2LDKの部屋をエアコン1台で快適に過ごす方法
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2LDKは1人暮らしから子どもがまだ小さい家族まで、幅広く対応できる柔軟性のある間取りです。

その手ごろさや便利さゆえ、多くのアパートやハイツで取り入れられていますね。

ただ、唯一気になるのが夏冬のエアコン事情です。

1台だと心もとなく、2台にすると設置費や電気代がかさむイメージで、何とも微妙ですね。

そこで今回は、外が猛暑や極寒でも、2LDKをエアコン1台で快適に過ごす方法をお教えしたいと思います。

1. 2LDKをエアコン1台で快適に過ごす方法

エアコン1台で2LDKを快適に過ごすには、エアコンの設置場所やサイズ、機種などを総合的に見る必要があります。

1-1. エアコンの設置場所と向きはどこ?

・設置場所を選べる場合

もちろん、主に使用する部屋に取り付けましょう。

使用するエアコンの種類や古さにもよりますが、性能の良いものであれば、夏場は設定温度28度でメインの部屋はおろか、隣の2~3室さえ十分冷やすことができます。

使う頻度の高い部屋順に冷暖房がきくことが理想ですから、向きは2番目に使うお部屋へ向けます。

ふすまがある場合は、全開にしておきます。

ちなみに、ご希望の設置場所に果たして「本当に取り付けられるのか」という疑問もあるかと思います。

この場合、ご自身で悩んだり誤った判断をしてしまう前に、電気屋さんに相談するのがやはり一番です。

実は、何だかんだで設置できる場合がほとんどなのです。

柱の強い場所に板をかませて設置したり、管理人さんから許可が下りれば設置孔を増やすこともできるので、モノは相談ですよ。

・設置場所を選べない場合

どうしても設置場所が限られてしまう場合や、入居時すでに取り付けられていたエアコンを使用する場合は、どうすれば良いのでしょう?

このケースでは、扇風機、それもできれば首の調整できる壁掛け式を駆使します。

使用頻度の高い部屋に向けて屈折させていくようなイメージで、エアコンの風向きに対して直角に扇風機を設置します。

扇風機の設置台数は、2台までがベストです。

このとき、壁も活用しましょう。

エアコン自体の風向きですが、冷房は水平から上、暖房は水平から下向きを選びましょう。

冷気は下に溜まり、暖気は部屋の上に溜まるという性質を生かして、部屋の中を均等な温度にできますよ。

また冬は石油ファンヒータの併用もおすすめで、不自することなく電気代を節約できます!

1-2. エアコンのサイズ選びは何畳用?

何かと噂はありながら、結局どうすれば良いか判りづらいのが、エアコンのサイズ選びですね。

大きすぎても小さすぎても、ともに過剰な電力消費につながります。

エアコンを選ぶ際は、以下のポイントに注意しておきましょう。

・木造か鉄筋か

お家が木造住宅か鉄筋造りかで、大きくサイズは変わってきます。

一般に鉄筋の方が保温効果が高いので、サイズは小さくて済みます。

仮にエアコンが「×畳~△畳用」と書かれている場合、木造住宅は×畳の広さに、鉄筋住宅は△畳の広さに合わせると良いでしょう。

・暖房を使う場合

エアコンの暖房機能を使用する場合は、余裕を持ってワンサイズ大きめのものを選びましょう。

一般的にエアコンは、冷房よりも暖房機能の方が効きにくいからです。

冷房でギリギリのサイズにしてしまうと、冬はいつまでも経っても十分な暖気がやってきません。

・エアコンの設置場所

エアコンを設置する部屋にキッチンがある場合は、要注意です。

調理時の熱などで、すぐに部屋の温度が上がってしまうからです。

もし調理場が同じ部屋にある場合は、ワンサイズ大きいものを購入し、調理をしない通常時の冷房は設定温度を高めにしておくことで対応しましょう。

2. 2LDKにエアコンを1台だけ設置する場合のデメリット

工夫次第で2LDKをエアコン1台でまかなうことは可能ですが、どうしても避けられないデメリットは以下の通りです。

2-1. 工夫しなければ2台設置の方が安いし便利

「エアコン1台の方が設置台はかからないし電気代も安いでしょ!」

と思われるかもしれませんが、実はそうとも限りません。

今回この記事でご紹介しているようなあらゆる工夫がなければ、空調効率が悪く、エアコンがオーバーワークとなり、その上隣室の状況は全く変わりません。

デメリットずくめとなってしまうので、くれぐれもご注意を。

2-2. 壊れた時

エアコンが壊れてしまった時、2台あれば片方に頑張ってもらえばしのげますが、1台しかないとどうしようもありません…

夏は扇風機・冷風機、ボウルに氷を入れ低いところに置いておく、冬はファンヒーターでなんとか耐えましょう。

3. エアコン選びの注意点

最近のエアコンは、メーカーにより様々な機能が搭載され、値段は張りますが魅力のあるモデルがたくさん販売されています。

しかし店員さんの口車に乗せられて、実は不人気機種をそのまま購入…となってしまわないよう、ご自身でもエアコン選びの基礎をしっかり押さえておきましょう。

以上のことを勉強した上でいよいよお店に行く…前に、ちょっと待って下さい!

必ず設置場所の寸法も測ってから、エアコン選びに臨みましょう。

3-1. スペースに余裕を持たせる

室内機は上下左右は最低でも5cmばかりの余裕を持たせます。

特に重要なのはエアコンの上部です。

モデルによっては、10cm以上スペースを空ける必要があります。

室外機も必ず壁際から5cm以上離さなければならないので、こちらの設置場所寸法を測ることもお忘れなく。

3-2. 100Vと200V

エアコンにはモデルの他に、ボルト数の選択肢があります。

6畳用などの小さなモデルには100V、16畳を超える大きなものには200Vモデルしかありません。

そのため、この中間の部屋サイズでのエアコンには、100Vか200Vどちらかを選ぶ必要があります。

まず大きな違いは、200Vは専用の特殊な電源を使用するため、お家の電気回線の状態・アンペア数によっては使えない場合があるということです。

使えるようにするための工事、また仮に元々使える状態であっても、エアコンと回線を改めてつなぐため、どちらにせよ別途工事が必要になります。

自分でできる200Vかどうかの、簡単な見分け方をご紹介します。

ブレーカーを開け、3本の線(赤、白、黒)が引きこまれていれば「単相3線式」と呼ばれ200Vが使用可能です。

ここでもし2本しか引き込まれていなければ「単相2線式」と呼ばれ、このままでは200Vは使用できません。

電柱から電力の新たな引き込み工事が必要となり、とても大掛かりなものとなってしまいます。

そしてもう1つの違いは、パワーです。

200Vの方が圧倒的に強く、同じ仕事量を100Vに比べ短時間で終えることができます。

気になる使用電力量ですが、100V、200Vともに実は同じです。

何だか200Vの方が電気代が高そうに見えますが、同じなのです。

仕事量は変わらず、部屋を設定温度にするためにかかる時間が違うだけだからです。

ちなみに200Vを選ぶと特に良い場合は、オール電化のお家です!

IHクッキングヒーターなども200V家電ですね。

200Vはパワーがあり、電圧を下げることなく、少ないアンペア数で安定した仕事を行うことができるのです。

3-3. リビング設置には人感センサー付、寝室の場合は自動清掃機能

リビングにエアコンを設置する場合は、人の出入りを検知する人感センサーを搭載したモデルを選ぶと省エネにつながりますよ。

寝室の場合は特に清潔感が重要なので、自動清掃機能が付いたものを選ぶと安心です。

3-4. 除湿機能の高さ

体感温度は、湿度に比例して高くなります。

つまり同じ温度でも、湿度が高いほど暑く感じてしまうのです。

冬に使用する時ならば、加湿器や濡れタオルをつるすことで乾燥に対応できますが、除湿はそうは行きません。

特にエアコンが寝室設置の場合は、除湿機能の高さに重点を置いて選びましょう。

4. エアコン1台分の購入費用と毎月の電気代を節約する方法

エアコン1台の購入費用は、一体どのくらいなのでしょうか?

いくらあれこれ工夫しても、肝心のエアコンがオーバーワークしていては、電気代を節約することはできませんね。

そこで以下にエアコン1台で電気代を節約する裏ワザも、いくつか一緒にご紹介します!

4-1. まずはエアコンの相場について

エアコンにはたくさんのモデルが存在し、グレードの高いものほど値が張り、省エネ機能含め多機能です。

安いからと手を出していては、電気代がかさんで結局損をしてしまいます。

また高いからといって、ご自身のライフスタイルに合わないモデルを選べば、持て余してしまいます。

おサイフと相談し、生活状況や設置場所と照らし合わせた中で、できる限りの初期投資を行いましょう。

ちなみにお店選びもお忘れなく!

お店により本体価格に微妙な違いがあり、設置費用・製品保証・工事保証などサービスも異なります。

以下に、大手メーカー製品を元に、グレードごとのおおよその価格表を載せておきます。

参考にしてみて下さいね。(14畳・200V電源)

  • 低グレード:3~4万円前後
  • 中グレード:7~10万円前後
  • 高グレード:15~17万円前後

4-2. エアコンの価格は時期により大きく開きがある

エアコンは便利な分どうしても値が張り、比較的大きな買い物となります。

少しでも安く購入したいという方は、どの家電でもそうですが、モデルチェンジ前の春ごろを基準に購入しましょう。

このタイミングは、大きな価格下落のチャンスです。

続いて、節電方法について見ていきましょう。

4-3. 短時間の外出であれば電源はONのまま

エアコンの消費電力は、冷たい風を一気に吹き出すため入れ始めが最も大きいのです。

外出のたびに窓を開けたり電源をOFFにしていては効率が悪く、電気代もバカになりません。

実は小1時間ほどの外出なら付けっぱなしの方がお得なのです。

4-4. 南向きの窓には遮光カーテンをつける

しっかりとした遮光カーテンはお値段が張るものですが、その分効果が発揮されます。

南向きはもちろん、午後の西日が差し込む部屋にも取り付けましょう。

4-5. 窓に断熱材を貼る

窓に断熱シートを貼るだけでも、効果が発揮されます。

また木造家屋の場合は、入居の際必ず住居の断熱材使用の有無を聞きましょう。

もし使用されていて、さらに5センチ厚以上の断熱材が使われている場合は、これだけで充分に断熱効果が期待できます。

ですので、余程のことが無い限り温度に関して心配はないでしょう。

4-6. 風量は「強→自動運転」

電源を入れたばかりのタイミングでは、「強」で力強く一気に部屋を冷やしましょう。

だいたいお望みの温度になってから、「自動運転」に変えるという方法が最も効率的な選択です。

4-7. 月に1度はフィルター清掃

めったに開かないエアコンですが、中のフィルターを掃除するだけで冷房効率は上がります。

面倒くさがらず、1か月に1回は、何かしらの時間を使ってキレイにしてあげましょう!

4-8. 室外機の周りに物を置かない

室内と室外の空気循環のための室外機なので、その周辺に障害物があれば、冷暖房効率が悪くなるのは当然です。

機械の動きを妨げないことが、電気代節約に直結します。

5. まとめ

2LDKに置く場合、エアコンの設置場所・電源・機能によりその効果・電気代は大きく変化することがお分かりいただけましたでしょうか。

ぜひ様々な工夫を凝らし、1台でこの1年を乗り切ってみてくださいね。