単独引っ越し

単身での引越しは不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

一人で引越しの準備や、手続きをすべて行うというには、とても負担が大きいように感じてしまいますよね。

今回は単身者がスムーズに引越しを終わらせるための手順について簡単に紹介します。

1. 【単身者の引っ越し手続き】まず、引越し先と日時を決めよう

引越しが必要なる人の多くは、仕事に関係した転勤や転職、あるいは結婚を機に住む場所を変えるなど生活の大きな変化があることが想定されます。

そのため、多くの人は引越し以外にも様々な手続きを同時に進めることが多いはずです。

まずは何よりも先に、引越し先のお部屋を決定することですよね。

物件の場所によって手続きの内容が変わってくるため、引越し先の早期決定は重要です。

1-1. そのお部屋、自分好み?

社宅や、社員寮が用意されている場合を除いては、自分自身で住む部屋を見つける必要があります。

部屋の間取りや窓の方角、建物の外観やセキュリティなど、自分が理想とする・必要とする条件を明確にし、まずは妥協せずに探し出しましょう。

1-2. 物件の周辺環境

引越し先の物件で生活する上での周辺環境も、自分のライフスタイルに合っていか確認する必要があります。

職場への通勤のしやすさ、駅までの距離、スーパーやドラッグストア、病院等が近くにあることも重要です。

女性の一人暮らしは周囲の治安についても考えておくに越したことはありません。

駅までの道のりで駆け込める施設はあるか、酔っ払いやおかしな人のたまり場はないか、周囲に怖い人は住んでいないか…気になりだしたらキリがありませんが、不動産仲介会社の担当に聞いたり、実際歩いて確認をするほうが良いです。

 

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1-3. 引越しの日時について

引越し日の決定ポイントは次のようなものが挙げられます。

① 引越し先に平日に引っ越す?土日に引っ越す?

地域によっては、平日と休日で交通量が異なる場合があるかもしれません。

また、平日と休日では引越し代金が異なる引越し業者が多いので、自分のプランと予算に合わせて引っ越し日時を決めましょう。

25日以降の土日祝日が引越し業者さんが埋まりやすく、料金も高くなるそうですよ!

② 引越しの準備期間を何日とするか(自分との闘い)

引越し準備期間は、引越し屋さんの見積もりから始まり、何社か見積もりをとって自分に合った引越しやさんの選定から始まります。

そして、決定した引越し屋さんから段ボールを受け取り、荷造りをします。

冷蔵庫や洗濯機などといった大きな家電以外はすべて段ボールにしまいます。

引越し当日、荷物の搬出・搬入をしてもらい、荷解きをして新生活が開始できるまでの日数を自分の中で決めておいた方が良いでしょう。

通常は職場への出勤日時を考慮して計画を立てる必要があります。

引越しの準備期間は長めに確保することをオススメします。

一人暮らしの方は引越し屋さんさえ決まれば1週間~10日ほどで、新生活を始める状態までもっていくことが可能です。

引越し期間や準備の時間を減らすコツは不要なものを捨てたり、人に譲る、リサイクルショップに取りに来てもらうのが良いでしょう。

こうすることで荷物を減らせますから、引っ越しの負担自体を減らすことができます。

引越しは普段できない断捨離の良い機会となります。

2. 【単身者の引越し手続き】引越し準備の手続きリスト

2-1. 事前準備編:単身者・引越しでやることはコレ

①入居するお部屋の契約をする

まずは、前述した物件決定のポイントをもとに自分が住みたい物件を決定します。

不動産賃貸サイトなどで気に入ったお部屋があれば、不動産仲介業者に問い合わせをし、内見をします。

内見したお部屋が気に入れば、入居申込をし、審査が問題なければ、敷金・礼金等初期費用を支払い、契約書に署名捺印を行い手続き完了です。

②単身者は引越し業者を利用すべき?

新居が決まれば具体的に引っ越しをどのように進めるか決定する必要があります。

もし荷物が少なく、自分の用意できる車で引っ越し可能な程度であれば友達や家族に手伝ってもらい安く抑えることも可能です。

その場合、荷物の搬入時に新しいお部屋にキズをつけないように気を付けてもらってください。

引越し業者指定があったり、マンションにより荷物搬入時にエントランスからお部屋まで養生が必須のことも多々ありますので、契約前に確認をしてくださいね。

引越し屋さんにお願いする場合、ダンボール10個で15,000円~、20個で30.000円~が相場でお任せすることができるようです。

注意点としては、移動距離や、混み具合で価格が大きく変わることです。

繁忙期はどうしても高いです。

引越し屋さんの繁忙期である2月、3月、4月は避けて引っ越しできれば、相見積もりを取ってもそんなに大きく価格が変わらないので、細かいサービス内容など、自分に合ったプランを選んで引越し屋さんを選んでください。

③引越し前にできる手続き、すべき手続き

次のような手続きは引越しの前段階でも準備しておけます。

引越しをしてからでも大丈夫なものもありますが、前もってできていると心に余裕が出来て快適な新生活を始められるでしょう。

  1. 役所への転居・転出手続き
  2. ライフラインの停止手続き
  3. ガスの開栓日時予約、電気・水道の開始手続き
  4. 郵便物の転送手続き
  5. 金融機関等の住所変更
  6. インターネット・携帯電話の住所変更
  7. 新聞などの宅配物の住所変更

2-2. 引越し当日編:単身者・引越しでやることはコレ

当日または前日に不動産管理会社から新居の鍵をもらいます。

当日は電気、ガス、水道が問題なく使えることを確認して、新生活をスタートできる準備をしましょう。

ガスの使用には、室内立ち入りの開栓作業が必要で、各ガス会社に事前に連絡する予約制になります。

ガスの手続きだけは本当に忘れないでください。

また、オール電化のお部屋は前日にブレーカーを上げて、お湯を沸かしておく必要があります。

昼間にお湯を電力で沸かすと高くなってしまい、また、沸くには時間が長くかかります。

引越し当日にお風呂に入れないという事になってしまわないよう、お部屋の設備・仕様の確認は事前にしっかり行ってください。

そして、昨今では近所付き合いやお隣付き合いは好まれませんが、何かあった時のために挨拶はしておくと良いかもしれません。

女性の一人暮らしで隣人への挨拶は、そのマンションの住民層によって、するかしないか考えた方が良いです。

せっかくセキュリティの万全なマンションに住んでも、同じマンションの人が…と思うと怖いですよね。

個人的に挨拶はしないことをお勧めします。

2-3. 引越し後:単身者・引っ越しでやることはコレ

引越し後は新しい生活がスムーズに送れるよう、ダンボールの荷解きを行い、生活環境を整えましょう。

その後は役所で転入手続き、国民健康保険加入者であれば保険手続き、車を所有している人であれば車庫証明等が必要です。

  1. 荷解き、部屋で生活ができる環境づくり
  2. 転入届
  3. 国民健康保険手続き
  4. 電気、ガス、水道の支払い方法
  5. 運転免許の住所変更
  6. 車庫証明(自動車所有者)
  7. 自動車の車検証の住所変更
  8. 印鑑登録の住所変更
  9. 固定電話の移転工事(固定電話がある世帯のみ)

3. 【単身者の引越し手続き】引越し方法を安くすませる方法とは?

3-1. 大きな家具は新居で用意

単身者の引越し手続きを安く済ませるコツの一つが大きな家具を引越し先で購入するか、あるいは家具のレンタルサービスを利用することです。

引越し屋さんは荷物が多いほど、トラックの大きさが大きくなるほど料金が高くなります。

大きな家具さえなければ大幅に荷物を減らせるので最安値のプランを利用できるでしょう。

そしてレンタル家具や備え付けの家具がある物件に入居することで引越し費用を安く抑えることができます。

引っ越し先で家具を購入する方法ですが、その場合はかえって家具代金が高くつく可能性もあるため注意してくださいね。

新しいお部屋には素敵な家具が置きたくなるものです…。

3-2. スケジュールに幅を持たせられる人は

引越し日時に融通をきかせるのもポイントです。

引越し屋さんの繁忙期は2月~4月の週末、祝祭日です。

この時期は非常に込み合っており、予約を取ることも難しく、更に引越し代金が高いです。

希望日にどうしても引越しができなさそう…という事が出てくるかもしれません!

平日や時間帯フリーで引越しをすることで多少代金を抑えることができますので、自分のスケジュールにおいて譲れるポイントを決めて引越し屋さんにお願いをすると良いでしょう。

3-3. 宅急便も利用可能?

ワンルームの単身者であれば宅急便を利用するのもひとつの方法です。

ダンボールの数が5個~程度であれば宅急便で安く済ませることも可能です。

検討してみる価値はあるでしょう。

大きな電化製品も安く運んでもらえますが、玄関先までの搬入で終わりです。

それ以上を求めるのであれば、宅配便を利用することはあきらめましょう。

4. 【単身者の引っ越し手続き】退去時のポイントは?

退去時のポイントは退去後に身に覚えのない汚れや傷みを指摘されないように掃除、確認をして退去するようにしましょう。

賃貸借契約には「現状回復」と書かれた条項が存在しています。

これは部屋を借りていた人が、きちんと次の人が住めるように「元の状態で部屋を返します」という約束のことです。

なお、入居前の綺麗な状況ではなく、入居してから通常の生活を送る中での汚れや傷みの回復は求められません。

具体的には注意すべきポイントは次の通りです。

  1. 冷蔵庫下の錆や戻らないくぼみ
  2. 壁へのねじ穴、釘穴
  3. タバコによる変色、悪臭の染みつき
  4. 台所の油汚れ
  5. ペットによる柱傷や汚れ、臭い
  6. 水回りの水垢、カビで程度の酷いもの

自分でつけてしまったキズや穴以外、掃除してきれいになるものであれば掃除をして、少しでも原状回復の費用が掛からないようにすることができます。

ゴミやいらないものを置いていると、処理代の請求もありますので、とにかくきれいに何もない状態で退去立ち合いの日を迎えましょう。

5. まとめ

単身の引越しは比較的荷物が少ないので、工夫次第で引越し費用を大幅に安く抑えることができます。

前後の手続きを把握してスムーズに引越しができればストレスなく新生活をスタートすることが可能です。