マンションの2階でゴキブリを見たという経験がある人もいると思います。
1階よりもその遭遇する確率は低くなるものの、完全に遮断することはできません。
今回はその侵入経路を見つけ、3つの対策で快適な生活を送るためのノウハウを伝授します。
その順番としては、①侵入経路を塞ぎ、②部屋にいるゴキブリを駆除し、③清潔な環境を保つということで快適な生活を送ることが出来るようになる、というステップを踏んでいきます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
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このページでわかること
1. マンションの2階以上ならゴキブリは減る!でも油断は禁物!
2階は1階と違って、ゴキブリが出る可能性は下がります。
1階の場合、地面を歩くのが基本的であるために外からダイレクトに入ってくる可能性があるからです。
そのため、建物の2階であれば部屋で遭遇する確率は低くなるでしょう。
しかし、マンションの2階でも決して油断してはいけません。
ご存知のとおり飛ぶことができる生き物であり、5mほどの高さを飛べることができるのです。
そのため、まずはその侵入経路を明確にしておく必要があるでしょう。
侵入経路をまとめてみたいと思います。
2階への侵入経路
- エアコンの室外機
- 換気扇、換気口
- 排水口
- ポストや点検口
- 観葉植物
- 宅配物などのダンボール
建物の2階では、地面を歩き部屋にゴキブリが侵入する可能性は低いといえますが、これらのように多くの侵入経路があります。
決して油断せずに対策を施さねばなりません。
2. マンションの2階でもご用心!おすすめゴキブリ対策3選
ゴキブリの侵入を防ぐ
前述したように、ゴキブリの侵入ルートが判明しています。
ここから部屋に入ってこないような対策を考えましょう。
まず、侵入できる穴や隙間を塞ぐことが肝心です。
方法としては2つあり、目の細かい網を張り処置する方法とコーキング剤(お風呂のタイルのつなぎ目などの隙間を埋めている白いボンドのようなもの)や接合剤などで埋めてしまう方法があります。
資材はホームセンターなどで購入できますので、まずはこの対策を行いましょう。
そして次に、人がゴキブリを連れてきてしまうケースの対策が必要です。
「連れてくる」といっても成虫を部屋に侵入させることだけではなく、卵が付着したものを部屋に運んでしまうことがあるため注意が必要です。
特に宅配物などのダンボールなどはその可能性があるため、できるだけ部屋に放置しないことが重要です。
ダンボールは好んで卵を産み付ける場所であり、時にはダンボールも餌にできるのが特徴です。
ダンボールはできるだけ早く部屋から処分することを意識しましょう。
また、部屋に観葉植物がある場合にも注意が必要です。
観葉植物の土はゴキブリにとって暖かく水分があり、卵を産み付けるには最適な場所なのです。
購入した観葉植物が原因で発生してしまうこともあります。
どうしても侵入させたくないのであれば、観葉植物を育てるのを断念するかゴキブリの嫌うハーブ系の植物を育てるのが良いでしょう。
ゴキブリ駆除は殺虫剤で行う、その種類と効果
ゴキブリの駆除と一言でいっても多くのアイテムや殺虫剤が販売されています。
その種類と効果をしっかりと知ることが重要です。
<ゴキブリ駆除の主な商品>
・エアゾール
ゴキジェットプロなどに代表される、即効性のある殺虫剤です。
直接噴射することで素早く死滅させる効果があります。
・毒餌
ブラックキャップに代表される、毒入りの餌を設置するタイプの殺虫剤です。
毒入りの餌を食べたゴキブリが、巣に戻ることでそのグループごと駆除する効果を期待できます。
また、ゴキブリの卵も死滅させる効果があります。
・捕獲器
ハウス型の箱にゴキブリの餌を仕掛け、粘着シートで捕獲するタイプのアイテムです。
ゴキブリホイホイなどに代表されるタイプのものです。
・燻煙型殺虫剤
ゴキブリだけでなく、ダニやノミなどにも効果を発揮する総合害虫駆除剤です。
部屋のものをカバーしなければならないために多少手間がかかりますが、その効果は抜群です。
引っ越し前などに行うと効果的でしょう。
卵には効果を発揮しないため、3週間後に再度行うことで部屋のゴキブリを根絶することができます。
・樹脂蒸散剤
バポナなどが代表される殺虫剤です。
吊るすことで、その成分が空気中に拡散し、ゴキブリやハエなどを死滅させます。
マンションで使う場合には倉庫などで使うと効果的です。
・ゴキブリよけ
ゴキブリはハーブやハッカの香りなどを嫌うという特徴があります。
この特徴を利用し、天然ハッカ油のゴキブリよけ商品が販売されています。
殺虫剤ではないため安全に使用することができ、収納空間などに置いておくことでその効果を期待できます。
これらのゴキブリ駆除のアイテムを上手に活用し、部屋からゴキブリを根絶しましょう。
また、卵は卵鞘という非常に丈夫な殻で守られているため、直接駆除するのが難しいでしょう。
そのため、ゴキブリ用毒餌などの対策を施し長期的な対応をする必要があります。
ゴキブリの習性を知り、その対策を行う
侵入経路を塞ぎ、部屋にいるゴキブリを殺虫剤などで死滅させたら、ゴキブリが好む部屋にしないことが重要です。
その習性をしっかりと理解し、その対策を行うようにしましょう。
<ゴキブリの主な習性>
・暖かく、暗い場所を好む
・餌よりも生きるために水を必要とするため、湿気がある場所を好む
・卵が非常に丈夫な殻で覆われている
・仲間の死骸や糞を餌にする
・嗅覚に優れ、とおい餌のにおいを嗅ぎつけることができる
・学習能力に長け、生命力がある
これらの習性を理解できたらゴキブリが寄り付かない部屋を保つ努力をしましょう。
まず、部屋の対策としてはキッチン、お風呂、トイレなどの水回りをしっかり処置することが重要です。
特にキッチンは、水、餌、油といったゴキブリが好む環境が揃っています。意識して清潔な環境を保つようにしましょう。
建物の2階であれば、湿気の発生にも十分注意が必要です。
特にマンションは一軒家よりも湿気が発生しやすい傾向にあります。
これは一軒家よりもマンションの方が気密性に優れているため、外気温と室内の温度差により結露などが発生しやすいことも影響しています。
換気扇を回す、晴れた日に窓を開けるなど部屋の空気を積極的に入れ換えましょう。
また、対策をしてもどうしても再発してしまうのであれば、害虫駆除業者に相談するという方法もあります。
立地条件や周囲の環境によってもゴキブリの発生する条件は変わってきます。
そのマンションに適した対策を行うようにしましょう。
3. まとめ
さて、今回はマンションの2階での対策として侵入経路と3つの対策について考えてきましたがいかがだったでしょうか。
最後にまとめてみたいと思います。
- ・マンション2階は1階よりも出現する確率は低くなるが油断できない
- ・ゴキブリは5mほどの高さを飛ぶことができる
- ・換気口や排水管などからゴキブリが侵入することもある
- ・人がゴキブリの卵を知らないうちに運んでしまうこともある
- ・侵入経路を塞ぎ、しっかりと対策を行うことが重要
- ・駆除する殺虫剤などには、それぞれ異なった効果がある
- ・習性をしっかり理解することが対策につながる
- ・ゴキブリの好まない清潔な環境を保つことが重要
2階でも決して油断することはできません。
- 侵入経路を塞ぎ
- 部屋のゴキブリを駆除する
- ゴキブリが寄り付かない環境を保つ
という3ステップで快適な生活を送りましょう。




