東京で1LDKの新築分譲マンションを購入するなら、やはり気になるのは購入相場です。
相場を知っていれば気になる物件がお得なのか、それとももっと別の物件が良いのかを判断することもできます。
また分譲マンションの購入ですから、やはり住宅ローンは不可欠です。
月々の返済などのことも考えれば、気に入ったというだけで購入に踏み切るのはやはり勇気がいります。
そこで今回は東京で1LDK新築分譲マンションを購入する前に知っておきたい相場や選び方のポイント、さらには物件選びの注意点などをわかりやすく紹介します。
このページでわかること
1. 1LDKの新築分譲マンションを購入!相場はいくら?【東京編】
1-1. 最も人気がある品川区の新築分譲マンション相場とは?
品川区は東京23区内で最も人気があるエリアです。
1LDKの広さ(専有面積)は40~50㎡が多く、価格は3,000~4,000万円が相場です。
ただし品川区内で販売されている新築分譲マンションの間取りの多くはファミリーに人気がある3DK~3LDKとなっていて、1DK・1LDKは全体の9.6%となっています。
1-2. 1LDKで人気がある三鷹駅周辺の新築分譲マンション相場とは?
東京都内の1LDKで最人気がある駅は三鷹駅です。
三鷹駅は【東京都三鷹市】にある駅で、中央本線が乗り入れています。
東京23区ではありませんが東京都心部までのアクセスが良いため、東京のベッドタウンとして人気があります。
周辺の1LDKの広さ(専有面積)は45~45㎡が多く、価格は3,000~4,000万円が相場です。
ただしこのエリアで販売されている分譲マンションの間取りの74.7%がファミリー世帯に人気がある3DK・3LDKとなっており、1LDK・1DKは全体の2.6%しかありません。
人気がある駅ですが1LDKの販売個数が圧倒的に少ないので、気に入った物件を探すにはかなり苦労しそうです。
1-3. 東京23区内で最も新築分譲マンションの販売戸数が多いエリアは?
東京23区内で最も新築分譲マンションの販売戸数が多いのは【江東区】です。
江東区の平均坪単価は274.5万円で、1LDKで40㎡だと約3,300万円、50㎡だと約4,100万円が相場になります。
1-4. 東京23区内で最も新築分譲マンションの平均価格が安いエリアは?
東京23区内で最も新築分譲マンションの平均価格が安いエリアは【足立区】です。
足立区の平均坪単価は190.4万円で、1LDKで40㎡だと約2,300万円、50㎡だと約2,900万円が相場になります。
1-5. 東京都内内で新築1LDKの販売価格の相場とは?
東京都内で1LDK新築分譲マンションの平均価格は【4,456万円】です。
最も販売戸数が多い価格帯は3,000万円台、4,000万円台となっています。
ただし1LDKなので5,000万円台以上の物件の販売戸数は極端に減ります。
また東京23区内で探すのであれば2,000万円台の物件はエリアが限定されます。
いろいろな条件を検討しながらマンション選びをしたいのであれば、3,000~4,000万円にターゲットを絞るのがおすすめです。
2. 東京で希望通りの1LDK分譲マンションを探す方法
2-1. 住宅情報サイトで物件を探す方法
「どんなマンションを購入したいのか」「どのエリアでマンションを探したいのか」などが特に決まっていない人には、気になった時にいつでも物件情報を集めることが出来る「住宅情報サイト」がおすすめです。
住宅情報サイトには様々な物件情報が閲覧できるようになっているので、情報を見ているうちに漠然としていたマンションのイメージが少しずつ形になって見えてくるというメリットもあります。
また気になる物件が見つかった場合には、インターネットから簡単に資料請求をすることが出来るのもおすすめポイントです。
もちろんインターネットからモデルルームや現地見学の予約をすることもできます。
2-2. 住宅情報誌で物件を探す方法
住宅情報誌で物件探しをする方法もあります。
住宅情報誌を利用するメリットは「地域に特化した情報をキャッチすることが出来る」という点です。
特に駅やコンビニなどで無料配布されている住宅情報誌の場合は、配布エリア周辺のマンション情報が掲載されているためエリアを絞り込むことが出来ます。
そのため「住環境を変えたくない」「エリアを限定して物件探しをしたい」という場合は、地域限定版の住宅情報誌の方が効率よく物件探しをすることが出来ます。
2-3. 不動産会社で物件を探す方法
「物件探しをする時間がない」「希望通りの物件が見つからない」という場合は、不動産会社または不動産仲介業者に相談するのがおすすめです。
不動産会社で物件探しをする場合は、まずは担当者との相談から始まります。
そこで担当者は「どんな物件を探しているのか?」「購入の条件は?」などあなたの希望を聞き取ります。
聞き取りが終了したら、不動産会社の担当者があなたの希望に合った物件を探してくれます。
3. 東京で新築分譲マンションを選ぶ場合の4つの注意点
3-1. 内覧だけではわからない情報は必ず現地に行って確認
新築分譲マンションの場合、ほとんどがモデルルームの内覧となります。
モデルルームは確かに部屋の内容を見て確認することはできますが、実際のマンションを見るわけではありません。
特にマンション周辺の環境については、実際に現地に行ってみなければわからないこともたくさんあります。
最も失敗談が多いのが「騒音問題」です。
幹線道路がすぐそばにある場合は、窓を開けることもできないほど音がうるさいということもよくあります。
またマンションのすぐ近くに飲み屋街があると、「酔っぱらった客が騒いで夜眠れない」ということもあります。
こうしたマンション周辺の環境は、モデルルームや販売担当者の説明だけでは把握できません。
マンション購入は決して安い買い物ではありません。
絶対に失敗しないためにも、契約する前に一度は現地に行って状況を確認することが大切です。
3-2. 防音性のチェックは確実に行うこと!
周辺環境による騒音は、事前に現地で確認することでトラブルを回避することはできます。
ただし新築分譲マンションとなれば、上下階または左右の住人の家族構成までは把握できません。
特に小さな子供がいる家族の場合は、子供が歩く音や話し声などが気になることもあります。
こうした生活音の有無は事前に確認をすることがありません。
生活音が原因の騒音トラブルに巻き込まれないためにも、防音性が高い建築構造のマンションを選ぶことがポイントになります。
3-3. 「環境は日々変わる」ということは覚悟しておこう
「窓から見える景色が気に入った」という人も多いですが、これも購入後に「失敗した!」と思う原因の一つです。
新築マンションには引渡し前の内覧会がありますので、実際の窓から見える景色を確認することはできます。
でもその時に見える景色が将来にわたって保証されているということではありません。
人気のエリアであれば、数年後にすぐ近くに同じような分譲マンションが建てられるかもしれません。
また自然豊かでのんびりした雰囲気があると思って選んだとしても、将来都市開発などによって街の雰囲気がガラリと変わってしまうかもしれません。
素晴らしい景色が見られなくなるのは残念ですが、それはあくまでもマンション購入時の契約とは無関係の話です。
なので「景色が気に入った」「環境がいい」というだけの理由で分譲マンションを購入するのは避けた方が良いかもしれません。
3-4. 引渡し前の内覧会では細かいところまでチェックすること!
新築分譲マンションの場合、引渡し前に契約した部屋の内覧会が行われます。
この時のチェックはとにかく細かく行います。
まずは「間取りが契約したときの図面通りになっているか」「部屋のサイズは図面通りなのか」を確認します。
次は「内装の汚れ・キズ」のチェックです。
壁紙の汚れや床の傷などは、不動産としての価値を下げます。
また立て付け部分が悪い場合も同じく価値が下がります。
納得した状態で引き渡してもらうためにも内装の汚れやキズ、ドアや窓などの不具合がないかを徹底的にチェックし、気になるところは全て直してもらうようにしましょう。
4. 東京の1LDK新築分譲マンションを購入!相場と注意点まとめ
東京で1LDKの新築分譲マンションの相場や物件探しの方法などを中心に紹介してみましたが参考になりましたでしょうか?
1LDKの新築分譲マンションとなれば、実際に住むだけでなく投資目的として購入する場合もあります。
財産として少しでも価値を高めるためにも、納得が出来る物件を探し出すということはとても大事なことです。
自分の足を使って情報を集めることが必要な場面もありますが、資金調達は土地の評価額などについては専門家の意見が必要になります。
そのようなことで不安がある場合は不動産会社や不動産仲介業者など、不動産のプロに相談してみると解決しますよ。




