2DKの部屋に住むなら、1部屋に1台エアコンが必要と思ってしまいます。
しかし、エアコンは、本体と取り付け工事費を合わせると、大きな出費となります。
また夏前~夏本番を迎えてからのエアコンの新調はお金がかかるだけでなく、設置まで期間を要するなどかなり待たなければいけないような場合もあるでしょう。
2DKであっても、なんとかエアコンを1台で過ごすことはできないかと思っている人も多いと思います。
さまざまな工夫を行うことで、猛暑の続く真夏にエアコン1台でも、2DKで快適に過ごすことは可能です。
今回はその方法に関して、詳しくまとめていきます。。
このページでわかること
1. 2DKをエアコン1台で快適に過ごす方法
2DKをエアコン1台で快適に過ごすには、エアコンの空気を循環させることが大事です。
エアコンの空気を循環させるために、部屋を仕切っているドアやふすまをはずします。
仕切りがなくなることで風通しが良くなり、空気が循環しやすくなります。
より空気を効率良く循環させるために、部屋と部屋の境目にサーキュレーターを置くと良いです。
エアコンが設置してある壁とは反対側の壁に向かって、サーキュレーターから風を送ります。
冷たい風は下の方にたまるので、背の低いサーキュレーターを設置することで、たまった冷たい空気を2部屋に循環させることができます。
サーキュレーターは、風力が強く広い部屋の空気を循環させるのに向いています。
ただ、音が気になる方や、わざわざ購入したくない方は扇風機を代わりに使うこともできます。
扇風機の場合は、サーキュレーターより風力は弱くなります。
サーキュレーターよりも扇風機の方が、背が高くなるため下向きに風を送る必要があります。
また、部屋を除湿することも重要です。
夏の暑さは気温の上昇もありますが、湿度が高いことによって不快さが増します。
エアコンの除湿機能を使うだけでも、かなり涼しさを感じることができます。
スーパーなどで購入できる除湿剤を、部屋に多めに置くだけでも、湿度の高さによる不快感を軽減することができます。
1-1. エアコンの設置場所はどこ?
エアコンは、部屋の短辺に設置します。
1台のエアコンで2部屋使用したい場合は、2部屋をつなげた状態で、短辺になる部分の壁に設置することになります。
エアコンは真横に風を送ることができません。
そのため風を送ることができない面積をできるだけ狭くする必要があります。
部屋の長い方に向かって風を送ることで、部屋全体に風を送りやすくすることができます。
1-2. エアコンサイズは何畳用?
2DKの部屋に、1台エアコンを設置する場合のエアコンのサイズは、使用する部屋の畳数に合わせた大きさにすると良いです。
エアコンを効率良く使用することができます。
しかし、畳数に合わせたエアコンを設置したがエアコンが効きすぎるという場合や、エアコンの効きが悪いといったこともあります。
原因としては、部屋の日当たりや、建物の機能にあります。
新しく建てられた鉄筋のマンションなどは、断熱機能が高い物件もあります。
断熱機能が高いマンションなどは、使用する部屋の畳数より小さいエアコンでも、十分快適に過ごせます。
2. 2DKに1台だけエアコンを設置する場合のデメリット
2DKに1台のエアコンを設置することのデメリットは、出費が多いことです。
ダイニングキッチンを含めた3部屋を、1台のエアコンで冷やすために、エアコンは常にフルパワーで動いていなければなりません。
常にフルパワーで動いているため、電気代がかかってしまうのです。
そしてフルパワーで使用していることでエアコンの消耗も激しくなり、買い換えのサイクルが早くなります。
買い換えるための出費も増えてしまうことになります。
3. エアコン選びの注意点
エアコンを選ぶ際、自分が住んでいる住宅が、木造なのか鉄筋コンクリートなのかを再確認する必要があります。
また、使用する部屋は何畳なのかも確認しておきます。
一般的に木造は冷えにくく、鉄筋はよく冷えるといわれています。
エアコン売り場にいくと、エアコンそれぞれに8畳~10畳用などの表示があります。
単純にエアコンを使用する部屋が8畳だから、8畳から10畳用を購入すれば良いというわけではないのです。
エアコンの表示には見方があります。
8畳~10畳用と書いてあった場合は、木造だと8畳、鉄筋だと10畳の部屋に使用するのに適しているという意味になります。
冷房時と暖房時の表示が違うことがあります。
よく確認しないと、夏は良かったのに、冬になると部屋が暖まらなくて困ったということが起きてしまいます。
冬の暖房としても使用したいと考えている方は、暖房の表示を基準に、エアコンを選ぶと失敗が少なくなるでしょう。
4. エアコンの購入費用&電気代の節約術
エアコンの価格は、畳数によって異なります。
畳数が大きくなるほど価格は高くなります。
14畳を超えると、10万円を超えた価格となってきます。
けして安い買い物ではないです。
そのため、エアコンの購入、購入後の電気代はどちらもできるだけ安くしたいものです。
エアコンの購入費用ですが、エアコンの取り付け工事費込みのエアコンを購入するか、エアコン本体のみを購入して、自分で工事を業者に頼むかで費用は変わってきます。
エアコンの取り付け工事費込みのエアコンは、工事業者の仲介料として、仲介料が料金に上乗せされていることが多いです。
そのためエアコン本体のみを購入するよりも割高になっています。
自分で工事業者を探すことが面倒でない場合は、本体のみを購入した方が仲介料を払わなくて良い分安くなります。
電気代を節約するエアコンの使い方は、エアコンをつけっぱなしにすることです。
ただし温度の調節を行いながら、つけっぱなしにする必要があります。
部屋が冷えてきたら、設定温度を少し上げるなどの調節が大事です。
こまめに消せば良さそうですが、それでは節電にならないのです。
一度スイッチをきり再度入れる時には、部屋の温度が上がりきってしまっています。
そのためまた部屋を冷やすために、多くの電力が必要となってしまうからです。
エアコンをつけっぱなしにした方が電気代を節約できますが、温度の調節が不可欠です。
エアコンをつけっぱなしで数時間外出してしまうと、電気代がかかってしまいます。
こまめな温度管理や適切な対応畳数を選ぶことで、エアコン1台だけで稼働させていても電気代を節約しつつ夏を乗り切ることは可能になります。
少しの工夫さえあれば、猛暑の続く日々もエアコン1台で乗り切っていけるのです。
5. まとめ
2DKの部屋でも、1台のエアコンで快適に過ごすためには、住んでいる住宅の状況を把握する必要があります。
日当たりはどうか、風通しはどうかなどを考えて、適切な大きさのエアコンを使用することで、十分快適な生活を送ることができます。
サーキュレーターと併用するなどして工夫をすることで、より快適かつ効率的にエアコンを使うことが可能になります。
空気の循環を意識してエアコンを使えるようになると、少し広めの部屋であってもエアコン1台だけで十分に夏を乗り切ることは可能になるのです。
夏を迎えるにあたり、2DKなのにエアコンが1台しかないと不安に思っている人は、この記事を参考にして1台だけでも快適にエアコンを使えるようにしてみてはいかがでしょうか。




