鳩は何階まで来る?

マンションの高層階特有の悩みでもある鳩問題。

鳩は高層階であろうともベランダに侵入してきて、フン被害や最悪の場合は巣を作ってしまうなんてことも。

そうなってしまわないためにもマンションの高層階に住む場合には鳩対策を行わなければなりません。

今回はそんなマンションの鳩問題に関して詳しくご紹介していきます!

 

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1.  10階でも鳩は来る!

鳩がマンションの何階まで飛来するのかと疑問に思われるかもしれませんが、その答えとしてはおよそ10階といわれています。

もちろん全ての鳩が10階までと決まっているわけでもなく、マンションの構造によっては同じ10階でも高さが違うわけですし多少は前後するでしょう。

そのためマンションの高層階だからと言って必ずしも鳩がこないというわけではありません!

2. 鳩はマンションの高層階を好む

基本的に鳩はマンションの高層階を好む性質があります。

というのも鳩が巣を作りやすい条件として、餌がたくさん近くにあることと天敵から身を隠せるという2つのポイントがあります。

集合住宅にはさまざまな人が住んでいるため、その分ゴミたくさん出ます。

そのゴミの中にはハトの餌になるような食料も入っているわけですから鳩にとってベランダは居心地のよい場所となります。

さらに鳩を狙うような天敵となる動物もマンションの上まで登ってくることができないため、安全性も優れています。

そのためハトが巣を作るために高層階のベランダは最適なわけです。

とはいえ実際に鳩がベランダに巣を作ってしまうと、フンなどによって悪臭問題が発生します。

これがトラブルの元となり大家さんや近隣住宅の方と揉めてしまうなんてことも少なくありません。

そのため鳩が巣を作らないように対策を行う必要があります。

3. 鳩による被害の例

実際にマンション暮らしで鳩による被害を受けるとしたら、フンと巣、やはりこれが大きいでしょう。

実際の被害例を見ていきましょう。

3-1. ベランダに住み着かれて巣を作られる

鳩はほかの動物と同じような比較的暖かい時期である春から夏にかけて繁殖を行います。

巣を作られた被害例を紹介します。

6月のある日、鳩の巣があることを発見。

まばらに枝が置かれただけのところをよくのぞいて見ると、卵がありました。

この巣ができていた場所は室内からはちょうど死角に当たるところで、ベランダの端の日陰になっている部分にあったそうです。

このようにすでに卵がある場合、勝手に処分をすることは法律で禁止されているためできません。

そのため巣を作られてしまうとそのまま見守っておく以外にどうしようもない状態になります。

どうしても取り除きたい時は専門の業者を呼ぶ必要があります。

ですがこの方は鳩が生まれるまで見送ろうということで放置しておいたそうです。

実はそれが間違いで、卵が孵化して生まれるまではよいのですが、生まれてから小鳩が大きくなってからはフン被害や悪臭が絶えなくなります。

ベランダを巣だと鳩に認識されてしまうと追い出すことも難しくなります。

この例からも後戻りできなくなる前に巣を見つけたら専門業者の助けを借りることをおすすめします。

3-2. 鳩のフンによる健康被害

鳩による被害の中でも最も多いのがフン被害です。

マンションのベランダに鳩が来てフンをして帰るというパターンがほとんどです。

万が一自分のベランダに鳩がフンをした場合は、必ず掃除をしなければいけません。

その理由としてハトのフンはアレルギーや病気の原因になってしまう恐れがあるからです。

ハト自身が寄生虫や病原菌を持っている場合その鳩がしたフンからも影響があります。

感染症になってしまったり、さらにハトジラミなどのアレルギーの原因にもなってしまいます。

さらに毎日のように鳩がベランダにフンをしてしまうと、視覚的、嗅覚的にも問題が生じます。

一度フンをしてしまうと、鳩はその場所を覚えてしまうため何度もフンをしにくるというループに陥りやすくなります。

何度もベランダにこられて汚されてしまうのでは掃除が大変ですよね。

そのため鳩にフンをされないように対策することが必要となります。

4. 鳩対策をして快適なマンション生活を送る3つの方法

鳩にフンをされたり巣を作られたりしないようにするためには鳩対策をすることが必要です。

手遅れになってしまう前に、快適なマンション生活を送るためにも3つの対策をご紹介します!

4-1. ベランダに死角を作らない

まず鳩に巣作りをされないためにもベランダに死角を作らないようにしましょう。

先ほどの鳩に巣を作られたという例にもあったように、死角があると鳩が巣作りをしていても見落としてしまい巣ができてから気づいてしまうことになってしまいます。

そもそも鳩は一度つがいになったら一生添い遂げるため、多い時では年に5〜6回の産卵があります。

鳩が巣を作りやすい場所としては、ほかの動物に狙われない安全な場所、そして周囲を3方向囲まれている場所を好みます。

この条件に当てはまる場所として鳩がよく巣を作りやすいのがマンションのベランダの室外機の裏、ベランダに置かれた植木鉢や物などによってできた死角です。

さらに3方向が囲まれていない場所でも人間があまり通らないと判断した場所にも巣を作ります。

鳩は執着心の強い生き物ですので、一度巣にした場所やフンをした場所などには何度も戻ってくる傾向があります。

それでも諦めずに鳩が来ないように、巣を作らせないようにすることが重要な対策です。

4-2. スプレーやスパイク、ワイヤーで対策

鳩よけのための道具はホームセンターなどで簡単に購入することができます。

その中でも鳩が嫌がる成分が入っているスプレーをまず散布しておきましょう。

ベランダの手すりや仕切り壁、室外機周辺などがオススメです。

効き目時間は短くなるものの、何度も根気よく撒いておくことで鳩が嫌な場所として学習します。

次にベランダ手すりや室外機周辺にスパイクを隙間なく設置しましょう。

針になっているため鳩が止まることを防止します。

そのため先端に少しでも丸みがあるタイプですと鳩は気にせず入ってきますので、選ぶ際にはしっかり確認もしましょう。

さらにワイヤーを使い手すりや樋に設置します。

ワイヤーは鳩の飛来を防ぐことができます。

4-3. ジェルやネットでさらに強力に!

さらに強力な鳩対策としてジェルやネットがあります。

鳩が巣作りに最適とベランダを選んだ場合、しつこくなんども訪れるようになります。

そこで鳩の居心地の悪い空間を作ることでなんとかして巣を作らせないための対策を行わなければいけません。

まず効果が1年以上続くジェルタイプの忌避剤を使用します。

ベタつきがありますので触らないように気をつけましょう。

そしてマンションによって設置の可否がありますが、ネットも強力な鳩対策です。

ネットをベランダ全面に配置することで鳩の侵入経路を防ぎます。

これにより物理的に鳩がベランダ内に侵入できなくなります。

ネットは最終手段ですので、できるだけ使わないことが理想的です。

5. まとめ

今回はマンションの鳩対策に関してご紹介しました。

どのようなマンションであっても、さらに低層階であっても鳩はやってきます。

フンはともかく、巣を作らせてからでは取り返しがつかないことになる前にできることから始めてみてはいかがでしょうか。

鳩除けの道具はホームセンターなどで手軽にそろえることができるので、鳩の被害に悩んでいるという方はまずはホームセンターなどに足を運んでみてはいかがでしょうか。