1Rは、コンパクトなスペースと家賃で手軽に一人暮らしが始められるのが魅力の間取りです。
ただ1Rはキッチンとメインルームの間に仕切りがないので、玄関からプライベートルームが丸見えになってしまうのがネックです。
そんなお悩みを解決するおすすめの方法が、玄関に取り付けるカーテンです。
「たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、実はこのカーテンこそ劇的に1Rの住み心地が変えてくれるマストアイテムなのです。
そこで今回は1Rの住み心地を劇的に変えてくれる「玄関のカーテン」について徹底解説!
取り付け方法からカーテンの選び方まで、あなたのお部屋をステキに変えるヒントを紹介します。
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このページでわかること
1. 丸見えを防ぐ!1Rの玄関にカーテンを取り付ける方法
1Rはコンパクトな間取りなので一人暮らしに人気がありますが、実際に住んでいる人の中でもこの間取りの特徴についてあまりよくわかっていない人も多いです。
まず1Rは、1つの部屋に一つのキッチンが付いた間取りになっています。
似たような間取りで1Rというのがありますが、こちらとのキッチンと部屋に仕切りがあるかないかです。
つまり1Rは「メインルームとキッチンに仕切りがない」のが特徴なんです。
つまりこの間取りの一番の欠点は、「玄関を開けると部屋の中が丸見えになってしまう」というわけなのです。
キッチンが玄関から見えてしまうのは仕方ないとしても、プライベートルームまですべて丸見えになってしまうというのは悲しいもの…。
そこで少しでもプライベートを見せないために取り入れたいのが「玄関のカーテン」というわけなのです。
・どうして玄関にカーテンをつけた方がいいの?
仕切りがないからプライベートが丸見えになるのであれば、キッチンとメインルームの間にカーテンを取り付ける方が簡単な気がしますよね?
でも玄関にカーテンをおすすめするにはちゃんとした理由があるのです。
先ほども少し触れましたが、家を建てる時には「水回りはまとめて配置」が基本です。
つまり玄関のすぐ近くにキッチンがあるということは、もう一つの水回りであるトイレと浴室も玄関の近くにあるということになります。
もしもメインルームとキッチンの間にカーテンを付けたなら、メインルームが丸見えになることは避けられます。
でもこれでは浴室周りのごちゃごちゃした部分は隠すことが出来ません。
しかも1Rの場合はユニットバスの場合が多いですので、浴室に使い終わった後の洗濯物を置くスペースはありません。
となれば、急に来客があった場合はこれも隠さなければいけません。
こうやって考えてみると、メインルームとキッチンの仕切りとしてカーテンをつけるよりも玄関に取り付ける方が効果的だということが分かってくるはずです。
1-1. 必要な道具と費用の目安
・玄関のどこに設置するのかが大きなポイント
カーテンを玄関に取り付ける場合、「どこに取り付けるのか」によっても必要な道具が変わってきます。
もしもドア枠のすぐそばに設置するのであれば、ツッパリ棒が1本あれば十分です。
ただこれだと来客があった場合、家の外に一度出てから対応するということになります。
なにしろドアを開けたら目の前にカーテンがあるわけですから、扉を開けただけでは相手の顔が見えません。
この設置方法は部屋の目隠し効果だけでなく断熱効果もあるので、ドアからの隙間風が気になる場合やクーラーの熱を逃がしたくないという時に効果があります。
とはいえ「玄関開けたら目の前にカーテン」というわけですから、普段はカーテンを使うことはほとんどありません。
つまり「ドアを開けるたびに外から家の中が見えてしまう状況に変化はなし」となる可能性もあります。
そうなると最も効率が良い取り付け方法は「玄関とキッチンの間」ということになります。
この場合、問題となるのが「賃貸物件」という壁です。
賃貸物件の場合は、壁や天井に穴をあけるのはNGです。
ただそうなるとただのツッパリ棒だけだと強度が心配になりますよね?
そんな時に便利なのが「ツッパリ式カーテンポール」です。
これは床から天井にかけて2本のツッパリ棒をたててからカーテンポールを設置するので、壁や天井を傷つけることなく取り付けることが出来ます。
しかも強度も十分あるので、どんな素材のカーテンでも安心して取り付けられます。
・ローコストにこだわる場合
極力コストをかけずにカーテンを取り付けるのであれば、玄関のドア枠に合わせてカーテンを設置するのが一番です。
この場合、100円ショップなどで販売されているツッパリ棒で十分対応できます。
ただ1R物件の場合、玄関ドアの幅は70~80㎝が多いですのでこのサイズに対応しているツッパリ棒を購入する必要があります。
70~80㎝に対応できるツッパリ棒であれば400~500円で購入できますが、カーテンの重さによっては耐荷重にも注意が必要になります。
ちなみに足元までしっかりと隠したいのであれば、カーテンの長さは少なくとも180㎝は確保しておきたいところです。
一般的な賃貸物件の玄関ドアの高さに相当するので、カーテンの足元から部屋の中が見えてしまうことは避けられます。
もちろんカーテンは素材によって値段が変わりますが、目隠し目的でカーテンを取り付けるのであれば1000円程度で十分です。
百円ショップで販売されているカーテンクリップを取り付ければ、すべて込みでも2,000円の予算で十分おつりがきますよ。
・少しでも広く見せたい場合
玄関スペースを少しでも広く見せたいのであれば、ツッパリ式カーテンポールを使うのがおすすめです。
ツッパリ式カーテンポールはメーカーによって価格も変わりますが、5千~1万円のものが主流です。
ツッパリ式カーテンポールは床と天井をツッパリ棒で固定したところにカーテンポールを設置していますから、多少カーテンに厚みがあったとしても全く問題ありません。
さらに耐荷重も十分にありますから、雨の日には室内用の洗濯物干しとしても使うことが出来ます。
予算はカーテン代込み1万円で計算しておくと、生地や柄にもこだわったステキな玄関カーテンに仕上がります。
1-2. カーテン取り付け手順
ローコストで仕上げる場合もしっかりとカーテンポールを設置する場合も、取り付ける際には床や天井、壁などに傷をつけないようにします。
ポールを固定する位置が決まったら、ツッパリ棒が斜めになっていないことを確認しながら取り付けていきます。
この時にツッパリ棒を斜めにつけてしまうと落ちやすくなってしまうので注意しましょう。
・ツッパリ棒が落ちにくくなる裏技
ツッパリ棒が落ちるのを防ぐには、壁とツッパリ棒の接地面がしっかりと接していることが大切です。
とはいえ傷がつけられない賃貸住宅…。
そんな時は100円ショップで簡単に手に入る「耐震マット」を使いましょう。
使い方は簡単です。
耐震マットをツッパリ棒が壁に設置する面をカバーできる程度にカットしたら、ツッパリ棒と壁の間に挟むだけです。
たったこれだけですが、ツッパリ棒の耐久力が劇的にアップ!
もちろん壁に傷をつけるわけではないので、傷が出来る心配もありません。
2. 1Rの玄関に最適なカーテンの種類と選び方
1Rはそれでなくてもコンパクトな間取りですから、どのように見せたいのかによってもカーテン選びに違いが出てきます。
そこでシーン別のおすすめカーテンを紹介します。
2-1. 少しでも圧迫感のない部屋に仕上げる場合のカーテン選び
部屋の目隠しが目的であっても、完全に見えないようにすると逆に圧迫感のある部屋になってしまいます。
そんな時におすすめなのが「ストリングカーテン」です。
ストリングカーテンは細く編み込んだ紐を天井から吊り下げるタイプのものなので、完全に間仕切りするタイプではありませんが、その分圧迫感がないカーテンです。
しかもわざわざカーテンを開けたり閉じたりする必要がないので、カーテンの開閉でストレスを感じることもありません。
比較的値段が安いですしカラーバリエーションも豊富なので、部屋全体のインテリアに合わせて選ぶことが出来るのもおすすめです。
2-2. 運気が上がるカーテン選び
部屋のインテリアはカラー次第で運気が変わります。
健康運をアップさせたいのであれば、グリーン系のカーテンがおすすめです。
リラックス効果が高まり、健康運が上がります。
金運をアップさせたいのなら、カーテンはイエローがおすすめです。
玄関そのものが明るい雰囲気なりますし、カジュアルな1Rのインテリアとしてもおすすめのカラーです。
恋愛運をアップさせたいのなら、ピンク系のカーテンがおすすめです。
ただ「さすがに玄関にピンクはちょっと…」という人も多いでしょう。
その場合は「ベージュ&ピンク」の組み合わせがおすすめです。
ピンクのドット柄やチェック柄であれば、比較的落ち着いた印象になります。
3. カーテン以外に1Rの丸見え玄関を目隠しする方法
3-1. ベッドサイドにスタッキングシェルフを置く
1Rで一番気になるのがベッドの存在なのでは?
それなら部屋の奥にベッドを設置し、その横にスタッキングシェルフを置いてしまいましょう。
スタッキングシェルフなら高さや幅を自由に変えることが出来るので部屋全体に圧迫感が出ることはありません。
もちろん収納としても使えるので、意外と便利です。
3-2. カラーボックスで目隠しする
同じくベッドの目隠しにおすすめなのが、カラーボックスの間仕切り棚です。
ベッドサイドに収納スペースを作ることもできますし、比較的値段も安いので予算的にも◎。
カラーボックスの裏面にDIY加工すれば、おしゃれな見た目も手に入ります。
3-3. インパクトのあるソファーで見せる目隠し効果
「隠す」という考え方からちょっと目線を外してみるのも1Rならではのアイデア。
インパクトのあるソファーを玄関から見える位置にセットすれば、玄関からの視線はソファーに集中するので部屋全体に視線が分散しなくなります。
「見せながら視線を遮る」という方法なのでちょっと驚くかもしれませんが、視線が部屋全体に分散しがちな1Rだからこそできるテクニックなのです。
4. まとめ
玄関から家の中が丸見えになってしまう1Rですが、ちょっとしたアイデアで劇的に印象は変わります。
コンパクトな間取りだからこそアイデアが浮かびやすいのが1Rの魅力です。
ただ限られた空間なので、「いかにして快適な空間を作るか」ではなく「どうやって自分好みの部屋に育てるか」に考え方を切り替えるのがおすすめです。
少しずつ手を加えて住み心地の良さを手に入れるのも、一人暮らしをする楽しみ方の一つです。




