赤ちゃんグッズの中でも、一番ポピュラーなアイテムとして注目されるのが、ベビーベッドです。
ベビーベッドは赤ちゃんのために作られたベッドですが、その高さやデザインは、機能的に考えられた構造になっています。
今回は、そんなベビーベッドの必要性と、赤ちゃんを迎えるための部屋づくりについて紹介していきます。
このページでわかること
1. 2DKにベビーベッドは必要?
ベビーベッドは、赤ちゃんのために作られた機能性の高いベッドとは言え、配置するにはそれなりの場所を取りますね。
また、しっかりとした構造になっているので、それなりの重さもあり場所を移動させるのが大変です。
生まれてくる赤ちゃんのためにも、用意しておきたいことには間違いないのですが、ベビーベッドの購入に賛否が生まれる理由には、この様な不便さがあります。
特に2DKの間取りの場合は、生活に必要なスペースも限られているので、「重くて大きなベビーベッドを置くのはハードルが高い」との声も少なくありません。
和室に配置するとなれば、その重さから畳に跡がついてしまう等のデメリットもあります。
ベビーベッドは、お母さんも家事をしながら、頻繁に赤ちゃんの様子を確認することができるので、場所さえ確保できれば便利なアイテムであると言えるでしょう。
つまり、ベビーベッドが必要かどうかの判断については、家庭の環境やお子さんの状況に合わせて考えていく必要があるのです。
1-1. 1人目の子供の場合
子供が1人目の場合、兄弟がいないと言うこともあり、赤ちゃんにとっては比較的安全な環境であることが伺えます。
ベビーベッドがなくても、障害物が赤ちゃんに当たったりすることもないので、下に布団を敷いて寝かせて置く方法でも問題はないでしょう。
しかし、赤ちゃんも成長するに従って、寝返りをうったり、落ちてるものを口に入れることが多くなってきます。
新生児の間は心配ありませんが、行動範囲が広がってくると、ベビーベッドの必要性が出てくると言えるでしょう。
特に1人で子供を見ないといけない場合や、家事に追われている日常においては、ベビーベッドは必須アイテムになってきます。
新生児から、よく動く赤ちゃんに成長してきた時の管理体制によって、どのような手段を取るかがポイントです。
1-2. 2人目の子供やペットなどがいる場合
兄弟がいたりペットがいたりする場合、何もガードがない状態で、新生児を寝かせておくのは少し心配ですね。
この様な場合、ベビーベッドは非常に便利なアイテムとなり、お母さんも安心して家事に専念できます。
特に兄弟との歳の差があまりない場合、直接下に赤ちゃんを寝かせていると、誤って踏んづけたりする可能性も出てきます。
このような状況の場合には、しっかりした仕切りがあり高さもあるベビーベッドが、新生児を持つ親の身として、とても安心感があるアイテムに感じることでしょう。
2. ベビーベッドのメリット・デメリット
機能性が高いとされるベビーベッドですが、あくまで赤ちゃん専用のベッドなので、その範囲と期間は限られたものになります。
前述したとおり、ベビーベッドを持つメリットとして挙げられるのが、赤ちゃんに対する様々なリスクが一気に解消される点です。
ベビーベッドには高い仕切りがあるので、赤ちゃんが寝るだけでなく、遊び場としての機能も果たします。
構造的にも頑丈に作られているので、倒れる心配もなく親御さんの心理としても、かなりの安心感を得ることができます。
またベビーベッド特有の高さは、ちょうど抱き上げられる高さに設定されていて、赤ちゃん目線からでも視野が広くなるように作られています。
高すぎても危険性が増し、低すぎても他の子供やペットの手がとどく範囲になってくるので、どちらの問題も解消させた絶妙な高さであることが伺えます。
一方で、ベビーベッドには汎用性が著しく低い、というデメリットがあります。
ベビーベッドは、非常にしっかりした構造になっているため、その分重さがあり移動が大変です。
ちょっとしたレイアウト変更や持ち運びの時には、大人2人がかりでやっと移動ができるくらいの大仕事です。
重さだけでなく、ベビーベッド特有の形が持ち運びしにくい形であり、運ぶ際に苦労する原因にもなっています。
またベビーベッドの使用期間はとても短く、新生児から1歳の子供に成長すると、たちまち対応しきれなくなってしまいます。
その割に、購入するとなると通常のベッドよりも高価になるので、購入すること自体をためらってしまうことも少なくありません。
3. ベビーベッドの種類や選び方・費用
ベビーベッドにも様々な種類があり、中には機能性の高い物も販売されています。
デメリットの1つでもある、移動のしにくさが解消されたキャスター付きのベビーベッドや、収納スペースがあるベビーベッドまであることから、各メーカーの努力が伺えます。
この様に、色々な種類のベビーベッドが出てきている中で、2DKのレイアウトとして最適なベビーベッドとは、どの様な物なのでしょうか。
その選び方と、それにかかってくる費用について紹介してきます。
3-1. ベビーベッドを購入する
ベビーベッドを購入するには、大きさをあらかじめ測っておくことが必要です。
特に2DKの間取りになると、通常の生活スペースが制限されている中での配置になるので、どこに配置すれば動線上で問題ないかをシミュレーションしておくことが重要になります。
ベビーベッドの相場は、10,000〜25,000円台の物が多く、木製で下部に収納場所が付いているものも多くあります。
レイアウト変更で移動することを想定している場合は、キャスター付きのベビーベッドを選ぶといいでしょう。
購入するデメリットとしては、使わなくなった後の処分に困ることが挙げられます。
しかし、歳の近いきょうだいが生まれる予定があったりする場合には、使う期間が長くなるので、購入した方が得策と言えるでしょう。
また、使わなくなったベビーベッドを買い取ってくれるお店もあるので、一度チェックしてみるのも良いかもしれません。
数千円から、高いもので1万円を超える買取価格がついたベビーベッドもあるようですよ。
3-2. ベビーベッドをレンタルする
短期間しか使うことがないベビーベッドは、購入するだけでなく一定期間だけレンタルすることも可能です。
近年のレンタル業者は、ほとんどが運搬サービスをしてくれるので、必要な時に運んでくれて、不要になったらそのまま持って行ってくれます。
このことから、特定の期間しか使わないベビーベッドは、レンタルに限ると言った考えを持っているお母さん達も少なくありません。
気になるレンタル料金ですが、半年間で大体6,000〜7,000円程度が相場と言われています。
10ヶ月間以上使うのであれば購入の方が割安になってきますが、寝返りをうちだして行動範囲が広がってからでも、ベビーベッドの使用は遅くありません。
上手く使えば、数千円でベビーベッドを使うことができます。
特に2DKのマンションでは、使わなくなったベビーベッドを収納しておけるだけのスペースもないので、最初からレンタルに頼った方が得策と言えます。
4. 2DKのベビーベッドレイアウト例
ベビーベッドは基本的に移動が大変なので、生活動線上に配置することは避けておくべきです。
まずは、生活における行動範囲と通る場所をシミュレーションして、その行動に支障がない場所を中心にレイアウトを考える様にしましょう。
どうしても生活動線上が重なってくる場合には、日常のルーティン経路を変えるか、頻度が少ない場所を選ぶ等の工夫が必要になります。
日常的に家事中心になるお母さんにとっては、ダイニングを中心とした行動範囲になるでしょう。
このことから、ダイニングテーブルの近くにベビーベッドを置くことも、手段の一つとしては有効です。
その他では、落ち着いて見ることのできる和室を利用する方法もあります。
ダイニングにベビーベッドを置くことで、赤ちゃんをいつでも見ることができますが、逆にバタバタしながらの確認になります。
それよりは、ひと段落した時に和室で落ち着いた状態になってから、赤ちゃんを見てあげるのも一つの方法です。
夜の睡眠時には、ベビーベッドを使わずに同じ布団で寝るお母さんも多いようです。
この場合、ベビーベッドを使う時間帯が朝から夕方に限られてくるため、寝室以外の部屋に配置することからレイアウトを考えると、整理しやすくなります。
また、ベビーベッドを配置するポイントとして重要なのが、なるべく360度何もない状態にすることです。
壁や家具にぴったりくっつけてしまうと、物が落ちてきたりするリスクが増えて、角度によっては赤ちゃんの表情が確認できない可能性が出てきます。
このことからベビーベッドは、部屋の中心に配置することを考えていくことが、安全面からでも有意義な方法と言えるでしょう。
5. 2DKに赤ちゃんを迎えるための部屋づくりのポイント
赤ちゃんの成長は早く、みるみるうちに色々な物を手にとって口の中に入れる動作を始める様になります。
赤ちゃんを迎えるためには、低い位置に物を置かない様に整理して、飲み込めない様な赤ちゃんのおもちゃだけにしておきましょう。
また、キッチンでは火を使うことも多くなるので、簡単に立ち入りできない様な工夫が必要です。
どうしてもお母さんの死角になってしまうことも多く、お湯を使っている時に気がついたら足元に赤ちゃんがいた、などということも考えられます。
見ていない時でも、赤ちゃんがどこにいるのか把握できる様な部屋作りにしておくことも、重要なポイントの一つと言えるでしょう。
6. まとめ
ベビーベッドを置くには、それなりのスペースが必要ですが、2DKの場合だと長期的に置いておくことは難しくなります。
とは言え赤ちゃんにとっても、特に気をつけておきたい時期には、とても便利なアイテムになるので、レンタル等を利用して上手く使うことが得策と言えるでしょう。
また、親族や友達等で予定日が近い方がいる場合には、購入したベビーベッドをシェアするのも一つの手段です。
貸している間に弟や妹を妊娠したというエピソードもあるので、購入イコール損と捉えるのではなく、場面によって使い分けが必要であると認識しましょう。




