2LDKのシンプルなインテリア配置例とおすすめインテリア

1LDKではお部屋が足りないと、いざグレードアップしてみた2LDK。

1人暮らしであれば仕事部屋ができ、夫婦やカップルならプライベートスペースや子供部屋の確保など、幅広い使い方ができますね。

ただ一つ気になる点が部屋のデザイン。

お部屋が多いのはいいけど、どうしても雑多な印象になりがち。

是非シンプルなデザインのインテリアをコーディネートしたいところです。

そこで今回は比較的シンプルなインテリアと、その配置方法の例をご紹介したいと思います!

1. 2LDKのシンプルなインテリア配置例

2LDKで最も重要となのが、やはり主なスペースとなるLDK部分。

リビング・ダイニング・キッチンの役割を一手に担うスペースですから、ともすれば狭苦しくゴチャゴチャとした印象を受けやすいものです。

LDKと一口に言っても、お部屋の形状や配置に様々なパターンがあり、それぞれに使いやすくするためのポイントがあります。

1-1. L字型

L字型のLDKは最も使いやすいパターンの一つです。

キッチン側のスペースにダイニングテーブルとイス、もう片方のスペースにソファやコンパクトテーブルを配置します。

前者のキッチンスペースには木製のテーブル、後者のスペースにはガラストップのテーブルを置くなど、

材質やデザインにメリハリをつけると良いコントラストが生まれますよ。

キッチンが無い方のスペースのテーブルは、冬に布団を出してきてコタツを設置しやすいようローテーブルにするのも良いでしょう。

ソファは通常のものにして、姿勢を変えたい場合はクッションや座布団を使うことでどちらにも対応できるようになりますし、

お部屋があまり広くない場合は最初からロースタイルのソファを設置すると、親密さが生まれてくつろぎやすくなります。

1-2. 縦長型

縦長のお部屋の場合、部屋の形状と同じ細長い形のインテリアを活用するとスタイリッシュに仕上がります。

L字と同じくキッチンの向かいにダイニングテーブルとイスを置いたら、残りのスペースにはソファを水平に設置、その前に細長いテーブルを配置します。

必要であれば向かいにはTV・細長いTVラックを置くと良いでしょう。

これでもまだスペースが余る場合は、壁に設置するタイプの机やローテーブル・座椅子を配置すると、用途に合わせたより機能的な使い方が可能になります。

1-3. 縦横均等な四角

四角のLDKは第1印象では使いやすく見えますが、目的に合わせたスペースの区切りが施しづらく、実は大変苦労します。

最重要課題は、ダイニングとリビングを分離させるかしないのかという点です。

対面キッチンとカウンターがある場合は、カウンターにコンパクトなスツールを置いてダイニングスペースとし、残りのスペースにソファ・テーブルを配置します。

対面キッチン・カウンターが無い場合や、あってもやはり広いスペースで食事したいという方は、ソファを部屋の隅に置いてL字型に配置し、大きめのテーブルを沿わせます。

こうすると複数人の団らんにも対応しながら、ダイニングとリビング機能両方兼ね備えたスペースが完成します。

テーブルはガラストップのものや金属のものにして、食事の際はテーブルクロスを敷きそれ以外の用途では取り去る、という使い方が大変便利です。

またソファの隣に間接照明を配置することで、気分を変えやすくなります。

食事の際や日中は天井照明を使用し、夜間は間接照明に切り替えます。

すると同じスペースでも表情がグッと変わり、全く違う印象でメリハリをつける事ができます。

2. 2LDKの部屋の使い方のコツ

まず原則として、LDK部分の収納家具は出来る限り使用を控える事です。

内見の時に何となく広い印象を受けていた2LDKも、ダイニングテーブルとイス、ソファなどを置いてしまえば一瞬で手狭になってしまいます。

いっぱい物を置くには収納家具、というのが普通の発想かもしれませんが、

お部屋全体をシンプルなデザインにしたい場合、たとえ物はしまえても圧迫感が生まれ、結局狭く感じてしまいます。

収納家具を減らすコツは、あらゆる隙間やデッドスペースを活用することです。

LDKといえど、ソファの下やテーブルの真下、イスの下、壁面などのちょっとしたスペースを利用すれば、お客様の目にも届かかず大変機能的です。

あらかじめ収納機能の付いたインテリアを買うか、バスケットを用意して各家具の足元に忍ばせておくのも有効です。

壁面に大きな空白がある場合は、壁かけ収納もリビング・キッチン各一か所に使用すると細々とした日用品をまとめられ大変便利です。

寝室部分の配置例としては、ベッドとブックシェルフなどの収納家具、他にナイトテーブルなどが代表的なものかと思われます。

2LDKには個室が2つあるのであまり心配は無いかと思われますが、

もし作業スペースと寝室を同じ部屋にまとめる場合は、物も増えますし心理的にストレスがかかります。

この場合の対策としては、収納家具をパーテーション代わりに利用することです。

作業スペースとベッドを一直線上に配置し、間にラックやブックシェルフを挟むことで、

収納の機能性を果たしつつ、作業スペースと就寝スペースが分かれる事で心理的にもリラックスできます。

2-1. 2人暮らしの部屋作り

2人暮らしでの部屋の使い方において、重要なのはベッドの配置です。

・ベッドを片側に寄せる場合

ベッドを部屋の隅に寄せる場合の利点は、スペースを確保できることです。

寝室で作業する事の多い場合や、大きめの収納家具・TVを置きたい場合におすすめです。

作業スペースとして使うなら、PCなどを置くことも考えるとナイトテーブルよりも広めのものを用意しなければなりません。

ベッドと作業台が近いとストレスになりますので配置は壁に向けるようにしましょう。

デメリットとしては、壁際の人が起きる時ベッドから出づらいこと。

2人の起床時間が一緒なのであれば問題ありませんが、違う場合は一苦労です。

起きる順によって寝る場所を工夫したり、ツイン式のベッドを置く事も対策の1つです。

・ベッドを真ん中に置く場合

寝室を寝る目的のみでしか使用しない時、2人の起床時間が違う時に便利です。

動線は必然的に細くなりますが、寝る時以外使わないのであればこちらの方が理にかなうと言えるでしょう。

スペースがなかなか空けられない点がデメリットですが、この場合ベッド下に収納をつける、

壁かけ収納を使用する、収納機能のついたナイトテーブルを置くなどで対処しましょう。

2-2. 子供がいる場合の部屋づくり

お子さんを持った夫婦も多く住む2LDK。

小さいお子さんがいるご家族の場合、インテリア配置にはどのように気を配ればよいのでしょうか?

・子ども部屋が無い場合

お子さんがまた乳幼児であるご家庭など、子ども部屋を作っていない場合は常にお子さんが目の届く範囲にいてほしいものですよね。

この場合まず前提として、特にリビングに隣接したお部屋とリビングの間の仕切りを撤去しておきます。

こちらのお部屋は収納スペースに使うのも良いですが、

ベッドを置いて寝ている間も視覚・聴覚両方からお子さんを観察していられるのが良いですね。

そしてシンプルインテリアに有用なのは、テーブルやソファ下にバスケットを置き、そこに子ども用品を入れることです。

おもちゃや子ども服などを取り出しやすく、その上目が届いて場所も取らないというメリットだらけの収納方法ですね。

万一お子さん自身が取ろうとしてしまった場合も、バスケットであれば無用なケガの心配がなく安全です。

また、バスケットの他にもう1つ、ラグマットを敷いておくのもポイントです。

お子さんが何かこぼしてしまったり、汚してしまったりした時もマットを洗えばOKです。

お子さん自身としても、そこだけ色が違うことにより自分のスペースという認識がしやすいメリットもあります。

インテリアとしても、お部屋にワンポイントがあるとアクセントになり、センスの良い仕上がりになることでしょう。

お部屋のシンプルさを維持しながらお子さんの安全を守るアイデアとしては上記のアイデアの他に、

・各インテリア・危険箇所にコーナーパッド・マットを使用する

・ベビーベッドやその他お子さんに関わる物品の色を淡色にしてお部屋に馴染ませる

などが挙げられます。

そしてせっかく収納家具を抑えて広くなったお部屋でも、まだまだお子さんにとっての危険は潜んでいます。

なので、イスやテーブルなどの角には必ずコーナーパッドを貼って事故を防止します。

また段差やお風呂場など、お子さんが必ず通る動線で危険な箇所には、

床や壁に合わせた色の滑り止めマットを敷いておくと、さりげなく危険防止を施すことができます。

もし小学生くらいのお子さんがいる場合、特に小学校低学年のうちならば、

学習机はLDKに置くこと、またはダイニングテーブルで代用することをオススメします。

こうするとお子さんの姿をいつでも見ることができます。

また勉強はある程度騒がしい所で行った方が集中しはかどるというタイプのお子さんもいますので、家庭によっては学習効果も上がる事でしょう。

机のデザインは細長いシンプルなデザインを置く事をオススメします。

もしガッシリとした学習机を置く場合であっても、机以外はキャスターで動く可動式のものを選べば、

隣に置いて壁に沿わせたり別の用途に転用する事ができ便利です。

・子ども部屋がある場合

お子さんがある程度大きくなり、子ども部屋を作った場合のインテリアです。

まず色合いは、壁・床と同系色もしくは淡色を選びます。

部屋に馴染んだ色合いにする事でカラフルなのはお子さんの持ち物のみとなり、

お子さん本人も認識しやすく部屋全体のデザインとしてもバランスが良くなります。

次に収納ですが、クローゼットの中にバスケット、引き出しの中にもボックスを使い、とにかく小分けするのがコツです。

さらに、物の形状に合わせたバスケットやボックスを用いると片付け効率がアップし、お子さんにとっても大変分かりやすくなります。

お子さんはいきなり大きなスペースを与えられても、どう使えば良いかわからず雑然としたイメージの中で過ごすこととなります。

どんな所も子ども目線になってしっかり小分けし、どこに何が入るか一目瞭然の状態にしておくことで、取り出しが楽で片付けもはかどります。

3. 2LDKをシンプルにコーディネートするおすすめインテリア

3-1. 伸長式ダイニングテーブル

お部屋の大きさに合わせて伸び縮みさせる事ができるテーブルです。

2人暮らしや部屋がそこまで広くない場合は、テーブルを短くして広さを確保しましょう。

お子さんがいらっしゃる場合は長くして一緒に食事できるようにすると便利です。

3-2. 間接照明

間接照明は、シンプルなお部屋に雰囲気をつけるのにもってこいのアイテムです。

スタンドライト、フロアライトなどですが、ともに場所を取りません。

壁や床と同色・淡色系のデザインを選んでおけば昼間は部屋に溶けこみ、

夜になって効果を発揮するという使い方ができます。

配置としては、部屋の隅にスタンドライトを置くか、ソファ横にフロアライトを置くと良いですね。

フロアライトは下から光が来るので、例えばアジアンテイストの小物を選ぶことで一層雰囲気が出ます。

天井照明だけでなく間接照明を上手く使って、リラックスしたムードを演出しましょう!

3-3. 家型のインテリア

お子さんが使う物のお片づけにとても便利です。

家型のオープンシェルフやキッズテント、また子ども用品を収める場所に家型のアクセサリー・グッズを置くなど、

とにかくお子さんにとって家が連想されるようにデザインします。

こうすると大人にとって分かりやすいだけでなく、

お子さんにとっても自然にお片づけをしたくなり、かつ自分のスペースであるという認識も働きます。

4. まとめ

2LDK のアイデアをご紹介して参りましたが、いかがでしたでしょうか?

2人暮らしやお子さんのいる家族をそれぞれ想定していますが、いずれの場合も

・収納家具削減による動線の確保

・昼夜のライフスタイルを想定した配置、雰囲気の変化

がポイントです。

これらを意識して、シンプルでありながら充実したお部屋づくりを目指しましょう!