ソファ4人家族

リビングにソファを置いてくつろぐのは理想ですね。

しかし2DKのお部屋にソファを置く場合、お部屋が狭くなってしまうこともあり、なかなかレイアウトを決められない、という方も多いでしょう。

ソファを置くことで部屋が狭くなっても嫌だし、でもソファでくつろぐ暮らしもしたい……。

そんな悩みを解決すべく、今回は2DKにおすすめのソファの選び方とレイアウトをご紹介します。

1. 2DKのダイニングにソファを置く

2DKのお部屋に住むことになったら、1つのお部屋をくつろぎのスペースにしたいと思う人も多いでしょう。

ソファでゆっくりくつろぐと、1日の疲れもリセットされ、癒されます。

テレビを見る時にゆったり座ったり、誰かと話をする時にくつろいだり、本を読む時に寝転がったり…時にはお昼寝をしたりと、ソファは生活のあらゆるシーンで大活躍する家具です。

ただし、2DKのお部屋だとソファの大きさをしっかり吟味しなければ、部屋のスペースを奪われて窮屈になってしまいます。

今回は2DKのダイニングにソファを置くことを前提に、おすすめのソファレイアウトをじっくりみていきましょう。

2. 狭い部屋を広く見せる!2DKに最適なソファの種類とサイズの選び方

2-1. そもそも2DKってどんなお部屋?

2DKのお部屋とは、お部屋が2つにダイニングキッチンがついた間取りです。

ダイニングキッチンの広さが6畳から10畳未満の広さが2DKとなり、それ以上広くなると2LDKになります。

2DKのお部屋は、1980年代にたくさん作られた間取りで、最近の主流は1LDK、2LDKなどのリビングが広いタイプの間取りとなっています。

そのため2DKのお部屋は、家賃が安く借りやすいというメリットがあるので、若いカップルや新婚夫婦に人気の物件なのです。

2-2. 2DKに最適なソファの種類は?

「ソファを置こう!」と思っても、2DKのお部屋を有効活用するには、大きすぎないソファを選ばなければなりません。

そこで、ソファにはどんな種類があるのか見ていきましょう。

ソファの種類 サイズ 平均金額
3人がけソファ 単体でも使いやすい 10~25万円
2人がけソファ 1人がけソファと組み合わせて使うことも多い 8~10万円
1人がけソファ 1人暮らしの場合は単体で使うこともあり 10万円以下
カウチソファ 座面が広い。L字型のものが多い 20~30万円
コーナーソファ お部屋の角におけるようにデザインされたソファ ~30万円
デイベッド兼ソファ ベッドにもなるソファ。
海外ではデイベッドをソファがわりにすることも多い
20~30万円

ソファも、自分の生活にあったサイズのものを選ぼうとすると、たくさんの種類があることがわかります。

また、独自のブランドから販売されているソファであれば、同じサイズでもフォルムが全く違うだけで、大きさが違うイメージになることがあります。

ソファを買うときは「何のためにソファが欲しいのか」という目的を考えてみると、選び方が見えてきます。

・「カウチソファ」ってどんなソファ?

「カウチソファ」は、座面が広くゆったりできることから、近年ソファ業界の中でも人気の高い商品です。

カウチソファの「カウチ」は、背もたれに対して座面の部分が長いのが特徴です。

上でゴロンと寝転んでくつろげるスペースがあるソファのことを指します。

簡易ベッドとしても使うことができるので、くつろぐことが目的のソファです。

・「コーナーソファ」ってどんなソファ?

コーナーソファは、お部屋の角に設置することができるので、スペースを有効活用できます。

カウチソファとの違いは、ソファのL字部分に背もたれがあるかないかです。

コーナーソファの場合は、背もたれがあるデザインとなります。

このタイプはカジュアルなリビングから、応接室のようなかしこまったお部屋にも適しています。

2-3. 2DKに最適なソファのサイズは?

まずは一般的なソファのサイズを見てみましょう。

ソファの種類 サイズ
3人がけソファ 1700~2000mm
2人がけソファ 1400~1600mm
1人がけソファ 900~1000mm
カウチソファ ~2600mm
コーナーソファ 片面が2500~2700mm
デイベッド兼ソファ 1600~2000mm
ソファダイニング 1600~1800mm
テーブルサイズによる

ソファはブランドごとに若干サイズが違ってきますが、おおよそのサイズは上記の通りです。

3人がけソファは、「3人で座る専用」というわけではありません。

実際は2人でゆったり座るイメージですし、横になって寝ることもできます。

2人がけソファは、1人がけソファとセットにして使う場合もありますが、単体で使う場合も多いようです。

2-3. 人気のカウチソファやコーナーソファはリビングが広めのお部屋用

最近人気のあるカウチソファですが、2DKのお部屋にカウチソファを置きたいと思っても、サイズの問題で厳しいですね。

カウチソファを置きたい場合は、リビングが約10畳以上の広さがある方が良いでしょう。

ですので、2DKに置くには残念ですが大きすぎるようです。

テーブルなど、その他の大型家具家電に工夫をすれば、置けないことはないはずですが、狭いと感じるはずです。

コーナーソファもカウチソファと同様に、狭いお部屋には不向きです。

コーナーソファを置く場合、リビングが12畳くらいのスペースがあることが理想です。

背の低いコンパクトタイプのコーナーソファであれば、2DKのお部屋にも向いているものがあります。

しかし、窓との距離、テレビまでの距離を考えると、小さめのソファで適切な距離を取るのが良いでしょう。

そもそも、テレビとの距離が近いのは目が疲れてしまい、癒される空間とはほど遠くなってしまいます。

それぞれのソファの特徴を理解しながら、お部屋の間取りとバランスを考えて、自分のライフスタイルに合ったソファを選びましょう。

3. 2DKにも最適「ソファダイニング」って何?

近年になり耳にするようになった「ソファダイニング」という言葉がありますね。

ダイニングキッチンにはダイニングテーブル、リビングルームにはソファを置くという概念を変えるものです。

ダイニングテーブルとソファが一緒になった「リビングダイニング兼用セット」は、ダイニングテーブルもソファも置きたいけど部屋が狭い、という人の願いが叶うセットです。

限られたスペースを有効活用するために、ソファダイニングは一石二鳥の家具になります。

2DKのダイニングキッチンにソファダイニングを設置すると、そこで食事をすることもできますし、食事をしない時はソファとしてくつろぐこともできます。

ソファとダイニングテーブルを兼用して使うというイメージなので、ダイニングを1つのお部屋としてまとめることができます。

「2DKだからソファは置けない」と諦めている人でも、ソファダイニングであれば置くことができますよ。

まさにソファダイニングは、狭い部屋にぴったりのソファと言えるでしょう。

4. 2DKにおすすめのソファ5選

ソファのデザインや色・フォルムは気に入ったのに、お部屋に対してサイズが大きすぎるということになると、くつろぐどころか窮屈に感じてしまいますね。

2DKの限られたスペースにソファを置きたいのであれば、お部屋の広さをしっかり把握しておきましょう。

何cmくらいの大きさのソファが置けるのかわからない場合は、実際に置きたい場所を採寸して、設置した時のバランスをイメージしてチェックしましょう。

意外に見落としがちなのが、ドアや窓をふさいでいないかということです。

ソファを置いても人が通るのに不自由はないか、ドアが開けづらくならないかなど、ソファが人の動きを妨げていないかということもしっかりチェックする必要があります。

ソファを窓際においてしまい、いつも使うベランダへの通り道をふさいでしまった、などということがないように、ソファを置いた時の生活をイメージしながら選んでいきましょう。

そこで、2DKにおすすめのソファを5つご紹介します。

4-1. ソファダイニング

ソファダイニングは、ダイニングテーブルセットのように食事もでき、ソファとしてくつろぐこともできる1台2役をしてくれる家具です。

カフェにあるテーブルセットをイメージするとわかりやすいと思いますが、食事もできてリラックスできるカフェの空間をよりよく演出しているのも、ダイニングテーブルソファの役割です。

お家の中でも、カフェのようなくつろぎスペースを演出しましょう。

2DKのお部屋のダイニングキッチンには、ダイニングテーブルとソファの両方を置くのは無理ですが、ダイニングソファなら置くことができます。

ソファダイニングはコンパクトなので、圧迫感がありません。

ですから、2DKのお部屋をより広く見せることができるので、おすすめです。

4-2. 脚付きのコンパクトソファ

脚付きの2人がけのソファは、スタイリッシュで圧迫感がありません。

背が低めで、肘掛けなしのシンプルなデザインのソファを選ぶようにすると、お部屋をスッキリと広く見せることができますよ。

その分、カラーにはこだわりましょう。

個性的なカラーのソファは、お部屋のメイン家具になります。

脚付きのソファは、デザインも可愛いのですが、お掃除もしやすいのでメリットは多いですよ。

ただ、脚の下に滑り止めや傷防止のアイテムを使用することをおすすめします。

4-3. ナチュラルウッドを使ったソファ:IKEA

お部屋を北欧テイストに仕上げたい時は、脚やアームの部分にナチュラルな木材を利用したソファがおすすめです。

木を使用したソファは、素材のぬくもりを感じられますし、ソファの存在が重くならずに柔らかい印象なので、圧迫感がありません。

北欧ブランドからもたくさん出ていますが、国産でも北欧テイストのものが多数販売されています。

きっと自分好みのカラーとフォルムのソファが見つかることでしょう。

たとえば北欧インテリアで有名なIKEAでは、ナチュラルウッドを使ったソファがたくさん展開されています。

IKEAには大きめのソファもたくさんありますが、1人用のソファのラインナップも充実しています。

ソファを探すときは、まずIKEAに行ってイメージをつかんでみることもおすすめです。

実際のお部屋に見立てたコーナーがたくさん並んでいるので、家具配置の参考にできますよ。

4-4. デザイナーズブランドのソファー:アルテック

「ただの北欧風のお部屋ではなく、個性的なお部屋にしたい!」と思う人は、やはりデザイナーズブランドのソファを置きたいのではないでしょうか。

北欧デザイナーのソファは、日本人の感性や日本の建物にもスッと馴染みます。

お家でくつろぐことを目的に作られたソファは、ナチュラル素材で温かみのある丸いフォルムのものも多いですね。

中でもアルテックのソファは、日本人にも大人気のデザイナーズブランド・ソファになります。

アルテックは、フィンランドを代表する老舗家具メーカーです。

アルテックといえば、創業者の1人であるアルヴァ・アアルトのスツールが有名ですね。

北欧ブロガーさんの影響などで、アルテックのスツールは持っているという人も多いでしょう。

アルテックの家具はスツール以外にも幅広くあり、映画「かもめ食堂」にも登場します。

アルテックのソファは、肘掛の部分が丸みを帯びたアアルト・レッグという曲木のカーブで作られたナチュラルフォルムが特徴です。

アルテックのソファは、「せっかくソファを買うならこだわりのものを!」と思う人にはとてもおすすめです。

アルテックのダイニングテーブルと、アルテックのソファを組み合わせておくと、自分だけのオリジナルダイニングソファのようになるので、さらにお部屋が大きく様変わりしますよ。

4-5. デザイナーズブランドのソファ:アルネ・ヤコブセン

北欧デザイナーのアルネ・ヤコブセンがデザインしたスワンソファも、北欧好きさんには憧れの一品ですね。

アルネ・ヤコブセンは、セブンチェアやエッグチェアで有名ですが、セブンチェアとスワンソファを揃えたいという夢を持っている人も多いのではないでしょうか。

たとえば2DKのお部屋に、セブンチェア1つとスワンソファが1つずつあったとすると、かなりの北欧インテリア上級者になりますし、くつろぎ度合いも喜びも増します。

実際、スワンソファは座面にウレタンフォームが敷き詰められているので、座ってみるととても快適です。

スワンソファはコンパクトなので、2DKのお部屋にもサイズ感はぴったりです。

何より洗練されたデザインは、圧迫感を感じさせません、

スワンソファはリプロダクト商品として販売されています。

引越し祝いや、自分の空間で過ごす時間を大切にするためのご褒美として、頑張って購入してみることもおすすめです。

良いソファがお部屋に来るだけで、お部屋の快適度もぐんとアップしますよ。

5. まとめ

「2DKにソファを置きたいのに、狭くなるかな」と思いきや、ソファの種類やサイズを知ることと、ダイニングソファの存在で、ソファの概念は大きく変わったのではないでしょうか。

「いつかは憧れのソファが欲しい!」と思っている人は、ぜひ検討してみてください。

ソファは安い買い物ではありませんが、自分のリラックスのために投資することになるので、お金では買えない喜びを手に入れられますよ。

自分の生活スタイルと理想のデザインのソファを選んで、お家でのくつろぎタイムを楽しんでくださいね。