東京で2LDK中古マンションの購入を考える時、まず気になるのはその相場ではないでしょうか?
もちろん相場以外にも購入する上での条件はそれぞれあると思いますが、条件のハードルが高くなればその分価格相場も上がります。
そこでまずは東京の2LDK中古マンションの購入相場をチェックしてみましょう!
相場が分かれば購入予算の計画も立てられますし、なによりも数ある中古マンション情報の中からあなたの希望に合った物件を探す目安になります。
さらに今回は相場だけでなく、中古マンションを購入するときに注意しておきたいポイントもご紹介します!
後悔しない中古マンション購入のヒントをわかりやすく解説していきます。
このページでわかること
1. 2LDKの中古マンションを購入!相場はいくら?【東京編】
1-1. 東京都内の2LDK中古マンション購入相場は?
東京都内では「5,000万円台」が購入相場となっています。
しかし、この相場は東京都内全域の相場なので、地域によってかなりの違いがあります。
1-2. 東京23区内で最も相場の高い地区は?
東京23区内で2LDK中古マンションの相場が最も高い地区は「港区」です。
港区の場合、2LDK中古マンションは1億1000万円台が相場です。
ただし同じ間取りでも、広さによって価格相場は異なりますので一概に言えません。
| 広さ(面積) | 価格相場 |
| 20㎡以上 | 10057.18万円 |
| 40㎡以上 | 11203.11万円 |
| 60㎡以上 | 14358.38万円 |
1-3. 東京23区内で最も相場が安い地区は?
東京23区内で2LDK中古マンションの相場が最も安いのは「葛飾区」です。
葛飾区の場合、2LDK中古マンションは2,500万円台が相場です。
2LDK中古マンションの相場が最も安いのは葛飾区ですが、面積が広い2LDKの場合は足立区の方が相場は安くなります。
広さ別価格相場【葛飾区】
| 広さ(面積) | 価格相場 |
| 20㎡以上 | 2960.06万円 |
| 40㎡以上 | 3022.99万円 |
| 60㎡以上 | 3420.96万円 |
広さ別価格相場【足立区】
| 広さ(面積) | 価格相場 |
| 20㎡以上 | 2839.71万円 |
| 40㎡以上 | 2883.70万円 |
| 60㎡以上 | 3103.54万円 |
1-4. 沿線別に2LDK中古マンションの相場をチェック
東京都内のマンション相場は交通の便にも左右されます。
そのため沿線別に相場をチェックしておくことも大切です。
東京都内で最も人気がある沿線は【JR東海道本線】です。東海道本線沿線の相場は【8500万円台】となっています。
ただし2LDKの間取りは子育て世代に人気がある間取りということもあり、通勤・通学に便利であるというだけでなく子育て環境に良いエリアであることも購入価格の相場に関係しています。
ちなみに2LDK中古マンションの価格相場が7000万円台以上の沿線は、【埼京線】【横須賀線】【宇都宮~逗子湘南新宿ライン】【前橋~小田原湘南新宿ライン】【東京メトロ南北線】【東京メトロ日比谷線】【東京メトロ千代田線】【東京メトロ半蔵門線】【東京モノレール】【新交通ゆりかもめ】です。
2. 東京で希望通りの2LDK中古マンションを探す方法
2-1. スピーディーに中古マンションを探す方法
時間をかけずに希望通りの中古マンションを探すのであれば、インターネットの中古マンション情報をフル活用するのがおすすめです。
中古マンションの情報は新築マンションよりもはるかに数が多いです。
しかもエリアや条件が異なる物件がたくさんある上に、購入から入居までのスピードが速いのもメリットにあります。
そのため「自宅にいながら気になるエリアのマンション情報を探したい人」「候補を絞るまでの時間を節約したい人」「数多くの物件の中から希望通りにあったマンションを探したい人」におすすめです。
ただし「24時間いつでもどこでも情報を検索することが出来る」ということは「魅力的な物件はすぐに契約が決まってしまう」ということでもあります。
本当に気に入った物件が見つかった場合は、内覧から契約までもスピーディーに進めることがポイントです。
2-2. エリアを限定して中古マンションを探す方法
子育て中のファミリー世帯の場合は「子供の学校や生活環境が変えないこと」を第一条件にするケースも多いです。
このような場合は新聞の折り込みチラシの情報を活用するのがおすすめです。
新聞の折り込みチラシは、広告主が配布エリアを限定することが出来ます。
つまり「地域限定の中古マンション情報を探している人がターゲット」ということです。
ですからチラシに掲載されるのは、「住むエリアを変えたくない」というあなたの条件にあっている物件情報だけがピンポイントで掲載されているのです。
これなら間取りもわかりますし、買い物などのついでに現地に行って周辺の状況を確認することもできます。
またこうしたチラシを掲載している不動産仲介業者も地元密着型の業者が多いので、チラシには掲載していない地域限定の優良物件情報を紹介してくれることもあります。
2-3. 希望通りの中古マンションを探す方法
数ある情報の中から希望に合った中古マンション情報を探し出す手間を省きたいというのであれば、不動産仲介業者に直接相談する方法がおすすめです。
不動産仲介業者には、インターネットやチラシでは掲載していない中古マンション情報も数多く抱えています。
特に中古マンションの場合は、売り主(現在のオーナー)の希望でインターネットやチラシへの物件情報の公開をNGにしていることも多いのです。
そのため直接仲介業者からの紹介があった希望者のみに情報を公開するケースが意外と多いのです。
しかも不動産仲介業者を利用すれば、あなたの希望や条件に合った中古マンション情報を担当者が自らピックアップしてくれます。
ですからあなたは希望や条件を詳しく担当者に伝えれば、あとは結果を待つだけ!
これなら面倒な手間も省けるうえに、穴場の物件やネットなどで公開されない優良物件に巡り合える確率もグッと上がります。
スピーディに探す場合も、希望にあった条件で探す場合も、ポイントはとにかく不動産仲介業者とのやり取りにかかっています。
1社だけで信用できればいいですが、情報を公開したがらないオーナーさんもいるので、複数社で探した方が自分の条件にあった物件も出て来やすくなります。
同じ物件を紹介されることもあると思いますし、連絡が頻繁に入ってくることになるかもしれませんが、それは購入までの道のりであり、よい出会いをする準備と思って情報をしっかり見ていきましょう。
電話をしないでメールをくださいといえばきちんと配慮してくれます。
3. 東京で中古マンションを選ぶ場合の3つの注意点
3-1. 内見では見えない部分まで細かくチェック
中古マンションの場合は、購入価格を高く提示するために売主側が事前にハウスクリーニングなどを入れているケースがほとんどです。
リノベーションされて売りに出されている物件も多いので、見える部分では新築同様もよくあります。
ただし中古マンションの場合、見えない部分の老朽化が深刻になっていることもあります。
ハウスクリーニングのみの場合、特に水回りに関しては修繕が必要となると、費用がかなりの高額になります。
見えない部分ほどしっかりと内覧でチェックするということが、失敗しない中古マンション選びのポイントになります。
3-2. 資産価値が下がりにくい物件を選ぶ
将来資産として運用することを考えているのであれば、資産価値が下がりにくい物件を選ぶということも大事なポイントです。
資産価値が下がりにくい条件には、大きく分けて3つあります。
1つ目は「利便性が良いこと」です。
どれだけよい物件であっても、交通の便が悪い場合は中古マンションとしては価値が低いです。
特に都心部では車を持たない暮らしの人が多いので、駅から近いエリアにあるということは評価価値を上げる条件になります。
2つ目は「生活に便利なエリアであること」です。
2LDKは子育て世代に人気があるので、買い物に便利であるだけでなく病院や有名な学校が近くにあるということも評価されます。
3つ目は「治安が良いエリアであること」です。
特に子供がいる方は「治安の良いエリアであること」を物件探しの優先条件にしていることが多いです。
住宅街にあっても「子供が一人で歩いて不安を感じない」「地域パトロールを頻繁に行っている」などの場合はプラスの評価となります。
3-3. ランニングコストまで細かくチェック
中古マンションの購入の際に見落としがちなのが「ランニングコスト」です。
ほとんどの人が購入の際には住宅ローンを利用するのでローン返済については意識している人が多いですが、実際に購入した場合はローン返済以外にもお金が必要になります。
例えばマンションの管理費や修繕費の積み立てなども毎月必要になってきます。
また駐車場が別契約となる場合は、駐車場代も月々の費用として考えておかなければいけません。
さらに購入したマンションは資産となるので固定資産税なども発生します。
こうした購入以外に必要となるコストについても事前にきちんと理解しておくことが、中古マンション購入時の注意点となります。
4. 東京の2LDKの中古マンションを購入!相場と注意点まとめ
東京で2LDK中古マンションを購入する際の目安となる購入価格の相場と注意点をまとめてみましたが、マンション探しのヒントになったでしょうか?
物件数が多い中古マンションですが、希望通りのマンションを探すのはとても大変なことです。
でもここで時間と手間をキチンとかけておくということは、中古マンションの購入で失敗しないための大事なポイントです。




