賃貸物件での部屋干しは便利な面もありますが、スペース不足や乾きにくさなどの問題もあります。
でもちょっとした工夫や簡単なDIYで解決でき、今よりも便利に部屋干しができるようになります。
賃貸の部屋でできる範囲の部屋干しのアイデアや使えるグッズなどを紹介します。
このページでわかること
1. 賃貸で部屋干しする場合の問題点
賃貸物件での部屋干しをする時、全く問題なく快適に行えているでしょうか。
多くの人が何らかの不便さや改善したい点を抱えていると思いますが、特に以下のような問題が多いようです。
- 風通しが悪くて半日干しておいても乾かない
- 生乾きの臭いがどうしても気になる
- 部屋にぶら下がっていて見た目が悪い
- 部屋の中がじめじめしてしまう
- スペースがなくて洗濯物が干しきれない
浴室乾燥機が付いている物件であればこうした問題は起きにくいですが、付いていない物件も多いです。
通気性や乾きの悪さはなかなか解決が難しい問題ですが、スペース不足や見た目は工夫することで大きく改善できることもあります。
部屋干しに使える便利グッズも多くあり、特に使えるものを次の項目で紹介していきます。
2. 賃貸の部屋干しアイデア&便利グッズ5選
賃貸物件は部屋干しをしたくても、釘を打ったりフックを取り付けたりする事が難しく、干せる場所を増やしにくいです。
でもそんな悩みを解決する、部屋干しのアイデアグッズや便利グッズがあります。
スペースの問題と乾きにくさ・生乾きの臭いの問題を解決できるアイテムを5つご紹介します。
2-1. 賃貸の強い味方!つっぱり棒と物干しスタンド
まずオススメしたいのが、手軽に使えて100均でも売られているつっぱり棒です。
壁を傷つけずに物干し竿と同じように使えるので、ハンガーをつるせる場所が一気に増えます。
使わないときはベッドの下やちょっとした隙間にしまっておけるのでとても便利です。
耐荷重が気になる場合や、ぶら下げにくい大きなものは室内用の物干しスタンドが便利です。
こちらも使わないときはコンパクトに畳めるので邪魔にならず、使うときも広げるだけなので億劫になりません。
2-2. 窓枠やエアコンなどに使えるハンガーも便利
ハンガーをかけたいけど壁に引っかかったり、引っかける場所がなかったり、ということが多いですよね。
それを解決できるのが窓枠・エアコン・ドア・引き出しなどいろいろなところに引っ掛けられるタイプのハンガーです。
特に窓枠に使えるタイプは、カーテンを開けて使っても程よく目隠しになるので便利です。
エアコンに使えるタイプはエアコンの風で乾きを早くすることもできるので、1つあるとかなり役に立つアイテムです。
ドアに使えるハンガーは洗濯物を干すようだけでなく、出かけるときに使うことが多い帽子やマフラーなどをかけておくのにも便利なので、常駐させてもよいかもしれません。
2-3. 省スペースでたくさん干せる10連ハンガー
シャツ類が多い場合に役立つのが10連ハンガーです。
名前の通り10本のハンガーが10cm~15cmの適度な距離で並んでいる製品で、少ないスペースでもたくさん干せます。
ハンガー同士が等間隔で固定されているので、洗濯物同士が近すぎて乾きが悪くなったり、部分的に乾かなかったりすることも防げます。
10連以外にも5連や7連などコンパクトなタイプもあるので、洗濯物の量に合った数のものを1つ用意しておくと良いでしょう。
シャツ以外にも下着やタオルを干すときに便利ですし、洗濯ばさみを併用すればいろいろなものをコンパクトに干せます。
ただし重たくなりやすいので、突っ張り棒に使うときは重量に気を付けてくださいね。
2-4. 乾きにくさを改善できる除湿機やサーキュレーター
雨が多い季節、部屋の通気性や日当たりが良くない場合、部屋干ししてもなかなか乾かなくてストレスになりますよね。
冬場は部屋全体が暖房で温かく乾燥しているので乾きも早く気になりませんが、梅雨時は不快感が強いです。
そんな問題を解決するには除湿器やサーキュレーターを使うのが効果的です。
除湿器はお部屋全体の湿度を下げてくれるので、洗濯物が乾きやすくしてくれる上にじめじめ感を改善できます。
サーキュレーターは部屋の空気を循環させ、洗濯物に直接風を当ててくれるのでこちらも乾きが早くなります。
扇風機でも代用できますが、サーキュレーターの方が風向きを調節しやすく狙ったところに風を当てやすいので効率的に乾かせます。
2-5. 洗濯時から使える生乾きの臭いを防止するアイテム
部屋干しした洗濯物が臭くなってしまうのは、生乾きの状態で雑菌が繁殖してしまった為です。
乾きが悪いとどんどん菌が繁殖してしまい、臭いがきつくなってしまいます。
それを防止するには洗濯するときから菌が繁殖しない環境を作ることが重要で、使う洗剤や一緒に入れる除菌グッズが効果的です。
除菌ができる部屋干し用の洗剤や、洗濯物と一緒に入れるだけでヨウ素の力で除菌と消臭ができるアイテムが便利です。
特に洗濯物と一緒に入れるだけのタイプは繰り返し使えて、洗濯槽のカビに対しても効果的なのでおすすめです。
3. 賃貸の部屋干しをDIYで工夫する
物干しスタンドを置くだけやハンガーをぶら下げるだけだと、どうしてもお部屋に生活感があふれてしまいます。
帰ってきて洗濯物だらけの室内をみるとちょっとうんざりしてしまうこともありますよね。
そんな生活感を改善するためには部屋干しするスペースを決めて、DIYを行ってインテリアの一部に紛れ込ませるのがオススメです。
賃貸物件で出来る部屋干し用のDIYで一番手軽なのは「ディアウォール」や「ラブリコ」を使う方法です。
どちらもホームセンターなどで売られている規格サイズの木材に、専用のアジャスターをかぶせることで天井と床に木材を固定し、新しい柱として使えるようにするアイテムです。
新しく設置した木材はあなたのものなので、穴をあけても釘を打ってもフックを取り付けてもOKです。
高ささえ合わせればどこにでも設置できるので、「部屋干し用のDIYをしたいけど釘が打てない…」と諦めている人はぜひ使ってみてください。
木材むき出しだとお部屋のイメージに合わない場合は、好きな柄の粘着シートを貼ったり、タイルで飾り付けをしたりするのもお洒落ですね。
4. 賃貸で部屋干しをする場合の注意点
最後は賃貸物件で部屋干しをする時の注意点をまとめてみました。
以下の点に気を付けてみると乾きが早くなったり、ジメジメ感を解消できたりすることがあります。
- ・まとめて大量に干すのではなくこまめに少量ずつ干す
- ・洗濯物同士を15cmほど離して通気性を良くする
- ・長いものと短いものを交互に干す
- ・在宅時は出来るだけ窓を開けて風に当てる
- ・洗うときはお風呂の残り水は使わない
- ・洗い終わったら出来るだけすぐに干す
これらに注意して、加えて除湿器やサーキュレーターを使うと部屋干しでも乾きやすく、快適に過ごせるようになります。
干し方や洗い方は次の洗濯からでも出来ると思うので、簡単なことからぜひ実践してみてくださいね。
5. まとめ
賃貸物件での部屋干しはスペースが足りなかったり、乾きにくくて臭ってしまったり、という問題が発生しがちです。
特に一人暮らしのコンパクトなお部屋の場合は、洗濯物で前が見えないなんてことにもあります。
洗濯物をためないのが一番ですが、忙しくてそれができない場合はここで紹介したような部屋干しグッズを使ったり、干し方・洗い方を工夫したりしてみてくださいね。
洗濯物が綺麗に乾くと洗剤の良い香りに癒されますし、大切な洋服を気持ちよく着て生活が出来ます。
少しの工夫で部屋干しの環境は改善できるので、できることからチャレンジしてみてください。




