1Kの収納スペースと賢い収納術まとめ

1人暮らしを始めたら「できるだけ物を増やしたくない」と思っていても、ついつい物を増やしすぎてしまった…と困っている人も多いのではないでしょうか。

多くの場合、1Kのお部屋では収納スペースが限られています。

少し物が増えただけで、足の踏み場もなくなってしまうほど、空間が物であふれてしまうようなことがあるのです。

そこで、1Kのお部屋での収納スペースはどれくらいのなのかということや、物が増えてしまった時のための賢い収納術をご紹介します。

1. 1Kの一般的な収納スペースはどれくらい?

1人暮らしのスタートは1Kのお部屋から、という人が多いと思いますが、気になるのは収納スペースだと思います。

一般的に1Kのお部屋の収納スペースは、狭いと思っておいた方が良いでしょう。

デザイナーズマンションなどのおしゃれな1K物件などは、収納なしの場合も多く見られます。

収納がほとんどない、あるいは全くない場合、「見せる収納」にすることも考えられますが、全てを見せる収納にするわけにもいきませんね。

そこで、収納家具を置くことになります。

2. 1Kの収納家具レイアウトの実例

1人暮らしの部屋で収納しなければならないものとして、食器類、食品類、洋服類、雑誌などが挙げられます。

上手に収納していくためには、収納家具も上手に選びましょう。

隠す収納と見せる収納を使い分けていくことで、1Kのお部屋レイアウトをしていきましょう。

3. 狭い部屋を有効活用!収納術のポイントとは?

1Kのお部屋をできるだけ広く見せるためには、いくつかのポイントを押さえた収納術があります。

3-1. 収納家具は壁の色と同系色に

収納家具を買う場合、壁の色と同系色の収納家具を選ぶのがポイントです。

家具と壁の色が同系色だと、家具と壁が一体となり空間に広がりを感じるので、お部屋全体を広く見せることができます。

3-2. 収納家具は背の低いものを選ぶ

「背の高い家具はたくさん収納することができそう」と思いがちですが、1Kのお部屋に背の高い収納家具を置くと圧迫感が出て、狭いお部屋に感じてしまうことがあります。

収納家具を選ぶ時は、できるだけ背の低い家具を選ぶようにしましょう。

3-3. 壁面収納を利用する

壁は、一面収納スペースとして使うのもおすすめです。

広さのあるお部屋なら、壁面を収納スペースにすると、こまごましたものもきちんと収納することができますよ。

基本見せる収納になるので、片付ける習慣もつきますし、見せたくないものは布を上手に利用して隠す収納にすることもできますね。

4. 1Kのおすすめ収納アイデア

狭い1Kは収納を工夫することで、お部屋にスペースを生み出すことができます。

そこで、1Kのおすすめ収納アイデアをご紹介します。

4-1. キッチン収納術

散らかりがちなキッチン周りの収納術をご紹介します。

1人暮らしでも、何となく増えていくのが食器類です。

食器も必要最低限あれば良いと思いながら、友達が来た時用などの器も揃えたくなってきます。

1Kではキッチンが狭いところが多いと思うので、調理スペースを確保しながら、食器類や調味料のストックを上手に収納しなければなりません。

そこでキッチンは、見せる収納を意識しながら、メタルラックなどを利用するのがおすすめです。

メタルラックは棚の幅も自在に変えることができるので、食器の大きさで棚の高さや幅を変えることができます。

また、食器は出し入れのしやすさも考慮しつつ、よく使う器は手前に、大皿は奥に、などと効率の良さを考えて収納していきましょう。

メタルラックの1段目に大きめの木箱を用意して、木箱の中に調味料や保存食のストックをしておくと便利ですよ。

普段は木箱に布をかけておくと、ゴチャゴチャした中身を見せずにスッキリと収納することができます。

なお1人暮らしの場合は、陶器の食器で揃えずに、ブナ材やアカシアなどの木の器を使うこともおすすめです。

木の器は陶器の器などより扱いやすく、収納の際に器を重ねる時も、陶器やガラスのように気を使わずに済みます。

そして見た目もとてもオシャレなので、1人暮らしにはおすすめの食器です。

4-2. 居室の収納術

居室、リビングの収納術としては、基本的には見せる収納になると思います。

見せる収納のコツは、同系色・同素材のものを利用することです。

いくつかのおしゃれな箱を用意して、重ねておしゃれな3段ボックス風にする、ガロンサイズの大きめのガラス瓶を2つ並べて収納する、など美しく見せる収納を考えていきましょう。

4-3. 服・衣類の収納術

・収納付きベッドを選ぶ

ベッドを選ぶ時は、ベッド下に収納ができるタイプのものを選ぶと、ベッド下にオフシーズンの洋服などを収納できます。

収納量が多いベッドの場合は、衣類以外のものも収納可能になりますね。

4-4. 洗面所・浴室の収納術

洗面所は1人暮らしの中でも、充実させたいエリアでもあります。

身支度をする洗面所が散らかっていては、生活全てがだらしなく見えてしまいます。

また洗面所は、小物やメイク道具、トイレ用品などこまごました小物が集まる場所でもあります。

1Kの間取りでは、洗面所のスペースはそんなに広くないことが多いため、すっきりと使いやすい空間にすることを意識して、隙間を利用することがおすすめです。

ちょっとした隙間やスペースを有効活用できる隙間収納家具を置いて、小物類はきちんと分類して収納しましょう

4-5. トイレ・洗面台の収納術

洗面所に洗濯機を置く場合も多いと思いますが、洗濯機の上は貴重な収納スペースになります。

そこで、突っ張り棒を組み合わせて、上手に棚を作りましょう。

市販の洗濯機ラックを購入するよりも、突っ張り棒で棚を作る方が手軽にできますし、高さの調整も楽です。

洗濯機の上に棚を作ることで、洗面所全体の収納に余裕も生まれます。

また洗剤や柔軟剤など洗濯関係のものを全て収納することができますし、毎日使うタオルを見せる収納として収めることもできますよ。

さらに、強度の強い突っ張り棒を1つ余分に足しておけば、部屋干しスペースにもなるのでおすすめです。

4-6. 玄関・靴の収納術

1Kの靴箱は、小さいものが備え付けられていると思います。

玄関に靴が散らかっているのは、見た目にも残念な感じですね。

せっかくなら、外から見てもお部屋の中から見ても、スッキリとした玄関を目指しましょう。

そこで、靴箱の扉を有効活用する方法がおすすめです。

扉の裏に、両面テープでクラフトボックスを取り付けて、使用頻度の低い靴を収納すると、何足分か収納することができます。

収納スペースが増えて、より多くの靴を収納できると、狭い玄関もスッキリと見せることができますよ。

また、靴箱の上に少しスペースができてしまう場合は、市販のシューズケースを活用するのもおすすめです。

靴箱にそのまま靴を積み重ねて収納してしまうと、よれや型崩れなどで靴が傷んでしまいます。

シューズケースなどきちんとしたボックスを使うと、靴の寿命も伸びますし、重ねることもできます。

また、半透明のシューズケースなら、中身が見えるので便利です。

100円ショップなどでは、靴が型崩れしないように重ねておくことができる靴収納グッズも売られています。

これらを上手に活用しましょう。

4-7. 押し入れ・クローゼットの収納術

押し入れやクローゼットの有効活用では、押し入れボックスの利用をすることもおすすめです。

クローゼットのサイズをきちんと測ってから、クローゼット専用の収納家具を購入すると、スペースいっぱいに収納することができますよ。

またクローゼット上部に少し空間が残る場合は、突っ張り棒を設置してベルトやリボン、ネクタイなどの吊るせるものを収納するスペースとして活用すると良いでしょう。

クローゼットの場合、扉の部分もボックスや網型ラックを利用しながら、スペースと扉部分を有効活用するようにしましょう。

5. 1Kの収納スペースと賢い収納術まとめ

1Kのお部屋は収納が狭いと思いがちですが、収納術とお部屋の収納家具のレイアウトをきちんとすることで、狭さを感じさせないお部屋作りをすることが可能です。

また1人暮らしの鉄則として、物を増やしすぎないということも大切です。

限られた収納スペースがいっぱいになってきたな、と思ったならば断捨離のタイミングです。

何か1つ買う前には、1つ捨てるようにしましょう。

1Kのお部屋を広々と使うためには、やはり古いものを捨てるということを定期的にしておくと良いでしょう。

収納スペースを考えながら、どうしたらより快適な居住空間を保つことができるかを意識して、様々な収納術を有効活用していきましょう。