2DKの平均的な電気代とその他の水道光熱費まとめ

これまで1人暮らしをしていた方が2人暮らしをする、あるいは1人暮らしでもっと大きな間取りに引越すといった場合、2DKを選ぶようなことも多いでしょう。

2DKの場合、毎月の水道光熱費は一体どのくらいの金額になるのでしょうか。

そこで2DKに住んでいる人は、だいたいどのくらいの電気代や水道光熱費を払っているのか、という暮らしの実情についてご紹介します。

1. 2DKの間取りの電気代の平均はいくら?

2DKに住む人たちの電気代って、どのくらいかかるのか気になりますよね。

2DKに1人で住む場合と、2人で住む場合とでも、電気代は違ってきます。

また、最近増えてきたオール電化住宅の2DKの場合は、電気代はどのくらいかかるのでしょうか。

電気代は「基本料金+電力量料金(従量課金)」で計算されます。

住宅に住むことになると電気を使うので、電力会社と契約を結びます。

電力会社によって料金が異なる場合がありますが、基本料金としては、契約するアンペア数が少ないほど基本料金も下がります。

それでは、人数別に2016年の総務省統計局の家系調査を参考にご紹介致します。

1-1. 1人暮らしの平均的な電気代

2DKで1人暮らしをする場合、電気代の平均は1ヶ月あたり5,000 〜5,500円です。

1人暮らしの場合は、一度にたくさんの電化製品を使うことも少ないでしょうから、契約アンペア数を無理にあげなくても生活できるので、基本料金が安くて済みます。

ただし、1人暮らしでも、エアコンをつけて、電気ポットでお湯を沸かして、ドライヤーをかけて、電子レンジをつけて、と一気に電化製品を使用した場合は、ブレーカーが落ちてしまいます。

あまりに頻繁にブレーカーが落ちるようでしたら、アンペア数を10上げてみることをおすすめします。

1-2. 2人暮らしの平均的な電気代

2DKで2人暮らしの場合、電気代の平均は1ヶ月あたり9,000円前後です。

2人暮らしになれば、単純に1人の倍近くかかるということになります。

1人暮らしと2人暮らしとでは、生活スタイルも家電製品にも変化がおきます。

2人暮らしになれば、冷蔵庫や洗濯機も大きめのものになりますし、電気の消費量も違ってきます。

結婚や同棲をしたら、だいたい1ヶ月の電気代は9,000円平均と思っておくと良いでしょう。

1-3. オール電化の場合の平均的な電気代

最近では、ガスを使わないオール電化の物件も急激に増えてきました。

でも、「オール電化の暮らしって電気代が高くないのかな?」と心配になる人も多いでしょう。

オール電化ではない場合、2人暮らしの電気代の平均は9,000円前後ですが、ガス代はおよそ6,000円前後です。

すると、1ヶ月あたりの光熱費はだいたい15,000円、年間180,000円の計算になります。

オール電化の電気料金にすると、電力会社によって若干の差はありますが、2DKに住んでいる場合の電気代が1ヶ月あたり約11,000円前後、年間約132,000円です。

オール電化にすることで、ガス代がかからなくなるため、ガスを使う暮らしの光熱費とオール電化の電気代の差額は1ヶ月で約4,000円の差があり、年間では約48,000円も安くなります。

オール電化は、火事にならないなどの安全面での利点がありますが、やはり光熱費が安くなるのは一番のメリットでしょう。

特に、冬場は洗い物でお湯を使うことも多いですね。

また、お風呂を沸かしたり追い焚きをしたりすることが多くなるので、ガス代だけでもかなり高額になります。

さらに物件によってはガスヒーターを使うこともありますが、ガスヒーターはすぐにお部屋が温まる分、ガス代も高額になります。

ガスヒーターよりも、省エネエアコンで部屋を温める方が暖房費は安くなる場合が多いので、ガスヒーターが設置されていても、料金を確かめてから使うようにしましょう。

2. 2DKの間取りで電気代を節約する方法

まず、電気代がかかるものといえば、電力消費量の大きいエアコンです。

年々夏場は酷暑となっているので、エアコンをつけずに我慢して過ごすことはできなくなってきました。

だからこそ、エアコンの電気代の正しい節約方法を知っておくことは、とても重要です。

2DKはお部屋の間取りによっては、エアコン1台で全部のお部屋を温度調節することができる、というメリットがあります。

エアコンを上手に使って、節電をしていきましょう。

2-1. 電源のON、OFFをしすぎない

エアコンは、スイッチをONにする時が一番電力を消費します。

また温度差が大きい分、設定温度までの調整に電力を消費します。

お部屋が温まったから冷えたからと言って、こまめにON、OFFを繰り返すと、その度に消費電力が増えてしまいます。

付けっ放しにしておき、常に一定の温度を保つ方が電気代の節約になりますよ。

2-2. エアコンのフィルターはこまめに掃除を

エアコンの効率を良くするために、フィルターの掃除はこまめにしましょう。

人が住んでいるとお部屋の中は、思っているよりもホコリがたつものです。

エアコンをつけていれば空気を回しながら温度調節しているので、フィルターに部屋中のホコリが溜まって行くのです。

フィルターが目詰まりしていればエアコンの効果も悪くなるので、電気代もその分かかってしまいます。

ですから、フィルター掃除はこまめにしましょう。

2-3. 室外機の周りに物を置かない

エアコンの室外機はベランダに置くことが多いでしょうが、室外機の周りに物があると、空気の通り道を邪魔してしまうことになります。

すると、エアコンの効き目が悪くなってしまうので、室外機の周りには何も置かないように注意しましょう。

また室外機の周りに植木鉢などがあると、植物にも悪影響があるので気をつけましょう。

2-4. エアコンの温度調節は自動運転がおすすめ

エアコンは、自動運転機能がついているものが多いですね。

エアコンが自動で温度を調整してくれる方が、自分でコントロールするよりも節電になる場合が多いようです。

自動運転機能がついているエアコンの場合は、自動運転にして付けっ放しにしておきましょう。

3. 2DKの間取りの平均的な水道光熱費はいくら?

水道光熱費といえば、電気・ガス・水道代で計算することが多いです。

総務省統計局によると、2016年の家系調査報告では2人暮らしの光熱費は季節で異なりますが、年間平均で見ると毎月およそ2万円前後となっています。

では、2人暮らしの夫婦が2DKに住む場合、大体の光熱費はどのくらいになるかをまとめてみます。

3-1. 2DK2人暮らし・電気ガス別の場合

  • 電気代 9,000円
  • ガス代 6,000円
  • 水道代 6,000円

3-2. 2DK2人暮らし・オール電化の場合

  • 電気代 11,000円
  • 水道代 6,000円

2DKに2人で住む場合は、だいたい光熱費が17,000〜19,000円程度と思っておくと良いでしょう。

冬場はどうしても、暖房費で電気代がかさんでしまいます。

生活スタイルにもよりますが、在宅が多い家庭では若干電気代がかさんでしまいますし、夫婦で共働きの家庭は家に誰もいないことが多くなり、その分電気代も下がります。

またガスや水道は、地域で値段の差があります。

特にガスは、都市ガスかプロパンガスで値段が違いますし、オール電化になればその分大幅に節約することもできます。

自分でオール電化の設備を用意するとなると、初期投資にお金がかかってしまいますが、賃貸物件の場合は、オール電化の設備が用意されている場合が多いので、そのまま使うことができます。

物件を探すときには、ガスを使用しているのか、オール電化なのかもしっかりチェックしておきましょう。

4. 2DKの平均的な電気代と水道光熱費まとめ

2DKに暮らす場合の、平均的な電気代と水道光熱費について、オール電化の場合も含めてご紹介しました。

毎月支払う光熱費ですが、平均値と比べてどれくらい差があったでしょうか。

電気代は、季節によって大幅に金額が違ってきますが、工夫次第で節約することもできます。

電気代を節約することは、ライフスタイルの見直しにもつながります。

特にエアコンの使い方を見直してみることは、大きな節電につながるので意識してみましょう。

またオール電化の物件であれば、ガス代がかからないので、光熱費全体の節約になる場合が多いです。

ガスからオール電化に変わって困ることと言えば、調理コンロです。

IHクッキングヒーターでは、ガス専用鍋やフライパンが使えなくなりますが、鉄鍋やホーロー鍋はIHコンロで使用可能です。

これから物件を探す人は、オール電化の物件に注目してみるのもおすすめなので、視野を広げて家を探してみましょう。