ポスターなどを壁に貼るためには画鋲を使って固定するのが一般的です。
しかし、画鋲を使うと必ず壁に穴が開いてしまうことになります。
そこで今回は、画鋲の代わりになる便利グッズを6つ紹介したいと思います。
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このページでわかること
1. 賃貸でも安心!画鋲の代わりに使える便利グッズ6選
画鋲の代わりに使える便利グッズを紹介します。
大きく分類して「壁に穴を開けない」ものと「壁に穴は開くが画鋲よりも目立たない」アイテムがあります。
自身のニーズに合わせてアイテムを選んでください。
1-1. タッカー
DIYにはよく使われるタッカーですが、画鋲の代わりとして使うことができます。
タッカーはホッチキスのような道具で、ステープルという針で壁に布地などを貼り付ける際に使用します。
使い方は簡単で、留めたい部分にタッカーを当ててトリガー(引き金)を引くだけです。
タッカーには多くの種類があり、工事現場で使われる強力なものもありますが、画鋲の代わりとして使うものであれば「ガンタッカー」で十分です。
値段は1,000円程度のものから100円ショップなどでも販売しているガンタッカーもあります。
ステープルの種類で穴のサイズが変わってきますので、賃貸で画鋲代わりとして使う場合にはできるだけ壁に影響が少ない細いステープルを選ぶといいでしょう。
ガンタッカーで固定させたステープルを外す場合には、ホッチキス用のリムーバー(取り外し器具)で外すことができますし、専用のリムーバーも販売しています。
1-2. ソフト粘着剤「ひっつき虫」
コクヨから発売されているソフト粘着剤「ひっつき虫」は画鋲のように壁に穴を開けずにポスターなどを貼ることができます。
1シート(約55回使用分)330円程度で販売されており、使い方も「ちぎって貼るだけ」という謳い文句のとおり、非常に簡単です。
粘着剤を好きな大きさにちぎって指でもみ、ポスターなどを貼ることができます。
剥がすことも気軽にでき、貼り直しをすることも可能です。
重いものをとめることはできませんが、壁に写真や掲示物などを貼るには十分です。
画鋲やタッカーとは違い、壁に穴を開けずにペーパー類を固定させることができるため、賃貸などでは非常に使い勝手の良いアイテムですが、平らでない壁にペーパーを固定させることは苦手です。
1-3. コマンドタブ
3Mから発売されている両面粘着テープ「コマンドタブ」は賃貸で大活躍してくれるアイテムです。
壁に穴を開けずに貼ることができ、粘着によるベタベタした跡などを残さずに剥がすことができます。
様々な用途に合わせた種類のラインナップがあり、Lサイズのコマンドタブは2kgの荷重に耐えることができます。
このアイテムには、「コマンドフック」や「コマンドファスナー カチッとホルダー」などの姉妹品もあり、賃貸でどうしても壁に穴を開けられない場合には重宝します。
剥がすさいにも引き延ばすだけできれいに剥がれるため、非常に使い勝手の良いアイテムです。
値段はLサイズ8枚入り350円程度で購入が可能です。
1-4. ニンジャピン
画鋲に最も近い感覚で使えるアイテムが「ニンジャピン」です。
ニンジャピンはピンの跡が目立たない画鋲で、まさに忍者のようなインテリアグッズといえるでしょう。
V字の断面形状をしているため、そのピンの跡が目立たないのです。
凹凸のある壁などでニンジャピンを使った場合では、そのピン跡はほとんどわかりません。
賃貸で壁に穴を開けることができない場合にはうってつけのアイテムです。
カラーは「ホワイト」「ブラック」、半透明カラーで「ブラウン」「クリアー」「グリーン」と全部で5種類あり、値段は15個900円程度で購入できます。
普通の画鋲に比べ少し割高に感じるかもしれませんが、実際に使ってみるとその効果は一目瞭然であり、賃貸でも安心して使うことができます。
1-5. 針が細いピン
無印良品から発売されている「針が細いピン」は前述したニンジャピンとよく比較されるアイテムです。
通常の画鋲と比べて針が極めて細いために、外した跡が目立たないピンです。
値段も手ごろで12個入り180円程度で購入することができますが、当然針が細いためにあまり重いものを貼ることはできませんが、ポスターや掲示物を貼るだけであれば十分な強度があります。
1-6. ホッチキスを上手に使う
タッカーの使い方は前述のとおりですが、なかなか一般家庭でタッカーを持っている人も少ないと思います。
しかし、ホッチキスなら一般家庭にもあるでしょう。
そこで、ホッチキスをタッカーの代わりに使う方法をお伝えしたいと思います。
タッカーの代わりとして使えるホッチキスは180度開くタイプのものです。
通常通りホッチキスの針を入れ、壁に打ち込みます。
ホッチキスをタッカーの代わりとして使うメリットは、ホッチキスの針がタッカーのステープルより小さく、ある程度の強度があることです。
外す際にも通常通りにホッチキスのリムーバーで外すことができます。
また、DIYを行う人は、ホッチキスとタッカーを兼用して使えるアイテムが発売されていますのでこちらもチェックしてみてください。
2. 賃貸の壁に画鋲を刺すのはNG?
国土交通省が賃貸物件での「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を設定しています。
これには、修繕について部屋を借りる側が負担すべき項目が記載されています。
それによると画鋲による壁の穴については、「修繕の対象とならない」とされています。
しかしながら、賃貸で物件を借りる場合には、賃貸契約書を交わしているはずです。
この賃貸契約書に記載されている内容をしっかり確認するのが最も適切といえるでしょう。
もし、明確な記載がない場合には、不動産会社に確認するのが安全です。
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3. 賃貸の壁に穴が開くのは当然NG?
画鋲よりも大きな穴、例えば釘・ネジなどの穴については壁紙だけでなく、その下地となるボードなどにも影響がある場合もあります。
そのため、この場合には修繕の対象となる可能性が高いと言えるでしょう。
4. 賃貸トラブルを防ぐ!画鋲の代わりになる便利グッズを活用しよう!
さて、今回は賃貸でも安心して画鋲の代わりに使える便利グッズを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
最後にまとめてみたいと思います。
- 「タッカー」はホッチキスのように壁に布などを固定させる道具で、ステープルを小さいものにすれば画鋲よりも目立たない
- 「ひっつき虫」はソフト粘着剤で、壁に穴を開けないでポスターなどを貼ることができる
- 「コマンドタブ」は両面粘着テープで、壁に穴を開けないで貼付ができて、ラインナップも豊富
- 「ニンジャピン」は穴が目立ちにくいピンで、V字の断面形状が特徴
- 「針が細いピン」は穴が目立ちにくいピンで、極細形状が特徴
- ホッチキスをタッカーの代わりに使う手段もある
ポスター、カレンダー等の掲示は生活をしていて一般的に行われるものであり、そのために画鋲を使用するのは賃貸を借りている人に修繕義務は無いと考えられます。
しかしながらこれはあくまでもガイドラインに沿った考え方であり、大家や不動産会社によっては修繕の対象とする場合があるかもしれません。
今回使用したアイテムを使用することで退去時のトラブルを防ぐことができますのでぜひ、活用してみてください。




