賃貸マンションの場合、暖房器具選びはとても重要です。
もちろん高機能な暖房器具であれば暖房効果はかなり期待できますが、コスパで見るとちょっと厳しいと感じることもあります。
また「賃貸マンションだから」という理由で注意しなければいけない暖房器具もあります。
うっかりこのポイントを忘れて暖房器具を購入してしまったために、賃貸契約違反となってしまうこともあります。
そこで今回は賃貸マンションの暖房器具を選ぶ5つのポイントをわかりやすく解説!
暖房器具を選ぶときの注意点やコスパを比較した場合のおすすめの暖房器具など、賃貸マンションに関する暖房器具のお悩みをまとめて解決します。
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このページでわかること
1. 賃貸マンションの暖房器具を選ぶ5つのポイント
1-1. 隙間風が入る場所をチェック
暖房器具にもいろいろな種類があり、最新器具になるほど高性能なものになります。
しかしいくら高性能な暖房器具を選んだとしても、隙間風が部屋に入り込んでくるようではその効果も半減します。
隙間風が入る場所として多いのが「窓」です。
窓は冷気が入り込みやすい場所なので断熱対策の重点箇所でもあるのですが、隙間が見つかった時には「隙間を埋める」という作業も含めておかなければ完璧な対策とは言えません。
またドアに新聞受けやポストがある場合、開閉部分に隙間があるとそこから冷気が入り込んできます。
意外と見落としがちなポイントなのですが、この隙間から入り込んで来る冷気のせいで玄関周辺の温度が部屋の中と比べて1~2℃変わることもあります。
ですからまずは部屋の中に隙間が出来ている部分がないかチェックしてください。
隙間が見つかればそこから隙間風が部屋の中に入り込んできますので、この隙間をきちんと埋めておくことが暖房器具を効果的に使うポイントです。
1-2. どのスペースをメインに使いたいのか決める
暖房器具にも「暖められる広さの目安」があります。広いリビングを暖めたいのであれば、その広さに対応した暖房器具を使う必要があります。
でも寝室や子供部屋のように比較的コンパクトな部屋に同じサイズの暖房器具を置くとコストがかかります。
ですから高性能な暖房器具を購入する場合は、「どのスペース(広さ)をメインに使いたいのか」を決めることが大事なポイントです。
これは購入後のコスパにも大きく関係してきますので、しっかりと検討しましょうね。
1-3. どんな目的で使いたいのかを決める
暖房器具にもいろいろなタイプがあります。
例えば「床を暖める暖房器具」「部屋全体を暖める器具」「布団の中を暖める暖房器具」など目的に応じて様々な暖房器具があります。
ですから「何を目的で(どこを暖めるために)暖房器具を使いたいのか」をきちんと考えることが大事なポイントになります。
1-4. 何を重視したいのかを考える
暖房器具選びでもう一つ重要なのが「何を重視したいのか?」です。
高機能・高性能な暖房器具が良いのであれば、最新の暖房器具の中からあなたの希望通りのものを選べば理想の暖房器具が手に入ります。
でも小さな子どもがいるご家族の場合は「安全性」を重視したいと考える人の方も多いですよね?
もしもまちがって暖房器具が原因で子どもがやけどをすると、最悪の場合やけどの跡が一生残ってしまうこともあります。
もちろんコスパを重視したいという人もいます。
「必要最低限の暖かさが感じられれば十分」というのであれば、機能よりもコスパで比較する方が断然お得です。
このように暖房器具選びでは、あなたが何を重視したいのかがハッキリと決まっていることも大事なポイントになります。
1-5. 機能重視?それともデザイン重視?
暖房器具といっても、「機能重視タイプ」と「デザイン重視タイプ」に分かれます。
暖房器具は寒さが気になる時期にだけ使うもですが、物によっては見た目も大きさもあります。
ですから場合によってはその存在感が部屋の雰囲気とマッチしないこともあります。
もちろん「機能を重視したい」というのであれば、見た目ではなく機能・性能・省エネ機能などを重視する方が理想の暖房器具は見つかります。
でもデザイン重視の場合はそれだけでは理想の暖房器具とは言えません。
もしも部屋全体を今人気の北欧スタイルにしているのであれば、そこに「いかにも機械です」というような暖房器具を置いてしまうとそれだけで部屋のイメージが壊れてしまいます。
このような場合は部屋の雰囲気に合うデザインの暖房器具を選ぶ方があなたの理想に近くなります。
2. 暖房器具の種類と効果・コスパを比較
2-1. 購入から5年以内のエアコン
エアコンは電気代がかさむというイメージが強いですが、購入から5年以内のエアコンであれば省エネ設計のものが多くコスパ的にもかなりお得です。
ただし部屋のサイズにあったエアコンを選ばないと、逆にコストが高くなります。
ですから「部屋のサイズに合っている」「省エネ設計のエアコンである」ということがコスパ的には重要なポイントになります。
2-2. オイルストーブ
オイルストーブは「温風が出ない」という点がおすすめポイントです。
オイルを使いますが基本的には電気製品です。
しかも温風が出ませんので部屋が乾燥することもありませんし、部屋のほこりが舞い上がることも避けられます。
ただしエアコンのようにすぐに部屋が暖かくなるというタイプの暖房器具ではありません。
ゆっくりと部屋の温度を暖めるタイプなので、即暖性を求める人にはあまりおすすめしません。
でもコスパ的にはエアコンの次にお得です。
2-3. ホットカーペット
フローリングだと床の冷たさが気になりますよね?
この床の冷えを解消したい時には、ホットカーペットがおすすめです。
床を暖めてくれることに特化しているので、部屋の空気が乾燥することはありません。
ただし部屋全体が暖かくなるということではないので、ホットカーペットに別の暖房器具をセットで使うのが一般的です。
そのため全体的なコストを考えるやや高めです。
2-4. 電気ストーブ
コンパクトなスペースを一気に暖めてくれる電気ストーブは、子ども部屋や寝室など使う時間が決まっていたりコンパクトな部屋で使うのにはおすすめです。
もちろんリビングルームのように広いスペースで利用するとコストが高くなりますが、コンパクトな部屋であればエアコンよりもコストはかかりません。
2-5. カーボンヒーター
カーボンヒーターは電気ストーブの一種です。
ピンポイントで部屋の一部を暖めたい時などにおすすめです。
たとえば「ソファーでくつろいでいる時にその周辺だけ暖めたい」「調理をしている時間だけキッチンを暖かくしたい」などの場合にはカーボンヒーターがおすすめです。
またデザインがオシャレなものが多いのもカーボンヒーターの特徴です。
縦置きタイプもありますが、デザインを重視したい人には横置きタイプが人気です。
ただしリビングのような広いスペースを暖めるのであれば、少なくとも出力1000w程度は必要です。
それを考えると広いスペースの場合はコスパ的にあまりおすすめしません。
2-6. 石油ストーブ・石油ファンヒーター
昔から定番の暖房器具といえば石油ストーブですよね。
暖房器具を使うとどうしても部屋の空気は乾燥してしまいますが、ストーブの上にやかんを置いておけば湯気で空気の乾燥を防ぐことが出来ます。
コスト的にもかなりお得ですし、石油ストーブならでは炎の灯りは眺めているだけでも癒されます。
最近では石油ファンヒーターの種類も増えているので、機能に合わせて選ぶことが出来るのも魅力です。
3. 賃貸マンションの暖房器具選びの注意点
賃貸マンションの場合、賃貸契約書の「禁止事項」に「石油ストーブ・石油ファンヒーターの使用」と書かれていることがほとんどです。
言い換えれば「石油ストーブ・石油ファンヒーターの使用は禁止」ということです。
契約書の中で禁止されている内容は、入居者であれば守る義務があります。
そのためいくら石油ストーブが良いといっても、賃貸契約で使用が禁止されている場合はNGです。
ただし賃貸マンションによっては石油ストーブの使用がOKの場合もあります。
あなたの住んでいる部屋がどちらなのかを確認する時は、お手元の賃貸契約書の「禁止事項」をチェックしてください。
詳しい設備情報がわかるおすすめ賃貸情報はこちら>>fa-home
4. まとめ
賃貸マンションで暖房器具を選ぶときのポイントやおすすめの暖房器具などをまとめて紹介してみましたが、選ぶときの参考になったでしょうか?
どの暖房器具にもメリット・デメリットはあります。
でも賃貸マンションでは「石油ストーブが禁止」というケースが多いです。
空気が乾燥する冬は石油ストーブ関連の火災も多発しています。
それに賃貸マンションであなたの部屋の石油ストーブが原因で火事が起きたとなれば、加入している火災保険も保証の範囲外とない可能性があります。
ですから賃貸マンションの場合は、賃貸契約の内容をよく確認したうえで暖房器具選びをすることも大事なポイントですよ。




