和室

和室付きの部屋、どう思われますか?

最近は和室がない家が多くなってきましたが、和室も工夫することによっておしゃれでかっこいい部屋になります。

そこで、2DKの和室におすすめのインテリア選びや配置の方法について紹介します。

1. 2DKの和室インテリア選びや配置のポイント

1-1. 家具の色

2DKの和室のインテリアを選ぶときには、洋室のときと違って「色」を考える必要があります。

洋室の場合は「壁紙:白」「床:茶色」のパターンが多いですが、和室は「床:緑色」と、洋室の場合とちょっと違います。

そのため、洋室と同じ感覚でインテリアを選んでしまうと、「ちょっと違うかな?」ということになる場合があります。

畳の色を考慮して、インテリアの色を考えましょう。

1-2. 家具の高さ

洋室と違って、和室は基本的に「床」に座って生活することがほとんどです。

洋室のときには気にならなかった収納の高さも、和室の床に座ってみると圧迫感を感じることもあります。

また、洋室のフローリングと違って、和室の畳はインテリアを置いたときに不安定になりがちです。

あまり背の高いものを置くと、地震のときに倒れて危険なので、和室の場合は洋室よりも家具の高さに注意しましょう。

1-3. 足が太い家具を

和室に家具を置くと、置いたところに跡がついてしまいます。

普通に跡がつくくらいなら問題はないですが、足の細い家具を置くと畳にめり込んでしまって、最悪穴があくこともあります。

和室に家具をおくなら、足の太い、もしくは底面が広い家具を設置するように心がけてみてください。

それが出来ない場合は、100均でも販売されている防振マットなど、家具と畳の間に挟んで重さを分散させたり、一部フローリングマットを採用したりして畳を大切にしてあげてください。

1-4. 自然素材のモノと相性が良い

和室には自然素材のモノが合いやすいです。

机や収納なら木材や木目模様の素材のものを、照明やランプシェードには紙や布でできたものも良いです。

1-5. 無印良品の家具が合う

無印良品は日本のブランドなだけあって、日本の家にあう商品が多いです。

筆者は実際に、無印良品の家具や小物を和室に置いていますが、違和感がなく、和室との調和がとれています。

「かっこいいオシャレな部屋にしよう」と意識しなくても、置くだけでなんとなくさまになってくれるのがありがたいです。

シンプルなデザインのものばかりなので、シンプルな和室にあいます。

アジアンテイストや北欧テイストにのお部屋を目指す場合は、多少ものを選ぶかと思います。

無印良品家具
MUJI 無印良品

無印良品のインテリアシミュレーターというサイトもありますので、実際に置いてみてどうか、という雰囲気をつかんでの購入がおすすめですよ!

1-6. 子供用の家具は和室へ

2DKの部屋だと、一部屋が洋室で一部屋だけ和室という場合もあります。

そんなときは子供用の家具は和室に置くのがおすすめ。

子どもを育てるときには、和室がすごく助かります。

生まれた直後には頻繁に昼寝をしますが、畳の上ならバスタオルを敷くだけで、安心して寝かせられます。

寝返りをうつときも畳の上ならふんばりがきくので、寝返りがしやすいです。

はいはいのときも畳の上なら痛くありません。

つかまり立ちをしたときも、畳の上なら転んでも安心。

一人で歩きだして遊ぶときも、床の上におもちゃを置いておけば、遊びたいときにすぐに遊べます。

子どもが生まれたばかりのときは、子育ての中心が和室になります。

和室に子ども用の衣類、おもちゃなどを収納する家具を置くことで、動線を減らして、子育ての作業が軽減されます。

1-7. 和室の中央は簡単に仕舞える家具を

和室の良いところは、すぐに寝転がれるところです。

中央にちゃぶ台のようなテーブルを置くのも良いですが、常にあるとちょっと寝たいときに邪魔になったりします。

寝たいなと思ったときにすぐに片付けられるようなものか、もしくは何も置かないという方が和室のメリットを活かせます。

1-8. 和室のモノは少なめに

和室は元来家具が少ない部屋です。

そのため、部屋に家具がたくさん置いてあると、ごちゃごちゃした雰囲気になります。

2DKで二部屋とも和室の場合は仕方がないですが、一部屋が洋室の場合は家具はできるだけ洋室において、和室のモノは少なくした方がすっきりオシャレに見えます。

モノを減らしておけば、いざとなったら布団を敷いて寝ることもできるのが和室の良いところ。

友達や家族などが定期的に泊まるような場合でも、和室があればベッドを用意しなくても大丈夫です。

2. 2DKの和室におすすめのおしゃれなインテリア9選

2-1. 無印良品スタッキングシェルフ

ニトリでも同じような商品が出ていますが、もともとは無印良品が最初に販売しました。

色はナチュラルなブラウン系の色で、木材の温かみを感じられる素材でできています。

最小単位は420mm四方の正方形のボックス型収納ですが、パーツを買い足すことで、数を増やしていくことができるのが特徴です。

大量につなげて壁一面の収納にしたり、低く1段で横につなげてローボードとして使っている人もいます。

無印良品は規格が統一されている物が多く、スタッキングシェルフの中にぴったり収まる引き出しや、カゴ、仕切りなどパーツが豊富です。

後からちょっとずつ購入して、増やしていく楽しみがあります。

すべてナチュラルな雰囲気なので、和室に合うインテリアとして人気です。

2-2. ウッドブラインド

窓に取り付けるものといえば、普通はカーテンですが、あえてブラインドにすることでオシャレ感を演出することができます。

しかし、普通の金属製のブラインドでは和室と雰囲気が合わない。

そこで、おすすめなのが木でできた「ウッドブラインド」。

和室に合うナチュラルな素材で、雰囲気を壊さずに部屋をおしゃれにできるアイテムです。

窓枠は部屋の中でも大きな面積を占めているので、窓枠に取り付けるものを変更するだけで、部屋の雰囲気がガラッと変わります。

2-3. ラグ

和室というと畳の上でそのまま生活するイメージがあるので、わざわざラグを敷く人はいないかもしれませんが、意外と和室にラグは合います。

黒などのダーク系の色も良いですし、意外とマリメッコっぽい北欧系の雰囲気が和室に合います。

2-4. 紙製のランプシェード

照明に使われる素材は今まで、照明が熱を持つ関係で可燃性のモノを使うことは少なかったのですが、最近は熱をあまり持たないLEDが普及したことによって紙素材で作られたランプシェードが普及してきました。

紙から漏れる暖色系の明かりがとてもきれいで、デザインもいろいろなモノがあります。

定番品は丸いボールのような形の紙のランプシェード。

ニトリでも売られています。

2-5. ふすまシール

和室の扉といえばふすまです。

ふすまは部屋の間仕切りに使われたり、押入れの扉として使われていますが、最初に貼ってあるふすま紙は当たり障りないもの。

雰囲気を替えるためにふすまを張り替えたいけど、張り替えるのは意外と大変そう。

そんな人のために今は「シールタイプ」のふすま紙があります。

ちょっとワンポイントとつけるためのシールや、イメージを替えるためにラインをつけたり、全面張り替えたりと自由に使えます。

大きなマスキングテープのような感じですね。

ただし、壁紙用のシールと違って、ふすまはシールを貼ってしまうと、剥がすときにきれいに剥がせないものが多いです。

そのため、賃貸住宅の場合は退去する際に、ふすまの張替え費用が必要になることを、頭に入れておいた方が良いです。

2-6. ローテーブル

和室にはやっぱりローブルがあいます。

昔のイメージだと「ちゃぶ台」ですね。

洋室のフローリングの場合は、床の上に飲みかけのコップを置いても倒れにくいですが、和室の畳の上だと不安定で倒れるのが怖いです。

そんなときに、ちょっと置いておけるローテーブルがあると便利です。

ガラス天板のローテーブルを置いている方もいますが、やっぱり和室に合うのは木材のテーブル。

四角いものも良いですが、丸い形が合わせやすいです。

昔のちゃぶ台のように、テーブルの足を折りたたむタイプのモノもあります。

いざとなったら、足を畳んでしまうことができるので、便利です。

2-7. 観葉植物

和室は床の間に植物を飾る習慣があるように、植物を置いても馴染みやすい空間です。

観葉植物を置くとしたら、大きめの一本の木がおすすめ。

ウンベラータなどのシンプルな雰囲気の木を一本置いておくと、和室をより和やかな雰囲気にできます。

2-8. ソファ

ソファというと洋室のイメージがありますが、意外と和室に置いてもかっこよいです。

そのときは色に注意が必要です。

和室は基本的に落ちついたナチュラルな色があいます。

ソファを赤や青や黄色などの目立つ色にしてしまうと、和室全体の色のバランスが崩れてしまい、部屋のインテリアを調和させることが難しくなります。

部屋の中で大きな存在感を持つソファの色は重要です。

おすすめの色は「緑」「黒」「茶色」系です。

これらの色のソファなら、和室にも、和室の他のインテリアにも合いやすいです。

2-9. ベッド

和室は布団を畳の上に敷いて寝るところですが、最近はベッドを置いている人も増えてきています。

温泉旅館でも和風の部屋にベッドを置いているところが増えてきています。

畳の上に布団を敷いて寝ると、起き上がるのが大変ですし、毎日の布団の上げ下げが大変です。

ベッドだと起きるときに、ベッドから足を下ろすだけなので、高齢で足が弱くなっても安心です。

しかし、洋室に置くベッドと和室に置くベッドでは選び方が違うので注意が必要です。

和室に置くベッドは黒や茶系の落ちついたフレームの色のものが多いです。

また、ベッドの足がない、フラットなベッド。

高さも低めのモノが和室の雰囲気に合いやすいです。

和室の雰囲気に合うように、寝る部分が畳になっているベッドもあります。

和室にないようなものを、あえて和室に置いて部屋の雰囲気と合わせるとかっこよくなります。

和室に合う雰囲気のベッドにすることで、モダンでオシャレな雰囲気になります。

3. 見本にしたい2DKの和室インテリア配置例

見本にしたい2DKの和室インテリアの配置例を紹介します。

3-1. 壁にローボード、真ん中にローテーブル

壁にローボードを置くことで、ちょっとした収納として使えます。

おすすめはやっぱり無印良品のスタッキングシェルフ

ローボードの上にはテレビを置いてテレビ台として使っても良いですし、お気に入りの小物を飾るのも楽しいです。

部屋の真ん中にはラグを敷いて、その上に小さな丸いローテーブルを置くと、部屋のバランスがとれておしゃれに見えます。

3-2. 和室の真ん中に長い長方形のテーブル

和室をダイニングとして使う方法です。

部屋の真ん中に長めの長方形のテーブルをおき、両側に座布団をおいて家族の食事に使ったり、来客時のお茶をするためのテーブルとして使ったりします。

人を呼んだ時、ダイニングテーブルだとお客さんの人数分の椅子を用意する必要がありますが、和室の場合は座布団を出すだけなので、準備が楽ですし、普段使わなくとも収納に場所を取りません。

大人数に対応しやすいのも和室をダイニングにする長所です。

3-3. 壁際に子ども用の家具

和室は子ども部屋に最適ということは、さきほど紹介しました。

実際に、和室を子ども部屋として使っている方は多くいらっしゃいます。

子ども部屋として使うには、背の低い家具だけにしたほうが良いです。

和室はフローリングよりも家具が安定しないので、倒れやすいですし、小さな子どもは家具を掴んで立ち上がったりぶつかったりするから、低い家具がおすすめです。

壁際に置くことで部屋が広くつかえ、子どもがダイナミックに遊べるようになります。

収納を低くすることで子どもがおもちゃを取り出しやすくなり、空いた時間に一人で遊べるようになったり、自分が熱中しているものを一人で取り出して遊ぶようになります。

4. 2DKの和室インテリア選びや配置例まとめ

2DKの和室インテリア選びや配置例をまとめると、以下のようになります。

4-1. 2DK和室インテリア選びや配置のポイント

  • 家具の色は落ちついたナチュラル系
  • 家具の高さは低め
  • 素材は自然素材
  • 無印良品が合う
  • 子供用の家具は和室へ置く
  • 中央はいつでも移動できるものを
  • 和室の家具は少なめに

4-2. 2DKの和室におすめのおしゃれなインテリア

  • 無印良品のスタッキングシェルフ
  • ウッドブラインド
  • ラグ
  • 紙製のランプシェード
  • ローテーブル
  • 観葉植物
  • ソファ
  • ベッド

4-3. 見本にしたい2Dkの和室インテリア

  • 壁にローボード、真ん中にローテーブル
  • 和室の真ん中に長い長方形のテーブル
  • 壁際に子供用の家具

2DKの和室インテリア選びや配置例について紹介しました。

最近の家具はシンプルで落ちついたデザインが多く、和室に合わせやすいものを選びやすいです。

和室付きの2DKは、洋室だけのものよりも家賃が安めですが、インテリアを工夫することでおしゃれになるので、あえて狙ってみるのも良いです。