賃貸を退去する時の一番の不安は、大家さんとのトラブル!
たとえば、なるべく全て戻ってきてほしい敷金ですが、戻ってくるどころか、入居時に払った敷金の金額を超えて、超過分の支払いを言い渡される、なんてことも。
そのような賃貸退去時のトラブルを防止するために、または、トラブルの渦中にいる人のために、信頼できる相談先をここでは紹介しますね。
ぜひ参考してください。
しています。
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このページでわかること
1. 賃貸退去時のトラブルに関する相談先一覧
賃貸アパートやマンション等から転居する際、気になるのが敷金やクリーニング代などの退去時のトラブル。
そんな時には、ひとりで解決しようとせずに、法律に詳しい専門家に相談するのが一番です。
また、現在トラブルに遇ってしまっている方もいるでしょう。
ぜひ下記の相談先を確認して、相談先を参考にしてくださいね。
大きな問題になる前に、法律のプロに相談しておくことをおすすめします!
| 相談先 | 費用・内容 |
| PIO-NET(国民生活センター) | 費用:通話料金(通話時のガイダンスでアナウンスあり)
内容:賃貸住宅トラブル |
| 法テラス | 費用:通話料
内容:賃貸をはじめとした法律相談 |
| 日本司法書士会連合会 | 費用:事例によって異なる
相談内容:賃貸トラブルや登記、相続など |
| 一般財団法人不動産適正取引推進機構 | 費用:通話料金
相談内容:賃貸契約や売買取引等の不動産取引について |
| 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会 | 費用:無料
相談内容:賃貸住宅トラブル |
2. PIO-NET(国民生活センター)
独立行政法人の国民生活センターは、消費者(賃貸トラブルであれば、賃貸を借りる人)の支援と消費者センターなどとの橋渡し役を行っています。
消費者が快適に生活を送れるように法律に基づいた適切な対応をしてくれるのが、国民生活センターです。
賃貸住宅における退去時のトラブル相談の橋渡し役も行っています。
国民生活センターに寄せられた退去時のクリーニング代や敷金に関する相談の件数は、なんと2018年に11,668件。(引用:国民生活センター・賃貸住宅の敷金・原状回復トラブル)
http://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/chintai.html
賃貸トラブルでは、真っ先に確認しておきたいのが国民生活センターです。
次の項目で連絡先などを確認しておきましょう!
相談方法・連絡先
相談方法は、まず国民生活センターのホームページを確認。
相談先の電話番号を確認することができます。
また、ホームページ内ではお住いの最寄りの消費者センターなどの電話番号を確認することもできます。
最寄りの消費者センター等が通話中で繋がらない場合は、国民生活センターの方へ相談しましょう。
- 電話番号:188(消費者ホットライン)
- 通話中で繋がらない場合:03-3446-1623
営業時間:10:00~12:00&13:00~16:00
※土日祝日や年末年始は除く
最寄りの消費者センターはホームページで確認:http://www.kokusen.go.jp/map/index.html
3. 法テラス
賃貸での退去時にお困りの方が、相談すべきところの2つ目は法テラス。
法テラス
https://www.houterasu.or.jp/index.html
賃貸のトラブルのみならず、法律全般の相談をすることができます。
まずは、法テラスへ電話をしてみましょう。
すると、弁護士や専門相談機関などの紹介をしてもらえます。
「弁護士を雇うとなっても、お金がない」という方でもチャンスがあります。
そういった方のために、法テラスでは特定の業務に関する費用立替えなども行っていますよ。
ぜひ確認してみてください。
相談方法・連絡先
相談方法は、電話かメールによる相談になります。
以下を参考にしてくださいね。
電話番号:0570-078374(平日9:00~21:00 土曜日9:00~17:00)
メールでの相談:https://www.houterasu.or.jp/cgi-bin/formmail/formmail.cgi?d=toiawase
4. 日本司法書士会連合会
日本司法書士会連合会で法的なトラブルを相談することができます。
https://www.shiho-shoshi.or.jp
より生活に密着した相談をできるのが司法書士の魅力!
退去時のトラブルといえば、敷金ですよね。
敷金が戻ってこない時や、不当に原状回復に使われた(クリーニング代など)時には、ぜひ相談したい法律のプロです。
相談方法・連絡先
日本司法書士会連合会へ相談する場合は、はじめに全国の司法書士会から最寄りの場所を探す必要があります。
下記のリンクより、最寄りを探し連絡するようにしましょう。
リンク:https://www.shiho-shoshi.or.jp/association/shiho_shoshi_listh/
5. 一般財団法人不動産適正取引推進機構
一般財団法人不動産適正取引推進機構は、不動産屋さんの多くが保有する宅建試験を実施する機構です。
http://www.retio.or.jp/
ここは、テストの実施だけではなく、不動産取引に関する相談を行ってくれます。
電話にて賃貸契約に関する相談も可能!
あくまで、相談のみとなり、法律の専門家を紹介することなどは行っていませんので、注意しておきましょう。
相談方法・連絡先
下記の電話番号で、賃貸トラブルの相談をすることができます。
ホームページ上には、契約した時の資料があると、スムーズなお話ができると記載があります。
相談の際は、ぜひ契約書類を用意しておきましょう!
電話番号:03-3435-8111
相談受付時間:9:30~17:00(土日祝・年末年始を除く)
ホームページ(電話番号記載ページ):http://www.retio.or.jp/consul/index.html
5. 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会は、入居者の相談はもちろん、賃貸のオーナーさんの相談も受け付けている協会になります。
公平性を保った、賃貸トラブルのアドバイスを受けることができるため、信頼のおける相談先ですよ。
相談方法・連絡先
相談方法は3つ。
下記を参考にしてくださいね!
ただし、回答は電話での回答となります。
回答先の電話番号は、間違えのないように連絡するようにしましょう!
月曜日から金曜日までの10時から17時の間から、希望連絡時間の記載も忘れないようにしてください。
相談方法:Webフォーム・FAX・手紙(下記公式ホームページ参照)
公式ホームページ:https://www.jpm.jp/consultation/
6. 賃貸退去時によくあるトラブルと解決方法
ここでは、賃貸退去時によくあるトラブルと解決方法について紹介。
退去時に多くの人が気になるのは、「敷金が返ってくるのか、来ないのか!」。
そこで、敷金のトラブルを中心にお伝えしますね。
6-1. 入居時からあった壁のシミや破損!
入居初日からすでにあった壁のシミや破損、劣化などに関して、敷金でクリーニング代として請求される可能性があります。
契約終了の日が近づき、部屋の点検をされた際に、そういったもともとあった破損や劣化を指摘されるのは、イヤですよね。
そんな時は、下記を参考にしましょう。
6-1-1. 解決策
入居前の内見で気付いていたら、大家さんや不動産屋さんに元々あることを伝えておくと、その後に安心して生活をすることができますよ。
ただし、入居中は大家さんとの関係は非常に大切!
「あまり悪い印象を与えたくない」という方は、入居初日に劣化部分を写真におさめておきましょう。
そうすることで、退去時のトラブル防止に役立ちます。
写真があれば、契約終了時に「元からありましたよ」と口頭で伝えるよりも、ずっと説得力がありますよね!
参照元:https://www.houterasu.or.jp/saigaikanren/saigaiqa/eq20180906_index/chintaishaku/index.html
6-2. 明らかに不当にクリーニング代を請求された
トラブルの事例として、破損部分があまりにないにもかかわらず、明らかに大金を請求されるケースです。
契約関係にある借り側と貸す側。お金のやり取りもあるため、借りる側は若干立場としては、弱いですよね。
このような場合は、動揺をせずに下記の方法をとりましょう!
6-2-1. 解決策
不当な請求をされた場合は、落ち着いて行動することが大切!
まずは、相手側にどのような内容で、請求額が組まれたのかを伺いましょう。
その後が、最も大切なポイントです。
法律のプロに相談。
または、この記事のはじめに紹介した「賃貸退去時のトラブルに関する相談先一覧」を参考にして、相談窓口に問い合わせしましょう。
6-3. 自然災害で受けた賃貸住宅の破損など
気になるポイントの一つとして、自然災害で発生した賃貸住宅の破損。
借りている本人の不注意などで、生じてしまった破損ではない場合です。
明らかに地震などの自然災害でひびの入った部分を、敷金から引かれてしまう場合もあります。
しかも、自然災害での破損は建物自体が破損してしまうことがあるため、金額もとても大きくなってしまう場合もあるんです。
6-3-1. 解決策
このように地震などの自然災害で発生した破損は、賃貸を貸す側が原状回復をしなければいけないということになっています。
しかし、法律の専門家でもない限り、「自然災害ではオーナー側が払うことになっているんですね?」と強く言うことは難しいですよね。
こんな時に、「賃貸退去時のトラブルに関する相談先一覧」を確認して仲介してもらうようにしましょう。
例えば、下記の手順を参考にしてみてください。
- まずは、国民生活センター(消費者センター等)で相談
- センターのカウンセラーからアドバイスを受ける
- 再度、賃貸のオーナーと話す機会を設ける
- 「センターの人には、○○という風にアドバイスを受けました」と伝える
上記のような手順を踏むことで、一方的に自分自身の知識をぶつけるよりも説得力が増しますよね。
ぜひ参考にしてみてください。
6-4. 生活の中でごく自然に発生した消耗
賃貸退去時のトラブルのひとつとして、「ごく自然に劣化した設備などに対して、原状回復をしてださい」と請求される場合があります。
とくに、自分自身の不注意などがなく、劣化していた場合はどうしたらいいでしょうか。
下記の解決策を参考にしてくださいね!
6-4-1. 解決策
服やバッグなどを使えば使うほど劣化するのと同様に、賃貸アパートやマンションの設備は劣化していくものです。
契約内容通り、適切に賃貸を借りていても、防ぐのが難しい場合が多いです。
こういった状況においては、そのままの状態で返還すればいいとされています。
ただし、一人暮らし専用賃貸に、黙って同棲しているなどの状況では、話が変わりますので注意してくださいね!
参照元:https://www.houterasu.or.jp/saigaikanren/saigaiqa/eq20180906_index/chintaishaku/index.html
6-5. 画びょうなどでカレンダーを貼った部分は?
賃貸に住んでいれば、画びょうなどで壁にカレンダーやポスターを貼る機会も多いでしょう。そういった時に、敷金で原状回復を請求された場合もあります。
そういった場合は、下記を参考にしてみてださいね。
6-5-1. 解決策
画びょうなどで壁に簡単な穴を開けて使用した場合は、ほとんどのケースで原状回復は貸主で行うことになります。
画びょう程度の穴であれば、壁の貼り替え程度で済む場合がほとんどです。
しかし、あまりにひどく開けた穴や壁が傷つけてしまった場合などは、どのような事情でそうなってしまったのかを、きちんと説明するようにしましょうね。
参照元:http://www.fudousan.or.jp/trouble/jirei/rent06.html
賃貸退去時によくあるトラブルと相談先まとめ
この記事では、賃貸を退去する時のトラブルに対する備えとして、また、現在トラブルの渦中ある方のために、トラブルの相談先を紹介しました。
賃貸退去に際して、少しでも不安なことがある場合は、まず専門機関に相談するようにしましょうね。
相談することで、精神的なストレスや安心して生活ができるようになります。
また、最後に退去時のよくあるトラブルと解決方法についても説明しましたので、参考にしてくださいね!




