2LDKの間取りで、部屋に洗練された統一感を出すためには「ダイニングキッチンをどうレイアウトするか」がポイントです。
そして一人暮らしではなく家族で生活している場合は、「みんなが快適に過ごせること」もポイントになります。
内見・内覧時には「リビングが広い!」と思っていても、暮らし始めてから家具や家電が増えるにつれどうしても狭く感じてしまいがちです。
そんな雑然としてしまった2LDKを劇的に変えるのが「カウンターキッチン」の設置です!
カウンターキッチンを簡単に導入するおススメの方法は以下です。
- 既製品の食器棚やキャビネットを流用する
- カラーボックスを使って手作りする
- ツーバイフォー素材を使ってDIYする
これならば手間や金額の負担も少なく使い勝手のよいカウンターが作れます。
上記の詳しいDIYについての詳しい方法や、カウンターキッチンのレイアウトのポイント、さらにはメリット・デメリットまでを詳しくご紹介します!
このページでわかること
1. 2LDKにカウンターキッチンが・・・欲しい!
2LDKの場合は、キッチンに収納スペースを増やさないとダイニングルームから見たときの印象がゴチャゴチャした感じになります。
でもスペースを確保するために背の高い食器棚などを置いてしまうと、それだけで全体が重たい印象に…。
そんな時に取り組んでほしいのが、カウンターキッチンです!
カウンターキッチンは作業スペースの確保にもなりますが、それ以上にダイニングルームとキッチンを独立した空間にする役割もあります。
1-1. 食器棚やキャビネット、カラーボックスで作る
とにかくまずは収納力を確保したいというのであれば、既製品の食器棚を使って簡単にカウンターキッチンを作るという方法もあります。
ただしダイニングルームの家具と併せてコーディネートしないと、「カウンターキッチン」としてではなく「ただの食器棚」としての存在感が強くなってしまいます。
「ひとまずちょっとしたカウンターキッチン代わりになればいい」というのであれば、楽に移動が出来るようにキャスターを床面に設置しておくのがおすすめです。
これならカウンターキッチンとしてのイメージがある程度固まってきたときでも移動がしやすいですし、急な来客があったときに目隠しとして使うこともできます。
・カラーボックスでカウンターキッチンを作る
カラーボックスを使ってカウンターキッチンを作るのなら、併せてベンチチェストもカラーボックスで作ってしまいましょう。
まずは3段タイプのカラーボックスを横に並べ、固定します。
そのあと側面にお好みの板を張り合わせて、ソファーの背もたれを作ります。
最後に天板を乗せてカラーボックスに固定すれば、カウンターキッチンの完成です。
今度はカラーボックスを横に寝かせて、カウンターキッチンとセットで使うベンチチェストをDIYします。
まずはカラーボックスの強度を高めるために、裏側に足をつけます。
ツーバイフォー材を両サイドと中央にセットし、ネジでしっかりと固定します。
出来上がったら足を床につけ、カラーボックスの上に天板を乗せ、蝶番で片側だけ止めます。
これでベンチチェストの座面&フタが完成です。
あとはカウンターキッチンに背をつけるようにしてセットし、座面にクッションを並べれば完成です。
ポイントは「足の高さをダイニングテーブルに合わせること」です。
こうすれば、ダイニングテーブルに専用の椅子をセットすれば、ダイニングセットの完成です。
1-2. 好みのカウンターキッチンをDIYで作る
自分好みのカウンターキッチンをDIYするのであれば、ツーバイフォー材を使った本格的なカウンターキッチンにチャレンジするのもおすすめです。
賃貸の場合は壁や床に傷をつけられませんが、「ディアウォール」を使えばこれも解決します。
ディアウォールはホームセンターなどに行けば1000円前後で販売しています。
ツーバイフォー材の両端にセットして固定するものなので、好きな場所に設置することが出来るのが魅力です。
もちろんツーバイフォー材に棚を取り付けていけば、食器棚にもなりますしカウンターキッチンにもなります。
2. 2LDKのカウンターキッチンを食器棚などで作る方法
食器棚を使ってカウンターキッチンを作るのであれば、ダイニングルームの家具との一体感を持たせるのがポイントです。
キッチンの中をできるだけ隠したいというのであれば、少し高さのある食器棚を使うと効果的です。
作業台として使いたい場合は、高さ90㎝を目安にするのがおすすめです。
3. 2LDKのカウンターキッチンを好みに合わせてDIYする方法
2LDKの場合は、カウンターキッチンに何を組み合わせるのかでレイアウトは変わります。
ダイニングテーブルを組み合わせる場合
カウンターキッチンにダイニングテーブルを組み合わせる場合は、「平行に置く」と「T字に置く」のどちらかから選ぶとスッキリします。
ダイニングルームが広い場合は、カウンターキッチンに大き目のダイニングテーブルを平行に合わせるのがおすすめです。
こうすればダイニングルームにソファー・ローテーブル・テレビを置いてもゆとりのある空間になります。
ダイニングテーブルをT字に置く場合は、比較的コンパクトなダイニングテーブルを置くのがポイントになります。
2~4名タイプのコンパクトなテーブルを置けば、ダイニングルームにソファーとテーブルを置いても狭さを感じることはありません。
4. 2LDKにカウンターキッチンを置くメリット・デメリット
4-1. カウンターキッチンを置くメリット①
最大のメリットは、ダイニングルームと独立した空間を確保することが出来るということでしょう。
広いリビングダイニングがあるのが2LDKの魅力ですが、生活感が出やすいキッチンがそのまま見えてしまうと、どんなに頑張ってダイニングルームをおしゃれにしても残念な雰囲気になってしまいます。
でもカウンターキッチンを作ってダイニングとキッチンを分離することで、それぞれの空間がしっかりと分かれます。
生活感が出てしまう炊飯器や電子レンジなども、カウンターキッチンを使って見えないようにしてしまえばダイニングルームの雰囲気を損なうこともありません。
4-2. カウンターキッチンを置くメリット②
カウンターキッチンを置いてキッチンとダイニングルームを分離することで、見えない部分に収納スペースを作ることもできます。
例えばカラーボックスを使ってカウンターキッチンを作るのであれば、開いているスペースに普段はあまり使わない調理家電や食材のストックを収納しておくことが出来ます。
またツーバイフォー材を使って見せる収納棚を作れば、キッチン側とダイニング側の両方から食器を取り出すことが出来るようになります。
4-3. カウンターキッチンを置くデメリット①
カウンターキッチンを作業スペースとして考えているうちは良いのですが、物置に使ってしまうとせっかくの効果が台無しになってしまいます。
特に炊飯器を置いてしまうと、それだけで生活感が見えてしまいせっかくのくつろぎスペースが台無しになってしまいます。
4-4. カウンターキッチンを置くデメリット②
「カウンターキッチンは意外と使いづらい」という意見があります。
確かに開放的な雰囲気がありますしダイニングの様子を確認しながらキッチンで作業をすることが出来るので、家族で住む場合には人気があります。
ただしシンクやコンロがある対面式のカウンターキッチンとは違うので、イメージしているような使い方が出来ないという点もデメリットとして挙げられます。
5. まとめ
2LDKの広々と使いたいのであれば、やはりキッチンとダイニングのスペースをどのように確保するのかという点に尽きるでしょう。
どちらも作業の目的は違いますから、「キッチンでくつろぐ」ということも「ダイニングで調理する」ということもできません。
「それぞれの目的に応じてどのような空間を演出するのか」が快適な住まいのポイントですが、それを簡単に実現してくれるアイテムの一つがカウンターキッチンというわけです。
あらかじめカウンターキッチンが付いている物件も増えていますが、カウンターキッチンは簡単にDIYすることもできます。
まずは今ある食器棚などでカウンターキッチン代わりにし、その感想を踏まえてから手の込んだカウンターキッチンに挑戦するというのもおすすめですよ。




