マンション選びのコツ!2階のメリット・デメリット10種類をチェック!

マンション選びで重要になるのが「階選び」ですよね?マンションは戸建て住宅とは違い共同住宅ですから、自由にできることと制限されることがあります。

それでも安全面や環境、購入価格、将来の資産価値などを考えるとマンションの方が戸建て住宅よりもメリットは大きいと感じる人の方が多いです。

では低層階に当たるマンション2階を選ぶと、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

今回はそれぞれを5つの特徴で分かりやすく解説!

あなたの理想のマンション選びのポイントも併せて紹介します。

 

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1. マンション2階に住む5つのメリット

1-1. エレベーターを使わなくても不便を感じない

マンションには必ずエレベーターが設置されていますが、設置されている台数は限られています。

ところが生活のリズムは基本的にどの家庭も似ていますので、出勤・登校時間になればエレベーターの利用者が集中します。

さすがに高層階にいるとエレベーターがなければ移動は難しいです。

だからどんなに待たされたとしてもエレベーターを利用しなければ外に出ることが出来ません。

でも2階の場合、そこまでエレベーターを頼らなくても日常生活に支障は出ません。

「ゴミ出しに行く」「ポストの郵便物を取りに行く」程度であれば、わざわざ並んでエレベーターを使わなくても階段で下まで降りた方が時間もかかりません。

 

1-2. 防犯対策がしやすい

1階だと外からの侵入者に対する防犯対策は必須です。

特に空き巣などの犯罪者は、日中堂々と部屋の中に入って犯行を重ねます。

もちろん犯罪者も見つかれば逮捕されますから、出来るだけ人に見つからないように部屋に侵入します。

そのため死角が多く人の目に触れにくい1階は犯罪者に狙われやすいといえます。

ただ2階になるとさすがに犯罪者も犯行に及ぶにはリスクが高くなります。

最近では入り口がオートロックとなっているので、住民以外が建物の中に勝手に入ることはできません。

かといってベランダから2階の部屋に侵入するのはリスクが高すぎます。

ですから2階の場合は一般的な防犯対策をきちんとしておけば、犯罪の被害者となる可能性は極めて低くなります。

 

1-3. 1階が車庫になっていると生活音に神経質にならなくて済む

1階部分が車庫になっているマンションでは、住居フロアの最低階が2階になります。

下に住人がいないということは、生活音に神経質にならなくても良いということです。

これは小さな子どもがいるファミリーにとってはありがたいことですよね?

子どもが部屋の中を走り回る音は意外と下の階に響きます。

子どものいる家庭であれば「お互い様」で済むことですが、その音を「騒音」と感じる人にとっては迷惑でしかありません。

そのため小さい子供がいるファミリーの場合、騒音対策として低層階を選ぶことが多いです。

ただ1階では防犯上の問題からやはり不安を感じる人も多いです。

その点1階が駐車場になっているマンションの2階であれば、「生活音に神経質にならなくて済む」と「子どもと母親の2人だけで過ごしても安心できる」の2つのメリットが同時に手に入ります。

 

1-4. 揺れが少なくリラックスできる

日本の高層マンションは、強い地震の揺れを建物全体で吸収して被害を抑える建築法が採用されています。

揺れを吸収させるということは、建物全体を揺らすということでもあります。

まっすぐで固い建物は強い揺れに耐えられません。

ところが地震の揺れと一緒に建物全体が揺れれば、揺れの影響で建物が崩壊することは避けられます。

ただそのせいで高層階になるほど建物の揺れが大きく感じるという欠点があります。

建物の揺れは地震以外でも起きます。

特に高層階になれば強い風の影響もあります。

こうした風に対しても揺れが起きるので、高層階では「揺れが気持ち悪い」と感じる人もいます。

ただ高層マンションといっても2階の場合はこうした揺れを感じることはありません。

大地震が起きた時も非常階段を使えばすぐに地上に避難することが出来ます。

これもマンションの2階を選ぶメリットといえます。

 

1-5. 日当たりがいい

マンションの階が上に行くほど日当たりは良くなります。

ですからマンション1階と比べれば2階の方が断然日当たりはいいです。

ちなみに高層階と低層階では、室温が1~2℃変わります。

「高層階と2階のどちらにしよう?」と悩んだときには、こうした室温の違いも注目してみると良いでしょう。

2. マンション2階に住む5つのデメリット

2-1. 窓からみえる景色は保証されない

マンションに住む限りこればかりはどの階でも同じことが言えます。

ただマンション1階の場合は初めから窓から見える景色が決まっているので、それほど違いを気にすることはありません。

ところが2階の場合は、購入当時の景色と将来の景色が変わることはよくあります。

見晴らしの良い場所だと思って購入したつもりが、翌年には同じ高さのマンションが建築されてしまい窓から見えるのは隣のマンションの壁というケースはよくあります。

ですから「窓から見える景色が気に入って物件を選ぶ」ということはあまりお勧めしません。

窓の景色とは別に決定的なお気に入りポイントがあるのであれば、それはそれでよいと思うのですが…。

 

2-2. 意外と虫が多い

1階と比べると虫の出現率は低いですが、マンションの場合3階までは虫が多いと思っておいた方が無難です。

特に周辺に「川がある」「飲食店がある」「森がある」「畑がある」などの場合は、間違いなく虫が多いです。

虫の対策の方法はありますが、「虫がいない階がいい」というのであれば4階以上で検討するのがおすすめです。

 

2-3. バルコニーでは鳥の糞害も…

2階の場合、虫の被害よりも鳥の糞害に悩んでいる人の方が多いです。

特にバルコニーが広い場合は鳥の糞害が原因で引っ越しをする人もいます。

対策をするにしても糞害なので正直言って有効な方法はあまり見つかりません。

鳥が寄り付かないように電磁波を流すという方法もありますが繰り返し使用していると鳥は学習してしまうので、こうした特殊な機械を使っても全く効果がないこともあります。

 

2-4. 外の音がうるさい

普段から外の音が気になるという人は、2階を選ぶ前によくよく検討してください。

外の音は時間や曜日によっても変わります。

たとえばマンションの周辺に居酒屋がある場合、平日の昼間は非常に静かなのですが夕方から夜にかけて酔っぱらった人の声が部屋の中にまで聞こえてきます。

また近くに幹線道路がある場合は、交通量の増加と共に騒音は激しくなります。

しかも運送トラックは昼夜問わず走っています。

さらに交通量の少ない時間を狙って効率よく荷物を運ぼうとするので、深夜や早朝でも走行します。

また曜日によって街の風景がガラリと変わる地域も注意が必要です。

平日はほとんど人通りがないのに週末になると観光客などが集中してうるさいという場所もあります。

この場合はせっかくの休日も家でゆっくり過ごせなくなりますよね?これは非常にもったいないです。

ただ外の音が気になる場合の対処法はあります。

それは「高層階に住むこと」です。地面から近い場所にいるから外の音が部屋の中に入ってくるのです。

ですから外の音から解放されたいのであれば、2階ではなくもっと上の階を選べば問題は解消します。

 

2-5. 日当たりがよくない

マンションの2階は、あなたが思っている以上に日当たりが良くないことがあります。

しかもマンションで「美観及び落下事故防止のためにベランダで洗濯物等を干すことを禁止」としているのであれば、そのルールを守らければいけないのでベランダに洗濯物を干すこともできません。

では「ベランダではなく玄関側の通路であれば問題はないのか?」と考えたとしましょう。

たしかにこれなら美観は保てますし落下の心配も少ないです。ただこちらもNGです。

玄関側の通路はあくまでも住民の共有スペースです。

そのためこの場所に洗濯物を含む私物を置くことはできません。

入居後にこうした問題に直面しないためにも、物件選びの時に日当たりが良い・悪い以外にマンションでの禁止事項についても詳しくチェックするようにしましょうね。

 

3. マンションの2階と1階の違い

マンションの2階と1階の違いは、「戸建て住宅感覚でマンション生活が出来る・出来ない」にあるといえます。

マンションの2階でも1階部分が駐車場になっている場合、実質としては最低階となります。

ですがやはり2階ですので戸建て住宅のようなイメージとは違います。

これに対してマンションの1階は、平屋の戸建て住宅と同じような感覚でマンション生活が出来ます。

専用の庭もありますし、外への出入りに不便を感じることもありません。

ただ防犯の観点でいえば2階の方が断然優位です。

1階は犯罪者が侵入しやすい分、犯罪被害に遭いやすいです。

またマンション裏側の通用口から直接玄関まで移動することが出来るようになっていることも多く、この場合は管理人が常駐していても不審者が侵入するのを防げないこともあります。

そのためマンション1階と2階では、犯罪被害に遭う確率も格段に違います。

いろいろな条件がある中でも「家族の安全」を最優先させたいのであれば、マンションは1階ではなく2階を選ぶべきです。

 

4. マンションの2階こんな方におすすめ!

4-1. 若い女性が同居の家族にいる場合

同居する家族の中に年齢の若い女性がいる場合、一番心配なのは「防犯」ではないでしょうか?

ここ数年マンションのエレベーターで若い女性を狙った犯罪が多発しています。

密室の空間の中で見ず知らずの男性が乗り込んできた場合、女性一人では何かされたとしても太刀打ちできません。

しかも稼働しているエレベーターの中で犯罪に巻き込まれたなら、逃げるすべもありません。

また若い女性の下着などを狙った窃盗事件も頻発しています。

いくら注意していたとしても犯罪者はあらゆる手を使って犯行を重ねます。

大切な家族を恐ろしい犯罪に巻き込ませないためには、マンションの中でもできる限り安全な場所を選ぶということが大事です。

 

4-2. エレベーターがなくても生活に困らない人

高層マンションの場合、4階以上に住むとなるとどうしてもエレベーターが必要になります。

でもエレベーターの設置台数によっては、いつでもエレベーター待ちをしなければならないこともあります。

さらにマンションのごみ捨て場は、基本的に1階に設置されています。

ごみを出すにしても高層階の場合はエレベーターを使わなければいけません。

もしも利用者が多い出勤時間にゴミ出しをするとなれば、狭いエレベーターにごみを持ったまま乗り込まなければいけません。

これはゴミ出しをするあなたも偶然乗り合わせた人もあまり良い気分ではありません。

その点マンションの2階であれば、エレベーターを使わなくても階段で移動することが出来ます。

エレベーターが混雑している時は階段を使えば、エレベーターを待たずに外に出ることが出来ます。

またゴミ出しなども階段で移動した方が周りを気にする必要もありません。

それに現代人は運動不足であると指摘されています。

運動不足解消には「日常生活の中で上手に運動を取り入れる」というのがコツです。

つまり健康維持の観点からも普段から階段を利用する生活は理想的だといえます。

 

4-3. 高所恐怖症の人

高所恐怖症の人にとって高い場所はリラックスできる場所ではありません。

確かに高層階から見ることが出来る景色は低層階でのそれとは全く違います。

でもその景色を見て「怖い」と感じるのであれば、決して良い環境とは言えません。

ただ1階と2階では犯罪発生率が格段に変わります。

同じマンションであっても2階に住んでいたことが理由で犯罪被害に遭わずに済むということもあります。

また高所恐怖症といっても2階であればそれほど恐怖を感じる人は少ないです。

ただベランダや非常階段が鉄格子で囲まれているなどの場合は、2階以上になると恐怖を感じる人もいます。

でも1階を選ぶことのデメリットを考えると、「やっぱり1階はちょっと…」という気持ちもわかります。

そんな人でも安心して住むことが出来るギリギリの高さがマンションの2階です。

ちなみに高所恐怖症の場合、「すぐに地上に降りられる」という安心感があることも大事です。

ですから同じ2階でも、玄関のすぐ近くに非常階段がある場所を選ぶと精神的にも安心できますよ。

 

5 . マンション2階の部屋が気に入ったらメリット・デメリットを要チェック!

マンション2階の部屋のメリット・デメリットをそれぞれ5つずつ紹介しながら選ぶときのポイントを解説してみましたが、あなたのマンション選びの参考になったでしょうか?

マンションの2階は実際に内見してみなければ見えてこないメリット・デメリットがあります。

中古マンションであれば現地を見学できますが、新築の場合はそうはいきません。

ですから気になる情報は契約前にすべて担当者に確認しておくようにしてください。

これもマンション選びで失敗しないための大事なポイントですよ。