皆さんのお住まいのお家のベランダに屋根はついているでしょうか。
お住まいの家のベランダに屋根がない場合は少し大変ですよね。
洗濯物を干したいけど、雨が降って、洗濯物が濡れてしまうんじゃないか、小さい子をベランダで遊ばせたいけど、子供の日焼けが気になってしまう、なんていう不安はありませんか。
かといって、屋根をつけようと思っても、家が賃貸の場合、壁に穴を空けないといけないだろうし、無理だろうな・・・と諦めてしまっている人もいるかと思います。
実は、賃貸でも、問題なくベランダの屋根を設置する方法があるのをご存知ですか。
そうは言われても、もちろん業者に工事をお願いすれば、いいものができますが、値段はどうしても高くなりますし、賃貸なので、いずれ撤去するものと考えるとなかなか実行には移せないかもしれません。
そこで、DIYで屋根を設置してみる方法をご紹介します。
自分で作るのが好きな方にはおススメなので、ぜひ読んでみてください。
このページでわかること
1. 賃貸のベランダの屋根をDIYするアイデア3選
賃貸のベランダの屋根をDIYするアイデアをご紹介します。
1つ目は柱がついていて、壁面と柱で屋根を支える、独立式のテラス屋根です。
2つ目は日よけ(サンスクリーン、サンシェード)を柱で取り付ける方法、3つ目は同じものを柱ではなく、フックや紐を使って、窓枠や雨戸枠に取り付ける方法です。
いずれも壁に穴を空けずに、DIYで設置が可能な方法です。
1-1. 1階なら独立式のテラス屋根を使う
通常のテラス屋根は、壁に穴を空けて、ネジで留めて固定するタイプですが、独立式のテラス屋根は、壁に穴を空けることなく設置できるのが強みです。
以前は通常のテラス屋根が多かったですが、建物に負担をかける工事がなく、賃貸の住宅でも取り付けができるので、ここ数年は各メーカーがこぞって、独立式のテラス屋根を商品開発、販売に力を入れています。
そのため、種類もかなり多くなっています。
事実、ネットで検索するだけでも多くの商品がヒットします。
窓の寸法を測り、ベランダの基礎部分をチェックして、注文をすると、まとめてセットで届くので、そのまま設置場所を決めて、設置すればOKです。
ベランダ部分の作りによって、設置できる種類が変わることがあるので、心配な方は事前に販売業者に確認するといいでしょう。
こちらは部材の重さもけっこうありますし、設置には少し時間がかかりますが、太い柱で強度を確保しています。
屋根の形(平面で傾斜がついているもの、アール型)や色、柱の素材(アルミや木材など)、柱の位置(建物の壁につくタイプ、反対側につくタイプ、中間につくタイプ)など、様々なバリエーションもあります。
また、側面に軽微なパネルのようなものをつけられる種類もあり、横から吹き込む雨もちょっとしたものだったら、防ぐことができます。
設置の際に注意すべき点は、必ず事前に窓の寸法と、窓回りにある雨どいやエアコンの室外機などの場所を確認して、あたらない場所に設置することです。
また、壁と独立式のテラス屋根の間からつたってくる水滴が気になる人には、そこを埋めるようなパーツも別に売っています。
金額としては、10万円前後からありますので、素材や形、設置のしやすさなどを総合的に判断するといいでしょう。
ホームセンターなどにもサンプルがあるので、見てみるとイメージがわくかと思います。
1-2. お手軽につけるなら、柱タイプの日よけ(サンスクリーン、サンシェード)を使う
もっと手軽に、そしてお安く屋根をつけたいのでしたら、突っ張り棒のような柱を使うタイプの日よけ(サンスクリーン、サンシェード)がおススメです。
ポリエステルなどの素材の布で、雨を防ぎ、紫外線をカットする素材も多く存在します。
布を巻き取るロールタイプと1枚の布を張るスクリーンタイプがあります。
布の質にもよりますが、一番安いと布+柱で1万円ぐらいからあります。
ホームセンターでも、ネット通販でも、布と柱がセットになっているものが売られています。
こちらは取り付けに1時間もかからないでできるので、DIY初心者にも比較的挑戦しやすいものです。
ただ、設置の際には、手を上に伸ばしたようなポーズも取るので、1人だと少し疲れて、手間もかかるので、2人でやるといいでしょう。
こちらは手軽につけられる反面、強度はそれほど強くはありませんので、風が強いところや雪が多く降る地域ではあまりおススメできません。
そういった地域ではなくても、台風や雪が降りそうなときは日よけを閉じておいた方がいいです。
2階など狭いところや日よけ(サンスクリーン、サンシェード)の布だけのタイプでも
日よけには、突っ張り棒のような柱タイプだけではなく、1枚の布を、窓枠や雨戸枠にフックなどでつけて、手すりなどに紐で結びつけるタイプもあります。
こちらは布と紐だけなら2000円台から購入することができます。
布の柄や素材も様々で、比較的安価でDIYができて、オシャレ度も高いです。
布が大きく、基礎部分のほうまで張れる場合は、目隠し代わりにもなりますし、日差しを大幅にカットでき、小さい子のプールなどの水遊びにもぴったりです。
2階ベランダなど、それほど広くないところの場合、ベランダの手すりに紐部分を巻きつけると、うまくいきます。
2階の場合突っ張り棒を横にして、その上に布をかけると、高さを保つことができて、重宝します。
必ず、事前にフックがうまく引っ掛かるか、窓枠や雨戸枠をチェックするようにしましょう。
こちらも簡単に取り付けができるのですが、商品によっては強風にあおられてしまうことがあるかもしれません。
強風のときは外すなどの対策を取るようにしましょう。
2. 賃貸のベランダ屋根をDIYする便利グッズ
賃貸のベランダ屋根をDIYする際には、いろいろな道具が必要になりますが、まず、どのタイプでも、最初に窓のサイズを測るメジャーは必須になります。
窓の幅と高さ以外に、ベランダ部分の幅も測っておいてください。
設置には、軍手があると、作業がしやすいですし、手も傷つきません。
また、高いところの作業をするのでしたら、脚立があると便利です。
他にも、手すりに日よけの紐を巻きつける場合は、念のために結束バンドがあると頑丈に結びつけることができます。
他にも事前に壁部分や窓枠の部分をきれいにしておいたほうがいいので、お掃除グッズなどもあるといいでしょう。
3. 賃貸のベランダ屋根をDIYする場合の注意点
賃貸のベランダ屋根をDIYする場合には、注意しなければならないことがあります。
あくまでも取り外しができて、退去時には何もない状態に戻せる屋根というのが前提条件になります。
上に紹介したようなものではなく、壁に穴を開けたり、基礎にコンクリートを塗ったりするような場合は、大家さんに許可を得ないといけません。
念のため、独立型のテラス屋根の場合も、こういった感じで屋根をつけますと、あらかじめ大家さんに相談するといいでしょう。
他にも、隣家に屋根が越境するようなことはないと思いますが、雨水や雪の落下などで迷惑をかけないように、寸法選びには気をつけるようにしてください。
迷惑をかけなくても、境界線に近いような場所に設置することになるときは、あらかじめ隣家の方に説明をしておくことをおススメします。
また、ネット通販などでも、テラス屋根や日よけなどは買うことができますが、DIYの経験が少ない場合は、ホームセンターなどに行って、店員さんに相談してみるといいでしょう。
その場合、ベランダの外観の写真を撮っておき、それを見せながら、寸法やベランダ部分の作りなどを説明すると、話がスムーズに進みます。
ネット通販の場合も、設置に不安がある場合は、事前にその業者に連絡して相談してみると、的確なアドバイスがもらえ、おススメの商品を教えてもらえるでしょう。
4. まとめ
今回は、賃貸のベランダの屋根をDIYするアイデアについて、お話ししました。
賃貸でもベランダの屋根をあきらめることはありません。
快適な住環境を手に入れるために、DIYでひと手間かけてみましょう。




