1DKの模様替えの参考になるレイアウトの実例とコツまとめ

1DKは、一人暮らしをしたい人にピッタリの広さです。

でも引っ越しをしてしばらくすると「なんとなく理想のお部屋と違う気がする…」と思い始めたりしませんか?

でも問題は「1DKの広さ」です。この広さゆえに模様替えを諦めてしまっている人も意外と多いのです。

そこで今回は1DKをもっとステキに変身させたいあなたにおすすめしたい模様替えのコツをポイントごとに解説!

参考にしてほしいレイアウトの実例と模様替えのコツもまとめて紹介します。

1. 1DKの模様替えに役立つ!インテリアレイアウトの実例

1DKは「ダイニングキッチン」と「メインルーム1室」という間取りです。

コンパクトな間取りなので一人暮らしに人気があるのですが、家具のレイアウトのポイントを間違えると「使いづらい」「狭い」「なんだか圧迫感がある」などの不満が出てきます。

そこでまずは「1DKの模様替えの基本」として参考にしてほしいインテリアレイアウト実例を5つ紹介します。

1-1. 1DKの模様替え例①「4.5畳キッチンの冷蔵庫レイアウト」

1DKのダイニングキッチンの広さは6.98㎡(4.5帖)以上12.4㎡(8畳)未満となっています。

広めのダイニングキッチンであればよいのですが、問題は4.5畳しかないダイニングキッチンの方です。

でもいくら狭いといっても、一人暮らしをするのに「冷蔵庫」「電子レンジ」「炊飯器」の3つは欠かせません。

ところがこの中でも冷蔵庫だけは、どんなにコンパクトなものを選んだとしてもスペースが必要です。

どちらにしても冷蔵庫を置くスペースだけは必要ですから、このスペースを有効活用します。

ポイントは「冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器は縦一列に収納する」です。

収納棚はDIYでもできますが、手間をかけたくないのであれば「冷蔵庫ラック」を利用するのがおすすめです。

一般的な冷蔵庫ラックは、一人暮らし用のコンパクトサイズの冷蔵庫の収納を想定しています。

さらにその上部に独立した棚が2つ付いているので、電子レンジと炊飯器を冷蔵庫の上に収納することが出来ます。

1-2 1DKの模様替え例②「ローベッドを選ぶ」

1DKはメインルームが1つしかありません。

ですからこの場所があなたの部屋のメインスペースになります。

ただしベッドを置いてしまうと、それ以外の家具を持ち込んでも置く場所に困ります。

でもせっかくの一人暮らしなのですから、ソファーでくつろぐ時間も欲しいですよね?

その場合は一般的なシングルベッドを選ぶのではだめです。

おすすめは「ローベッド」です。

ローベッドのメリットは「ベッドを置いても天井からの圧迫感がないこと」です。

ローベッドにはいろいろなタイプがありますが、ヘッドボードがない物を選ぶのが1DKのポイントです。

ローベッドであれば、普段はクッションなどを置けばソファーになります。

高さが低いので、テーブルをセットしてもベッドに腰を掛けた状態で食事をすることもできます。

1-3 1DKの模様替え例③「洗濯機置き場の上のデッドスペースを有効活用」

とにかく収納スペースが限られている1DKですので、備え付けの収納スペースだけを利用していたのでは物が収まりません。

そこで必ず取り組んでほしいのが「洗濯機置き場のデッドスペース」です。

最近の賃貸1DKでは、室内に洗濯機置き場が設置されているのが一般的です。

でもこの上の部分に棚がないことが多いですよね?

実はこのスペースこそ1DKにとって貴重な収納スペースなのです。

まずは突っ張り式の棚を2つと目隠し用カーテン、そしてカーテンをつけるためのツッパリ棒を1つ準備します。

突っ張り式の棚を洗濯機の上部に2か所セットしたら、この部分を目隠しするようにツッパリ棒でカーテンを取り付けます。

こうすれば洗濯洗剤や洗濯ネットなどの小物は全て洗濯機の近くに置くことが出来ますし、バスタオルやフェイスタオルなども収納できます。

浴室が近い場合は下着を収納するカゴをセットしておけば、お風呂上りの動線もコンパクトになります。

なによりも限られたクローゼットのスペースを有効活用することもできるのでおすすめですよ。

1-4 1DKの模様替え例④「浴室の小物は吊るして収納が基本」

浴室に置く小物も意外と種類が多いですよね?

例えばシャンプーやボディーソープは必ず必要です。

でもそれ以外にもボディータオルやその他お風呂用品もたくさんあります。

でも賃貸の1DKの場合、浴室に窓がないことの方が多いです。

その上1人暮らしが前提の間取りですから、広さもコンパクトサイズです。

そんな1DKの浴室でお風呂用品を床に置いてしまうと、洗う場所すら確保できなくなります。

しかも窓がないため湿気が逃げにくいですから、すぐにボトルの底の部分にカビが生えてしまい衛生的にもおすすめしません。

こんなときには、シャワーヘッドに取り付けるタイプの収納用品を利用するのがおすすめです。

これを使えばシャンプーやボディーソープなどのボトル類は全てこれで収納できます。

ちなみにちょっとここに+αの工夫をします。

シャワーヘッドに取り付けるタイプの収納用品はほとんどがアルミ製です。

これに百円ショップなどで手に入るアルミ製の洗濯はさみを取り付けます。

これでボディータオルやちょっとした小物も吊るして収納することが出来ます。

コツの要らないDIYですが、見た目はかなりスッキリしますのでおすすめですよ。

1-5 1DKの模様替え例⑤「インテリアのカラーを統一する」

1DKでは、お部屋のカラーを統一することがポイントです。

引っ越し直後は「とりあえず必要なものを揃える」という気持ちの方が大きかったはずですから、インテリア性よりも機能性・コストを重視していろいろなものを揃えたはずです。

でも住み続けていくと、部屋のインテリアや小物も「機能性」ではなく「居心地の良さ」や「暮らしの質」を重視したくなりますよね?

このような場合の簡単な模様替え方法は、「部屋にあるインテリアのカラーを統一する」です。

たとえばメインルームのソファーの色とカーテンの色が違うのであれば、まずはここからチェンジしましょう。

他にも「壁紙の色とカーテンの色を合わせる」というのも、簡単にできる模様替えです。

ダイニングキッチンとメインルームにつながりを持たせたいのであれば、両方の部屋のカラーを決めて統一するだけでも劇的な変化が出てきます。

ただしすべてが同じカラーだとオシャレ感がありません。

そこでテーマカラーとは別にアクセントカラーを1つ選び、これを部屋のポイントになる部分に置いていきます。

これで「統一感のある部屋」と「アクセントのある部屋」の2つが同時に手に入ります。

2. 1DKを模様替えでおしゃれな部屋にする3つのコツ

2-1. 収納用品は「素材」「デザイン」を統一

こまごました小物などを収納するための収納用品も、素材やデザインがバラバラだとオシャレには見えません。

オシャレな1DKを目指すのであれば、収納用品1つをとっても「素材」と「デザイン」を統一することが大事です。

そうすればわざわざ目隠しカーテンを使わなくても見せる収納が出来ます。

限られた広さしかない1DKでは、目隠しされた部分が多いほど圧迫感が出てきます。

ですからこれまであなたが思っていた「隠す収納」から「見せる収納」にチェンジしなければオシャレな部屋にはなりません。

見せる収納に必要なことは「統一感」です。

そのためにも収納用品であっても「素材」と「デザイン」は統一するのがポイントです。

2-2. 浴室に室内用物干しグッズを必ずセットしよう

どんなにオシャレな部屋が完成したとしても、部屋の中全体に洗濯物が室内干しされた状態が続くとさすがに残念な印象になります。

もちろん室内に洗濯物を干すと見栄えが悪くなりますが、それ以上に部屋の中の湿度が上がってしまうためカビが生える原因になります。

そこで細部までオシャレにこだわりたいのであれば、浴室に室内用物干しグッズを絶対に準備してください。

おすすめはツッパリ棒式の浴室用洗濯物干しです。

ツッパリ棒式ですので、基本的に使う時だけ取り付ければOK!

女性でも簡単に取り付けることができますし、浴室専用なので接地面の吸着力も一般的なものよりかなり強力です。

その上浴室には必ず換気扇が付いていますよね?

この換気扇が洗濯物の乾くスピードをアップしてくれます。

見た目のオシャレを守りつつ、効率的に洗濯物を乾かすことが出来るので一石二鳥ですよ。

2-3.  高さをできるだけ抑える

収納スペースを確保したいと思うと、どうしてもカラーボックスを重ねたり大型の収納家具を購入したりしてしまいがちです。

確かにこうした方法を使えば、備え付けの収納スペースだけでは収まりきらないものなどもスッキリ収納することが出来ます。

でも部屋に置かれた家具の高さが天井に近いほど、部屋に圧迫感が出ます。

これではオシャレな部屋とは言えませんよね?

これを解消するのは簡単です。

部屋の中の家具の高さをできるだけ低くするのです。

カラーボックスを使う場合も、「縦に置いて重ねて使う」ではなく「横に置いて重ねて使う」の方が部屋全体の圧迫感は亡くなります。

また「物を隠して収納する」と考えてしまうから、高さのある大型の収納家具が必要になります。

これを「物は見せて収納する」に切り替えれば、わざわざ大型の収納家具を買う必要もなくなります。

さらに物を見せて収納することで、収納したものそのものがインテリアの一部にもなります。

3. 1DKの模様替で間取りを広く使う3つのコツ

3-1. メインルームが和室なら襖を取ってカーテンに切り替え

メインルームがもしも和室であれば、ダイニングキッチンとの仕切りは襖ですよね?

この襖の存在が、あなたの部屋を狭くする一つの原因になっています。

まずは襖をすべて取り払ってしまいましょう。

こうすればメインルームとダイニングルームがつながるため、広いリビングルーム兼プライベートルームとして使うことが出来ます。

その上でダイニングルームにテレビを設置し、ソファーとテーブルをメインルームに置いて広いリビングルームにします。

これなら狭かったダイニングルームも広々した空間に変わります。

ただしこのままでは眠るときにどうしても周りが気になってしまいますよね?

そんな時には襖の代わりにカーテンを取り付けます。

カーテンですので普段は開いた状態にしておけば開放的なリビングルームとして使えます。

またカーテンを閉めれば完全にプライベートな寝室に変身します。

3-2. カウンターテーブルでキッチンとダイニングルームの機能を分ける

「プライベートルームと食事をするスペースはきちんと分けたい」と言う人もいますよね?

でも1DKのダイニングキッチンではこれがなかなか難しい…。

なにしろキッチンがダイニングスペースから丸見えなのです。

でも方法はあります。

スペースの仕切りとして「カウンターテーブル」を使うのです。

そもそも1DKのキッチンはダイニングルームの一部にあります。

そのためコンパクトなダイニングテーブルを置いても、「キッチンの一部に置かれている感」が強く違和感があります。

さらに自炊がベースとなれば、食材や調理器具など収納スペースも必要です。

こんなときには収納スペース付きのカウンターテーブルを使って、キッチンとダイニングルームを分けます。

出来るだけコストを抑えたいのであれば、カラーボックスを使って作る方法がおすすめです。

カラーボックスの天板にお好みのカラーの板を乗せて固定させれば、簡単にカウンターテーブルは出来ます。

もちろんカラーボックスですから、収納力は確実にアップします。

食器棚代わりに使うこともできますし、食材のストックボックスとして使うこともできます。

さらにカウンターテーブルでキッチンとの仕切りが出来ますので、コンパクトなダイニングテーブルを置いてもキッチンの生活感が出ません。

ダイニングスペースの狭さが気になるのであれば、折り畳み式のダイニングテーブルにするという方法もあります。

使うたびにセットする・片づけるという手間はかかりますが、1DKを広く使うためにはこうした努力も必要です。

3-3. 玄関は鏡を使って奥行きを演出

1DKの玄関ってやっぱり狭いですよね?

さすがにこの部分を広くすることはできませんが、鏡を使うことで広く見せる演出は出来ます。

やり方は簡単です。

靴箱のサイズに合わせた鏡を準備し、これを靴箱の上に横向きにセットします。

たったこれだけですが、玄関のスペースが広く見えます。

もちろん鏡は靴箱の上に置くだけですので、釘などを使う必要がありません。

4. 1DKの模様替えの参考になるレイアウトの実例とコツまとめ

1DKの模様替えの参考になるレイアウトとコツをわかりやすくまとめてみましたが、参考になったでしょうか?

広さに限りがある1DKではありますが、コンパクトな間取りだからこそ、模様替えをする時も時間をかけずに一気に仕上げることができます。

ただしあまり見た目にこだわりすぎると「オシャレなのに使いづらい部屋」になってしまうこともあります。

1DKの模様替えにチャレンジするときは、見た目だけでなく機能性についてもきちんと考えるようにしましょうね!