これから新婚生活を始めるにあたり、夫婦が暮らす賃貸物件を探す必要性があります。
しかし、賃貸を借りる場合の家賃と年収は比例しており、夫婦が暮らすのに最適な間取りも考慮しなければなりません。
家賃以外にも必要な出費があるので、全体的にどのくらいの費用がかかるのかが分かれば賃貸物件を探しやすくなると言えます。
それでは、新婚生活を始める二人に最適な賃貸の家賃相場などをご説明しましょう。
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このページでわかること
1. 新婚生活を始める二人に最適な賃貸の家賃相場とは?
新婚生活を始める二人に最適な賃貸の家賃相場は、基本的に手取りのおよそ20%~25%だと言われています。
(参照元:https://www.homes.co.jp/cont/living/living_00468/)
昔は手取りの30%が家賃相場だと言われていますが、現在では一般的に娯楽や教養費などを初めとする出費が多い傾向にあるので、無理なく生活するためには20%~25%が理想的な家賃相場だと言えるでしょう。
そもそもこれから新婚生活を始めるにあたり、いきなり新築物件を購入する夫婦は少ない傾向にあります。
何故なら、結婚したばかりでライフスタイルがまだ確定していないので、長く住み続けるリスクがあるからです。
それなら、新築よりも賃貸の方が引っ越ししやすいので、手取り20%~25%の家賃の物件を探す必要性があります。
例えば共働きの夫婦の場合、夫の手取りは月平均16万円~約18万円、妻の手取りは月平均13万円~約14万円としましょう。
この夫婦の手取りを合わせると月平均29万円~32万円となるので、この場合の最適な家賃相場は6万円~7万円となります。
これなら6万円~7万円引いたとしても23万円~26万円ほど残るので、効率良く貯金することができるでしょう。
ただし、これは共働きですぐに子どもが欲しかったり、月々の交際費などの出費が多いなどの家庭におけるケースです。
もしも共働きを止めるつもりがなく、子どもを作る予定がない場合は手取りの30%の家賃相場でも構いません。
その場合、家賃相場は7万円~8万円まで引き上げることができます。
それでも22万円~25万円ほど残るため、理論上は余裕を持って生活することができるでしょう。
もしもどちらか一方の収入源しかない場合、できる限り支出を抑える必要性があるので手取りの16%~20%の家賃相場が好ましいです。
その場合の家賃相場は、5万円~6万円になるので、将来的な計画を立てるためにも根気よく物件を探す必要性があります。
物件を探す時は必ず冷静な思考で、本当にこの家賃相場がベストなのか考えるようにしましょう。
2. 賃貸を借りる場合の家賃と年収の目安
賃貸を借りる場合の家賃はどうするのか考える場合、お互いの年収を合わせた金額によって左右されます。
夫婦のどちらが収入源なのか、あるいは共働きなのかによって変わるので、今一度お互いの年収について相談するのがおすすめです。
先ほど新婚生活を始める二人に最適な家賃相場は手取りの20%~25%とご説明しました。
そして共働きの夫婦の手取りは月平均で29万円~32万円、最適な家賃相場は6万円~7万円となるので年収の目安は二人合わせて約348万円~384万円となります。
もしも自営業などで収入が不安定だったり、交通費の支給や住宅手当などの補助がない場合は家賃相場を下げる必要性も出てくるでしょう。
もちろん昇給やボーナスはあくまでおまけのようなものであり、あって無いようなものなので当てにしないようにするのが得策です。
3. 新婚生活におすすめの間取りと家賃相場
新婚生活におすすめの間取りの物件を探すにあたって重要なことは、
- 『夫婦の生活リズム』
- 『収納スペース』
- 『子どもを作るのかどうか』
- 『二人で納得して選んだ間取りかどうか』
これら4つのポイントです。
結婚生活を長く続けるためには、夫婦の生活リズムを把握することが重要です。
特に共働きの夫婦の場合はいつも同じ生活リズムとは限らないので、お互いの睡眠の妨げになる可能性があります。
生活リズムが違う場合は、複数の部屋数が確保できる間取りがおすすめです。
また、結婚すると二人分の荷物を置かなければならないので、十分な広さの収納スペースが必要です。
家のあちこちに収納できるスペースがあれば、荷物が増えてきても問題なく収納できるでしょう。
さらに収納専用の部屋を確保しておくことで、綺麗に収納できます。
また、将来的に子どもを作る予定があるのであれば、子どもがいても大丈夫な物件を探しましょう。
稀に子どもはNGという物件が存在するため、子どもがいても問題ない物件を探すのは最低条件です。
なお、子どもがいないうちは別の目的で部屋を活用しておき、子どもが生まれる予定ができたら活用していた部屋を子ども部屋に変える方法もおすすめできます。
そして最も重要なのは二人で相談し合い、お互いが納得した上で決めた間取りかどうかです。
これから長い結婚生活を続ける以上、どちらかが納得いかない間取りで暮らすのは予想以上にストレスが溜まる可能性があります。
最低でも、二人で話し合って納得した間取りに決めましょう。
昇給やボーナスは全て貯蓄に回すか、他の出費を賄うようにする使い方がおすすめです。
結婚生活においておすすめの間取りは、上述した最適な家賃相場を加味すると『2DK』の物件がおすすめです。
首都圏の2DKの家賃相場はおよそ8万円前後となっているので、子どもを作る予定がない夫婦におすすめできる物件だと言えます。
首都郊外の物件の場合、2DKの平均家賃相場は5万円~7万円と大きく値段が下がります。
このように場所や地域によって家賃が大きく違うため、やはり根気よく物件を探す必要性があるでしょう。
(参照元:https://yokota-kenichi.net/marriage42/)
4. 家賃以外に必要になる新婚生活にかかる出費
家賃以外に新婚生活に必要になる出費は、食費、水道光熱費、通信費、保険、教養、娯楽、日用、交際費等その他、夫婦のお小遣い、貯金が一般的です。
もしも家賃が収入の手取り25%だった場合、平均して食費が10%~15%、水道光熱費と通信費が7%~10%、保険が5%~7%、娯楽・教養・日用・交際費等その他が18%~23%、二人のお小遣いと貯蓄が10%という内訳になります。
(参照元:https://real-kekkon.com/yachin/)
これは二人の収入が多いほど出費があっても余裕が出てきますが、生活がギリギリの場合は節約などをして出費を抑えなければなりません。
特に教養の部分は子どもの有無による影響が大きいため、すぐに子どもを作る場合でなければ娯楽などに費用を回しても構わないでしょう。
逆にすぐに子どもを作りたい、もしくは既に子どもがいる場合は教養に回す出費を多くする必要性もあります。
食費に関しては外食が多くなるほど出費の割合が大きくなるので、節約のために自炊を心がけるようにすると上手く抑えることができます。
また、外に出かけずに家で過ごすのが好きな夫婦であれば、上手く交際費を減らすことができるのでその分の費用を他に回すことも可能です。
これから新婚生活を始めるにあたって、全体的にそれぞれの出費がどれくらいなのか細かく計算することが重要です。
5. まとめ
新婚生活は楽しいものですが、先立つものがなければ上手く生活することはできません。
特に固定費である家賃は節約することができないので、夫婦の年収に応じて無理のない支払いができる家賃の物件を探すことが何よりも大切です。
共働きなのか、どちらか一方の収入源しかないのかによって最適な家賃相場が変わるため、毎月の手取り額がどれくらいなのか確認することが重要です。
また、夫婦で暮らしたいと思える間取りを探すことも重要なので、後悔しないために二人が必ず納得できる間取りの物件を探しましょう。




