マンション選びで悩むのが「どの階を選ぶのか?」ですよね?
もちろんそれぞれのフロアにはメリットがありますが、中でも1階では「専用の庭がある」「マンションでも夏・涼しく過ごせる」「落下事故の心配がない」などほかのフロアにはないメリットがあります。
でも1階には「虫が多いのが不安」という人も多いです。
マンションで遭遇する虫の種類はたくさんありますが、なかでも一番出会いたくないのが「ゴキブリ」です。
ただそうした不安があったとしても「ゴキブリが不安」という理由だけでは諦められないお気に入りの物件も多いですよね?
そこで今回は「お気に入りのマンションが1階」というあなたに5つのゴキブリ対策を紹介!
ゴキブリの侵入経路別対策を分かりやすく解説していきます!
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このページでわかること
1. マンション1階はゴキブリが出やすい!
マンションで遭遇するゴキブリは、本当に神出鬼没です。
外からの侵入を完璧にブロックしているつもりでも、どこかから部屋の中に入り込んできます。
でもゴキブリは種類も多く、見た目やサイズも違います。
そこでまずは日本のマンションでよく見かけるゴキブリの正体を解説!
それぞれのゴキブリの特徴を知ったうえでマンション1階に有効なゴキブリ対策について考えていきましょう。
1-1. クロゴキブリ
マンションで遭遇するゴキブリの多くがクロゴキブリです。
成虫になるとサイズが40㎜にもなるので、ゴキブリの中でも大きい方に分類されます。
クロゴキブリの寿命は450日といわれているのですが、繁殖力が高いのできちんと対策をしておかないとせっかくのあなたのお気に入り物件が数年後にはゴキブリ御殿になってしまうかもしれません。
ちなみにクロゴキブリは、地面を這い回るだけではありません。
飛行能力も高いので、部屋の窓から入り込んでくることもあります。
ですから床の隙間を埋める以外にも対策が必要になります。
1-2. チャバネゴキブリ
身体の色が茶色く小ぶりなサイズをしているのが特徴です。
成虫でも個体によっては3㎜しか成長しないこともあります。
ですから日本にいるゴキブリの中でも小さいほうに分類されます。
チャバネゴキブリは、ゴキブリが大好物なエサがなくても勝手に成長できます。
何しろ恐ろしいほど成長スピードが速く、成長するたびに脱皮をします。
そしてこの脱皮した皮を食料にして成長します。
だからどんな場所であっても生き延びることが出来る非常に厄介なゴキブリです。
1-3. ヤマトゴキブリ
東北地方に多く生息しているゴキブリです。
マンションなどではあまり見かけませんが、緑が多い屋外で生息しています。
それだけにマンション1階に限るならば、注意が必要なゴキブリといえるでしょう。
2. ゴキブリの侵入経路
ゴキブリの侵入経路は1つとは限りません。
そこでマンション1階で考えられるゴキブリの侵入経路を紹介してみましょう。
2-1. 玄関・窓
ゴキブリの移動というと「地面を這って移動」がやはりスタンダードですよね?
ですから人が出入りする玄関から侵入することもよくあります。
たとえば「買い物の荷物を運び入れるために短時間だけ玄関を開けたままにする」「引越し作業の間、ドアや窓を開けたままにする」ということはあなたも体験があるはずです。
このわずかなタイミングをゴキブリは見逃しません。
しかも動きがすばしっこいですので、あなたに気づかれずにこっそり部屋へ侵入します。
またゴキブリには飛ぶことが出来る種類もあります。
ですから玄関やドアはきちんと閉めていたとしても、風通しを良くするために窓を開けていればそこから侵入してきます。
2-2. 排水口
マンションの中にはあらゆる場所に排水口があります。
ゴキブリの侵入経路というとキッチンのシンクの排水口を思い出すかもしれませんが、これだけがゴキブリの侵入口ではありません。
洗濯置き場にある排水口も彼らにとっては絶好の侵入口ですし、ベランダの排水口からも侵入してきます。
ちなみにエアコンのドレンホースからもゴキブリは侵入してきます。
しかもドレンホースを通ればエアコンを通って簡単に部屋の中に侵入できます。
エアコンのドレンホースはゴキブリ対策の盲点なのですが、彼らの特徴から考えればこうした場所も対策が必要です。
2-3. 靴
「飲食店にはゴキブリが多い」というのが定説です。
でも飲食店が近くにない場合、「我が家のゴキブリとは関係がない」と考える人がほとんどですよね?
ところがこれが盲点なのです。
たとえば座敷席に案内された場合、靴を脱いで席につきますよね?
もちろん脱いだ靴は店が用意した靴箱にいれておきます。
この靴箱が厄介なのです。
もともとゴキブリは暗い場所を好みます。しかも小さなサイズのゴキブリであれば成虫でも3㎜の物もあります。
ですから下駄箱に靴を入れたとしても、あなたがそこに隠れているゴキブリに気が付くことはありません。
こうしてまんまとあなたの靴に忍び込んだミニサイズのゴキブリは、あなたと一緒にマンションまで移動します。
そして広々としたあなたの部屋を新たな住処とします。
これは職場のロッカーでも同じことが言えます。
ロッカーがある更衣室は窓がなく換気扇のみというケースが多いですよね?
しかも普段は電気をつけることがありませんから、ゴキブリにとっては天国のような場所です。
つまりロッカーに入れて置いた私服やカバンの中にゴキブリが入り込んでしまえば、あなたはそのことに気が付かないまま帰宅します。
もちろんそこから先は…ですよね?
3. マンション1階よりも2階の方がゴキブリが減る
ゴキブリの侵入経路を考えてみると「どこにいてもゴキブリからは逃げられないのでは?」と思うかもしれません。
でもゴキブリには種類によって特徴が違います。
飛ぶことが出来るゴキブリもいますが、飛ばずに排水口などから忍び込むゴキブリもいます。
またヤマトゴキブリのように屋内ではなく屋外に生息するゴキブリもいます。
マンション1階の場合はどのタイプのゴキブリでも侵入経路があるわけですが、2階になると「飛ぶことが出来ない」「植物が多い屋外に住んでいる」というゴキブリは入ることが出来ません。
このことからマンションの1階と2階を比べるならば、「1階よりも2階の方がゴキブリの遭遇率は下がる」といえます。
4. マンション1階には必須!おすすめゴキブリ対策5選
4-1. 部屋に入る前に玄関で衣服のほこりをしっかりと落とす
外でこっそりくっついてきたゴキブリを家の中に入れないための撃退法です。
やり方は「花粉症対策」と同じ要領です。
コートやマフラーなどは小さなゴキブリが潜んでいる可能性があります。
これらを絶対に家の中に入れないためにも、玄関でしっかりとはたいて落としましょう。
4-2. 換気扇フィルターを付ける
キッチンの換気扇は、直接外につながっています。
ゴキブリはわずかな隙間さえあればどこからでも侵入できるのですから、換気扇の隙間は格好の侵入口です。
ですからまずは換気扇からゴキブリが侵入できないようにフィルターを付けましょう。
もちろん換気扇フィルターは油汚れ対策にもなります。
油はゴキブリの大好物ですから、フィルターの交換もこまめに行いましょう。
4-3. 植木鉢は家の中に入れない
ゴキブリはいろんなところに卵を産み付けています。
あなたが楽しみにしているガーデニングの植木鉢にも彼らは卵を産みます。
だから部屋の中に観葉植物を置いていると、あなたの知らないうちにそこに卵を産み付けられている可能性も…。
緑のある暮らしを楽しみたいという気持ちもよくわかるのですが、マンション1階はゴキブリが侵入しやすい場所であるということを意識しておかないといけません。
ですから徹底的にゴキブリ対策をしたいのであれば、「家の中に植木鉢を置かない」を徹底するようにしましょう。
4-4. エアコンのドレンホースにストッキングを巻き付ける
エアコンのドレンホースも直接外とつながっています。
これもゴキブリにとっては格好の侵入口ですから、きちんと対策をしておきましょう。
対策の仕方は簡単です。
使い古しのストッキングを一部カットしドレンホースの先に当てます。
そうしたらストッキングがドレンホースから外れないように輪ゴムでしっかりと固定します。
これだけで小さなゴキブリがドレンホースを伝って部屋の中に侵入するのをガードすることが出来ます。
4-5. ゴキブリ撃退効果の高いハーブを置く
植木鉢を家の中に入れるのはお勧めしないといいましたが、ゴキブリが嫌いなハーブであれば撃退法として使うことが出来ます。
ゴキブリはセリ科のハーブが苦手なので、「セロリ」「クミン」「キャラウェイ」などはかなり効果があります。
ただしセリ科のハーブといっても甘い香りがするハーブは逆効果です。
5. まとめ
マンション1階のゴキブリ対策の基本は「ゴキブリの特徴をしっかりと知っておくこと」です。
見るだけでも気持ち悪いという人も多いでしょうが、実際に家の中で出会ってしまう恐怖のことを考えれば対策法を考えるうえでも特徴は知っておくべきです。
今回は5つの撃退法を紹介しましたが、他にもマンション1階のゴキブリ対策に有効な方法もあります。
でもどの対策法を試すとしても、ゴキブリとの戦いは長期戦だということを意識しておきましょう。
これもお気に入りの物件にゴキブリを寄せ付けないポイントといえますよ!




