結婚をゴールインという人は多いと思いますが、実際には結婚は「一緒に現実を乗り越えるスタート」です。
一緒に家を持ち、生活することは恋人時代には想像しなかったことも多いからです。
ところで、結婚して新居として賃貸の物件を選ぶ人は多いと思います。
賃貸物件は比較的手軽に入居のできる不動産だからです。
しかし不動産選びは様々な難しい点があります。
しかも契約をしてしまうと「やっぱりやめた」は通用しません。
ここでは、部屋の間取りについて、特に新婚さん向けの賃貸物件の情報や選ぶ時に気を付ける点について紹介します。
2人の新生活がより良くなれば嬉しい限りです。
おすすめ賃貸情報
このページでわかること
1. 賃貸選びのコツ!新婚さんにオススメの間取りとは?
不動産屋に行くと賃貸物件のチラシがたくさん貼り出されています。
今では多くの不動産屋が間取りで貼る場所を区別して、見やすく分かりやすいようにしてあります。
「2DKはここに掲示」「3DKはこの部分に掲示」といった具合です。
さて、賃貸物件のチラシを見ると「新婚さん向け」と書いてある物を見かけることがあります。
大体が2DKから3DKくらいの物件が多く、おすすめの間取りをなっています。
それではなぜ不動産屋は2DKや3DKの賃貸物件を奨めるのでしょうか?
これにはいくつかの理由があるのですが、代表的な理由としては、広さと家賃のバランスが取れていることがあります。
多くの新婚さんは経済的に自立はしていても、年収が極端に多い人は少数派で、「そこそこの人」が多いです。
そのため、家賃負担を重くし過ぎないことが大切になります。
それでいて、新婚時代の生活では十分なスペースが取ることが必要・・・
その条件を考えると2DK、3DKくらいの間取りになるのです。
また、1LDKや4DKなどの狭い部屋や広すぎる部屋では、2人の距離が近すぎたり遠すぎたりします。
2DKや3DKくらいが「ほど良い距離」と感じられます。
2. 新婚さんが賃貸を選ぶときにチェックしたい5つのポイント
次に賃貸物件を選ぶときのチェック項目について紹介します。
2-1. 家賃はどれくらいか?
まずは家賃です。
一般には収入の3割が家賃の目安とされています。
しかし、これはあくまでも目安でしか無いので、実際の生活費を想定して考えるのがベターです。
理想を言うならば、食費や光熱費、交際費などの大体の費用を合計して、それを参考に家賃がどれくらいかを考えると良いです。
ただ、早く子供が欲しい場合などは、出産費用などを見越す必要がありますので、その分の余裕が必要となります。
2-2. 広さは十分か?
間取りを考える上での前提として、部屋全体の広さが十分であるかが非常に大切な条件となります。
特に不動産のチラシには2DKや3DKの様に間取りをベースとした情報が大きく出ていることもあり、実際の面積が分かりにくいです。
というのも、ひとつひとつの部屋が狭い場合があったりするからです。
そのため、広さを考える上では間取りの情報から判断するのではなく、平米数(㎡)でチェックするべきです。
その上で十分な広さであるかを検討するようにしましょう。
2-3. 何階の部屋か?
何階の部屋にするかについても、ぜひとも考えておきたいです。
これは特に、子どもを早く持ちたい新婚さんにとって重要になります。
まず第一の理由が子どもの足音の問題です。
子どもの足音はそれほど大きくないように思えるかもしれませんが、意外と下の階に響きます。
そして、しばしば騒音クレームとして揉めることもあります。
物件の条件にもよりますが、一階を選ぶ方が良い場合があることも覚えたいものです。
第二に、何かの災害があった時の逃げやすさです。
例えば地震が発生した場合にはエレベーターは使えなくなり、階段で逃げなくてはならなくなります。
その場合、あまりに長い階段を小さな子どもの手を引くのは大変です。
そのため、下の階の方が便利になります。
しかし、子どもをあまり考えていない場合は高層階を選ぶのも良いです。
高層階はベランダからの見晴らしも良く、日当たりも良くなる場合が多いです。
物件選びは生活スタイルをどうするかによって部屋の階数も変わります。
新婚の段階から2人でよく話し合うのが大切です。
2-4. 不動産の周辺の環境はどうか?
入居する不動産の周辺環境も非常に大切な要因となります。
この部分は独身時代とはガラリと変わる部分でもありますので、注意が必要になります。
例えば、独身では駅などの交通アクセスを最優先にする人も多いです。
そうすると、部屋は商業地域の近くなる場合が多くなります。
しかし、結婚して家族を持つのであれば、子どもを遊ばせる公園などが近い方が便利です。
また、環境としても、静かな場所の方が望ましいです。
2-5. 店先に貼り出していない物件についても聞いてみる
賃貸不動産を選ぶ場合は店先に貼り出しているチラシや新聞広告だけから選ぶのでは無く、不動産屋の営業マンに直接聞いてみるのが大切になります。
と言うのも、店先に貼り出している物件は「売れ残り」の物件である可能性もあるからです。
そして、特に良質の物件の場合は、チラシになる前に契約が決まることも少なくありません。
そのためには不動産屋に直接聞き、最新の物件情報を聞いてみることが大切になります。
更に言うならば、不動産屋の営業マンと仲が良くなれば、優先的に物件情報を教えてくれることも期待できます。
3. 新婚さんにおすすめな部屋割りの例
次に、新婚さんにおすすめな部屋割りの例について紹介します。
3-1. 2人で寄り添う時間を大切にしたい場合の部屋割り
2人で寄り添って、一緒の時間を共有したい新婚さんには、リビングを中心とした部屋割りがおすすめです。
リビングに2人でくつろげる空間を造れば、一緒にテレビを楽しんだり、話に花を咲かせる時間が増えるからです。
また、LDKを中心とした間取りもおすすめです。
LDKであれば一緒に料理をしたりする楽しみが増えますし、会話も増えるからです。
最近では対面式のキッチンが多くなっていますが、これなどは新婚さんにおすすめできるアイテムです。
3-2. 自分のスペースを持ちたい場合の部屋割り
新婚とは言え、自分のスペースを大切にしたい人も多いと思います。
その様な場合は、部屋と部屋を壁で仕切る物や、廊下で仕切る部屋割りとなっている方が良いです。
お互いが自分のスペースを確保することによって、適度な距離を保つことができるからです。
尚、部屋と部屋の間に廊下があると、片方の部屋の音が反対の部屋に伝わりにくくなるメリットもあります。
電話などをする時には、都合の良い部屋割りになります。
3-3. 子どもが早く欲しい場合の部屋割り
子どもが早く欲しい場合は、第一に子どもの動きを考える部屋割りとするのがおすすめです。
ですから、広いLDKを中心にした部屋割りとするのがおすすめです。
子どもは小さい体をしていますが驚くほどに動き回ります。
子どもの動きを考えるならば、走りまわるスペースは、やはり欲しいです。
また、子どものためにジャングルジムなどを部屋に入れる場合もあるかと思います。
当然ですがジャングルジムを設置するスペースは必要となります。
3-4. 趣味を大切にしたい場合の部屋割り
趣味を大切にしている人は多いです。
そして、そのような趣味人を大切にするならばプライベートの空間を作ることが大切です。
その場合は壁や廊下で部屋を分けるのが第一案となります。
しかし、趣味にそれほどのスペースが必要無いのであれば、ロフトの付いた物件を選ぶのもアリです。
4. 新婚さんにオススメの間取りと選び方まとめ
新婚さんに適した賃貸物件を考えるには、経済的な要因や利便性の検討も重要なのですが、「何を大切にするか」も大切になります。
そして、お互いのことだけでなく、子どもの誕生なども考慮することが必要になります。
間取りを考えることは、その様な要因を総合的に考えて結論を出すことが重要です。
将来も視野に入れながら、十分に話し合って決めましょう。




