快適な住環境を求めて、お部屋探しには念には念を入れたいところ。
そんな中、気に入った物件を見つけて内見に行ったらゴキブリを見てしまった!
そうなってしまったら困りますよね。
そこで、今回はゴキブリと物件についての関係をご紹介!
また、ゴキブリが出にくい物件選びのポイントから、出てしまった場合の対処法まで解説するので、ぜひ物件選びの参考にしてみてください!
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このページでわかること
1. 内見でゴキブリが出たら諦めるべき?契約しても大丈夫?
家探しをしていて、物件を内見したときに、もしゴキブリを目撃してしまったら、その物件へのイメージは“ガタ落ち”ですね。
「この光景がここでは日常茶飯事なの?」と警戒し、契約を諦める理由の1つにもなりかねません。
しかし、ゴキブリだけを理由にその物件を契約の候補から外してしまうのは、もったいないことです。
もしかしたら、普段はいないのに、たまたま偶然が重なって見つかってしまっただけかもしれません。
大切なのは、ほんとうにその物件にはゴキブリが出やすいのかを見極めて、物件を選ぶこと。
どんな理由でゴキブリが出たのかを考えたうえで、物件を選ぶのが大切なんです。
また、たとえゴキブリが見つかったとしても、その物件が魅力的でどうしても住みたい!ということもあるかもしれません。
そこで、この記事では、ゴキブリが出現しやすい条件やゴキブリが出ても住みたい場合の対処法を解説します!
ゴキブリを見つけてしまって物件選びに迷っている方も、ゴキブリを見つけてしまったけれどどうしても住みたい方も、ぜひ読んで参考にしてくださいね。
2. ゴキブリを発見しても住みたい場合の対処法
まずは、「ゴキブリが出たとしても住みたい場合」の対処法からチェックしていきましょう。
内見で、希望条件を満たした物件にやっと出会えて「ここに住みたい!」と気持ちが固まったところに、ゴキブリと遭遇してしまった!でもどうしても住みたい!
そんな場合の対処法としては以下の二つが考えられます。
①クリーニングが終わっているか確認する
「内見時にゴキブリが出た」ということをオーナーや不動産会社の担当者などに伝えて、部屋のクリーニングが終わっているかどうかを確かめましょう。
人気物件で、前の入居者が退去した直後の場合、部屋のクリーニングが終わっていない可能性があるからです。
その場合は、部屋をクリーニングすれば、ゴキブリの出現が抑えられる可能性があります。
②「ゴキブリがいなければ入居したい」と伝える
オーナーや不動産会社の担当者に「ゴキブリの存在さえなければぜひ入居したい」と伝えましょう。
きちんとしたオーナーであれば、たとえ前の入居者のクリーニングが終わっていたとしても、建物まるごとを視野に入れた駆除を行なってくれる可能性があります。
3.内見時にゴキブリが見つかる理由
次に、「ゴキブリが見つかって物件選びに迷っている場合」の対処法を考えてみましょう。
その場合は、冒頭で述べましたように、どんな理由でゴキブリが出たのかを考えることが大切です。
ゴキブリが見つかったのは、建物全体がゴキブリの好む立地だったからかもしれませんし、部屋のクリーニングが終わっていなくて汚れが残っていたからかもしれません。
クリーニングが終わっていないだけなら、まだ希望があるはずです。
そこで、以下では、まず、ゴキブリが出やすい物件の特徴をチェックします。
お目当ての物件がゴキブリの出やすい物件ではなければ、安心材料になります。
次に、アパートやマンションなど物件の種類ごとに、ゴキブリの出やすさを考えてみましょう。
アパートや戸建てに比べると、マンションタイプは一般にゴキブリがでにくいといえますので、お目当ての物件がマンションであれば、安心材料になります。
最後に、物件の周辺環境をあらためて考えます。
3-1.ゴキブリが出やすい物件の特徴
まず、ゴキブリが出やすい物件の特徴として、以下の5点が挙げられます。
- 1階に飲食店がある
- 近隣に森林や公園、水辺がある
- 木造住宅である
- 築古である
- 部屋が低層階にあること
①1階に飲食店がある
ゴキブリ出現を懸念するなら、真っ先に避けるべきのは「1階に飲食店がある」物件です。
また、飲食店でなくても、スーパーやコンビニなど食べ物を扱う店舗であれば、ゴミからゴキブリが繁殖しやすいので、避けるのが正解です。
同じ建物内に入居していなくても、近隣に飲食店があるだけで発生率が高まるので、周辺のお店も注意して見ておきましょう。
②近隣に森林や公園、水辺がある
森林や公園など豊かな自然環境が、虫たちにとって快適なのは明らかですよね。
ゴキブリは湿気が多い場所が大好きなので、川や池といった水辺があるエリアは要注意となります。
自然に囲まれた住環境は魅力的ですが、一方でゴキブリに遭いやすいリスクも潜んでいることは留意しておきましょう。
③木造住宅である
木造建築は、気密性が低く、ゴキブリが侵入しやすいという特徴があります。また、木造は湿気を吸収しやすいという点もポイント。湿気があるとゴキブリが繁殖しやすくなります。
④築古である
築年数が古いと、見えない部分で建材の劣化や腐敗が進行し、ゴキブリやダニの温床となる場合があります。
また、長いあいだ使用されてきた配管などに、ゴキブリのエサになるようなものが付着しているケースもあります。
さらに、建物によりますが、一般に気密性が低い建物が多く、建物や部屋のすきまからゴキブリが侵入しやすい傾向にあります。
⑤部屋が低層階にあること
所在階が低いと、地表から近く、排水管などを伝ってゴキブリが侵入しやすくなります。
とくに1階の部屋は要注意。屋外からゴキブリが容易に侵入してしまいます。
3-2.賃貸アパートの場合
続いて、アパートやマンションなど物件の種類ごとのゴキブリの出やすさです。
まず、賃貸アパートで、内見時にゴキブリが見つかる理由について考えていきます。
賃貸アパートでゴキブリが出やすい原因は、主に3つ考えられます。
- 木造であること
- 築年数が古いこと
- 2階建て
1点目は「木造であること」。
上述したように、気密性や湿度の点で、ゴキブリが出現しやすいと考えられます。
不動産業界では、アパートといえば木造の共同住宅を指す場合があることから、アパートと呼ばれる物件の多くが木造と考えられます。
2点目は「築年数の古さ」です。
経年劣化や気密性の点でゴキブリが住みやすいと考えられます。
アパートは築古な物件が多いですので、築年数も要注意なんです。
3点目は「2階建て」という構造です。
これもアパートに多い作りだと言われています。
2階建てであると、どの部屋であっても地表から近く、排水管などを伝ってゴキブリが侵入しやすいのです。
この場合、たとえ築浅の物件であっても、内見時にゴキブリと遭遇する確率は高くなると考えてください。
以上の3点は多くのアパートがあてはまるはず。そう考えると、アパートはやはりゴキブリが出やすい条件がそろっていると言えます。
3-3.マンションの場合
次にマンションを考えてみましょう。
多くが木造でゴキブリが出やすいアパートと比較すると、主な建材が鉄筋コンクリートであるマンションは、ゴキブリが巣を作りにくいといえます。
ただし、以下の2点には注意が必要です。
- 築年数が古いこと
- 部屋が低層階にあること
1点目は「築年数が古いこと」。
アパートのところで説明したのと同じ理由です。
たとえ木造でなくても、経年によって、配管などの劣化は進みますので、マンションだからといって油断はできません。
2点目は「部屋が低層階にあること」。
こちらもアパートの項目で説明した点と重なりますが、所在階が低いと、ゴキブリが侵入しやすくなるので注意が必要です。
また、「◯階より上の階に住めばゴキブリは出ない」とはっきり言い切ることはできません。
物件の構造上はもちろん、マンション周辺の木や建築物から飛び移ってくる可能性が考えられるからです。
3-4.一戸建ての場合
最後に、一戸建てでゴキブリが出る場合について説明します。
一戸建てでゴキブリが出やすい理由は以下の点が考えられます。
- 建物が地表に接している
- 中古物件であること
- 新築でも出る場合あり
一戸建ては建物が地表に触れているため、ゴキブリが侵入しやすくなります。
また、中古物件の場合、湿度、温度、暗さといったゴキブリの生育環境に適した条件が、前の住人がいた頃から保たれていたことが考えられます。
ただし、新築の一戸建てもゴキブリが出る場合があります。
なぜかというと、未入居の間に排水口や換気扇から侵入してきてしまうのです。
したがって、もし一戸建てへの入居を検討するのであれば、新築・中古問わず周囲の環境に配慮することが大切になります。
そこで、以下ではゴキブリの好む環境について見てみましょう。
3-5.ゴキブリの好む環境
ここでは、ゴキブリが生息しやすい環境は、以下の4点です。
- 暖かい場所
- 暗い場所
- ジメジメした場所
- 食べ物が多い場所
各項目ごとにご紹介していきます。
①暖かい場所
ゴキブリは25℃~30℃前後の気温が大好きです。
そのため、熱を発する電化製品の中や裏に潜んでいることが多いようです。
また、夏場にゴキブリを多く見かけることが多いのは、暖かくなるにつれ行動が活発になってくるからです。
実際には冬場にもゴキブリはいますが、暖かい所にひっそりと身を潜めています。
②暗い場所
ゴキブリにはほとんど視力はないようですが、光の認識できていると言われています。
そのため、敵から身を隠すために暗い場所へ隠れる習性があるようです。
③ジメジメした場所
キッチン周りやお風呂場、洗面台などの水場はゴキブリにとって飲み水がある場所となるため、とても好まれます。
また、忘れがちなのが観葉植物の植木鉢の下。
暗い+ジメジメしているという条件が揃っているため、要チェックの場所です。
④食べ物が多い場所
ゴキブリはあらゆるものを食べ物とする雑食のため、食べカスはもちろんのこと、人間の髪の毛やホコリまでエサとします。
そのため、普段掃除が行き届かずにホコリが溜まっている場所に好んで生息しています。
これら4つのゴキブリの好む環境を知っておくことで、少しでも家に住みつかないような対策が取りやすくなるでしょう。
4.ゴキブリのいない物件を選ぶ方法
ゴキブリの出やすい環境や物件種類ごとの出やすさをおさえたうえで、ゴキブリの どんなに気に入った物件であっても、ゴキブリが出てしまったら気分も落ち込みますよね。
ここからは、ゴキブリが出にくいとされる物件の見分け方について触れていきます。
4-1.ゴキブリが出ない物件の特徴
ゴキブリが出ない物件の特徴は、以下のようなことが挙げられます。
基本的には、前項の「出やすい物件」の特徴の逆として考えれば間違いありません。
- 高層階にある
- 近隣に森林や公園、水の多い場所がない
- 築浅で、木造ではない
高層階にある
基本的に、ゴキブリは地表から近い階ほど出現しやすくなります。
そのため1階は避け、せめて2階以上の部屋を選ぶと良いでしょう。
階数が高いほど、ゴキブリは到達しづらくなります。
ただし高層階であっても、電柱や木など、物件との至近距離に達する高さのものがないか注意する必要があります。
それらを伝って部屋に到達する場合もあるからです。
近隣に森林や公園、水の多い場所がない
先ほど触れたように、自然豊かな住環境のデメリットとしてゴキブリが挙げられます。
これを防ぐためには、自然に密接した環境は避けた方が良いでしょう。
築浅で、木造ではない
こういう物件は、建材の経年劣化によるゴキブリの侵入のリスクが低く、住人の遍歴も短い、ということが言えます。
これらの特徴を踏まえ、引越し先の候補を絞っていくことがゴキブリを避けるためにも不可欠です。
4-2.内見時のチェックポイント
次に、内見時にできるゴキブリが出るかどうかのチェックポイントを確認していきます。
内見は、ゴキブリなど様々なリスクを事前に予想する貴重なチャンスですので、しっかりと見ていきましょう。
以下の3点です。
- 共有部分の衛生状態
- 隣の部屋の玄関周り、ベランダ
- 水回りの匂い
共有部分の衛生状態
内見の際は部屋だけでなく、エレベーターや廊下、駐輪スペース、ゴミ集積所の衛生状態もチェックしましょう。
共有部分をチェックすることで、管理体制の良し悪しや、住人の衛生面に対する姿勢を浮き彫りにすることができます。
隣の部屋の玄関周り、ベランダ
内見する部屋に出入りする際、隣の部屋の玄関周りやベランダもチラッと覗いてチェックしておきましょう。
どんなに周辺環境や物理面でゴキブリが出づらい条件が揃っても、隣の住人の衛生管理がずさんだと台無しになる可能性があります。
水回りの匂い
水回りの匂いも判断材料になります。
匂いが気になる場合、排水管の汚れが溜まり、ゴキブリが繁殖しやすい状態になるからです。
とくに古めの物件の場合は注意しましょう。
5. まとめ
いかがでしたか?
せっかく気に入った物件に巡り会えても、内見時にゴキブリの存在に気づいてしまったらひどく落胆してしまいますよね。
そうなる前に、あらかじめゴキブリが出やすい・出にくい物件の特徴をしっかりと把握し、快適なお部屋さがしに役立ててくださいね。




