最近では、お部屋探しはインターネットでする人が多いですが、実際に内見することはとても大切です。
「内見せずにお部屋を決めた」なんて人もいますが、住んでみて予想と違うことは多々あります。
引っ越しは住処を決めることなので、失敗したくないですよね。
そのためにも、物件を内見しておくことはとても大切なのです。
内見が大切な理由や、「内見ではここを抑えるべき」などのポイントについてご説明します。
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このページでわかること
1.内見は重要!まずは鍵を手配してもらおう!
引っ越し未経験の人は「内見って何だろう?」と思いますよね。
内見とは、不動産屋のホームページなどで見た図面が気に入った物件を実際に見に行くこと、つまり内見というのは「建物の内部、実際の部屋を見学させてもらうこと」です。
内見と似たような言葉で「内覧」という言葉もあり、実際は内見と同じようなニュアンスで用いられることが多いです。
内見も内覧も、どちらも「気になる部屋を、部屋の申し込みをする前に実際に見せてもらう」という意味になります。
ですから、まずは気に入ったお部屋が見つかったら、不動産屋に連絡して部屋の鍵を手配してもらい、内見の申し込みをしましょう。
1-1.内見が大事な理由
引っ越しする人へのアンケートでは、「内見する」と答えた人は70%以上、「やむおえない理由で内見が出来ないけれども、本当は内見したい」と答えた人は97%を超えます。
それだけ内見は重要なことであり、引っ越し経験が多い人ほど、内見を重要視します。
内見が大事な理由は以下のようなことが挙げられます。
- ネットに載っている写真と実際の部屋では、ドアの向きなどが違う場合がある
- 間取りだけでは実際の広さのイメージがつきにくい
- 日当たりなどは、実際に部屋を見てみないとわからない
- 壁の傷み、水回りの状況など内装に関してのことは現状を見ておかねば、入居してからのトラブルの原因になる可能性が高い
これらの理由から、内見をすることがとても大切なのです。
特に後々のトラブル回避のためにも、出来れば部屋の契約前には不動産屋に鍵を手配してもらい、内見をしておきましょう。
1-2.迷うなら! 自分の直感を信じてみるのも手?
中には「実際に内見してみると、部屋決めで迷いそうだから内見しない」なんて人もいますが、いくつか内見しておくと部屋作りをイメージしやすくなります。
部屋の間取りで迷う人が多いのですが、もしも迷った時は、自分の荷物で判断するのではなく、自分の直感を信じてみるのも手です。
なぜなら、引越しを機に断捨離して持ち物を減らす人も多数います。
「新居では心機一転、新しい持ち物を」と思う人も多いので、今ある荷物だけで判断せず、「今後どういう暮らしをしたいか」というイメージと直感で判断することをお勧めします。
1-3.内見1件の時間の目安は?1日に見られる部屋数は最大どのくらい?
通常、多くの不動産屋では、内見可能な時間帯は10時~18時くらいまでとしています。
お目当ての物件までの移動時間を含めてみると、1件の内見にかかる所要時間は30分~1時間取っておくと良いでしょう。
1日に内見で見て回れる物件数は多くて6〜7件ですし、実際はそんなに内見する人は少ないです。
なぜなら、1日に内見する物件数が多すぎても、最初に見た物件をイメージがあやふやになったり、混同したりしてしまいますし、細部のことを忘れてしまいます。
物件1つ1つをしっかり吟味するためにも、1日に内見する物件は3件もしくは5件に納めておきましょう。
2.内見でチェックしたい14のこと
では内見する際にチェックしたいポイントについてご紹介します。
ポイントをしっかり抑えて、効率の良い内見をしていきましょう。
・事故物件ではないか
入居希望の物件が、事故物件ではないか・・・
あまりに家賃が安い物件に入ったら事故物件だと後から判明したというケースもあります。
聞きにくいかもしれませんが、内見の時に不動産屋のスタッフにきちんと確認しておくことをおすすめします。
・物件の日当たり
日当たりは、インターネットの間取り図を見ると方角からおよその予想はつきますが、実際にどのくらい日差しが入るのか、どのくらい明るいかということについては実際に行ってみないとわかりません。
日当たりは、単に部屋の明るさだけでなく、洗濯物の乾きなどにも影響します。
また、間取り図だけではわからないのが、隣接する建物との位置関係です。
南向きの部屋だと言っても、隣の建物がすぐ近くにあると日差しが入りにくくなります。
日当たりは、内見してしっかりチェックしておきましょう。
新しい物件であれば、部屋の気密性が高いので、日当たりが悪くても部屋の暖かさをキープ出来る場合もあります。
築年数が浅く気密性が高い物件であれば、東向きや北向きの部屋でも隙間風が入って寒いということはなく、快適に過ごせるでしょう。
・希望する設備はあるか
内見の際は、自分が希望する設備があるかどうかしっかりチェックしましょう。
女性であればモニターつきインターホン、鍵の状態などは重要ポイントになります。
その他、照明やガスコンロ、給湯設備などの有無を確認しましょう。
・ニオイは大丈夫か
内見で鍵を開けてもらった瞬間の臭いも、大切なチェックポイントです。
水回りから発生する臭いは、生活の上でかなりストレスになります。
特に、前の住人の体臭やタバコ臭が壁に染み付いている場合は、なかなか臭いが取れないこともあります。
臭い場合は、ルームクリーニングをどこまでしてくれるのかなどもチェックしておきましょう。
・水回りの調子はどうか
内見時は、水回りの様子もしっかりチェックしましょう。
蛇口からの水圧やシャワーの加減もチェックしておくと安心です。
築年数の古い物件だと、お湯の温度調整が大変な物件も多いですので、温度調節がしやすいかどうかもチェックしておきましょう。
・ドアや窓にガタつきはないか
内見時は、ドアや窓のガタつきがないかもしっかりチェックしておきましょう。
確認後に調子が悪そうだなと思った時は、入居前に修理してくれるのかも確認しておきましょう。
・隙間風は入らないか
内見時は窓の近くに行って、隙間風が入らないかもチェックしておきましょう。
ドアや窓からの隙間風も、生活する上で何かとストレスになります。
・イメージする家具を置けるスペースがあるか
内見時は、その部屋に自分のイメージする家財道具を置くだけのスペースがあるのかもしっかり確認しましょう。
自分の持っている家具の中でも、大きいサイズのもの、特にベッドのサイズなどはきちんと測ってから内見に行くようにしましょう。
・近隣の音の響きはどうか
内見に行った時は、上下左右の部屋の生活音が聞こえるかどうかもチェックしましょう。
足音が響く部屋は、生活して行く上でストレスになる可能性があります。
壁を叩いて見て、中身が詰まったような音がするかもチェックしておくと良いでしょう。
・部屋が傾いてないか
築年数が経っている物件の場合、部屋が傾いていることもあります。
スマホのアプリで部屋の傾きをチェックするものもあります。
内見時には、部屋の傾きもチェックしておきましょう。
傾いた部屋に住むと、頭痛がしやすくなったり目眩がしやすくなったりしますので要注意です。
・押し入れやクローゼットにカビはないか
内見時には、押し入れやクローゼットの隅にカビが生えていないかしっかりチェックしましょう。
湿度の高い部屋、結露が出来やすい部屋では、クローゼットにすぐカビが生えることもあります。
カビがついたクローゼットに収納すると、衣類などに臭いがついたりカビが生えてしまったりする可能性があります。
・壁の汚れ、傷チェック
内見時には、壁に汚れや傷がないかもしっかりチェックしておきましょう。
汚れがひどい場合は、入居前にメンテナンスで壁紙を張り替えてもらえるかも確認しておきましょう。
・コンセントの数
家電製品が多い人は、コンセントの数も重要ポイントです。
特に築年数が古い物件では、コンセントの数が極端に少ないこともあります。
コンセントの数は生活しやすさにも直結しますので、内見時にはしっかりチェックしておきましょう。
・インターネット環境
インターネット環境も、内見時はしっかりチェックしておきましょう。
インターネット無料なのか、Free Wi-Fiなのかもチェックポイントです。
携帯電話の電波状況も同様に確認しておくと良いでしょう。
3.物件周辺の施設も確認! 何を優先する?
内見時は、物件内だけでなく、周辺の環境もしっかりチェックしておきましょう。
まず、重要視したいのは、治安状況でしょう。
その他、コンビニは近いか、スーパーは近いかなどもチェックポイントになります。
商店街などが近くにあると、青果店や精肉店など専門店の方がスーパーよりも価格が安いことが多いです。
また、銀行や市役所なども手続きがある際にはとても便利なポイントとなります。
4. 不動産屋さんも手配で大変! 守るべきマナーとは
不動産屋さんも1〜3月は繁忙期となり、連日内見で大忙しになります。
スケジュール調整も大変ですので、内見時はしっかりマナーを守り、スムーズな内見が出来るように協力しましょう。
・約束の時間は守ること
内見は鍵の手配をしてもらうことになるため、同じ物件を見たいという人が複数いる場合もあります。
出来るだけスムーズに内見が出来るよう、約束の時間は厳守しましょう。
・内見のドタキャンをしない
物件の内見は、お客側、不動産屋側、大家さんと多くの人が動くことになります。
また、仲介業者が入っていればさらに人が動くことになります。
多くの人が絡んで日程調整をしてくれていますので、急なドタキャンは絶対NGです。
予約日に都合が悪くなったのであれば、早めに変更の申し出をしましょう。
5. まとめ
引っ越し前の物件の内見についてと、内見時のチェックポイントなどをご紹介しました。
間取り図ではわからないことも、内見で発見出来ることがたくさんあります。
希望する物件を見つけたら、不動産屋に連絡して鍵の手配をしてもらい、しっかり内見しておきましょう。




