年間を通して私たちの生活をより快適にと支えてくれている家電の代表といえばエアコンですよね。
今年は特に猛暑が続き、エアコンが手放せず電気代の請求書が恐ろしい事になっていた方も少なくないのではないでしょうか?
ちなみに筆者の8月の電気代は自己ベストを更新しました…。
夏場の電気代の半分はエアコンだと言われていますし、エアコンと上手にお付き合いしていく知識を身につけなければと心から思います。
そして、巷で言われている「エアコンはつけっぱなしでも料金は変わらない・・・?」なんて話も耳にしたことありませんか。
はたして実際の電気代に差はどれくらいあるのでしょうか?
今回は一人暮らしでかかる光熱費や節約術を含め、電気代についてご紹介したいと思います。
このページでわかること
1. 一人暮らしのエアコンにかかる電気代の平均はいくら?
一人暮らしの平均的な電気代は夏で約4,000円、冬は約6,000円ほどで、暖房の方が高いことが分かります。
エアコンの1時間の電気代を単純計算すると15円〜25円ほどで、
1日8時間使用した場合だと、120〜200円、1ヶ月で、3,600円〜6,000円、年間で43,200円〜72,000円となります。
エアコンは立ち上がりの時に一番パワーを消費するので、設定温度に到達するまではエアコンはフルパワーで運転し続け1時間に25円程かかっている事になります。
ちなみに古いエアコンは最新のエアコンに比べてかなり電気代が変わってくるようで、15年前のエアコンを最新のエアコンに変えた場合、年間23,000円以上の節約になるとのことです。
エアコンは家電の中でも高額な品物ですが、年間こんなに節約できるとなると古いエアコンを使っている場合、思い切って買い換えるのも良いかもしれませんね。
次はエアコンの節電についてお話ししたいと思います!
2. エアコンの電気代を節約する方法
エアコンは高い!というイメージ、ありますよね。
近年の夏は猛暑で夜寝る時も気温が下がらず、クーラーをかけっぱなしで寝た方も多いのではないでしょうか?
タイマーにして寝たものの、タイマーが切れたら暑くて起きてしまい、結局また付けて・・・あるあるですね。
あと、冒頭で述べた「エアコンはつけっぱなしでも料金は変わらない・・・?」という疑問をスッキリさせたいと思います。
2-1. 設定温度
環境省が推奨するエアコンの設定温度は、
- 冷房 設定温度28℃
- 暖房 設定温度20℃
とされています。
皆さんは何度に設定していますか?
そして、エアコンの設定温度を1℃下げると電気代が
- 冷房 約13%
- 暖房 約10%
節電されますので、なんとなく暑いからと低い温度に設定されている方、ぜひお試しください。
2-2. 風速
風速は迷わず自動に設定!これがエアコンの節電の基本となります。
自動にしておくと設定温度に到達するまでは強風で、その後は風量を微風に切り替えて効率良く温度をキープしてくれます。
じゃあ微風でもいいのでは?という疑問もでてきますが、最初から微風だと室内の温度が高ければ高いほど部屋を冷やすまでの時間が長くなり、余計な電力を消費してしまう事になり、結果的に節電にならないのです。
筆者は普段なんとなく25℃にしていたり、風量を弱にしたり、消したり付けたり、節電とはかけ離れた使い方をしていました。
しかしこの事実を知ってすぐに自動にし、基本28℃をキープして暑いなぁと感じた時は27℃〜26℃で調節していたら翌月3,000円程電気代が安くなりました。
節電効果に驚きです!
28℃って暑く無いのかな?って勝手なイメージを抱いてましたが、十分涼しい事も分かりましたし、1℃下げるだけでこんなに体感温度が変わるんだ!と色々感動してしまいました。
2-3. フィルターの掃除
2週間に一度の掃除が節電にも効果があります。
ホコリで目詰まりしているフィルターに比べて、冷房で4%、暖房で6%の節電になるようです。
最近では自動でお掃除してくれる機能が付いているエアコンもあり、日常的な掃除の負担がかなり楽になる事間違いなしです。
しかしご注意頂きたいのが、自動お掃除機能付きのエアコンも各メーカーごとに特色ある機能が付いていますが、共通して言えることが、エアコンの内部まで綺麗に掃除してくれる訳では無い、ということです。
先日、家族のんでいるむ賃貸マンションに設置されているお掃除機能付きエアコンから水漏れが発生し、管理会社さんに連絡をしました。
その不動産会社さん専属のエアコンの業者さんに対応してもらったのですが、フィルターはきれい、ドレンホースに虫が入っていたが大きくないとのことで原因がわからず、結局はメーカーさんを呼ぶことになりました。
お掃除機能付きのエアコンは専門の業者さんやメーカーさんでないと中身の把握ができないとこがあるそうで、修理や点検をお願いしてもすぐに対応できない可能性があります。
ちなみに夏も終わりかけの頃の出来事でしたので、修理に来てもらうまでにエアコンはつけなくても耐えられたのですが、これが真夏だったらと思うと恐ろしいです。
しかし、高い位置のフィルターを外して掃除するのも正直めんどくさいと思ってしまいがち・・・
やはりお掃除機能付きエアコンで日々のフィルター掃除をしなくてよいのはストレスフリーです。
2-4. つけっぱなしの方が実は電気代は安い?
結論から申しますと、安わけがない、です。
しかし、バカ高くなるのか?といえばそんな事もありません。
一人暮らしのワンルームで月額10,000円あれば、エアコンつけっぱなし冷えた天国です。
が、しかし今回は節電術のご紹介ですので話を戻しまして、日中仕事などで家を留守にする場合はもちろん消した方が節電になります。
とはいえ1時間弱の外出時などは、付けっ放しの方が節電に繋がるようです。
日中家に居る事がメインだけどちょっとスーパーに買い出しなどで出かける程度なら、そのまま付けっ放しでお出かけしてもOKということですね。
その場合は「自動運転28℃」をお忘れなく!
エアコン節約術はすぐに試せて翌月には数字で結果が見れるので、アレコレ試し楽しみながらできるのではないでしょうか?
ぜひ、皆さんも楽しんで節電にトライしてみて下さいね!
3. 一人暮らしの平均的な光熱費はいくら?
総務省統計局の家計調査によると、2017年の一人暮らしの方の水道光熱費の月平均額は、11,380円。
光熱費は住む地域や使っているガスの種類などで変わってきますし、2016年から始まった電力自由化も耳にはするけどよく分からない、賃貸だとあまり関係ないのかな?など色々と疑問がありますよね。
3-1. 一番安いイメージの水道代
東京23区の料金で計算しますと、一人暮らしで使う1ヶ月の水量は約8㎥(約1,000円)程。
水道代は2ヶ月に一回の請求ですので約16㎥(2,000円)、それに下水道の料金が1,200円加算され、合計で3,200円程の水道代となり、1ヶ月分の水道料金は1,500円となります。
水道料金の節約ポイントはお風呂にあり、シャワーを15分使用した場合、お風呂一杯分180リットルの水を使っている事になります。
いつも自分はシャワーを何分くらい使っているのか気になりますね!
使っていない時はシャワーを小まめに止めましょう。
お風呂に浸かる派の方は残り湯を洗濯物に再利用する事で節約になりますし、暖かいお湯で洗濯すると汚れも落ちやすいといったメリットもあります。
3-2. ガス代
プロパンガスと都市ガスがありますが、1ヶ月ガスを5㎥使用した場合、プロパンガスだと約3,000円、都市ガスは約1,500円とかなり料金に差があります。
5㎥は、一人暮らしで自炊はほぼしない、お風呂もシャワーがメインで生活されているの方の使用量です。
物件を探すときは家賃や立地の他に、契約するガスがプロパンガスか都市ガスかも、しっかりチェックして下さいね。
ある程度料理もし、お風呂に浸かる方は、だいたい3,000円くらいを目安に考えておくと良いです。
3-3. 電気代
電力自由化は賃貸に住む場合関係ないんじゃないの?という疑問ですが、実は住んでいる物件によって変わってきます。
電気料金の支払い先が電力会社の場合、賃貸でも変更可能です。
インターネットのプロバイダーを自分で選べるのと同じ感覚で気軽に変えることができるようです。
賃貸は関係ないと思っていた方には朗報ですよね!
色んな電力会社があるので一度料金など比較してみてはいかがでしょうか?
不動産管理会社によっては既に導入されており、変更していることもあるようですので、入居前であれば確認をしてみてください。
そして電力会社を変えても不動産管理会社に連絡する必要はありませんので、ご安心ください。
では、残念ながら変更できない場合はといいますと、お住いの賃貸物件が高圧一括受電している場合、電力会社の切り替えはできません。
高圧一括受電を簡単に説明すると、大家さんが契約している電力会社から電気をまとめて買って、それを各部屋へ分けて届けている状態の事です。
電気料金の支払い先が大家さんや管理会社の方がそちらに当たるかと思います。
4. まとめ
さて、今回は一人暮らしの光熱費、エアコンの電気代や節約術、1ヶ月にかかる光熱費をご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか?
気軽にすぐ実践できる節約術で楽しく節電しましょう。




