虫が苦手な女性は多いですが、男女ともにゴキブリやムカデなどは嫌いな人が多いですし「絶対に遭遇したくない!」と思う人が多いのではないでしょうか。
嫌いな虫アンケートをしてみたら、必ず上位に上がるのがゴキブリ、ムカデ、蚊、クモ、カメムシです。
マンションでは、何階からゴキブリや蚊が入って来ないようになるのでしょうか。
このページでわかること
1. マンションは何階以上なら虫が来ない?
家を探すときに、一戸建ての家ではなくマンションを選ぶ人の中には「虫が嫌いだから」という人もたくさんいます。
リラックスした生活空間の中に、蚊が1匹入っているのを見つけたら気分が悪くなりますし、ゴキブリを見つけた場合は悲鳴を上げてしまうこともあるでしょう。
そんな安心を脅かす虫たちは、マンションだと何階以上から出にくくなるのか、とても気になりますよね。
そこで「この虫は何階まで上がってくる」ということを詳しく見ていきましょう。
1-1. 蚊やハエ
「マンションだと蚊が来ない」というイメージを持っている人もいるでしょう。
実際に、蚊やハエなどの小さな虫は4〜5階程度の高さになると見かけることは少なくなります。
セミなどの少し大きめの虫も同様に5階くらいまでしか飛べないと言われています。
しかしこれは理論上の見解で、実際は上層階でも蚊やハエがいることがあるのです。
昆虫は、自力飛行だけでなく風の上昇気流に乗って飛んでくることがありますし、人の体にくっついたままエレベーターで侵入してくることなどがあります。
その結果、かなり上の階でも蚊に遭遇することがあるのです。
その他、マンションの壁を伝って上がってくるなど、ふとした拍子で窓から侵入することもある為、マンションの5階以上でも、蚊やハエが室内へ侵入してくることを完全にゼロにすることは難しいのです。
1-2. ゴキブリ
私たちが一番と言っていいほど嫌いな虫は、ゴキブリではないでしょうか。
「ゴキブリを避けるためにマンションに住みたい」と思う人も多いでしょう。
実際、古い一戸建ての家とマンションを比べると、マンションの方が格段にゴキブリの遭遇率は減るでしょう。
ゴキブリは羽があり飛ぶことができますが、飛行能力自体はそこまで高くなく、滑空する感じで飛びます。
飛行高度もそこまで高くなく、5m程度だと言われます。
したがって、外から直接飛行して室内に侵入するとなると、マンションの3階以上だと確率は減るでしょう。
マンションでは階数が高くなればなるほど、ゴキブリとの遭遇確率も下がるのは事実です。
ゴキブリに絶対に遭遇しない方法はありませんが、低層階に比べれば、5〜6階以上の高さのほうがゴキブリに出会う確率は低くなると言えるでしょう。
しかし、ゴキブリは強力な脚力があるため、壁や配管などどこでも歩いて、かなり高層階まで上がることが可能です。
ゴキブリは水があれば発生すると言われるほどたくましく、その生存能力もかなりのものなので、ゴキブリの侵入自体を防ぐこれと言った手段はないのが現状です。
2. マンションの虫が少なくなるのは5階以上
蚊やハエ、ゴキブリなどが自力で空中を飛んで窓から入り込んでくる可能性は虫の能力的に考えると、3~4階まででしょう。
マンションの5階以上になると、虫が飛行して侵入してくる可能性は下がります。
3. マンションの高層階(最上階)でも虫は来る!
蚊が自力で飛ぶことが出来るのは、ビルの2階程度の高さまでとされていますが、風に乗ってしまうと何10mも飛んでしまうことがあります。
ですから、高層階(最上階)だから蚊が侵入しないと言うわけではありません。
3-1. エレベーターに注意
特にマンションのエレベーターは、ある程度の暖かさがあることや、明るいことから、虫が寄って来やすい状況です。
ですから、マンションの高層階に住んでいても、エレベーター経由で虫が入ってくることは多々あります。
夏場の夜のエレベーターでは虫がたくさん侵入していることが多く、室内に入れないように追い払ってから帰る人も多いようです。
3-2. 外廊下の蛍光灯に虫が集まる
マンションの形状によっては、外廊下があり蛍光灯が設置されているマンションもあります。
外廊下の蛍光灯の光に集まった虫は、そのまま玄関ドアから侵入してくる可能性が高くなります。
3-3. ガーデニングをする人は虫が入る可能性大
ガーデニングが趣味である人は、高層階でもベランダで土が入ったプランターを置くこともあるでしょう。
土には色々な卵が入っている可能性があり、もちろんゴキブリの卵が潜んでいる可能性もあります。
そのため、ガーデニングの鉢からゴキブリが出てくることもあります。
同様に、屋上緑化をしているマンションの場合、屋上のガーデン部分から虫が発生し、どんどん下に降りていくこともあるため、高層階でも虫が多いマンションもあるのです。
この場合、高層階だから虫が来ないと言うことはありません。
虫に遭遇したくないと思う人は、マンション自体の環境も考慮しながら、部屋を決めるようにしましょう。
3-4. マンションの近くに公園や河川がある場合は虫が多い
虫は自然が多いところに発生しますので、マンションの近くに公園や河川がある場合、マンションにも虫がやってくる可能性が高いです。
特に河川や水路が近くにある場合は、蚊やゴキブリが多くなる可能性があります。
虫の侵入の可能性は、実際にはマンションの階層というよりは、マンション自体の造りや周辺環境に影響すると考えた方が良いでしょう。
4. 気に入ったマンションに低層階しか空きがない場合の虫対策
気に入ったマンションを見つけたのに、低層階しか空きがない!
でも虫がとても苦手で…そんな時は、虫対策をしっかりすれば大丈夫です。
特にマンションの低層階は、ゴキブリがやってくると思っていた方が良いでしょう。
西日本のマンションでは、暖かさからかゴキブリの多さに辟易してしまうことが多いです。
ですから、マンション入居前に、しっかりした防虫対策をしておくことが重要です。
4-1. 市販の置き型駆除剤を置く
市販されている「ブラックキャップ」や「コンバット」などの置き型駆除剤のゴキブリ対策をしっかりしておきましょう。
特に、巣ごと退治してくれるタイプの置き型駆除剤は、入居前に設置して置くことで、入居後にゴキブリの姿を見ずに済むこともあります。
巣ごと退治してくれるタイプの置き型駆除剤は、設置してから1週間くらい経つとゴキブリが全滅するようになっていますので、効果大です。
4-2. 殺虫スプレーは常備しておく
ゴキブリは駆除剤で駆除することは出来ても、蚊やハエはなかなか難しいです。
ドアの開閉や換気のたびに侵入してくる可能性もありますが、ドアや窓を開けずに過ごすことは不可能です。
そのため、虫は侵入してきたものを見つけるたびに、スプレーして対処する方法がベストです。
4-3. 窓は開けっ放しにしない
マンションの低層階では、窓を開けていれば虫が入ってくる可能性がより高くなります。
そのため、窓の開閉は速やかにすることと、窓を開けた時は常に網戸にするくせをつけておきましょう。
特にお子さんの場合は、窓を開けて網戸にしないままにしていることも多いでしょうから、窓が網戸になっているかどうかを常にチェックしておくことが大切です。
4-4. バルコニーには虫除け剤を置く
普段から、虫が近づきにくいような対策をとっておきましょう。
虫除け対策として、バルコニーに市販されている虫除け剤を設置することもおすすめです。
4-5. 虫が嫌いなハーブをベランダで育てる
ベランダでガーデニングをする際は、蚊が寄ってこない植物を植えておくこともおすすめです。
バジル、レモンバーム、ラベンダーなどは、蚊が嫌うハーブとして有名です。
キッチンハーブとしても使用できますので、ガーデニングの項目に入れてみるのも良いでしょう。
5. まとめ
マンションで住む階数を決める際に、何階以上から虫が出にくくなるかということについてご説明しました。
結論としては、5階以上ならある程度は虫が少なくなるのですが、完全に虫の侵入を防ぐことは出来ません。
エレベーターで虫に付きまとわれない、蛍光灯の虫を家に入れないなど、各自で虫を入れない工夫と、虫を発生させない対応をしっかり取ることが、防虫対策として一番効果があると言えるでしょう。




