一人暮らしを始める方必見!内見のチェックポイント

就職・就学・転職を機に、いよいよ始まる一人暮らしライフ!

家族に束縛されずに自分で何もかも自由にできるという期待に満ち溢れていると思います。

しかし!

それと同じくらい、何もわからない事からくる不安をどうしても感じてしまいがちです。

特に初めての一人暮らしともなると、「自分に最適な住む場所を選ぶ」という一番最初の準備段階から不安は尽きないはず。

でもこの記事を読めば大丈夫です!

今回は納得できる物件を見つけるために重要となる「内見」について、事前に覚えておきたい大切なポイントを詳しくご案内します!

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内見とは?

では、その重要とされる内見(ないけん)とは何でしょうか?

「内部見学」の略でもある通り、事前に実際の物件に出向き、自分の目で部屋の中を確認する事です。

資料を見ていても間取りから実際のお部屋を想像するのは難しく、内見をする事で初めて分かる事もたくさんあります。

  • 日当たりはどうなのか?臭いはあるのか?カビはあるのか?
  • 天井の高さ、床やドアに軋みはあるのか?
  • エアコンが付いているのか、お風呂場などの水回りの広さはどうなのか?

そんなお部屋の空気感から、実際の設備に関する事まで様々です。

また一人暮らしにとって、お部屋だけが生活スペースではありません。

お部屋のあるマンション自体の雰囲気や目の前の通り、駅までの道のり、これらも普段の生活には密接に関わってきます。

  • マンションの入り口、階段、廊下などの共有部は清潔感があるか
  • すぐ目の前の道は広いのか、人通りは多いのか
  • 駅までの道に街灯は多く設置されているか
  • 実際の駅までの歩く時間はどれくらいか

こういった事や街並みの様子を確認することで、周囲で生活している人の人柄もある程度予想できると思います。

人付き合いのしやすさも一人暮らしにとっては大事なポイントですので、ぜひとも知っておきたいことです。

以上のように内見で得られるメリットは大きいです。

内見しないで契約することももちろん可能ですが、出来るだけ内見を「有効活用」するべきです。

では逆に内見をすることに何かデメリットはあるのでしょうか?

料金

一番気になるのはこちらだと思いますが、もちろん無料です!

場所がよくわからないし一人で現地まで行けるかわからない

内見の際は基本的に不動産屋さんと一緒に向かいます。

車での案内もしてくれますので土地勘が無くても安心です。

その場合は駅までの道を見てみたいと希望すれば駅までの案内もしてくれます。

また、物件によっては貸主さんも一緒に立ち会う事があります。

そうなればお部屋の疑問などがより具体的に聞けるかもしれません。

時間帯

不動産屋さんと貸主さんにもよりますが、基本的には朝から夜まで自由に選べます。

当日に内見できる?

不動産屋で物件を探して、当日そのまま現地へ内見に向かう事も可能です。

先に他の方の内見予約が入ってしまう場合もありますので、出来るだけ早い時間に動きましょう。

とはいえ1月2月など引越しシーズンでなければ、あまり被らないとは思います。

内見したら契約しないといけない?

内見へ行った後ですが、実際にそこですぐに契約しなければいけないのでしょうか?

どうしても気を使ってしまい断りづらいのではないかと不安になる方もいらっしゃると思います。

答えはもちろん、その場で契約しなくて構いませんし強要されることもありません!

不動産屋側としても複数物件をご案内する前提で対応していますので、無理にその場で契約を迫るようなことはしません。

希望の物件に出会えるまで何度でも内見してください!むしろそういうものです。

一度内見をしてみれば他の物件もどんどん見たくなるはずですので、とりあえず最初の一件(一見)を試しましょう。

内見に向かう時の服装も、普段通りのカジュアルな恰好でオッケーです!

気軽に問い合わせてみて下さい。

それではさらに細かいチェックポイントを詳しくご紹介していきます!

一人暮らし向け!内見時に必須のチェックポイント9つ

実際に内見で物件に訪れた際は、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。

設備や状態、肌で感じる空気感などを確認するために、以下の項目を重点的にチェックしてみて下さい。

エアコンの確認

近年の賃貸物件は、エアコンが設置されていることが多いですね。

この場合に気をつけたいポイントが、設置されたエアコンが「設備」なのか「残置物」なのかという事です。

通常の「設備」として設置されていた場合は、もし不慮の故障で使えなくなった場合、貸主側の負担で修理を行います。

そのため管理会社や大家さんに連絡することで修理にお金はかかりません。

エアコンが「残置物」になっている場合は、エアコンが壊れても管理人側が修理してくれることはありません。

残置物とは前の入居者が、貸主に許可を得て個人で導入した設備を指します。

夏の暑い部屋にエアコンが無いから付けたい!という要望から設置し、退去時に残していった物です。

扱いは非常に難しいのですが、契約時に何かあった際の負担は「借主」が負うという特約が認められていますので、修理の際は実費がかかる事があります。

そのエアコンは、管理人側が設置したものか、あるいは残置物なのか、内見の際に聞いてみるといいでしょう。

特に格安物件の場合、エアコンは残置物となっていることも多いです。

事前に確認したいところです。

カビ・結露の確認

クローゼット・下駄箱・浴室・トイレ・各部屋の窓付近といった湿気がこもりやすく、カビ・結露が発生しやすい箇所は、内見のときに確認しておくようにしましょう。

隅々までチェックする気持ちで臨みましょう!

基本的に不動産屋側としても事前にしっかり確認してほしいので、恥ずかしがる必要はありません。

天井の確認

天井の高さ・汚れを確認するようにしましょう。

安い物件などは、天井が他と比べ少し低い場合があります。

直接生活に関係することはないかと思われますが、それ以前まで住み慣れていたお部屋との天井の高さの違いにより圧迫感を感じ、ストレスにつながることがあるかもしれません。

気になる方は、内見の際によく確認しておきましょう。

また、天井にシミがある場合は、最悪、雨漏りなどが起こることも予想されます。

雨漏りは生活に影響することが予想されるので、内見の際に確認しましょう。

扉の確認

ドアや窓、クローゼットなどがスムーズに開閉されるかどうか、確認するようにしましょう。

築年数の経っている物件の場合、サッシが古くなっていて、窓などの開閉が大変な場合があります。

生活に支障が出ると予想される場合、管理人さんに入居までに改善・修理してもらえるか、確認を取ってみましょう。

きちんと整備が整った状態で入居できるよう、内見で気になったところは管理人さんに確認するようにしましょう。

日当たりの確認

不動産さんやチラシから得られる情報を、鵜呑みにすることのないようにしましょう。

方位的に日当たりが良いと予想される物件でも、実際に行ってみると近くに背の高い建物があり、日当たりが悪い、などということはよくあります。

窓を開けて、付近の様子をしっかり見ておきましょう。

ブレーカーの確認

ブレーカーは、玄関付近に設置されている場合がほとんどです。

一人暮らしの電力の目安は30Aです。

お部屋で多くの家電製品を使用する、あるいはキッチンがIHであるという場合は、30Aでは少ないことがあります。

自分の生活を考え、それに合ったブレーカーの電力量なのか、ということを内見で確認しましょう。

部屋の状態の確認

部屋・壁紙・フローリングの汚れ・傷の確認をします。

入居を条件に、壁紙の張替えを行ってくれたという事例もあります。

目立つような汚れ・傷がある場合、管理人さんに修理・改善してもらえるか聞いてみましょう。

電波状態の確認

慣れないうちは部屋を見るのに夢中になってしまい意外と忘れがちなのがこちら。

携帯電話の電波がどれくらい入るかの確認は必ずしましょう。

大手3社といえど、場所によってそれぞれ強い弱いが変わります。

普段使っている携帯会社の電波がアンテナMAXで受信できるかは生活に関わる重要なポイントです。

マンション共有部を確認する

借りるお部屋だけではなくマンション自体にも確認するべき注意点があります!

掲示板の告知を読む

騒音の苦情などが張り出されている場合、隣人がその原因の可能性もあります。

また告知の紙やチラシが古いまま交換されていないような場合も要注意です。

管理があまり行き届いていない可能性があるからです。

廊下や玄関などにゴミや汚れはないか

月日が経って建物自体が古くなり汚く見えるのと、清掃がきちんと行われておらず汚くなっているのとでは大きな違いがありますよね。

駐車場に止まっている車やバイクを確認する

専用の駐車場やすぐ目の前に月極駐車場がある時はさりげなく覗いてみて下さい。

持ち主の人柄が大きくでるのが車やバイクです。

ヤンチャな車両が止まっている可能性もあります。

一人暮らしの部屋の内見に付き添いは必要?

一人暮らしの部屋の内見に、付き添いは必ず必要というわけではありません。

しかし付き添いがいると、自分ひとりでは気がつかないようなことを発見し、助言をくれるということがあります。

初めての一人暮らしで、物件を借りるのも初めてだという方は、付き添いをしてくれる人がいた方が心強いのではないでしょうか。

付き添いをお願いする人は、引越しの経験がある・物件を借りた経験がある、という人がより心強いでしょう。

また、物件の良し悪しの判断も、経験から言える部分が多いと言えます。

とはいえ一緒に回る不動産屋さんがいるはずなので、積極的に質問する事である程度のカバーは出来るかと思います。

一人で考え込まずに、他の人との話し合いでわからないことを潰していきましょう!

一人暮らしの部屋探しの注意点

内見をする前に、まずどんな物件を探すべきかの注意点です。

家賃の安い物件の定番、古いアパートのデメリット

生活費も考え、出来るだけ安い物件を探される場合の注意点です。

  • 特に木造の場合など、隣の部屋の音が漏れやすいし、聞こえてきやすい
  • 1981年から耐震に関する基準が変わっていて、それ以前だと耐震性能が低い
  • 水回りに難があるかも(シャワーの水圧が弱い、トイレなど臭いがする)
  • 洗濯機がベランダやまれに廊下など外に置く可能性があり気を遣う
  • ガスが都市ガスではなくプロパンガスのばあいガス代が高くなる

専有面積を見ること

〇畳(じょう)という表現は、不動産の広告でもよく使われます。

ここで注意すべきなのは、〇畳という表現は、浴室・トイレ・ベランダ・押し入れなどの面積を含んでいるということです。

そのため、実際に行ってみたら狭く感じることがあるかもしれません。

お部屋探しをするときは、お部屋の生活スペースの広さを示す専有面積を見るようにしましょう。

2階以上の部屋を選ぶ

1階はどうしても道路から中が覗けてしまう事もあり、防犯面でも不安があります。

実際に犯罪発生件数も1階のお部屋が圧倒的に多いです。

また外の音が入ってきやすく、目の前の通りによっては夜間もうるさい可能性があります。

夏場などは虫の数が多いのもネックです。

ドアを開けていると侵入してくる可能性が高いのでせめて網戸がほしいところです。

マンションの周りにスーパー、コンビニ、病院はあるか

近くにコンビニがないかはもちろん、スーパーも日々の生活には欠かせません。

自炊をするまで行かなくてもお惣菜やお弁当などコンビニよりもリーズナブルです。

時間によるタイムセールもありますしね!

さらに一人暮らしの場合に怖いのが急な病気。

立って歩くのもつらい状態になってしまった場合、近くに病院があるかは非常に重要です。

毎回救急車を呼ぶわけには行きませんよね。

最寄りの駅からの距離

最寄りの駅からの徒歩距離は、1分につき80mを示しています。

しかし、これはあくまで地図上での距離なので、実際には信号・坂道などで、最寄りの駅から物件までに徒歩でかかる時間は変わってきます。

内見をする際に、実際に歩いてみて確認するのが良いでしょう。

おススメ物件や相場より安い物件はその理由を聞く

何かしら相場より安い事にはワケがあるはずです。

不動産屋さんよりオススメと言われた物件なども何がおススメなのか?なぜ安いのか?など、鵜呑みにせずしっかり確認しましょう。

重要説明事項という言葉が書かれていた場合はいわゆる事故物件である可能性があります。

理想の部屋を見つけるコツ

まず頭に置いておいてほしいのは、自分の理想の条件を全て満たしているお部屋を見つけるのは難しい、ということです。

多少妥協できるところは、妥協するようにしておきましょう。

以下が揃っていれば誰にとっても理想の部屋と言えるかと思いますので、

まずはどんな項目があるか確認しましょう。

  • 駅から徒歩5分(正直、ここが一番妥協するポイントになると思います)
  • 家の前の通りは街灯で明るいか
  • 2階以上の部屋
  • 入り口はオートロック
  • 宅配ボックスがある
  • マンションの掲示板はキレイに更新されているか
  • バス・トイレは別なのか
  • トイレは温水洗浄機能付きか
  • 洗濯機置き場が室内にあるか
  • エアコンが備え付きか
  • スーパー、コンビニ、病院などのライフラインが近くにあるか

この中からどうしても必要なもの、妥協してもいいものを厳選しておきましょう。

とはいえ、できるだけ自分の理想に近いお部屋を見つけたいですよね。

特に部屋探しをする上で一番の軸になるのが最寄り駅だと思います。

そこでポイントになるのは希望駅を1駅に絞らないことです。

1つの駅だけにこだわっていると、自分の理想の物件と出会う可能性が、かなり下がってしまうからです。

インターネット上のお部屋探しサイトを用いる場合は、複数の駅を候補に入れるようにしましょう。

同じ沿線であれば、場合によっては2つ隣までは許容範囲かと思います。

何かあっても歩いて帰れる距離です。

内見しないで契約するのは危険!やはり内見をする

今回のメインテーマでもあるこの「内見」は、物件を知る上でとても大切なことです。

内見によって、間取り図だけではわからない多くの情報を得ることができます。

入居を考えている物件の室内・外観・周辺環境を、ご自身の目で確認することができる絶好の機会です。

不動産屋さんは、物件の契約を結んでほしいわけですから、物件の悪い側面に関する情報を教えることは、まずありません。

ですから、そういった部分を確認するためにも、内見をしてから契約するようにしましょう。

内見におすすめの時間帯

内見におすすめの時間帯は、内見をする物件のどのようなところを確認したいかによって変わります。

各時間帯で確認できることをまとめたので、参考にしてくださいね。

午前中~お昼

午前中、お昼の内見では、物件の日当たりの良さが確認可能です。

午前中~お昼は、内見をする人が最も多い時間帯ではないかと思われます。

夕方

夕方の時間帯に内見をすることで、物件への西日の入り具合を確認することができます。

また、学生の帰宅時間であることも予想されるので、外からの騒音がどの程度聞こえるかを確認することができますよ。

夜の時間帯は、防音性を確認することができます。

この時間帯は、午前中から夕方にかけて在宅していなかった社会人などの帰宅時間であると予想され、隣の住人が帰宅している可能性も高くなります。

隣の住人の生活音がどの程度聞こえるか、裏を返せば、自分の生活音が隣の住人にどの程度聞こえるのかを知ることができます。

また、周辺の道路の明るさなども確認できます。

夜道が暗いと、近くのコンビ二に行くにも不安ですよね。

内見ついでに、チェックしておくことをおすすめしておきます。

内見件数

1日で行える物件の内見の数は、物件の場所・物件の鍵の対応などによって変わりますが、最大で5件ぐらいでしょう。

まず大きく影響するのは、内見したい物件同士の近さです。

その距離によって、交通手段も変わってきます。

続いて、影響しかねないのが鍵の管理方法です。

ドアノブに取り付けられたキーボックスという鍵の入った箱を用いる場合や、不動産屋さんに鍵を取りに行き、内見が終了したら返却しに行かなければならない場合など、鍵の管理方法は様々です。

また、1部屋の内見時間をどのくらいかけるかによっても変わってきます。

1日に何件も回りたいという方は、1つの物件の内見にあまり時間をかけないようにしましょう。

一人暮らしの内見ポイントまとめ

いかがでしたか?

一人暮らしを希望する方が、物件の内見をするポイントについてまとめてきました。

内見をする際には、最低でもエアコン、カビ・結露、天井、扉、日当たり、ブレーカー、部屋の確認をするようにしましょう。

これらは、入居後の生活に直接影響しうる条件です。

少しでも気になることは、必ず不動産会社に確認をするようにして、納得のいくお部屋を見つけられるようにしましょう。

前もって、内見の際に確認しておきたいことをリストアップしておくなど、住みよい物件を効率よく見つけられるようにしましょう。