一人暮らしの人や、大人二人暮らしの人たちがマンションを選ぶ場合、高層階で日当たりが良いお部屋を選ぶことが多いですよね。
でも、小さな子どもを育てている場合、高層階でいいのかどうか迷ってしまいます。
特に赤ちゃんを育てている家庭では、何階を選ぶと良いのかというアドバイスも含めてご紹介していきます。
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このページでわかること
1. マンション選びのポイント!子育て世帯は何階がおすすめ?
郊外は土地が余っているところも多いので、一戸建ての家を立てる人が多いですが、都心部に行けば土地もないし、利便性や予算の都合上からマンションを選ぶ人が多くなりました。
そんな住宅事情の中、子育て世帯がマンションを選ぶことになったら、おすすめなのは高層階よりも低層階です。
その理由をご紹介します。
1-1. 子どもの転落事故の可能性を防ぐため
いつの時代も「マンションの○階から子どもが転落しました」というニュースで耳にします。
子どもは思わぬことをするものですので、ベランダに物を積み重ねていると、そこによじ登ってベランダのフェンスを越えて落ちてしまうという事故に繋がることがあります。
これは、マンションや団地など、高層階に住んでいる子どもは、高層の景色に慣れてしまい、「高い場所が怖い」という意識がなくなってしまうことがあるためです。
高い場所に恐怖心を持たないということは、子どもの平衡感覚が狂っているという証拠でもあります。
そのため、危機管理能力が薄くなってしまうこともあり、どんな高い場所でも平気で登っていき、バランスを崩して転落事故に繋がる可能性が出てくるのです。
とはいえ、お子さんは「ベランダで遊びたい」「庭で遊びたい」というものです。
お子さんをのびのび遊ばせるためにも、子育て世帯のマンション選びでは、高層階ではなく低層階を選ぶことをおすすめします。
1-2. 高層階は、小さな子どもを連れての移動が大変
マンションの高層階に住むと、子どもを連れての移動がとても大変です。
子どもと出かけると、思わぬハプニングに出会うこともあります。
出かけ先で子どもの機嫌が悪くなってしまった場合、マンションの駐車場から自室に帰るまで、子どもが泣きながらの移動することになります。
ぐずって泣きながら暴れる子どもを抱っこすると、実際の体重以上に重く感じるものですし、エレベーターの中でずっと子どもに泣かれてしまうのは精神的にも参ってしまいます。
また、一緒に買い物に行って、帰り道に子どもが眠ってしまえば、子どもと荷物を持って帰らねばなりません。
特に、エレベーターが点検などで停止してしまった場合、強制的に階段利用になります。
高層階に住んでいる場合、お子さんを連れて高層階まで階段で上がるのはかなり無理がありますよね。
その点、マンションの低層階や1階であれば、子どもを連れての移動距離もグンと短くなります。
子育て世帯は、移動のことを考えても高層階は向かないと言えるでしょう。
2. 子供が小さい場合はマンション1階もおすすめ!
子育て世帯は、マンションの1階もおすすめです。
1階であれば「子どもがふとした拍子にベランダから落下するかも」という心配をしなくて良いです。
また、マンション1階のベランダは少し広めに設計されていることも多く、お子さんを遊ばせるための余裕を持ったスペースを確保出来ます。
マンションによっては、ベランダではなく「専用庭」がある場合もあります。
専用庭があれば、お子さんを十分遊ばせることが出来ますし、遊具を置いてお子さん専用の公園を作ってあげることも可能です
また、専用庭でお子さんと一緒に家庭菜園をして、子どもたちと一緒に育てた野菜を食べることも出来ます。
マンションに住みながらも戸建て感覚を味わうことが出来るのが、マンションの1階に住む最大のメリットと言えるでしょう。
3. マンション低層階に住む場合には防犯対策も大切
子育て世帯には、マンションの低層階がおすすめだとご紹介しましたが、低層階に住む場合は、防犯対策をしっかりしておくことも大切です。
3-1. 施錠はしっかりと
マンション暮らしも、最初はしっかり施錠をしていたのに、だんだん戸締りをしなくなる…そんな人も多いです。
特にお子さんとの移動でバタバタしていると、玄関ドアを施錠し忘れることもありがちです。
泥棒にとっては、戸締まりをしていない家は「侵入してください」と言われているようなものなので、狙われやすくなります。
多くの泥棒の侵入経路は、施錠されていない玄関ドアからです。
玄関ドアが施錠されていなければ、いとも簡単に空き巣に入られてしまうのです。
マンションの低層階に住む場合は、施錠に関してはより意識を持っておきましょう。
3-2. オートロックを過信しないこと!
たとえオートロック式の共有玄関があるマンションでも、オートロックを過信するのは間違いです。
「オートロックだから玄関を毎回施錠しなくても良いだろう」と思うのは絶対やめましょう。
どんなオートロックシステムでも、オートロックを解除してマンション内に入る住人に付いて一緒に建物内に入る事は出来ます。
4. 高層マンション(高層階)は子育てには不向き?!子供に与える悪影響とは
子育て世帯にマンションの高層階が不向きな理由は、他にもあります。
4-1. 高層階に住むと、外へ出るのが面倒になる
高層階に住む多くの人は、エレベーターで外に出ることや、わざわざ下まで降りていくことがだんだん面倒になってきます。
これはお子さんを持っていない人にも影響する心理なのですが、お子さんがいる子育て世帯の場合は特に出不精気味になる傾向が高くなります。
理由は「子どもを連れてのお出かけは大変」、「子どもが出かけた先で機嫌が悪くなってしまったら、連れて帰るのが大変」という、お子さんと一緒に出かけることを避けようとするからです。
4-2. 子どもに与える悪影響:その1
子どもは小さい頃は外遊びをしたいものですし、散歩もしたいものです。
それは子どもの欲求だけではなく、子どもの成長過程で大切なものなのです。
なんと言っても、子どもの外遊びは、将来の運動神経にも大きく影響します。
運動能力と子育て環境を調べてみた場合、室内でしか遊んでいない子どもの運動能力は著しく低いという結果も出ています。
4-3. 子どもに与える悪影響:その2
高層階に住むことによって、親が外出を面倒に思ってくると、外へ出かける回数が減ってしまいます。
すると、子どもも必然的に室内にこもってしまうことになります。
子どもは、室内にずっといると、脳に新鮮な酸素を取り入れづらくなってしまうため、脳の成長に悪影響を与える可能性があるのです。
赤ちゃんや子どもは、外で散歩をすることによって、たくさんの酸素を体内に取り込んでいます。
赤ちゃんは、たくさんの酸素を脳内に取り込むことで、脳もどんどん成長して行くのです。
しかし、室内ばかりにいる子どもは、新鮮な酸素を取り込むことが出来ません。
家の中は家族の呼吸によって二酸化炭素が増えていますので、酸素を効率よく吸うことが出来ないのです。
子どもの脳を発達させるためにも、たくさん外へ出かけて、新鮮な酸素を取り込みやすくしてあげることが大切です。
4-4. 子どもの脳に刺激を与える
子どもは、ずっと室内にいると代わり映えのしない景色ばかりを見続けることになります。
すると、脳が刺激されないままになってしまいます。
幼少期には、いろいろな体験をさせてあげて、脳を活性化させていくことで、子どもの脳の成長も促進されます。
そのため、積極的に散歩や外遊びに連れて行くことが望ましいのです。
5. まとめ
子育て世帯は、マンションの何階に住むのがおすすめなのかということについてまとめてみました。
様々な視点から考えてみても、子育て世帯はマンションの低層階、もしくは1階を選ぶのが良いのではないでしょうか。
マンションの高層階に住むと、子どもに思わぬ悪影響を与えてしまう可能性があります。
子どもを積極的に外に連れ出すためにも、高層階に住む場合は意識的に外出するように心がけることが大切ですし、さっと出かけることが出来るような低層階に住むことがおすすめだと言えるでしょう。




