賃貸でもできるドアDIYの3選

賃貸のアパートやマンションに住んでいると、退去時には必ず原状復帰しなければなりません。

そのため、自分で工夫してインテリアなどを改善するDIYをするのは難しいのが現実です。

とくに考えどころになるのはドアです。

ドアは部屋の印象を変える重要な部分です。

けれども、賃貸の部屋ではシンプルなものが選ばれていることが多いため、なかなか個性を出しにくいと考えている人も多いと思います。

せっかく部屋にオシャレなインテリアでコーディネートしてもドアのテイストが合っていないと統一感も出ません。

そこで今回は、原状復帰できるドアのDIYについていくつかの方法をご紹介したいと思います。

1. 賃貸でもできるドアのDIY3選

原状復帰が前提となる賃貸アパートやマンションで、どのようにドアのDIYを行えばよいのでしょうか?

DIY上級者の人のアイデアを参考にしてみましょう。

1-1. マスキングテープでオシャレな色のアクセントを

マスキングテープはペンキなどを塗る際に塗装がはみ出してしまうことを防ぐために貼る保護テープです。

もともと「マスキング」という言葉は「覆う」「包む」などの意味を持っており、養生資材として使われているアイテムです。

しかし、最近では、多種多様な柄やデザイン性の高いものが発売されており、本来の用途以外にも装飾用アイテムとして使われるようになりました。

マスキングテープであれば、賃貸の部屋のドアに貼り付けても傷つけたりする心配がないため、安心してドアを自分好みにアレンジすることができます。

部分的にドアの装飾を行うこともできますし、ドア全体に同一色や同一柄のマスキングテープを貼れば、ドア全体のイメージを一新することもできます。

ドアの細い側面部分だけにマスキングテープでアクセントカラーを加えると、ドアを開閉する場合にチラッと色が見えて、非常にオシャレに映るテクニックもあります。

マスキングテープでのDIYは失敗しても何度でもやり直しがきくため、頻繁にデザインを変えるというのも楽しいですね。

1-2. リメイクシートであたたかみのある木目調に

リメイクシートは、ドアや壁などに貼ることで、ドアや壁の柄や模様を変えるアイテムです。

マスキングテープと異なり、ドア全体に張り付けて、ドア全体をアレンジできる点が魅力です。

最近では100円ショップなどでも、さまざまな種類のリメイクシートが販売されており、選ぶ楽しみもあります。

リメイクシートをドアに貼る場合には、ドアを乾拭きして汚れなどをしっかり拭き取りましょう。

リメイクシートを使ったDIYは誰にでもでき、安価であるために、初心者にもおすすめのテクニックです。

無機質なドアでも木目調のリメイクシートを使えば、部屋にあたたかさと癒しの空間に早変わりします。

グリーンと合わせることで、さらにその効果が広がります。

また、タイル調になっているリメイクシートを使ってドアをアレンジすれば、クールな印象を与えることができるでしょう。

タイル調のものはシートのつなぎ目がしっかり合うように調整が必要ですので、少し重ねるように貼ると良いでしょう。

リメイクシートだけではなく、部分的にマスキングテープで装飾したりと、さまざまなアレンジが可能です。

リメイクシートのほかにも、ステッカーやカッティングシートなどを使うのも良いですね。

楽しみながらデザインしてみましょう。

1-3. 5種類のドアノブで個性を演出

ドアノブやドアのプレートを変えることも、賃貸のドアのDIYに欠かせないテクニックの一つです。

ドアノブには、さまざまな種類があるので、部屋のインテリアなどに合わせて、思いのままに変えることができるでしょう。

たとえば、アンティーク風のドアノブや、ヨーロピアン風のものなども市販されています。

代表的なドアノブの種類を5タイプにまとめて紹介してみたいと思います。

<王座>

握って回すタイプの室内ドアでは最もスタンダードなドアノブです。

<レバーハンドル式>

レバーを下げることでドアを開けることができるドアノブです。

バリアフリー用にもよく使用されるタイプです。

<サムラッチ錠>

レトロなデザインで、非常に豪華な印象を与えるドアノブです。

現在はあまり使われないタイプのドアノブですが、個性的な演出ができるでしょう。

<グレモン錠>

防音対策として優れているタイプで、ビルなどでよく使用されます。

<浴室錠>

浴室のドアは結露対策がしていないと、すぐに劣化してしまいます。

浴室錠は水気の多い浴室でも耐えられるようになっています。

ドアノブは、上述のように、たくさん種類があります。

メーカーによってもサイズがバラバラなこともありますので、ドアノブの変更を考える場合には、自分の部屋に取り付けができるドアノブであることをしっかり確認するようにしましょう。

また、取り外した既存のドアノブは保管しておき、退去時には元通りにするようにしましょう。

2. 賃貸のドアをDIYするためのおすすめ便利グッズ

モールディングという言葉を聞いたことがあるでしょうか。

モールディングとはドアなどに取り付ける額縁のような装飾のことです。

これをとりつけるとドアの格式が高くなり、オシャレさが一層増すことでしょう。

賃貸の部屋のドアに直接モールディングを取り付けてしまうのはNGですが、リメイクシートの上に取り付けるのであれば容易に剥がすことができるため、挑戦するのも良いでしょう。

その際にはモールディングにも同じような素材のシートを貼り統一させることも可能です。

モールディングにも非常に多くの種類があり、木製のほか、ポリウレタン製のものもあります。

デザインもシンプルなものからデコラクティブなものまであります。

お好みのモールディングを探してみましょう。

ひと手間かけてドアをDIYするにはモールディングがおすすめです。

3. 賃貸のドアをDIYでおしゃれにする場合の注意点

ドアをリメイクシートで貼ってDIYする場合にはそのリメイクシートとドアの素材によっては綺麗に剥がすことができないということも考えられます。

また、部屋の環境によっても剥がしやすさは変わります。

特に日当たりが良く、直射日光が当たる場所ではリメイクシートが劣化しやすいために綺麗に剥がれなくなる可能性があります。

その場合には、まずドアにマスキングテープを下地として貼り、その上からリメイクシートを貼り付けるという方法があります。

リメイクシートをドアに貼る場合には、シートがしっかり剥がすことができるのかどうか、小さい箇所に貼ってみて試してみるのがいいでしょう。

綺麗に剥がすコツは一気に剥がすのではなく、ゆっくりと剥がすことです。

しかし、もしドアに貼ったリメイクシートが剥がしにくい場合には、市販されている「剥がせるのり」などを試してしっかりと現状復帰するようにしましょう。

4. まとめ

さて、今回は賃貸でもできるドアDIYの3つの方法を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

最後にまとめてみたいと思います。

・賃貸マンションやアパートでは退去時に原状復帰しなければならない

・マスキングテープを使って、ドアに色や柄のアクセントを加えることができる

・リメイクシートを使って、ドア全体の印象を変えることができる

・ステッカーやカッティングシートなども装飾に使える

・ドアノブを変えることも可能で、さまざまなタイプのドアノブから選ぶ必要がある

・モールディングを加えることで、高級感のあるドアにすることができる

・リメイクシートは部屋の環境によっては綺麗に剥がれない可能性もあるため、下地にマスキングテープを使うことも検討する

これらを参考にしてドアのDIYを楽しんでみてください。