マンションの地下駐車場の4つのメリットと5つのデメリット

車にこだわりがあり、クラッシックカーや高級車などの乗車をしている人は、駐車場一つの選択で、車の状態が大きく変わってしまうことがあります。

せっかくの愛車なのでリスクから守り、より良い状態で維持していきたいですよね。

そんな方におすすめなのが、マンション地下駐車場です。

マンション地下駐車場と言っても大きく分けて2種類のタイプがありますので、自分のライフスタイルや愛車に合わせて決めることができます。

しかしながら、地下駐車場の数は少なく駐車ニーズは高いため、駐車場の料金は必然的に高額になってしまうケースも多いです。

それでも、愛車を大切に管理したいと思う人もいるでしょう。

今回はそんな方のために、地下駐車場のそれぞれのタイプやメリット・デメリット、ほかの駐車場との違いなどを詳しく解説していきます。

ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

おすすめ賃貸マンション情報

都内で理想のマンションを見つけるなら「賃貸情報サイトいえどき」がおすすめ!写真付きの詳しい物件情報を今すぐCheck!

1. マンション駐車場の地下駐車場とは?

マンションの地下駐車場と聞いて、駐車場が地下にあることは簡単に想像できるかと思います。

そんな中、マンションの地下駐車場においては自走式のタイプと機械式のカーリフトのタイプがあります。

同じ地下駐車場であっても、使い勝手やメリットやデメリットなどは異なります。

しっかりと内容を知ってからマンション物件を決めたり、駐車場の契約をおこなったりする様にしましょう。

2. マンションの地下駐車場の駐車料金はいくら?

マンションの駐車場はマンションで共有しているので、相場の駐車料金よりもリーズナブルに設定されているケースが多いです。

また、管理組合で計上できる点もマンション駐車場のメリットです。

ですが、他の駐車場と同様で都心部に行くほど、高額な駐車料金の価格設定になっています。

また、地下駐車の場合、建設費やカーリフトのメンテナンスや点検、希少性やニーズなどの部分から、その他のマンション駐車場よりも割高であるケースがほとんどと言っていいでしょう。

マンションの地下駐車場の駐車料金の平均相場では、東京が一番高く3.4万円ほどとなっています。

そのなかでも、ニーズの千代田区や港区などのニーズの高い場所では5.5万円とより高額になっていきます。

<東京23区内 駐車料金の平均相場>

港区・中央区 55,000円前後
渋谷区・千代田区 45,000円前後
文京区・台東区・新宿区

大田区・目黒区・豊島区

38,000円前後
練馬区 19,000円前後
それ以外の区 11,000円前後

設備投資のかからない平置きの駐車場、メンテナンスは必要だけど、建設費用が抑えられる機械式などの相場と比較しても、割高であることがあげられます。

それでも大切な愛車のために、地下駐車場にこだわりたいと思う人もいると思います。

しかしそうでなければ、地下駐車場と環境の近い屋内機械式駐車場や、建物の一階部分の平置き駐車場、シャッターが付いている機械式駐車場などと比較してみるのもおすすめです。

2-1. 自走式立体駐車場の地下の場合

マンションの地下駐車場を検討してはいるものの、自走式のタイプがよく分からない方もいるかも知れませんね。

自走式はその名の通り自分で車を運転し、駐車スペースまで自走し駐車するタイプのことです。

スーパーやショッピングモールでも、このタイプは多いので駐車経験がある人もいるでしょう。

セキュリティ強化のため入り口にゲートバーがあり、セキュリティーカードで車の出し入れをおこなう駐車場や、駐車スペースに決まりがなく、フリーアドレスの駐車場の種類などが存在します。

当然ながら機械式駐車場の地下のタイプよりも、スムーズな車の出し入れができるため人気が高く、駐車料金も高めの設置がされています。

平置き駐車場で3万円相場の場所であれば、自走式立体駐車場の地下はその3倍から4倍ほどかかってきます。

タワーマンション物件などで設置されている場合には、都心では10万円近くかかってしまうケースもあり非常に高額な印象ですよね。

2-2. 機械式駐車場の地下の場合

防犯タイプに最も強いと言えるのが、カーリフトによる機械式の駐車場です。

駐車場利用以外の人をシャットダウンすることができますので、防犯面を気にする人におすすめです。

駐車スペースの階まではカーリフトを使用することとなりますが、駐車する階になると自走タイプと同じ平面での走行が可能になります。

運転者の出入りは、鍵やセキュリティーカードでおこなうこととなります。初期費用として、この鍵やセキュリティカードに5千円から1万円前後かかりますが、解約時に返金されるケースがほとんどです。

自走式駐車場の地下のタイプよりも設置台数は多く、収容台数や場所によっては駐車場料金を安く抑えることができます。

前述した通り、東京23区では3.4万円ほどの相場となっていますが、地域差が大きくありますので、不動産屋さんに詳しく聞いてみることをおすすめします。

3. マンションの地下駐車場の4つのメリットとは?

地下駐車場には自走式と機械式がありますが、それぞれのメリットある部分を4つあげてみました。

マンションの地下駐車場を契約する際に参考にしてみて下さいね。

3-1. 防犯の部分が他の駐車場よりも優れている

屋内にあるため簡単に外から侵入しにくく、盗難やいたずらの心配が他の駐車場よりも低い点があげられます。

そのため、高級車を所有している多くの人が、セキュリティ部分の強い地下駐車場に車を駐車しています。

3-2. 車の出し入れが比較的しやすい

地下駐車場の自走式のタイプの場合、パレットによる機械操作などがないため、車を出し入れしやすい環境にあります。

自分のペースで車を駐車することができますので、ストレスなくスムーズに車を駐車することができます。

3-3. 雨や雪などの影響を受けない

地下駐車場の最大のメリットが、悪天候の際に影響を受けにくいことでしょう。

車を出て濡れることもありませんし、駐車場に行くまで汗だくなんてことも少ないです。

また、車も雨や雪の影響を受けないので、車が劣化しにくいこともあげられるでしょう。

クラッシックカーなどに乗車している人においては、錆なども気になることと思いますので、その場合はやはり地下駐車場を選択することをお勧めします。

3-4. 荷物の出し入れがしやすい

屋内の空間になりますので、他の人の目を気にすることなく、自分のペースで車内の荷物の出し入れをすることができるでしょう。

車内の掃除をする様な場合においても、同様に利用しやすいことがあげられます。

4. マンション選びで知っておきたい地下駐車場の5つのデメリットとは?

地下駐車場には自走式と機械式がありますが、それぞれのデメリットある部分をあげています。

新たにマンションの地下駐車場を契約する際に参考にしてみて下さいね。

4-1. 災害などによる水没等のトラブル

日本は災害の多い国。突然くる災害において、水害のトラブル等は免れません。

その際には、大切な車が水没してしまう様なトラブルもあるかも知れません。

災害とまでいかなくても、地下駐車場によっては排水設備がうまくいかず、水没なんてこともあり得ます。

契約の祭に水害等には保険が効くのか、過去に水没等の事故はなかったか確認するのは必須です。

管理会社が責任を負わないことも、しばしばあります。

4-2. 駐車している車に高級車が多い

地下駐車場の最大のメリットとして先述した通り、地下にあるため天候による影響が少なく、車の劣化を遅らせることができます。

また、いたずらや盗難などの被害にあいにくいため、多くの高級車が駐車しています。

周囲が高級車だと、誤ってぶつけた時の修理代などが高く、車の出し入れにはより慎重におこなうこととなるでしょう。

車に慣れず心配な様であれば、周囲の駐車してある車を確認の上、契約することが賢明でしょう。

4-3. 駐車代が割高になってしまう

都内で地下駐車場のマンションを探そうとすると、数は限られてしまうため、駐車場の中でもさらに割高であることが言えるでしょう。

全体的に高所得者が、高級車を駐車することも多いので、そのため駐車場が高めに設定されていることもあります。

4-4. 車高やサイズによって、車を傷つけてしまう可能性がある

地下駐車場の自走式の場合、地下に降りる際の傾斜によっては車を傷つけてしまう可能性があります。

地面との距離が近い車は、地下駐車場はむいていないでしょう。

また、機械式の地下駐車場の場合には、カーリフトに乗せることとなりますので、車のサイズによっては利用できないケースもあります。

駐車場の契約書をしっかり確認することはもちろんのこと、管理会社にも問い合わせをおこないましょう。

4-5. 初期費用が高額なケースがある

地下駐車場によっては、地下駐車場の入り口にゲートバーがあり、セキュリティーカードでの出し入れを余儀なくされます。

その際に、セキュリティーカードの保証金などがかかり、他の駐車場よりも初期費用が高額になってしまうケースがあります。

また、紛失した場合において、再発行にはプラスの金額がかかるケースも。

このセキュリティーカードがあると、複数人で車を共有するのも不便になってしまいます。

5. まとめ

地下駐車場のタイプやメリット・デメリット、ほかの駐車場との違いなどご理解いただけたでしょうか。

利用している車によっても、適しているかどうかお分りいただけたかと思います。

車を持っている人にとって、マンション駐車場も立派な判断基準となりますので、相場やこうした詳細を知ることで決断することができるでしょう。