賃貸でもできる天井のDIY3選

みなさんが物件を借りたには、満足して納得して借りたはずなのに、時の経過と共に、飽きてくることもあるのではないでしょうか。

みんなと同じお部屋ではなく、自分だけのオリジナルな空間を作って、オシャレに生活したいと思っている方も多いのではないでしょうか。

オシャレにするためには様々な方法がありますが、今回、ご紹介するのは、「DIY」です。

言葉自体は聴いたことがある方も多いとは思いますが、実践されている方はそこまで多くないのではないでしょうか。

「DIY」とは、英語で「Do It Yourself」(直訳ですと「自分でやる」になります。)の略で、専門業者ではないしろうとが、お金を払って業者等のプロにお願いするのではなく、何かを自分で作ったり、修繕したり、装飾する活動のことを言います。

日本では、「日曜大工」と言う言葉のほうがメジャーかもしれませんが、ここ最近は、日本でも「DIY」のほうがメジャーになりつつあるような気もいたします。

ここで一つ問題になってくる可能性があるのは、勝手に「DIY」をして、家主等とトラブルになってしまわないかということでしょう。

賃貸借契約ですので、勝手に造作を付加することはできないことが多いでしょうし、場合によっては、契約終了時に、原状回復費用として、多額の費用を請求される可能性も有りますので、やりたいのだけど、トライする勇気がない方もおおいのではないでしょうか。

確かに、天井をぶち抜いて、原状回復が大変な作業になってしまうような「DIY」をすれば解約時に多額の費用を請求されるでしょうし、もしかすると、契約解除事項に抵触してしまう可能性も考えられます。

(ネット等に載っているものの中には、そのような作業をしていることも見受けられますが、「DIY」を許可されている賃貸借物件である可能性が高いと考えています。)

そこで、誰でも簡単に自分だけのオリジナリティあふれるオシャレなお部屋に作り変える方法をご紹介いたします。

ただし、賃貸借契約上、オーナーさん、管理会社さんへ必ず確認を取り、自己責任で行うようにしましょう。

1. 賃貸でもできる天井のDIY3選

ほとんどの方が寝るときに必ず見るものが「天井」ではないでしょうか。

ただ、天井は基本的には、白系のベーシックなものであることが多いです。

例えば黒色などのダーク系にしてしまうと、天井が低く感じてしまうということもありますし、万人受けはしないので、どうしても明るいベーシックな色になりがちです。

しかし、「DIY」にトライしたいと思っているみなさんは、普通の人とは違う景色を見たいと思っているはず。

その願いの第一歩の為に、今回は、必ず見る「天井」を「DIY」する方法をご紹介いたします。

 

1-1. 賃貸でもできる天井のDIY①:塗料を塗ってみよう

まずご紹介したいのが、「塗料」です。

塗料といっても一般的な塗料で塗ってしまうと、匂いも気になるでしょうし、退去時に、もとに戻すのが大変なことは分かっています。

そこで、登場するのが「水性塗料」です。

水性塗料であれば、匂いもあまり気になりませんし、後片付けも比較的簡単になります。

1色で天井の色を変えてみるのも良いでしょうし、子供時代を思い出しながら、天井に「落書き」をしてみるのも面白いのではないでしょうか。

気分は、まさに「ニューヨーカー」ですね。

 

1-2. 賃貸でもできる天井のDIY②:クロス

通常ですと、お金を払って業者にお願いすることが多いと思いますが、今回のテーマは「Do It Yourself」ですので、みなさん自身でトライしていきましょう。

クロスを貼る際、特に注意したいのが、「ムラができないように貼ること」です。

スマートフォンに液晶フィルムを貼るときにも経験した方も多いかもしれませんが、ムラがあるとどうしても気になってしまうものです。

天井にも同じことが言えると思いますので、クロスを貼る際には細心の注意を払った上でトライして下さい。

加えて、スプリンクラーや火災報知機を上手く避けながら、貼るようにしましょう。

ただ、クロスの張替えは、一日がかりの作業になる可能性が高いことからも分かるように、比較的大掛かりな作業になります。

更には、元々あった壁紙をはがすということにもなる為、場合によっては、契約解除時に、原状回復費用を請求される可能性も有ります。

できれば、クロスの張替えをする場合には、家主等の承諾を得るようにしましょう。

上手くいけば、造作として認めてもらえるかもしれません。

そうなれば退去時に造作買取請求権を行使できる可能性もでてきます。

 

造作買取請求権は、借地借家法第33条に記載されており

建物の賃貸人の同意を得て建物に付加した畳、建具その他の造作がある場合には、建物の賃借人は、建物の賃貸借が期間の満了又は解約の申入れによって終了するときに、建物の賃貸人に対し、その造作を時価で買い取るべきことを請求することができる。

と定められています。

ただし、造作買取請求権は、双方合意の上で特約として排除することができます。

ですので、通常の賃貸借契約の場合ですと、この規定は排除されている可能性が高いです。

 

1-3. 賃貸でもできる天井のDIY③:剥せる壁紙

前記のクロスの張替えは、さすがにめんどうですし、後でオーナーさんや管理会社さんとトラブルになる可能性があることは避けたいのでやめておくが、やっぱり「DIY」したいという方にお勧めするのが、「剥がせる壁紙」です。

上から貼るだけですので、簡単に剥がすこともできますし、お部屋の雰囲気も一気に変えることができて、一石二鳥です。

全面ではなくワンポイントでウォールデコシートも面白いのではないでしょうか。

ちなみに私のお部屋には、壁に大きな木のワンポイントのシートを貼っています。

とても簡単ですし、お値段的にも比較的安価で手に入れることが可能です。

 

2. 賃貸の天井をDIYするためにおすすめな便利グッズ

今回は、天井の「DIY」ということですので、「脚立」は必須でしょう。

イスや机などでも代用は可能ですが、クロスをムラなく綺麗に張るためにも、自分の身を守るためにも、安定的に支えてくれる「脚立」は絶対に必要です。

他にも、いろんなものがこぼれてしまう可能性も有りますので、地面にはしっかりとした対策をしておきましょう。

 

3. 賃貸の天井をDIYでおしゃれにする場合の注意点

「自分の常識は、他人の非常識」です。

あくまで自己満足の世界であるということは認識して作業するべきです。

友達に自慢したり、誰かに認めてもらうために、「DIY」をするのではく、自分なりのオリジナリティあふれる、自分だけが最高に快適に毎日を過ごせる空間を作ることができれば満足できるはずです。

所詮は、素人なのですから、完璧を求める必要はないようにも感じます。

 

4. まとめ

子供の頃の「図工」の時間を思い出しながら、「DIY」をすれば、時間を忘れて夢中になることでしょう。

そして、一度、やり始めると楽しくなって、止まらなくなるのは、どんなことでも一緒だと思います。

もちろん「DIY」もです。

最初は、ワンポイントのデコシートで満足していたのに、気づいたときには全面を張り替えていた、なんてことはあると思います。

最後に、大切なことなのでもう一度。

夢中になりすぎて、賃貸借契約上、オーナーさんや管理会社さんの承諾なく、やってはいけないことをやらないように注意しましょう。