできるのです。
部屋の大きさとともに重要なのが収納です。収納の大きさによって生活は大きく変わります。
クローゼットや押し入れだけではなく、玄関や洗面台など収納がしっかり確保されていればその分部屋もゆとりをもって使うことができます。
間取りが2LDKというだけではなく、2LDKでも色々なタイプがあります。
部屋のレイアウトや廊下の形によっても使い勝手は変わってきます。
例えば、水回りが中央に集中しているので家事動線のよい“田の字型”は玄関から続く長い廊下の両サイドに部屋が配置されているタイプのことです。
家事動線がいいと主婦が動きやすいだけではなく、他の家族の生活でも便利です。
住居の中央に玄関があるセンターイン型はリビングと寝室などのプライベートルームを分けられるので、来客が多い世帯には向いているでしょう。
他にもいくつかの2LDKのタイプは沢山あります。
日の当たり方や風の抜け方も変わってくるので、間取りだけではなく物件の形もライフスタイルに合わせて考えてみましょう。
住宅の設備も大きなポイントです。
部屋の広さを確保するために浴室やキッチン、トイレのスペースを小さくしている場合もあります。
キッチンは実際に料理をする目線で立ってみたり、他の家族との動線を考えてみましょう。
浴室やトイレは実際に入ってサイズ感を体感しても良いですね。
実際に入ってみると天井の高さなどで随分印象は変わるものです。
玄関前の空間やバルコニーも見落としがちですが、収納に活用することができたり、植木を置くなどのゆとり空間にもなるので注目しましょう。
4. まとめ
間取りは部屋を決めるとき重要ポイントの一つです。
どんな部屋に住むかによって生活が変わってくるからです。
そして、その部屋はどんな人が、どんな家族構成で住むかによっても変わってきます。
2LDKは今の社会で最も多い世代から多くの支持を得ています。
2LDKは生活にゆとりを持ちたい、未来を考えた、1人暮しや二人暮らしの方に向いた物件といえるでしょう。
普通に使うだけではなく、1部屋を仕切ったり、収納に使ったり、アレンジよって様々なライフスタイルが実現できるからです。
しかし、ただ世帯人数によって間取りを決めては後悔するかもしれません。
後悔しないためには、まずは、自分たちがどんな生活リズムで暮らしていて、生活の何に重点を置くのか。
これからどんな暮らし方をしたいのかをきちんと話し合ってから間取りを決めることが大切です。
仕事をする日も休日も充実した暮しは日々の幸福感にもつながります。
自分の生活に合った間取りを見つけてよりよい暮らしを手に入れましょう。




