マンションやコーポの賃貸などで間取りが多いのが2DKや2LDKです。
少し手狭に感じられる4人家族で2LDKで暮らすには、どのようなレイアウトやインテリアが望ましいかを解説していきます。
このページでわかること
1. 4人家族でも2LDKを広く使うためのインテリアの選び方
2LDKは一人暮らしで余裕を持った間取りで生活したい人や新婚でこれから子供を持つ夫婦、すでに子供を持たれてる家族や子供が育った後の老後など様々なパターンに対応できる間取りです。
1-1. 2DKと2LDK の違い
まず最初に2DKと2LDKの違いから説明していきます。2DKは2部屋とダイニングキッチン約8畳までの3部屋で構成された住宅で、やや古めの物件に多き間取りです。
2LDKは2DKと部屋数は同じですがダイニングキッチンが10畳以上の広いスペースが特徴で最近の住宅ではLDKが一般的となっています。
また2LDKでも様々なタイプがあり、個室が一つとリビングと部屋が扉で繋がっているタイプ、個室と個室の間にリビングがあるタイプなどです。
一般的にはリビングの間取りが6畳から10畳の場合はDK(ダイニングキッチン)リビングがそれ以上の広さならLDK(リビングダイニングキッチン)と呼びます。
定義としてはLDKは居間、食堂、台所に仕切りを置かない間取りのことを指します。
1-2. 2DKと2LDKのそれぞれのメリットデメリット
まず2DKのメリットとしては比較的家賃が安く物件を探すことが出来ることが挙げられます。
その為、掘り出し物の物件も多くあります。
逆にデメリットとしては物件自体が比較的古く、2LDKと同じ6畳や8畳の表記でも京間(本間)、中京間、江戸間などで畳の面積が狭く物件の総面積の違いがあります。
2LDKのメリットとしては広いリビングでゆったりできる、比較的新しい物件を選べるなどあります。
ただこちらもデメリットがあり、物件が新しい為に、物件の価値が高く、賃貸や分譲マンションなどでも2DKと比べると3割程度、家賃や購入費が高くなってしまいます。
また人気物件のために空きが少なくなかなか立地などの条件にあう物件が見つかりにくいこともあります。
以上のことを踏まえてみると、2LDKの間取りの場合、3人家族ならそこまで悩む必要はありませんが、4人家族だと各部屋の振り分け方や家具の大きさも考えないと、物であふれてしまいうかつにお客様を呼ぶこともできません。
それでは2LDKでどのようなインテリアを選べば良いでしょうか?4人家族の様々な構成で考えながら見ていきましょう。
1-3. 2LDKで4人家族が余裕をもって暮らすためのインテリア
まず4人家族の構成には寄りますが、まずは一般的な夫婦二人と子供二人の構成で考えてみましょう。
2つの個室のオーソドックスな分け方としては、1部屋が夫婦の寝室、1部屋が子供部屋という分け方が一般的です。
リビングは家族で食事をしたりテレビを置いて家族がくつろぐスペースとして活用するのが良いでしょう。
LD(リビングダイニング)のマンションなどの平均的な広さは8畳~12畳が一般的です。マンションによってはカウンタースペースが用意されている所もあり、不動産の情報サイトで見る間取りと、実際に見に行った時の印象は大きく変わり、狭く感じる可能性もあります。
さらにリビングに冷蔵庫、食器棚、テーブル、テレビなど置く場合は面積のほぼ半分以上は占拠されてしまう為、実際に物を運び込んで生活を始めると、想像以上に狭く感じてしまうこともしばしばあります。
その為に広さに応じたサイズの生活用品を揃えなくては行けません。
うかつに大きな食器棚やテーブルや家電(冷蔵庫やテレビ)を購入してしまうと、部屋には置けますがキッチンスペースや家族がすれ違う生活動線が困ってしまいます。
2. 2LDKに暮らす4人家族におすすめのインテリア
2LDKのスペースを効率的に使う為にどの程度のインテリアが望ましいでしょうか?
家族4人となると冷蔵庫は400Lの4ドアタイプ、テレビは40インチ程度、食器棚は炊飯器やオーブンレンジなども収納できるタイプの物が良いでしょう。
ただ、食器棚はあまり高さがありすぎると部屋の見た目を狭く感じさせるイメージがあります。
また高さがありすぎる棚だと一番上に置いた物が取りにくく感じたり、意外に不便な点もあります。
逆に部屋によっては収納スペースが限られますので、テレビ台はローボードタイプの物よりハイタイプの物で、高さがあり収納スペースが多く取れる物が良い場合もあります。
リビングに収納スペースが備え付けられてる場合などは、逆にローボードタイプのテレビ台を使い、シンプルな部屋にすることで落ち着いた雰囲気を出すこともできます。
3. 2LDKに4人家族で暮らす場合のおすすめインテリアレイアウト
2LDKのスペースを有効に使うためのレイアウトとしては、キッチンスペースの有効活用が大事になってきます。
一般的な配置は、ガスコンロとシンクが一体型になっている所が多く、ガスコンロやシンクの後ろ側に冷蔵庫を置くスペースがあります。
少し狭めの2DKなどではガスコンロとシンクの横に冷蔵庫を置く形になっている所もあります。
シンクの横に冷蔵庫を置くタイプのレイアウトだと調理作業は便利ですが、その後の洗い物の片付けなど不便に感じてしまうことも少なくありません。
さらに食洗器などを置くスペースを考えると、冷蔵庫の配置場所も重要となってきます。
コンセントなどの諸事情もありますが、なるべく背面に置く方が生活動線がスムーズにできる印象があります。
3-1. 2LDKのスペースを有効に使うには
LD(リビングダイニング)を有効活用するためには、部屋を疑似的に二つに分ける方法もあります。
例えば、キッチンスペースと食事やテレビを見るスペースをパーテーションや吊り下げ式のカーテンで区切る方法や、ソファーを間に置き空間的に分ける方法などあります。
部屋を疑似的に区切ることで用途の使い分けが出来て、心理的な余裕もできます。
3-2. 夫婦と子供2人の場合
夫婦と子供二人の場合は1部屋の個室は夫婦の寝室、もう一つは子供部屋というのが一般的です。
まだ子供が小学生前の幼児の場合は、子供部屋で子供だけ遊ばせることが危ないこともあります。
その場合はLDの一角にクッションマットなどでキッズフロアを作り、大人の目の届く範囲で遊ばせる方が安全と言えます。
その間は個室が一つ余る形になるので、趣味の部屋や倉庫として使うなどが良いでしょう。
子供が大きくなってきてから子供部屋に変える方が望ましいといえます。
寝室も幼児のうちは夫婦と一緒に寝てしまうのも、一部屋を趣味などの為に開けておく有効活用とも言えます。
3-3. 夫婦と子供一人、祖父母と暮らす場合
子供一人と夫婦どちらかの祖父母と暮らす場合は、上記のような間取りでは少し厳しくなってしまいます。
祖父母とはいえ夫婦の何方かにとっては他人に近いものです。
また自分の親とはいえ2LDKの間取りで一緒に住むとプライベートな空間がほぼなくなってしまう為にストレスが溜まる原因にもなりかねません。
止むを得ない事情で2LDKで祖父母と暮らす場合は、個室の使い方は祖父母で一部屋、夫婦で一部屋になるのが現実的です。
各部屋にテレビなど置く場合は30インチ以下のテレビでローボードタイプのテレビ台を使うことや収納スペースも限られますので、なるべく高い棚で使うものと使わないものを分けて、うまく収納することが大事となります。
さらに子供が大きくなってきた時にはなるべく3LDKや4LDKなどへの引っ越しを考えた方が良いですが、2LDKで4人暮らしくいく場合は、LDで紹介したようなパーテーションで個室を区切ったりすることで、子供が多くくなってもある程度は個室感覚でストレスなく生活できるでしょう。
4. まとめ
どうでしょうか?
2LDKで4人家族暮らすイメージが出来ましたか?
なかなか4人で暮らすには手狭な2LDKですが、活用方法によっては余裕を持った生活が出来ます。
他にも生活には意外と必要でないものも沢山あります。
本は電子書籍にしたり、なるべく物を置かない断捨離をしてみると自分が思っている以上に部屋のスペースを有効活用できるかもしれません




